拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。 作:のろとり
【この作品の悩み】
仲間全員に思い出があって殺せないこと
だって、激しい戦闘してるのに誰も死なないのはなぁ……せめて、誰かを意識不明まで持ってきいたいです。
「なんでお前がいんだよ! あれか、兄弟か! クローンか! 影分身か!」
逃げた先にも新・魔王が居たことに驚き、雷鳴はツッコミを入れる。
それもそうだ、雷鳴は元・魔王に押し付けた任せた筈なのに、自分のところに居るのだ。
元・魔王がそう簡単にはやられないとは思っているが、もしかしたらを考えてしまい、不安になっているのだ。
新・魔王は雷鳴の喋った事が引っ掛かったのか、目をちょっぴり大きく開いた。
「オレニアッタノカァ」
「ああそうだよ! お前って複数居るのか? なーんて、そんなこと」
「ソウダァ」
「はッはッはッ、そうだろうな……うぇ、マジすか」
雷鳴は冗談で聞いたのに、それが正確してたことにまたもや驚き、一周回って落ち着いた。
新・魔王の重要な秘密を知り、元・魔王に教えようと思った雷鳴は、今来た道を戻ろうとするが……
「ココデチレェ」
新・魔王の方が早く動き、雷鳴の顔面に拳を当てようと雷鳴の肩を常人なら肩の骨が木端微塵になるほどの力を込めて掴んだ。
「うふぉあぁ! 誰か、誰か助けてくれ!」
しかしその叫びが響くのみで、誰の足音も聞こえない。
そのまま新・魔王の攻撃を喰らうかと思った瞬間、何かが凄い速さで此方に向かっているのに気付いた。
それはとても速く、どこから来てるか分からないのに風を切るような音が聞こえ始めた。
「ま、まさか……!」
雷鳴はその音に希望を感じた。
こんな速いスピードで来れるのはアイツしかいない。
アイツなら……アイツなら新・魔王と対等に戦え、勝てるであろう人物だと。
そして、その音を出してる人物が雷鳴と新・魔王の元へ飛んできた。
そう、奴こそが雷鳴の希望……
「痛みだァー!」
海楽である。
海楽は凄まじいスピードで雷鳴と新・魔王の間に入り、攻撃を喰らった。
地面を何回も跳ねて数メートル吹き飛ばさせるが、何にも無かったかのように立ち上がった。
「違うッ! お前じゃない! 空良を希望したのに……ちょっと店員さん、チェンジでお願いします!」
そんなんねぇよ。
雷鳴は空良が助けてくれると思ってたのか、海楽が来たことにガッカリして文句を言い始めた。
「ここから痛みを感じたと思ったら……お前だったのか」
「痛みを感じたってなに?」
雷鳴の突っ込みは置いとくとして、
このまま海楽に任せて逃げようとしたとき……
「ニガサネェヨォ」
新・魔王が地面に脚を勢いよく振り下ろした。
すると脚を中心にメキメキと地面にヒビが入り始め、雷鳴達が立っている地面が突然消えた。
それは地面が透明になったとか、視覚的なものではない。物理的にだ、物理的地面が消えたのだ。
新・魔王の一撃に耐えきれず、地面は割れて大きな穴が出来たのだ。
その穴の深さは分からないが、少なくとも下が暗くて見えないほど深いことは確かである。
一度落ちれば上がることは困難だろう。
「え?」
海楽と雷鳴はキョトンとした顔で何回も下を見る。
しかしいくら見ても、さっきまで自分達が立っていた地面は無くなっているのだ。
つまりは……
「うおぉおおお!」
重力に従って穴へと勢いよく落ちるのだ。
雷鳴はなんとか空中を平泳ぎで助かろうとするが、数秒後海楽と同じく落ちていった。
この二人と一緒とか嫌なんですけど、助けてください。 by雷鳴
雷鳴と海楽のコンビは書いてて楽しいけど、戦闘になると一気に難しくなる。
何故なら二人とも戦わないから。
雷鳴は逃げて、海楽は一方的に攻撃を受けるため。
完結後にキャラ設定と裏話の投稿
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両方いる
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両方いらない
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キャラ設定のみいる
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裏話のみいる
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作者に任せる