古代の城、B1F。
火野「くっ、データ化した存在故に改造も出来るのか!」
火野の言う通り、ネガハッサムは属性を改造され、冷凍ビームを撃てるようになっていた。おまけにかなりの高出力である。
水無月「火野、下がれ!」
しかし、ネガハッサムは下がる隙を許さず、火野に瞬間移動と見紛う程のスピードで接近すると、凍った爪を火野に叩きつける。
白い煙が晴れると、火野の姿は無く、床には大きい穴が開いていた。
中石「まさか…たたき落としたのか…」
暁「俺が救助に向かう!地面透過が出来るからな。」
水無月「ああ、此方は3人で何とかする!」
古代の城最下層。
火野は此処まで突き落とされていた。だが、凍傷は酷く、意識も遠のいていた。
火野「僕は…この…ま…ま…」
火野は力尽きて仰向けに倒れる。
?「少年よ、此処で倒れていて良いのか?」
突然声が聞こえる。全く聞き覚えのない言葉だ。
火野「ど、何処にいる?」
火野は目を覚まし、凍傷の痛みを感じながらも上体を起こす。目の前には、ウルガモスが火野を見ていた。
火野「もしかして、あなたですか?僕を呼んだのは…」
ウルガモスは頷き、火野にテレパシーを送る。
ウルガモス「少年よ、私が話しているとよく気付いたな。そのままでは良くないから、私が治そう。」
と言うと、火野の体に鱗粉をまぶす。すると、ものの見事に凍傷が治った。
火野「あ、ありがとう。でも、どうして僕を?」
ウルガモス「ふふっ、そなたの瞳に熱い物を感じてな。それも、この地に居る英雄に劣らない程のな。どれどれ、それを貸せ。」
火野「あぁ、はい…」
火野はウルガモスに自分のブレスを渡す。
ウルガモス「では…いよおぉぉっ!!」
ウルガモスが念を掛けると、ブレスにカードが生成されていた。
ウルガモス「さあ、行くがよい。そなたに灯りし永遠の炎で深い闇を解き放つのだ!」
火野「…はい!」
古代の城B2F。
暁「お~い、火野?」
火野「呼びました?」
暁「うわぁっ!無事かよ!?ってか凍傷は?」
火野「落ちた先に城の主がいて、治してくれたんだ。さて、反撃開始だ!アーマー・プットオン!」
暁「新カード!?」
古代の城B1F。ハッサムの耐久は凄まじく、長期戦を強いられていた。
水無月「ちっ、なかなかやるじゃねえの…」
中石「互いに攻撃が効きづらいと大変ですね…」
滝川「しっかしあの野郎、ピンピンしていやがる…」
そう愚痴を吐いていた、その時。
火野「お待たせ!」
火野が撃った火炎弾はハッサムに直撃し、転ばせた。
水無月「火の新入り!無事か!」
火野「はい、後は任せて下さい。アーマー技、行使します!」
火野ブレス「アーマー技発動、5ゲージ消費…サンシャインジャッジメント!」
背部の羽が展開し、表面から多量の熱線が放たれる。
ハッサムは諸に受けるも、足を止めない。
火野「負けられない…守るためにいぃぃぃっ!!!」
火野の瞳が赤く光ると、羽が分離しハッサムを囲む。そのまま更に高出力熱線を乱射すると、ハッサムは蒸発し、チップに姿を変えた。
火野「はあ…はあ……うわっ!?」
体力を消耗し、火野はうつ伏せで倒れる。
水無月「おい、大丈夫か!?」
火野「水無月さん…はい、疲れただけです。大丈夫ですよ…」
PMS、イッシュ本部。
火野がポートに戻ると、羽剣が待っていた。
羽剣「火野、お疲れ様。凍傷が酷いって話を聞いたんだが。」
火野「大丈夫ですよ、この通り。」
と言って、凍傷した肩を動かす。
羽剣「大丈夫みたいだな。所で、エレメンターの顔合わせは?」
火野「はい、皆さん本当に優しくて馴染めました!」
羽剣「へぇ~、良かったな。」
火野「では、また後で!」
羽剣「はいよ~。」
虚無會。
拓人「ちっ、奴らめ…」
琉聖「まあ、面白くなったし、いいんじゃないかな?」
洋子「さて、我々も考えないとな。」
続く。
セイバーズ第15話、いかがでしたか?
では、次回予告。
次回、ポケットモンスターセイバーズ!
謎の勢力、ネオクリエーターズが突然PMSに宣戦布告をした。
事を鎮める為、火野達は戦いを挑む。しかしそこで見たのは、見たことのない異形の生命体だった…
次回、第16話「生命体X」
以上、次回予告でした。
今後も、宜しくお願いします。