GS横島 Step by step   作:カシム0

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 何故か最終保存が二週間前になっていてお腹がヒュッとなりました。
 履歴から戻すことができて一安心。

 わかりづらくて申し訳ない。前回と今回は横島がメデューサを助けた日と翌日です。
 ではどうぞ。


二十一話 武に身を置くもの、いつまでも道半ば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 地に倒れる犬飼に、二人とも油断はなく臨戦態勢を崩さない。

 両手も無く異形の手も無くし、武器を持てない犬飼に何が出来るのか、と通常ならば考える余地はあるだろう。

 しかし、死んだ者が生き返るなど普通でない状況で、武器を無くした敵が何もできないなどとは考えられない。事実、シロもタマモも、長老や男衆とて警戒は解いていない。

 何せ犬飼は身体中切り刻まれたというのに、()()()()()()()()()()()のだから。外套の男はいまだ姿を消したままなのだから。

 斬り飛ばされた四本の腕はタマモが狐火で焼却した。霊刀妖刀は下手に触って洗脳されても厄介なので狐火の中に閉じ込めた。シメサバ丸が悶える声が聞こえるが、すぐに消えるだろう。

 そして、倒れた犬飼を捕縛せんと男衆が縄を持ち寄ったところで、不意に目を見開いた犬飼が起き上がり飛び退る。

 

「犬飼! 観念せい!」

「何をや、わしは、まだ、負けていない!」

 

 両手も異形の手も霊刀妖刀すらも失い、しかし犬飼はまだ戦意を失っていなかった。

 

「かはっ!」

 

 大きく息を吐き、えづき、体内から何かを吐き出した犬飼は、それを一息に噛み砕いた。

 同時、霊力が溢れ出て、破裂する。

 

「自爆!?」

「今のは!」

「遺産、ね」

 

 犬飼が吐き出し噛み砕いたものは、ここ数ヶ月で幾度か見る機会があったアシュタロスの遺産と同一の物に見えた。大きさは大分小さく、もはやどのような効力を持ったものかわからなくなってしまった。

 

「何と言う……」

 

 長老はかすれた声で絞り出す。

 幼き子を育てる父親を殺し、自らの欲望で村を混乱させた嫌悪があった。しかし、村の一員として幼き頃を知っている以上、犬飼に対しどうしても憎しみも恨みも抱けなかった。

 何をしたかったのか。もはや顔の上半分が無くなった犬飼からは、聞くことができないだろう。

 力無く一歩、また一歩と犬飼に近づく長老だが、シロに止められる。

 

「お待ちを」

「シロ、何を?」

()()()()()()()()()()()()

 

 犬飼の吹き飛んだ箇所から立ち昇っていた煙が、映像の巻き戻しのごとく犬飼の身体に吸い込まれる。

 

「下がれ!」

 

 長老の声が刹那遅ければ、何らかの被害が出ていただろう。

 犬飼の腕があった箇所から肉塊が吹き出し、長老の声に反応した男衆がいた場所を薙ぎ払う。

 身体が膨張し、足や尻尾が巨大化する。

 犬飼の顔があった箇所から噴き出る肉塊が獣の顔を形作る。

 これがほんの数秒で起きた出来事だ。

 

「いったい、何が」

『本来ならば貴様らから霊力を奪い、フェンリル狼が再誕するはずであったのだがな』

「貴様、何をした!」

『私は何も。そやつが言った通り、負けを認めずに悪あがきしているだけだ』

『グルオオオッ!』

 

 伝説の存在といえど、昨年にも見たことがある。しかし、この姿は見たことがない。

 巨躯に目を瞑れば姿はさながらゾンビ犬。顔に限らず腕にも毛皮や皮膚がなく、さらには首と腹からも腕が伸びている。肉むき出しの生理的嫌悪を催す外観。

 果たしてこれをフェンリル狼と呼んでいいのか。もはや屍大狼と呼ぶべきか。冒涜的ながら威風堂々たるその姿。

 見るもの全てに畏怖とは違う怖気を感じさせた。

 

『これはこれで、といった感じだな』

「堕ちたりとはいえ我が村の民への数々の狼藉、許さぬ!」

『私は何も、と言ったぞ。この姿は此奴自身が望んだ姿だ』

「もはや問答無用」

 

 鯉口を切るように霊波刀を伸ばした長老、矢をつがえる男衆。

 気持ちは痛いほど理解できる。が、シロはそれを許すつもりはなかった。

 

「シロ?」

「こやつは我が獲物。譲る気はござらぬ」

「あんたらは見届けてなさいな」

 

 いかに成長したとて屍大狼に加え謎の男を相手取るのは荷が勝つとも思えたが、誇らしさすら感じる背に長老も男衆も意を通すのはやめた。

 

『せっかく戦力があるというのに、二人で始末をつけると?』

「あんたらなんか私らだけで十分ってことよ」

『なるほど、傲ったものだ。もはや人狼族すら足手まといなほど実力をつけたということか?』

「成長した実力を見てもらいたい。安心して見ていてほしい。悪意無く受け取ればそうなる」

『否定はせんのだな』

「拙者らは貴様の企みに気づけてはいないが、皆が警戒していてくれるならば憂いなく斬り捨てられる」

 

 受ける霊圧は昨年のフェンリル狼とは比べるべくもないが、それでも相応の力強さがあり、かつ異様な改造を加えられており油断はできないだろう。

 しかし、成長したシロと並び立つタマモに微塵も恐れも傲りも感じられない。後ろを長老らが固めているのならば、他に気を取られる要素がないのならば勝てるのだと自信が見受けられた。

 

『事実として他に企みはないのだが、信じられるはずもないか。ならば仔細眺めさせてもらおう。待てもできぬようだしな』

 

 屍大狼がフード男を一口に飲み込む。

 あまりの光景に息を呑む。しかし混乱に思考を染められるわけもない。

 

『グぅゥルる、邪魔者はぁおらんなったなぁ』

「貴様らの関係、気にならぬわけではないが、斬り捨ててから考えればよし」

「野蛮と言いたければ言っていいわよ?」

『どーデモよい。貴様らクラいつくしてクレルわ!』

 

 咆哮とともに屍大狼が食らいつき、両前足で叩き潰しにかかる。

 危なげなくかわしつつ斬撃と狐火をくらわせ、傷口がすぐさま再生する様を見たシロとタマモは、腰を落とし霊圧を高める。

 

「硬さはさほど、なれど再生が強い。こういう時は」

「弱点を潰す。再生が追いつかない出力で一気にやっつける」

「とっとと片づけて朝餉の時間でござる。ワオォーン!」

「行くわよ! コォーン!」

 

 こちらも咆哮と共に霊圧を解放。

 妙神山の修行の締めに、ハヌマンによる加速空間での無限組手を経験した若き犬神の全力の姿に変身したのだ。

 シロはかつてフェンリル狼と対峙した際に、月女神アルテミスを降ろした姿に酷似していた。男の人狼族が変身する直立する狼ではなく、人型を残しつつも人狼の姿となり、かつて長老が鼻血を吹いたほどのボリュームはなかったが月神狼の名に相応しき神々しきその姿。

 タマモの獣形態は子狐ほどの大きさだったが、今や全長が七尺(210センチメートル)程になり、顔は白毛身体は金色、九つの尾が雄々しく揺れている。正に金毛白面九尾の狐の名に相応しい。

 犬飼との戦いで村に被害がないよう警戒を解くことはなかったと言い切れるが、この時ばかりは長老も男衆も開いた口が塞がらなくなったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『シュゴ女神のかご無しに、ワシのまエに立ちふさガるか!』

「貴様を斬るのに神の力は借りぬと言った!」

 

 シロが展開する霊波刀は出力の向上が目に見えて大きくなっていた。もはや霊波大刀ともいうべきそれは、屍大狼の爪を正面から迎え撃ち、斬り裂いた。

 

「狐火!」

 

 その傷口を巨大な炎と化した狐火が焼き潰す。しかし、再生速度を遅くさせる程度にしかならず、瞬く間に再生が完了していた。

 

『むダ無だム駄ぁ!』

 

 尻尾の薙ぎ払いを霊波大刀で受け流し、絡め取るように斬り飛ばす。が、傷口から伸びた触手が即座に繋げ治す。

 対峙したわけではないが、長老の見立てでは屍大狼はフェンリル狼と比べ物にならぬ程に弱い。それなりの強さはあるが、村総出でかかればいつかは倒せるだろう。

 しかし、何よりも再生能力が厄介である。それこそ死ぬまで斬れば死ぬのは間違いなかろうが、殺しきれない。痛覚がないのか、攻撃を意に介さないのもまた厄介さの一つ。

 成長したシロとタマモならば、攻撃を続ければいつかは倒せるだろう。しかし、これまた長老の見立てでは、二人とも自らの力を扱いきれていないように見受けられた。

 

『どうシタドーした! 大言シテその体たラくか!』

 

 焦りも恐怖もない。しかし、斬り、焼き、あるいは殴ろうとも、屍大狼は再生能力に任せて襲いくる。

 覚醒した力に自信があっただけに、二人が焦れていることが伝わってくる。

 

「せぇいっ!」

「しつっこい!」

 

 見違えるほどの成長をしたとはいえ、やはりまだ経験が足りなかった。ならば、先達として導くのは義務である。

 

「シロ、タマモ殿!」

「長老!?」

「何、今忙しい!」

 

 戦闘状態の今、長々と話したとて邪魔になるだけ。簡潔に、二人が気づけるようわかりやすく。

 

()()()()!」

「っ、承知!」

「あー、まだまだね私たちも」

 

 簡潔な助言で理解は得られたようだ。元地があればこそ、行動を省みるのも容易い。

 シロは霊波大刀を出力はそのままに小さく硬く鋭い霊波刀に納め、タマモは狐火を細く鋭く放出する。長老は知識すら持たないが、軍事にも試験的にしか配備されていないレーザーのようであった。

 

『ぐ、ルオオオッ!』

「斬りやすいが、やはり!」

「キリがないわ、ね!」

 

 腕を斬り、肉を焼き、先程よりは押してはいるもののやはり決定打にはなり得ない。それほどまでに屍大狼の再生能力は強力だった。

 

「タマモ、遺産を撃ち抜く!」

「そっちの方が早いわね。合わせて!」

「おう!」

 

 大狐と化したタマモは九尾を広げ、その身を九つに分けた。

 一匹一尾の狐が散開し、屍大狼の周囲を走り、さらには空すら駆ける。

 

『ナ、なにヲする気カァっ!』

「こうするのよ、狐火“狐閃九重”!!」

 

 九匹の狐が尻尾からそれぞれ閃光の狐火を放つ。それらは屍大狼の顔、脚、胴と全身を隈無く焼き焦がす。

 

『ぐ、ガァ、これシキぃっ!』

 

 屍大狼は身を捩り飛び退くも、前後左右上から全身を焼く全方位攻撃から逃れられるわけもない。

 再生しながら焼かれ、また再生し焼かれ、繰り返す焦熱地獄は時間にすれば数秒ほど。終わらせるのは、もはや遺恨を持たぬ犬塚シロ。

 感覚を集中させ、屍大狼の再生の力の流れを見極めていたシロは、()()を探り当てる。

 負傷を再生する力の流れ、巨体を動かす活力の源。屍大狼の体内に、数ヶ月前山に現れたキマイラの遺産と同質の匂いを認識する。

 構え、霊波を集中し左手に弓を、右手に矢を生み出す。

 狙い、歪みに歪ませる騒動の、諸悪の根源たる遺産。

 放つ。射出された矢は獲物を狙う狼の如く。

 

「“狼牙一閃”、合わせて(とお)し!」

『ぎ!』

 

 屍大狼の胸を貫いた狼の牙は肉の身体に似つかわしくない宝珠を咥えていた。

 見紛うことなき遺産。それが離れた屍大狼の行く末は言うに及ばず。

 

『ギャあァぁあっ!』

 

 凄まじき再生能力を備えた身体を保てず、凄惨な悲鳴と共に塵と化していくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人狼の里に日が昇る。

 屍大狼は朝日に溶けるが如く散っていき、戦闘の痕跡のみがあった。

 しばし警戒するも、外套の男の姿は見えなかった。本当に屍大狼に食われたのか、などとは考えない。少なからず言葉を交わし、何らかの意思を持って活動していた胡散臭い輩が飼い犬に食われるなど到底思えなかった。

 しかし、現れない。

 

「おらぬか?」

「おりませぬ」

「最後の一矢は、犬飼の中にいた奴ごと撃ちました。手傷を負わせているはず」

「目的を達したのか、ケガしたから逃げたか」

「いずれにせよ、近くにはおるまいな」

 

 周囲の偵察に出た男衆からの報告を受けた長老の判断により、戦闘態勢を解除する。

 シロとタマモの二人も変身を解き、一息。

 

「長老、これを」

「うむ。これが、昨今世を騒がす遺産、なるものか?」

「で、ござるな。どの効力が発動しているのかわかりませぬが」

「そういえば、これって停まってるのかしら。今までのって何かしなきゃ動いてた気がするんだけど」

 

 これまでに回収された遺産は複数あるが、ベスパやジークらが何らかの措置をして停止させていた。これもそうした方がいいのだろうが、誰も方法を知らない。

 

「犬飼の様に噛み砕くわけにもいかぬしな」

「あ、その残骸も持っていくわ。あと刀も」

「早々に隊長殿の元へ持ち込んだ方がよさそうでござるな」

 

 応急処置として適当な箱に入れたが、近くに置いて変に動き出して合体でもされては面倒。

 念入りに狐火で焼いて複数の箱に小分けして入れることにした。もはやシメサバ丸は悲鳴すら上げなかった。

 

「さて、何にせよご苦労であった。タマモ殿もご助力感謝いたす」

「朝ごはんに油揚げ出してね」

「それしきでよければいくらでも」

 

 長老と男衆に笑いが広がる。

 解けた緊張と明るい未来、どちらも喜ばしいことだ。

 

「しかし、奴の言に一理あったのは悔しい」

「そうね。調子に乗っていたつもりはないんだけど」

 

 とはいえ、成長に自信を持って戦闘に挑み、思う様能力を発揮できなかった二人は、自身の力のみで対峙できなかった現状に歯噛みする。

 贅沢な悩みでもあるが、当人らからすれば深刻な悩みであり、若人特有の障害の一つに過ぎない。

 

「そう腐るな。武に身を置く者、いつまでも道半ば。完成に至ることなどないものよ」

「はっ、心得ます」

「精進精進ってね」

 

 それから。

 朝湯を堪能した二人には、昨夜に劣らない豪勢な朝餉が用意された。里特製の油揚げを使用した各種料理にタマモの顔は緩みっぱなしだ。

 シロは朝から大ぶりの猪肉を平らげ、こちらもまたご満悦。

 そこへ、食事を用意していた女衆の一人、シロの言うおばちゃんが食後のお茶を持ってきた。

 

「シロちゃん、朝からお疲れ様。怪我はないかい?」

「ありがとうおばちゃん。まったくもって元気でござるよ」

「そりゃあよかった。けど、ねえ。女の子なんだからあんまり危ないことはもうおよしよ。タマモちゃんもさ」

 

 怪我したら嫁入り前に大変だ、その女傑ぶりでは男が寄り付かない、女なら男を立てなければ、子育てならいくらでも相談に乗れる等々、言葉の裏にはあったかもしれない。心底心配していることがわからなければ怒鳴り散らしていたかもしれない。

 悪意なく言葉で突き刺してくるものだから突き放しづらくはあるのだが、昨夜から悩んだものの正直に言ってしまった方がいいのだろうな、とシロは思った。

 

「おばちゃん、ありがとう。でも、拙者はまだやりたいことがたくさんあるのでござる。それには、ここでは叶わぬ夢もあるのです」

「そうなのかい? 剣を振るなら子供育ててからだって間に合うんじゃないのかい? シロちゃん若いんだ、あ」

 

 気づいてくれたのか、言葉を失う老女。

 

「拙者、まだ来ておりませぬ」

 

 シロは超回復により実年齢より身体は成長しているが、精神面と共に中身はまだまだ子供。つまり、準備が整っていないのだ。

 成長した身体で里に滞在していた記憶の方が強かったのだろう。齢一桁であることを忘れている者が大半であり、老女もまたその一人であった。

 

「あ、あー、そうだった、ねえ。ごめんねえ、おばちゃんすっかり忘れちゃって」

「ちなみに私もよ。変化しているだけだから」

 

 そして同じくタマモもそうなのだ。殺生石の欠片が霊気を吸って復活し、それなりの力と恵まれた身体は持ち合わせているものの、生まれ変わってまだ一年ほどしか経っていない。

 

「あれ、まあ。それじゃおばちゃんひどいこと言っちゃってたねえ」

「乳幼児に子ども産めって言ってるようなものよ」

「そりゃ駄目だね。でも、何年かしたら戻ってくるのだろう?」

 

 まだ諦めきれないのか、とタマモは呆れた。

 実際シロは何れは里に戻ることもあるだろうが、老女の期待通りにはなることはないだろう。

 

「うん。その時は、拙者が見初めた御仁との赤子を連れてくるかも、ね」

 

 老女は目を見開き驚くが、良い生活ができているのだと思い直す。

 今のところ、ではあるがシロが家族を作るならばその相手は一人しかいない。そのために日々武の腕を磨き、女を磨き、数々の強敵に対抗するため、隣に立つため頑張っているのだ。

 

「狐に油揚げかっさらわれるかもしれないわよ」

 

 タマモも同じくだが。

 

「最後に拙者の隣にいてくれるなら、過程は気にせぬでござる」

 

 ふふふと笑い合う二人を老女は呆れたように、眩いものを見るように、笑顔で見守るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人狼の里から数里ほど離れた山奥。外套の男はそこにいた。

 

『狼は回収した』

「おお、首尾はどうだね」

『予想以上に成長しているな。倒される前提ではあったが、無傷だった』

「そりゃそりゃ、さすがは犬神、さすがは九尾の転生」

『それだけではないだろうな。あれは、才能やら身体能力やらの話ではない』

「天才が努力すりゃそんなもんじゃろ。わしと同じくな、かははっ!」

『詳細は記録した。海に向かう』

「頼むぞ。ところでおぬし、怪我しとらんか?」

『……かすり傷だ』

「そりゃ珍しい。何なら戻ってきても構わんぞ。ほれ、合成魂もあるしの」

『……あれは()()()

 

 通信を切る。

 無線の向こうで主が大笑いするだろうことが想像つく。

 主ではあるが、話していて楽しい相手ではない。

 

『次は、冥界の女神か』

 

 やれやれと言わんばかりに嘆息し、外套の男は目的の地へ飛び去った。

 

 

 

 

 

 




 シロの幼なじみの男の子とか出そうかなとか思ったんですけど、使い捨てのオリキャラ出してまで脳破壊BSSさせることもないかと思いやめました。
 人狼の里って描写が無さすぎてよくわからんので、全て想像です。イメージ的にはマイルドな因習村。
 全く女がいないことはないでしょうけど、シロが女の人狼って大切にされているから純血は少ないんでしょうね、多分。
 じゃあまた。
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