魔法少女リリカルなのは~嘘つきが世界を救う~   作:融点

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何やかんやで転生することになった悠斗。

はてさてこれからどうなることやら……

魔法少女リリカルなのは〜嘘つきが世界を救う〜第2話
始まります


第2話 転生、しちゃいました。

拝見、前世のお父さんお母さん。

元気にしてますか?それともまだ病院での愚痴を言い合ってますか?同じ職場だからといって目の前でイチャつかれたのが1番印象に残ってます。あの後の患者さんと看護師さんの温かい目とちょっと同情してるような対応も、何を言われたかまで鮮明に覚えてます。あの時はさすがに産んでくれたとはいえ恨みました。今となってはいい思い出です。

 

恐らくお分かりの通りですが、『私』こと皇 悠斗は死にました。原因は看板落下の下敷きになったことによるショックと出血多量だと思います。

でも、あれだけ転職する時に「ダメなやつ」呼ばわりされたバカ息子でも、一人の女の子を救うために命を張れました。未来ある子供を守れたこと、すごく誇りに思います。

そのおかげか、転生することになりました。嬉しいような、悲しいような、複雑な心境ですけど……それでも、第2の人生頑張って生きていこうかなと思います。

 

もう、会うことは恐らくないでしょうけど……もう若くないんだから、無理はしないように。特にお父さん、お酒は控えてね。

それでは、お元気で。

敬具。

 

*******************

 

……なんて届くはずのない手紙を頭の中で書き、現実逃避をしていました。どうも、皇 悠斗です。

転生を無事果たしたらしく、「……知らない天井だ」とテンプレ的な言動を吐きつつ寝ていたであろうベッドから起き上がる。

部屋の中は至ってシンプルだった。テーブルひとつに座椅子、本棚には恐らくこの世界の漫画や小説であろう本がズラっと並んでいた。……あとで読んでみよ。

そして、目線を手元に移してみる。前世よりも小さい手足、小さくなった身体……。

 

 

「…………アポトキシン〇869でも飲まされたかな?」

 

 

どこぞの少年探偵みたいにさ。

 

……と、我ながらアホなことを考えていたら不意に枕元から通知音とバイブレーションが響いてきた。どうやら携帯端末のようだ。確か、転生させてもらった世界の技術からしたら折りたたみやスライド式の携帯がメインだったはず。でもこれは明らかにスマホですね。

ともかく内容を確かめねば…。

 

どうやら、メッセージアプリからの通知みたいだ。

 

 

『やっほー☆これが見れたってことは無事転生は成功したみたいだね!まずはおめでとう!これからの第2の人生を楽しく充実させて欲しいな!

 

で、連絡事項が2つあるよ!このメッセージアプリのアカウントは既に作ってあるし、あたしのも入れてあるからね!あと電話番号も!

それと、悠斗くんにあげた能力について追加があるよ!

名前をつけるなら『無限の螺子(インフィニティ・スパイラル)』と『選択権(チョイスチャンス)』だよ。

きっと、君にあげたスキルにも役立つだろうからあとでこの端末の『マイデータ』を確認してね!

 

じゃ、また連絡するよ☆

君を転生させた神様より』

 

 

……ほほう?この携帯端末は自身の能力も確認できるのか。もしかしてどこぞのスカウター的なものも付いてたりして。

携帯端末の画面に表示されたアプリを見てみると、自信を確認する用のものとスカウター的なものの2つが入ってた。……冗談で言ってみたんだけど入ってるなぁ。

 

……もしかしてさ、転生する前の世界にあるあの機能もついてるのかな?やってみようか。

 

 

「……えっと……なんて言えばいいかな?S〇riが入ってる訳でもないし、OK Go〇gleでもないし……」

《普通に話しかけてくれればいいかと。呼び名が欲しければ『NAVI』とでも呼んでくだされば。》

「そっか。よし、じゃあNAVI………………って普通に話してるじゃんかよ!?」

《あまりにもマスターの百面相が面白かったので、つい。すみません。》

「しかも意外と思考が柔らかいね!?」

《お褒めに預かり、光栄です。》

 

 

別に語りかけなくてもNAVIさんは普通に話してくれました。なんとまぁ親切な。

 

 

「NAVIさんは、この世界で言うところの『デバイス』のAIになるのかな?」

《はい。この端末自体がデバイスと考えて頂いて結構です。分類はインテリジェントデバイスです。名称はどうなさいますか?ついでにマスター登録もしてしまいますのでお決め下さい。》

「……じゃあ、名称はそのままNAVIでよろしく。せっかく自分から名乗り出てくれたのに変えるのはおかしいしね。」

《……変わったマスターです。ほかの転生者の方々は『セイバーにする!!』とか『AIの声が気に入らない。水樹〇々さんにしろよクソ』とか注文が多いというのに。》

「その子達の個性を潰すなんて嫌だよ…。NAVIさんはNAVIさん。それでいいのさ。」

 

《心優しきマスターに感謝です。では名称『NAVI』、マスターはエン……『皇 悠斗』で登録しました。》

 

「おいNAVIさんや、今エンペラーって言おうとしたろ?」

《スミマセン、言葉ノ意味ガ分カリマセン》

「ここぞとばかりにSi〇iさんの真似しなくていいからね!?」

 

 

転生して直ぐに、俺はNAVIさんという心強くも(AI的に)逞しい仲間が出来ました。

……そういや、まだ能力確認してなかったなぁ…。





こんなかんじで会話多めのゆっくりペースで進んでいきます。

何卒宜しく御願いいたします。

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