ご無沙汰しておりました。
レシラムの日というわけで、久々に投稿しました。
それでは31話、どうぞ。
チャンピオンロード・ソウリュウ側。
羽剣の後ろに黒い龍のエネルギー体が現れる。
羽剣「心配すんなって、ザナなんたらさんよ…キーエレメンターじゃねえが、この仕事はあいつより長くやっているんでね。」
ザナティメト・ツヴァイ「何…ッ?」
黒い龍のエネルギーは羽剣に巻き付き、アーマーを形成するとアーマーに浸透し装甲を形成する。
羽剣「さぁて…お手合わせ願うぜ!」
腕部装甲が展開し、光の刃が飛び出す。
羽剣はその光の刃を掴み、槍に変形させた。
羽剣「なるほどな…大体分かったぜ。」
目にも留まらぬ速さでザナティメト・ツヴァイの懐に飛び込む。
ザナティメト・ツヴァイ「馬鹿な…ッ!?」
羽剣「吹き飛べ…ッ!!」
槍を振るった時に発生した衝撃波でザナティメト・ツヴァイは吹き飛ばされた。
ザナティメト・ツヴァイ「貴様…こんな力を…?」
羽剣「さて、俺はお前と相手している暇などないからな…悪いが御預けってことで!」
倒れていた火野を背負うと、
羽剣「中石、撤退するぞ。」
中石「は、はい!」
羽剣達はワープしてその場を去った。
一方、ザナティメト・ツヴァイも目標を見失った為、その場を後にしたのだった。
PMS本部・帰還用ポート。
羽剣は背負っていた火野を壁に寄り掛からせるようにして床に降ろす。
羽剣「ふぅ…俺が来なきゃどうなっていたんだ?」
中石「羽剣さん…すみません、僕が彼を止められなかったから…」
羽剣「誰だろうと火野は止められねぇよ。一度決めた事は絶対に曲げないのが、あいつの本能だ。」
中石「本能って…」
羽剣「分かんねぇよ、何がこいつを突き動かすのか…もう本能としか言えないな。」
そんな中、帰還用ポートに東が来る。
東「羽剣さん、お疲れ様です!」
羽剣「おう!お疲れっても、火野の救助をしただけだがな…」
東「それで、火野くんは?」
羽剣「壁に寄りかからせた。ほら、あそこに。」
東は火野に近寄る。火野はようやく意識は戻ったが、酷く疲弊しており動けずにいた。
火野「…くっ!ぅう…」
東「火野くん!?無茶しないで…」
火野「…!ここは…帰還用ポートか、でも…さっきまで……」
羽剣「おっ、起きたか。俺が運んだんだぜ、ついでにアイツは退かせた。」
火野「あ、ありがとう…ございます…」
羽剣「礼はいらんよ。んで、お疲れの所すまないが1つ聞きたい事があってだな…」
火野「はい…」
羽剣「お前は、なんでそこまで無茶しようとするんだ?」
火野「…!?」
羽剣「はぁ…お前がその反応をしているって事は、さては無茶しているって自覚が無いんだな。」
火野「…」
羽剣「俺たちの判断基準で言わせてもらうと、お前は無茶をしすぎているんだ。少し休めよ。」
火野「…僕は大丈夫です、気に…ぐぁっ!?」
火野は立とうとしてバランスを崩し、倒れそうになる。東が火野の肩を背負い、なんとか倒れない様に支えた。
羽剣「ふぅ…とんだ頑固者だな…東、彼を自室に。」
東「承知しました、羽剣さん!」
通路。火野を支えながら歩く東。
東「火野くん?本当に大丈夫なの?」
火野「…気にしないで下さい。僕の問題です。」
東「…優しいんだね、火野くんは。」
火野「…!?」
東「いつも一生懸命で、仲間思いで…ここまで頑張れるのは、火野くんの優しさなんだよね」
火野「そ、そんな…」
東「でも、心配させるのは良くないかな?しっかり休んでよ。」
火野「はい、ですが…!?」
カードケースの中から光の粒が飛び散る。
東「ほら、君のれっちゃんも心配してる。今は休もうよ。」
火野「…はい。」
火野の自室。
いつも通り、PCを付け会話を始める。
火野>ただいま。
レシラム>…おかえり、火野くん。
火野>レシラム…ごめんっ!
レシラム>…駄目、許さないよ。
火野>…!?
レシラム>もう、戦わないで…お願いだから。
火野>レシラム…でも!
レシラム>嫌だよ!もう傷ついて欲しくないんだ!だから、あのカードのデータを抜いたんだ…
火野>…それでも、戦うしか無いんだ!
レシラム>そうだよね…君は戦わないといけないんだよね…分かっているよ。でも、うぅっ…くぅんっ…
レシラムが泣き出し、困惑する火野。
火野>う~ん…困ったな…君が力を貸してくれないと、戦えないよ…
レシラム>…嫌だよ。誰が何と言おうと、君を戦わせない…ごめんね、ぐぅっん…
続く。
次回予告。
命と引き換えにでもポケモンを護りたい火野は、レシラムの意に反して戦う事を決意した。
一方、レシラムはそんな火野に何も言えず独り葛藤していた…
次回「絆の交錯」
閲覧ありがとうございました。