拝啓 お父さん、お母さん。このたび俺は魔王になりました、助けてください。   作:のろとり

98 / 131
拝啓 読者様

空良の戦闘シーンが思い付かなかったので、空良が使える魔法とか纏めてたら投稿遅れました。
ごめんなさい。


私に似た貴方だよ、助けてくれないかな。 by空良

「ここは……魔王くん達と初めて合った場所かな」

 

空良は切れ目のせいで空中に放り出させたが、一回転して着地した。

周りを見ると、木が生い茂っていて湖がある場所にいた。

最初に会った時は攻撃しちゃったな~と思い出に浸りながらも、ここに飛ばされた時からずっと自分のことを見ている視線に目を向ける。

 

「……そこにいるのは分かってるよ」

 

空良の言葉と共に出てきたのは空良より頭一つ分程度背が大きい人物であった。

その人物には顔が無く、クレヨンで塗ったかのように体が全身真っ黒であった。

今までとは会った人物とは何処か違う、何か異様な人物に警戒をしながら白雲から貰った刀を構える。

 

「…………」

 

その人物は無言で空良に向かって直進していった。

そこまで速い、と言うわけではない攻撃だが油断せずに、その人物が射程距離に入った瞬間に、刀を振って峰打ちをしようとした。

 

「…………」

 

だがその人物はヨガのように体の間接を無視し、体を折り畳むようにかわして、その人物の右手が空良の肩に触れた。

とは言え、そう簡単に攻撃をかわされるほど空良は弱くない、肩に触れた瞬間に右腕に一撃を入れた。

そのままその人物から距離を取るため、後ろに跳ぶ。

骨のバキバキと言う音が聞こえないことと、突然肩に触れられたことに気味が悪いと思いながらも警戒は解かない。

 

「えっ!?」

 

一瞬、ほんの一瞬だけ後ろに跳んだ際にその人物から視線を剃らしただけなのに、その人物が消えて自分の知っている別人が立っていた。

その別人を「知ってる」と表現するのは少しばかり違うだろう、何故ならソイツは……

 

「私?」

 

自分自身だったからだ。

その事実に驚愕し、思わず自分の姿を確認する。

 

「安心しなよ~アタシの姿が変わっただけで、貴方は何も変わってないよ~」

 

すると偽物が……さっきの人物が話しかけてきた。

喋り方が違うが、外見が瓜二つの人物を見て鏡でも見てるんじゃないかと錯覚する。

 

「およ、そんなに珍しいかね~もうアタシみたいな瓜二つの人間に会ってるはずなんだけどね~」

 

「あの二人……!」

 

「どうやら心辺りがあるようで~説明が省けるから助かるよ~……さってと、その二人を知ってるアタシがここに居るってことは~何が言いたいか、分かるよね~」

 

その言葉と共に偽物は刀を構える。

それを見て空良も同じく刀を構え、地面を跳ねるようにして蹴り、偽物に斬りかかった。

 

「うおっと! 危ないね~」

 

しかしスレスレのところで体を逸らされた。

空良はかわされた刀を一度手放し、逆手に持ち変えて偽物に振りかざした。

 

「そっれも~効かないよ~」

 

その攻撃もかわされ、偽物が後ろに跳んだので空良もそれに追い付くように、地面が足が着くか着かないかぐらいを飛行魔法で飛び、偽物へと斬りかかろうとする。

 

「さっすが~でもアタシはそれじゃあ倒せないね~『コール』」

 

『だあッ!』

 

偽物は『コール』と呼ばれる人と連絡する魔法を使い、空良の頭に直接大きな声が響くようにした。

 

「それっ……は! 私の魔法!?」

 

その声で怯んでしまい飛行魔法を解くが、地面に片足を着いた瞬間に地面を蹴って弾丸のように偽物へと接近する。

 

「まだまだ行くよ~『ファイア』『ウインド』」

 

偽物は火と風を空良に……否、森に向かって出した。

火は風で消えることはなく、それどころか炎を纏った竜巻として森を燃やしながらも空良の行動を妨害した。

 

「逃がさないよ!」

 

森が燃えている中、刀を使って邪魔な竜巻を跳ね返した。しかしその間に燃えてる森の中に逃げられてしまった。

刀を腰に差して、白雲から貰った剣を取り出す。偽物を逃がすまいと木々の間を飛んで追うが、木々を燃やされて出た黒煙で見失ってしまう。

 

「何処に行ったの……?」

 

『貴方の魔法って面白いね~空を飛べたり、連絡出来たり……龍になれたり!』

 

空良の頭に直接偽物の声が響く。

『コール』で頭に直接話しかけてるのは分かるが、姿が見えずに辺りを見渡すが、黒煙で数メートル先すら見えない中探すことは出来ない。

だが偽物が最後に言った「龍」と言う言葉が気になり、まさかとは思いながらもまだ確認してなかった上を見た。

 

『おっそいよ~はいエンド~』

 

そこにそれ(・・)は居た。

白と紺の二種類の鱗を持ち、口からは白く大きな牙を生やし、透き通るような翼が生えている伝説上の生き物、龍である。

この龍になれる魔法は空良も使える……正確には空良が勇者として過ごしていた世界の魔法である。

新・魔王に対して使うとただの大きな的になるだけなので、まだこの世界に来て使っていなかった空良の魔法である。

 

「しまっ───」

 

何故使えるのだろう、そんなことは考えていなかった。

その龍はあぎと()に空色の光りを溜めていたからだ。そこから発射される物はなんなのか、空良は良く知っている。

 

『レーザー発射~!』

 

その言葉と共に森を全て更地にするかのように、龍から空色のレーザーが発射された。

 

勝てるか怪しいね、助けてくれないかな。 by空良




『コール』
テレパシー的な魔法。
「こいつ直接脳内に…!」ごっこが出来る。

『龍化』
体を変形させて龍になれる。
今まで出てこなかったのは、格上相手に使うと的になるため(本当は私が忘れてたため)


【偽物】
その人物には名前も姿も存在しない。
一応、全身真っ黒の姿がデフォルトではある。
触れた相手に変身出来る能力を持っており、その相手の魔法や技や使えるようになり、記憶も読み取れる。
そのため相手が次にどのような攻撃をしてくるかも、ある程度分かる。
しかし弱点があり、威力はあくまで偽物の実力次第である。
また、武器も真似ることが出来るが備わっている効果を真似ることは出来ない。所詮は偽物。
さらに刀や剣などの身に付けてる物も変身すると付いてくるが、バッグの中に入ってる道具などは変身には含まれない。
だが相手がどのように攻撃してくるか分かるため、格上でも一応通じる。
裏設定として、偽狼男と偽雪女は本編に出てきた奴の部下。

《ややこしいので纏める》
・名前は無い
・触れた相手に変身出来る
・技や魔法を真似でき、記憶も見れる
・相手の行動パターンも分かる
・しかし攻撃の威力は偽物本人の実力
・武器の効果(エンチャント)は真似出来ない
・外見だけで分からない物は使えない
(バッグに入ってる道具など)

……こいつもしかしてポケモンのメタモンかな?

完結後にキャラ設定と裏話の投稿

  • 両方いる
  • 両方いらない
  • キャラ設定のみいる
  • 裏話のみいる
  • 作者に任せる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。