【完結】IS 〈インフィニット・ストラトス〉〜ここから、そしてこれから〜   作:シート

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第六十三話‐最終話‐そしてこれから、簪と始まる

 約束の朝、天気は快晴だった。

 青い空に白い雲が浮かんでいる。これなら今日はすっきりとした一日になりそうだ。

 朝の早い時間だということもあって、待ち合わせ場所である本土行きのモノレール駅には自分以外、人はいない。

 待ち合わせ時間にはまだなっていない。どころか、大分早くからここへと来てしまった。

 準備に抜かりはない。しかし、あからさまに浮足立ってる。今日のことが楽しみで仕方ない。何もしてなくてもこうして待っているだけでもう楽しい。

 簪が来るのを今か今かと待つ。

 

「ごめんなさいっ……待たせちゃったっ」

 

 噂をすれば何とやら。簪が来た。

 まだ待ち合わせの五分前。

 それに……。

 

「……? あの……」

 

 簪の声でハッとなる。

 今日の簪の姿に見惚れてしまっていた。

 まずは一言謝った。

 

「う、うんっ。その……ど、どうかな……?」

 少し不安げな簪。

 パープルのベレー帽。半袖の白いカットソーにパープルのレーススカート。背には小さめのリック。

 以前見た私服とはまた間違うカジュアルな姿。

 本当によく似合ってる。可愛らしくて正直、凄く好みだ。

 

「あ、ありがとうっ」

 

 恥じらいながらもうれしそうに笑顔を簪は見せてくれる。

 それにもう一つ気づけたことがあった。

 今日の簪はいつもと違う。服装はもちろんのこと、うっすら化粧しているのか。

 

「き、気づいてくれた……!」

 

 嬉しそうにまた簪に笑顔がぱぁっと咲く。

 

「よかった、気づいてもらえて……せ、折角のデ、デートなんだからその精一杯お洒落したくて……あの子達にいろいろ手伝ってもらったの」

 

 あの子達と言うとあの子達か。

 本当、凄くいい。可愛いし、綺麗だ。

 なんて語彙力のない感想しか出てこない。もっといっぱい伝えたいことや感じたことはあるはずなのに。

 

「充分、だよ。私……凄く嬉しいっ」

 

 なんて本当に嬉しそうな顔で言われたら納得するほかない。

 いつまでも今日の簪を見ていたい気持ちに駆られるがそうもいかない。

 時間に余裕があるとはいえ、映画の始まる時間は近づいてくる。そろそろ行こう。

 

「そうだね。って……ん?」

 

 歩き出そうとした時だった。

 簪へと手を差し伸べたが、不思議そうに小首をかしげられてしまった。

 それもそうか。突然手を出されても訳が分からない。

 言葉にして伝えなければ。今日のデート、出来るだけ手を繋ごうと。

 

「え……私で、いいの……?」

 

 簪がいいんだ。

 おずおずと出してくれた簪の手を取り、手を握って繋いだ。

 触れ合う簪の手は柔らかく、指を絡めているからか密着度は高い。緊張する。

 

「う、うんっ……わ、私もき、緊張する」

 

 けれど同時に柔らかな温もりに包まれ、胸の奥からじんわりと暖かなものが広がる。

 

「幸せ……夢みたい」

 

 もう簪は幸せに浸っている。

 気が早いな。今日はこれからなのに。

 幸せになれることは今日これからいっぱいある。

 

「そ、そうだねっ。うん、行こう」

 

 手を繋いだまま俺達は歩き出す。

 まずはモノレールに乗って学園から本土へ。

 そこからレゾナンスへと向かい、中に入ってエスカレーターで上の階にある映画館に行く。

 

「……っ……」

 

 道中、簪はきょろきょろと周りを見ていた。

 早い時間だから賑わっている店などはまだないが簪は辺りの様子を気にしている。

 物珍しいか、やっぱり。

 

「う、うんっ……本物ってこんな感じなんだね」

 

 らしいと言えばらしい何とも不思議な感想だ。

 混雑時の人の多さ見たら目を回しそうだ。

 

「ふふ、そうかも……あっ、ここが……」

 

 話をしていると目的の映画館に着いた。

 朝だというのにここには結構な人がいる。都市部の映画館。地元である田舎の映画館とは違う。

 

「凄い人……本当、目回っちゃいそう、ふふっ」

 

 心配してしまうことは言っているが、初めての映画館を楽しんでいる。

 迷子にはならないだろうが簪の手を引き少し進んで予約専用の券売機をタッチ操作しチケットを手に入れ、そのうちの一枚を簪に渡す。

 

「ありがとう……そうだ、お金……」

 

 返してくれそうになったが断った。

 誘ったのはこちらで、初デートなんだ。

 見栄ぐらいは張らせてほしい。

 それでも気になるのなら、また次一緒に来た時にでも。

 

「次……うんっ、そうだね……!」

 

 簪は嬉しそうに納得してくれた。

 

 チケットは持ったが、上映の時間までまだ少しある。

 別のところで時間を潰して戻ってくるには足りない時間。

 なので映画館の中、売店の様子を見ながら時間を潰すことに。

 

「ポップコーン、ホットドック、ポテト……いろいろある……」 

 

 これまた物珍しそうに売店のメニュー表を見つめる簪。

 食べたいもので見つかったか。

 

「ううん、そういうわけじゃないけど……映画館だなぁって思って……どこでもこんな感じなの……?」

 

 種類と値段についてか。

 場所によってはその映画館オリジナルのものもあるが大体は同じだ。

 値段についても場所代込みだからそういう値段になるのだろう。

 

「なるほど……勉強になる。元も子もないけど、これだと購買で買った方がいいかも」

 

 それはそうだ。学園の購買なら半額以下。

 続いてグッズコーナーへ。案の定、簪のテンションを上がっていた。

 

「凄いねっ、こんないっぱいあるんだっ。欲しい……でも、今買うと」

 

 そういうのは見終わってからのお楽しみだ。

 しかし、本当にいろいろある。こんなにあるのは都市部って言うのが関係しているのだろうか。

 こういうグッズ普段は買わないが、買うなら普段使いできそうなものとパンフレットか。

 

「パンフレット……?」

 

 おいてある場所を指してどんなものか説明する。

 

「へぇ~そんなのが……あっ」

 

 いい感じに時間は潰せたようで上映開始十分前のアナウンスが流れる。

 同じのを見ると思わしき人達が動き出す。

 

「もう入れるの……?」

 

 頷いて答える。

 お手洗いとか大丈夫なら俺達も行こう。

 

「ん……大丈夫。行こ」

 

 手を繋いだまま指定された劇場へと入る。

 流石に席に座る時はどちらともな手は離した。

 

「広い……それにやっぱり、小さな子、親子連れが多い。あ、大人だけの人もいるね」

 

 取った席に座り、上映までの時間辺りを見て簪は小声でそんなことを話す。

 子連れの多さは見る映画が特撮ライダーというのはあるんだろう。

 大人はそういう年齢の人にまで愛されている証拠だ。俄然、楽しみが増す。

 

「楽しみ」

 

 照明が落ち、場内が暗くなる。

 そして映画は始まった。

 

 

「すっごくよかった! 特にあの……!」

 

 映画を見終わった簪のテンションは上がりまくりだった。

 映画館を出てレゾナンスの中にある休憩スペースにいるが簪はノリにノリまくっていた。

 

「あっ……ご、ごめんなさい。また私ばっかり話しちゃって……」

 

 申し訳なさそうに謝ってくるが、別に一々気にするほどのことでもない。

 というか、出会った頃もこんなやりとりをしたな。今となっては懐かしい。

 

「そう言えばそんなことあった……変わってないね、私」

 

 恥ずかしそうに照れ笑いする簪。

 そういうところは変わらなくてもいいんじゃないか。

 簪のそういうところも好きになったわけだし。

 

「好きってっ、もうっ調子いいこと言っても何もないよっ」

 

 簪はまた照れた顔をしていた。

 別にそういうのじゃない。ただ思ったことを言っただけ。

 それにテンション上がるのはよく分かる。実際、自分もそうだ。

 夏映画は改変期ということもあって次の新ライダーが地上波よりも一足先に出てきたりと楽しみが多い。

 内容も熱く燃えながらも感動できるいいストーリーだった。

 

 だからこその簪のテンションの上がり様。

 結局、映画館の売店にあった劇場限定グッズを結構な数簪は買っていた。

 

「こ、これでも結構厳選して選んだんだけど……パンフレットまで買っちゃったから」

 

 パンフレットは自分も買った。

 それだけ映画を楽しんでくれた証拠に他ならない。

 よかった。映画は成功だ。

 

「そう言えば、もうお昼なんだよね」

 

 時間は昼時真っ最中。

 だから、レゾナンス内は人でごった返している。

 昼ご飯は簪が用意してくれると言っていた。

 

「大丈夫……ちゃんと持ってきた。でも、どこで食べよう……?」

 

 この休憩スペースはそういう場所ではないし、何より落ち着けない。

 だが、心配無用。調べてある。

 外に出ることにはなるがここから五分ほどしたところに海の見えるいい公園がある。

 

「備えあれば患いなし、だね。ふふっ」

 

 二人の言葉が重なって小さく笑いあった。

 決まりだな。

 

「うんっ、そこへ連れてって」

 

 席を立ち荷物を持つと簪と手を繋ぎ、その公園へと向かった。

 レゾナンスの外へ出て本当に五分ほど。

 目的地である海の見える公園に着いた。

 

「ん……素敵。のどかでいいね……人も少ない」

 

 俺達が今いるところからは海が一望でき。

 海岸沿いは非常に綺麗に整備されている為、解放感のある景色が楽しめる。

 おまけに今は人が少なく、のどかな雰囲気がある。

 こんなところでも俺達はついているらしい。

 今日は夏にしてはそっと風が吹いて大分涼しい日だが夏は夏。

 今いるところから木の影へと移動する。

 

「よいしょっと……そっち持って広げて」

 

 簪は鞄からレジャーシートを取り出すと反対側をこちらに渡し、広げていく。

 用意いいな、こんなの持っていたなんて。

 

「もしかして使うかもって……コンシェルジュルームで借りたの。さ、座って」

 

 納得しつつ言われた通り、レジャーシートへと腰を下ろす。

 

「はい……お手拭きとお箸。ん……よかった。大丈夫、崩れてない」

 

 渡されたお手拭きで手を拭いていると簪は今度、鞄から弁当箱を出した。

 チラッと簪だけが中を見て安心していたが、弁当箱はデカい。

 大き目の箱が二段。二人用ないし三人用だ。こんなのよくあったな。

 

「ね……これ、寮の調理室のだけど本音が見つけた時驚いちゃった。でも、これならあなたにいっぱい食べてもらえると思って」

 

 そういうことか。

 嬉しい。大変だったろうに。

 楽しみだ。早く食べてみたい。

 

「うんっ……はい」

 

 その言葉と共に弁当箱が開けられていく。

 見るや否や感心の溜息をつく。

 一番下だった箱には掴みやすそうなサイズの海苔巻きおにぎりがいくつか入っており、他は残りの弁当と同じく色合いのいいたくさんのおかずが入っている。

 これは凄いな。

 

「……どうぞ、食べて」

 

 食事のあいさつを言ってから箸をつける。

 まずはからあげからを食べてみた。

 

「ど、どうかな……? ちゃんと自分でも味見して、手伝ってもらった皆にも味見してもらったから大丈夫のはずなんだけど」

 

 心配あまり矢継ぎ早に言う簪だが、心配はいらない。

 美味しい。丁度いい揚げ具合で味付けが最高だ。もう二個目食べている。

 

「よかった~……! 今の今まで生き心地しなかった~……!」

 

 大げさだな。

 美味しいのは本当の本当だ。なんせ、もうからあげは三つ目。

 簪にも食べてほしい。

 

「そうだね……いただきます」

 

 そう言って簪も食べ始めた。

 改めて思うけども、凄い量だ。野菜など色合いは考えられているが、からあげやミートボール、タコさんウィンナーなど男子が好きそうなものばかり。特にからあげとだし巻き卵は他と比べて量が多い。

 

「前……好きだって言ってたでしょ? それで……」

 

 言ったような気はする。

 本人でもあやふやなことを覚えてくれたのか嬉しい。

 頬がニヤけるのは料理が美味しいことと嬉しさからか。

 

「本当、喜んでもらえて嬉しい……あの、ね……一つお願いいい……?」

 

 何だろう。

 

「その、よくないのかもしれないけど……あ~ん、してもいい……?」

 

 お願いってそういう。

 そうのはとりあえず先にやったもの勝ちな気がするが、わざわざ聞くなんて簪らしい。

 俺は頷いて了承した。

 

「あ、ありがとうっ……じゃ、じゃあ、失礼して……あ~ん」

 

 万が一落ちても大丈夫なように箸の下に手を添えながら、食べさせてくれた。

 食べやすいサイズにしてくれてある。自分で食べる時よりも美味しい。

 

「そ、そっか……んふふっ……えぇっ!?」

 

 簪が喜んでいるのをいいことに同じことをし返す。

 当然簪は驚いていたが、箸の下に添えた手ごと挟んだ一口サイズのだし巻き卵を口元へと運び、有無を言わせない。

 トドメにお決まりの言葉を言えば。

 

「あ、あ~ん」

 

 簪は食べてくれた。

 どうだろう。

 

「お、美味しいけど……不思議な感じする……嬉しくて……」

 

 最後ボソっと言ったのはバッチリ聞こえた。

 成功だな。

 そして、あれだけあった弁当は米粒一つ残らないほど綺麗になくなった。ごちうさま。

 

「お粗末さまです……こんなに綺麗に食べてくれて嬉しい。お腹くるしくない……?」

 

 苦しいってことはないけどもこのまま少しゆっくりしたい。

 

「うん、だよね。私、自分で作ったのに少ししか食べれなくてほとんどあなたが食べてくれたから……はい、お茶」

 

 渡されたお茶に口をつけひと息。

 たくさん簪の手料理を食べてよかった。それも初デートでなんて幸せ者だ。

 

「それは私もだよ。手料理……初デートであなたに初めて食べてもらえて幸せ……ふふっ」

 

 目が合い俺達は小さく笑い合う。

 正直、こうでもしなければ簪の手料理は食べれなかっただろう。寮生活してると寮の食事はあるし、それ以外で小腹が空けば軽食の自動販売機はあるし、寮の購買だってある。

 便利だが便利すぎて自炊する機会はほとんどない。

 だから尚更、貴重だ。

 

「……っ、あの……よかったら、これからも作るよ……?」

 

 それは楽しみだ。また次があるということ。

 次、これから……この後の予定と言えば、どこかへ行く予定はない。残すはあと一つ。簪に交際を申し込むのみ。

 そのことが思考の中心に来る。言うことは考えてきたが。こうもその時が間近だと緊張してくる。

 

「……」

 

 自分の緊張が簪に伝わってしまい変な沈黙が流れる。

 もどかしいようなそんな。

 これは空気を入れ替えなければ……腹ごなしの散歩にでも行って。

 

「お散歩……分かった」

 

 レジャシートとかを片付け、動けるようになると簪に手を差し出す。

 

「ん……」

 

 簪は手を取ってくれ、指を絡ませぎゅっと手を繋ぐ。

 そして、整備された海岸沿いを歩いていく。

 

「……」

 

 簪との間に変な沈黙が流れているのは変わらないが、歩いているおかげで幾分かは気がまぎれる。

 会話がないまま歩いていると、整備された海岸沿いの道、海の方へと半円型に出る一角が見えた。

 二人の足は自然とそこへ向かい、立ち止まってそこから海の景色を眺める。

 

「綺麗……」

 

 隣で頷く。

 昼間、高く昇る太陽に照れされた海は青さが増して綺麗。

 こう言う時なんて話せばいいんだ。そうだ……暑さは大丈夫か。

 

「うん、大丈夫。風あって涼しいぐらい……」

 

 そよ風に揺れる髪を手で押さえる簪。

 綺麗だ。その姿があまりにも綺麗だったから横目ながらも見惚れてしまっていた。

 

「……」

 

 何度目かの沈黙。

 そこでハッとなった。いつまでも時を長引かせ続けるのもよくないか。

 現におらそく簪は待ってくれている。あるいは同じようにタイミングをうかがっているのか。

 どちらにせよ、言うなら俺からだ。今日は本当に楽しかったのだから。

 簪の名前を呼んだ。

 

「はい」

 

 短い返事。合った目は離れない。

 並び合っていた俺達は、ゆっくりと向き合う。

 さっきまでの沈黙よりも今の静けさが嫌だ。遠くの蝉の声が大きく聞こえる。背筋に汗が滴る。

 息を呑んで何とか言葉を紡ぐ。

 

 好きです。付き合って下さい。

 

 と。

 声は震えた。喉が渇く。鼓動の音が大きく聞こえてくる。

 考えに考え抜いた言葉は何ともシンプルで短い言葉だった。

 他にも言いたいことはあった。だが、これでいい。言葉や想いは込めた。

 簪はどう答えてくれるんだろう。

 

「はい、もちろん。お受けします。あなたとお付き合いさせてください」

 

 それを聞いて安堵と共に感謝の言葉が出た。

 よかった。本当に。

 随分長いこと簪を待たせてしまった。

 

「それはお互い様……それにあの時から今まで時間があったからたくさん考えられた。改めて分かったことも……いっぱい」

 

 目の前の簪は思いを馳せるように一度海を見るとまたこちらの目をしっかりと見つめて言う。

 

「ああ……本当に私はあなたのことが好きって」

 

 幸せそうにはにかむ簪。

 そんな簪を見ていたら、俺も言いたくなる。

 好きだ。心からの想いを。

 

 もぞもぞと体を動かす。

 いつしかお互いを抱きしめ合う感じに。

 

「……ん」

 

 人前だが簪と抱きしめ合うのに何も抵抗はなかった。

 ただ暑くないかは気になるが。

 

「大丈夫……こうしてるとあなたがこんなにも近くにいるだって確かめられる」

 

 そうだな。

 

「……あなたの気持ちに、応えたい……」

 

 俺は頷いた。

 この後、どうなるか分かったから。

 少し体を離して。

 

「……好き」

 

 俺も……好き。

 キスをした。 あわせるだけの、触れ合うだけのキス。

 ひたすらに、簪の事を考えた。

 

「あのね、今……分かったことがある」

 

 奇遇だ。

 俺も分かったことがある。

 せいので簪と言葉が重なる。

 

「幸せっていうのは……この気持ちが、幸せそのものなんだね」

 

 この気持ちを胸に。

 ここから簪とこれから始まる簪とのありふれた日常を――。

 

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