プロローグ、いかがでしたか?
では、第一話……始まります。
人は死に至る時、走馬灯のようなものを見るというけど……きっと余裕があれば見れるんだろうなぁ。
看板に押し潰されて、かつ鉄骨があちらこちらにぶっ刺さったからそんなもの見る間もなく死んでしまったんだろう。
あぁ『〇〇』よ、死んでしまうとは情けない!ってやつだけど、人を助けられたんだから情けなくはない……のかな?
「うん、君は確かに立派だったね。女の子を助けるなんて、野次馬キメてるイケメンよりかカッコいいと思うよ。」
褒めてもらって嬉しいけど、君の姿も形も分からないからなんとも言えないなぁ…。何せ視界がブラックアウトしてるもんだから、さ。
「まぁ、死んだことは自覚してるみたいだから言うけど……君は今魂っていう『形のないモノ』になってるんだよ。未練が濃ければ濃いほど死ぬ以前の姿に近くなるんだけど……その点、あまり未練がなかったのかな?」
未練……ねぇ。無いわけじゃないよ。
結局仕事にかまけて彼女も作る暇なかったし、結婚なんて以ての外。……童貞じゃなかっただけマシかな。
あと、『私』の思うような人生歩めなかったのも未練だけど、そんなの自業自得だからね。あまり深く考えてないかな。
「へぇ、色々割り切れてるって感じだね。……でさ、ここに呼んだのは他でもなくて、ちょっと聞いて欲しいことがあるんだけど……いいかな?」
……そもそもこの状態見れば、拒否権なんて有って無いようなもんじゃない?多分有っても聞くけどさ。
「なかなか優しいんだね。……理不尽だとは思わないのかい?」
んー、聞くだけなら普通にできるからね。そこから先、それを実行できるかは別問題でしょ?さ、はよ要件を言いたまえよ。
「ん、わかった。要件っていうのはね?……君、『転生』って興味あったりする?」
『転生』……?あの、よくある二次創作で見るあの『転生』のこと?うん。すごく興味あるよ。
アニメとかマンガとか好きだったし、結構憧れでもあったから……。
「本当?それなら話が早いね!君にはその『転生』をして欲しいんだ!そして、ちょっと色々やって欲しいことがあるんだよ。」
ん……?やって欲しいこと?
「うん。最近、
……俺TUEEEEはまぁ仕方ないにしても、洗脳してまでハーレム作るなんて確かに許せないね。
いいよ。その役目、受けてあげる。
「本当!?嬉しいなぁ!!あ、懲らしめる形は君に委ねるから安心して!更生させるも良し、抹殺するも良しだから!」
その代わり、とある能力を2つほど欲しい。……これは『私』の欲も入ってるけど大丈夫かい?それに、もしかしたら無双できるくらいに強いかもしれないよ。
「大丈夫。君、優しい人だから正しい使い方してくれそうだし、こっちから頼む身だからね。ある程度の無茶くらいは聞けるよ!」
助かるよ。
……なら、『〇〇〇〇』と『〇〇〇〇』を色々設定を細かくできる状態で貰いたいんだ。1つ目は範囲と対象を、2つ目は選択する対象を自由に決められるようにしたい。
「……!!君、正気かい!?それはもう、転生者を懲らしめるどころか……
その世界の神が、その物語をぶち壊す存在を許容できないなら、それを壊すのもまた、その物語を壊せるくらいの存在じゃないと恐らく無理だと思う。だから、頼めるかい?
「ちょっと待ってね………………、うん、今ちょっと確認してみたけど……『懲らしめてくれるなら是非もない!もうやりすぎるくらいにやっちゃってくれ!もうあんなバカたちを野放しには出来ない!原作のキャラクター達を困らせる奴らは許す訳にはいかないんだよ!!(涙)』だそうなので、大丈夫だってさ。」
……神様事情も大変なんだね。苦労お掛けします。
「……まぁここまで話してれば、話している相手が神様だってことくらい分かっちゃうか。そうだね、能力を渡すのは簡単なんだけど、その使い手を見測るのはその魂を見る力量が大事になってくるんだ。その点を理解してくれてるみたいですごく助かるよ。」
姿は見えなくても、苦労してる事くらい分かるよ。声とかでも疲れって分かるもんだからね。
「……本当、ありがとうね。さて、そろそろ『転生』して貰うよ。そっちに行った時に置いてある携帯端末に私の連絡先も入れておくよ……。もし何かあったら愚痴ってもいいかな?」
まぁ、その時は連絡してくれればいいさ。聞くことくらいは出来るから。アドバイスは……神様にしていいもんか分からないけど。
「ははっ!聞いてくれるだけでもすごく嬉しいよ!……さて、それじゃあ送るよ。ちなみに『転生』する世界の名前は……
魔法少女リリカルなのはだよ。」
……うわーい、魔法が使えるぞぉ……。
「それじゃあ、また連絡するからね…。『
後生だから本当それだけはやめて!!!
主人公の名前は皇 悠斗です。
これからこの子がハチャメチャやっちゃいます。
感想……お待ちしてます!