ポケットモンスターセイバーズ   作:宙の空、響く声

5 / 32
4.悪に染められし正義

火野の自室。

火野「これで、完成!やっとだ〜!」

AI「来訪者がいます。」

火野「お、誰かな?…どうぞ。」

羽剣「火野君、おはよう。」

火野「おはようございます。」

羽剣「で、どうだ?例の装置は…」

火野「はい!只今出来ました!」

羽剣「早いな!一週間で作れるのか!」

火野「はい!では…試運転します!」

PC「コミュニケーションアプリ、起動。…異常なし。ボールを置いてください。」

火野、ボールを置く。

PC「ポケモン解析…対象ポケモンの会話の意欲を認証。会話を開始します。」

火野「よし、後はキーボード打てば…。」

以下、パソコンでのやりとり。

 

火野<おはようございます。あなたのトレーナーの、火野です。

?<火野君?久しぶりだね。僕は元気にしてるよ。まだ、あの事はトラウマだけど…。あと、気軽に話してほしいな。自然な君の話し方が、僕は好きだな。

火野<そうなんだね…。じゃ、こうやって話せるのって、嬉しい?

?<うん!嬉しいし、君と本当に話すのって、楽しいな!

火野<良かった!レシラム君の役に立てて!トレーナーとして、僕はとても幸せだよ!

レシラム<うん!僕も!

火野<…突然だけど、レシラム君って、男子なの?

レシラム<う〜ん…男子、かな…。

火野<そうなんだ。ありがとう。

レシラム<あと、火野君って…今みんなを救う為に頑張っているよね!

火野<レシラム君、どこから聞いたの?

レシラム<僕はいつも君のことを見てるよ。火野君、僕は今は励ますことしかできないけど、応援してるよ!僕と人竜三脚で、頑張っていこうね!

火野<うん!頑張るよ!僕と、君との情熱は!

レシラム<以心伝心だからね!

火野<じゃ、僕はこれで。

レシラム<またねー!

 

以上、パソコンでのやりとり。

火野「どう?」

羽剣「お前ら…何リア充してんだよ!」

火野「あ、御免。つい…。」

羽剣「…かなりハイレベルな絆だな、逆に怖いわ。あと、何で性別聞いたの?」

火野「念のため。女子だったら、男子以上にデリカシー気にしないといけないし。では、また今度出来たら渡すから…」

羽剣「ああ、頼む。では…っておい!俺別の用で来たのを忘れてた!」

火野「はい、どんな用で?」

羽剣「…訓練棟行かないか?」

火野「それだけ?」

羽剣「それだけだが…」

火野「良かった!僕も試運転終わったら行こうと思ってたんだ!」

羽剣「じゃ、行きますか!…それと、敬語使わなくて良いからな!」

火野「はい!行きます!」

 

訓練棟。

火野「では!ハードモード、ビブラーバで!」

羽剣「いつの間に進化してたんだ…」

火野「昨日です!」

羽剣「へぇ…じゃ俺は、ヘルモード、ボーマンダで!」

火野「最終進化で何するんですか?」

羽剣「100000体討伐を達成すると、メガチップが手に入る…それ狙いだ!」

火野「本当ですか!?」

羽剣「本当だ。内海さんが実装したらしい。おまけに東さんに先取りされた…負けてられない!」

火野「凄い執念だね…。では、僕は最終進化狙いだ!9000体…でも、やるしかない!」

火野&羽剣「戦闘開始!」

 

10分後。

火野「ふう…記録は?」アナウンス「8190体です。」火野「に…肉薄できたか!羽剣さんは?」

アナウンス「はい、現在51034体です。」

火野「す…凄い!」

 

更に10分後。

羽剣「はあ…はあ…。き、記録は?」

アナウンス「99610体です。次回は、49305体からスタートとなります。」

羽剣「くっそぉっ!あと390体か…」

火野「羽剣さん!凄いですよ!」

羽剣「お前も…頑張ってるな!」

火野「もう一回行きたいけど、僕は止めておきます。実戦の方がポイント多いからね。」

羽剣「俺は、明日来ることにして、休むか!」

火野「じゃあ、解散で。」

羽剣「おう!」

 

通路。

火野「僕も、頑張らないと…置いてけぼりじゃ、迷惑を掛ける!」

東「ひぃ〜のぉ〜くぅ〜〜〜ん!!」

火野「東さん!?」

東「結構汗かいてるよ?訓練棟に行ってたの?」

火野「はい、羽剣さんと一緒に…」

東「お疲れさん!私、今行く所なんだ!」

火野「何のアーマーですか?」

東「アローラロコンよ。特殊高いから、キュウコンにしよう、ってね!」

火野「もうカードにしたんですか!?」

東「ええ、即日よ!じゃ、これで。」

火野「頑張って下さい!」

東「頑張ってね、っていって欲しいな!火野君は、私のボーイフレンドだから!はい、決定!」

火野「えぇ…が、頑張ってね!」

東「そうそう!同い年だから、「結衣ちゃん」って呼んでも良いんだよ?」

火野「え、遠慮しておきます。」

東「まあ、私の要望だからね、じゃ。」

火野「では…。」

 

火野の自室。

火野「さて、羽剣さん用の例の装置作りますか!」

火野、3Dプリンターに作成予約をする。

火野「これで良し、っと。テレビ見よ。」

アナウンサー「こんばんは。全国のニュースをお伝えします。最初のニュースです。今日午後2時頃、マサラタウンにて、突如体長5m超えのマッスグマが出現しました。このマッスグマは、謎のオーラを放っており、人家を襲っていましたが、ガブリアスの鎧を着たPMSの隊員によって速やかに駆除されたとのことです。続いて…」

火野「PMSって、色々な地方にあるのか…」

AI「来訪者がいます。」

火野「はい、どちら様ですか?」

黒曜「火野、外食しに行かないか?各自で払うとして。」

火野「良いけど…金は?」

黒曜「大丈夫だ、セイバーポイント、金として使えるんだよな!」

火野「では、僕も行きます!」

 

ヒウン某所。

火野「黒曜君、ニュース見た?」

黒曜「あれか?ガブリアスの…」

火野「そうそう!他地方にもPMS有るって知らなかったから驚いたよ!」

黒曜「俺たちも頑張らないとな!」

火野「はい!」

黒曜「ふ〜!食った!じゃ、ポイントを変換して…お願いします。」

店員「ありがとうございました。」

 

自室棟。

黒曜「じゃ、またな!」

火野「はい!」

 

火野の自室。

火野「じゃ、寝るか…」

火野ブレス「ネガビースト出現!」

火野「タイミング悪っ!」

 

司令室。

火野「羽剣君!」

羽剣「火野君!眠くない?」

火野「眠いけど、守らなきゃ!この地を…」

黒曜「火野、気合い入ってるな!」

羽剣「よく言った火野君!内海さん、情報を。」

内海「はい。ホドモエ付近に、コバルオンが出たの。」

羽剣「野生ではないのですか?」

内海「確実に、野生ではないわ。でも彼は準伝よ、無茶はしないでね。」

火野&羽剣&東&黒曜「了解!」

 

ポート。

火野「僕が、トレーナー皆の…トレーナーのポケモンに、笑顔を取り戻す!そのために力を得たんだ!」

羽剣「おっ、気合い入ってるな!」

東「じゃ、行きますよ!」

火野&羽剣&東&黒曜「アーマー、プットオン!」

 

現場。

羽剣「みんな、気を抜くなよ。」

火野「…!?あれは!」

黒曜「おっ、流石、堂々としてんな!」

火野「雑魚も普段以上か…雑魚は僕がやります!皆さんはコバルオンを!」

東「私も雑魚をやります!」

羽剣&黒曜「了解!」

 

虚無會。

拓人「私の出番か…ボスの思惑、この私が!」

洋子「拓人さん、張り切ってるね。」

琉聖「僕たちが貰えるのは到底先だね。」

 

現場。

火野「き、きりがない!」

東「どこから湧いているのやら…」

火野「とりあえずやっていけば分かるさ!…ん?」

火野ブレス「経験値が一定量に達しました。進化します。」

火野「い、今!?」

カードがブレス内で進化し、排出される。

火野「フライゴン…行くよ!」

東「おっ!最終進化か!」

火野「アーマー、プットオン!」

ビブラーバアーマーがアンダーアーマーを残してパージされ、そこにフライゴンアーマーが装着された。

火野「ち、力が…みなぎってくる…!負ける気がしないよ!」

火野、雑魚を一掃する。

火野「さて…どこから出てくる…?」

接地されている機械から、雑魚が出現した。

火野「あれだっ!」

火野、機械を破壊。

東「火野君!いいよ!後は私がっ!アーマー技、行使します!」

東ブレス「アーマー技、発動。5ゲージ消費、ヴァイオレントスペシャル!」

東、雑魚を一掃。

東「やった!」

火野「よし、本丸叩くぞ!」

 

羽剣「くっ…硬い!」

黒曜「流石準伝…か!」

コバルオン、頭部に黒いオーラの剣を発生させる。

羽剣「あの剣の大きさ…避けきれない!」

黒曜「どうすりゃ良いんだよ!」

その時。

火野「当たれぇぇっ!」

火野の投げた片手剣が敵の頭部に命中、コバルオンは倒れ込む。

羽剣「火野君!…それは?」

火野「雑魚やってたら進化したんだ。」

羽剣「おっ、ついに初の最終進化か!」

火野「じゃ、止め刺すよ!アーマー技、行使します!」

火野ブレス「アーマー技発動。5ゲージ消費、エンジェルコーラス!」

羽剣「何それ…」

火野「砂漠の精霊っていう別名があるから、別に…」

羽剣「なんかフェアリーっぽい…」

コバルオンの真下から砂嵐が発生し、コバルオンを浮かせる。

火野「行くよ…!」

砂嵐中のコバルオンに向かって、剣を振るう。その衝撃波は、コバルオンに当たり、砂嵐ごと切り裂く。

羽剣「名前とは裏腹に、かっけぇ…」

地に落ちたコバルオンは、光の粒となり、コバルオンのチップが残った。

それを火野が拾おうとした、その時。

拓人「どけ、邪魔だ…」

拓人が撃った弾が、火野の肩に命中。

火野「うわぁぁっ!」

火野、出血した肩を押さえ竦む。

羽剣「火野!大丈夫か!?」

火野「くっ…誰だ、僕を撃ったのは…」

拓人「私だ。」

羽剣「誰だ!何しに来た!?」

拓人「私は、拓人・イズマエール。コバルオンのチップを頂戴しに参った。」

火野「…ムクホークアーマーか…うぐっ!」

羽剣「無茶すんな火野!」

拓人「ほう…これか!」

火野「渡すものか!」

火野、拓人に切りかかる。拓人、剣を掴む。

拓人「少年よ、感情が乗ってるぞ。」

火野「これは、ポケモンを救うために必要なんだ!トレーナーから、無理やり離された、ポケモンを救うために!」

拓人「ハッハッハ!君は純粋な水晶だ!そんな君の水晶を砕く事実を教えよう!ポケモンを奪い、ネガビーストを生み出したのは、私たちのボスだ!」

火野「何で、そんな奴の配下に付く!」

拓人「命を傷つけるのが、楽しいからなっ!」

拓人、火野の剣を投げ、腹パンを喰らわせる。

火野「ぐはぁっ!」

火野、気絶する。

羽剣「火野ォォッ!」

拓人「じゃあな!又会おう!」

拓人、ワープ。

東「火野君!しっかりして!」

羽剣「火野君は俺が担ぐ。本部に戻るぞ!」

 

本部、司令室。

内海「皆さん、おつK…火野君!?」

羽剣「謎の人物にやられてしまったらしい。おまけにそいつに、チップを奪われた。」

内海「早く、治療室へ!」

 

治療室。

内海「んで、その人物は?」

羽剣「名は拓人・イズマエール。悲劇の元凶の配下らしい。」

内海「なるほど、警戒が必要ね。」

東「火野君、大丈夫かな…」

羽剣「きっと大丈夫さ。」

 

一時間後。

火野「…こ、ここは?」

羽剣「火野君、起きたか。」

火野「みんな…ごめん!」

黒曜「どうしたんだ急に…。」

火野「僕の失態だ。チップを奪われた…もう、僕は!」

羽剣「落ち着け火野、お前のせいじゃねえ。今回は誰にしろ無理だった。仕方ない。」

火野「それでも!ぼK…うわぁっ!」

羽剣「急ぐな。君はよく頑張った。休んでくれ。」

火野「す、すいません…恩に着ます。」

 

虚無會。

拓人「只今〜。」

洋子「お疲れ様。」

琉聖「どうだった?」

拓人「使いやすかったな。」

洋子「何はともあれ、次は琉聖君だね。」

琉聖「さ〜て、行きますか!」

 

続く。

 




セイバーズ第4話、いかがでしたか?

レシラム君マジ天使、あんなフレンドリーな禁伝いませんよ普通(笑)
大抵厳かですよ。
それにしても、火野君天才なのは相変わらず…火野君の頭脳あったら同じ物作りたい(笑)

さて、次回予告ですが、火野君怪我して出れないので変わりにうp主が…

次回、ポケットモンスターセイバーズ!

突然現れた敵幹部!
次の出動は他地方!?
そして、所長がついに動き出す…!

次回、第5話『友の傷と暴君』


以上、次回予告でした。
さて、所長がどう動くか…気になりますね!
では、次回も宜しくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。