真剣で皆に恋をした。   作:焔勅

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各ヒロイン主要ストーリー→リュウゼツランルート→クローン(小雪)ルートの流れがあったものとして所々無理なつながりがある続編になります。

Aはディスク版の購入を予定しているので、含まれません。


三度目の始まり

~秘密基地~

 

風間ファミリーは、廃ビルを改装した秘密基地として集まっている。

特に金曜は金曜集会として余程のことがないかぎり絶対参加になっている。

 

島津岳人

「おん?なんだまだ誰も来てねぇえのかよ。」

 

島津岳人、地主の息子で筋肉自慢のファミリーの特攻役である。ちなみに秘密基地である廃ビルの本来の持ち主は彼の親戚だ。

 

師岡卓也

「あれ?ホントだ。」

 

師岡卓也、ゲーム漫画の好きなオタク気質の根暗な少年、最近は演劇に興味をもち社交的に成りつつある。ファミリーでは、情報役になっている。

あだ名は『モロ』

 

師岡卓也

「あ、でも他の部屋にいるかも、クッキーも居ないし。」

 

秘密基地には集会に使う遊戯室の他にも各階にいろいろな部屋がある。

その可能性を卓也が予想すると示し合わせたようにロボットが入ってきた。

 

クッキー1

「やあ、二人とも来たね、京と小雪は視聴室にいるよ。」

 

クッキー、九鬼家が造った高性能ロボット。

現在、お世話の第一形態

戦闘特化の第二形態

翻訳・情報の第三形態

対人恋愛の第四形態

大規模戦闘の第五形態になることができる。

 

岳人

「視聴室?なんで、んなとこに?」

 

卓也

「あ!そういえば昨日、大和からのメールで見せたいものがあるからあっち集合って書いてあったじゃん。」

 

岳人

「おお!!

すっかり忘れてたぜ、

よし、行くぞモロ。」

 

 

 

 

岳人

「ようっす、雪ちゃん、京」

 

卓也

「学園ぶりだね京、榊原さん」

 

岳人と卓也が視聴室に着くと中では榊原小雪と椎名京が談笑していた。

 

榊原小雪

「んーモロはまだ僕に馴れないの~?」

 

榊原小雪、幼少の頃DVが原因で精神崩壊しかけた娘。

風間ファミリーに入りたかったが過去に一度断られたことがあり、壊れかけたが二人の友人により、助けられた。

その後仲良くなった二人との別れを通し風間ファミリーに入った。

 

椎名京

「くく、しかたないよ。

モロは今でもたまにクリスと目を合わせられないぐらいだから。」

 

椎名京、幼少の頃風間ファミリーの数人を含めた多人数からイジメを受けていた少女ある事がきっかけで仲良くなりファミリーに入ることが出来た。

弓の名手で天下五弓という弓士最強の一角である。

 

岳人

「げ、モロまじかよ!

クリスが仲間になって結構に経つぜ。」

 

卓也

「それでも一年は経ってないし、クリスの目って結構怖いんだよ!」

 

卓也が叫ぶと計ったように視聴室の扉が開いた。

 

クリス

「モロ、部屋の外まで聞こえたぞ。

自分の目はそんなに怖いか?」

 

クリスティアーネ・フリードリヒ、ドイツからの留学生で義を重んじる少女。

日本について勘違いしている点があったりして天然などいろいろな特徴があるがひとことでいうとKY。

騎士に憧れをもち将来の夢は軍人である。

 

黛由紀江

「あぅぅ、そ、そんなことないですよクリスさん。」

 

黛由紀江、友達100人を目指す元ぼっちの少女。

剣聖と名高い黛の長女で黛流の後継者、その実力は武道四天王に数えられるほど。

 

松風

『そうだぜクリ吉、昔のまゆっちの笑顔よりはましだぜ~。』

 

松風、馬のストラップに宿る九十九神(という設定)。

由紀江の一番の親友だったが、友達が増えてからは、由紀江の心に宿り表にはあまり出て来ないようになった。

 

由紀江

「松風!?久しぶりに出てきていきなりそれですか!」

 

由紀江たちが騒いでいると残りのメンバーも集まってきた。

 

川神一子

「ちょっとクリとまゆっち、なんで入り口で騒いでんのよ。」

 

川神一子、川神院の養子で次女という扱いになっている。

強い姉に憧れ武術の名門川神院の師範代を目指したが才能のなさを実感し、今では、栄養士を目指し邁進している。

あだ名は「ワン子」

 

源忠勝

「てめぇら邪魔だ、どきやがれ」

 

源忠勝、口が悪いが他人を気遣う行動が多く仲間からツンデレと呼ばれファミリーの兄貴分として親しまれている。

あだ名は『ゲン』

 

クリス

「おっとすまない、ゲン殿

って、なんでキャップは引きずられてるんだ?」

 

忠勝

「基地の前で突っ立てたから連れてきたんだよ。」

 

風間翔一

「ゲンさんひでーぜ、

リーダーとして最後に入りたかったのによぅ。」

 

風間翔一、風間ファミリーのリーダーで冒険好きな少年。

かなりのイケメンなのだが色恋に興味はなく、一部からは残念なイケメンとされている。

運命女神に好かれているかの如き極運の持ち主。

 

卓也

「はは、リーダーってむしろ先に来ると思うけど……。」

 

岳人

「そういえばよ、ワン子

モモ先輩は一緒じゃなかったのか?」

 

一子

「お姉様なら大和と一緒に来るって。」

 

忠勝

「九鬼紋白と来るんで護衛役だとよ。」

 

「ん?あの執事が護衛じゃないの?」

 

京は不思議に思い尋ねた。

 

一子

「大和が、基地には出来るだけ人を入れたくないって言ったらしくて、お姉様が護衛になったらしいわ。」

 

岳人

「大和も、モモ先輩もかなり認められてんだな……。

俺様なんて理解力が低いつって宿題出されてんのによぅ」

 

九鬼で働くべく語学訓練に苦労している岳人は内容は違うが同じく訓練している二人を思い呟いた。

 

小雪

「んー、まだかなぁ?」

 

小雪が低いテンションで言う、どうやら待つのに飽きたらしい。

 

由紀江

「もう来ますよ、入り口に気を感じます。」

 

気を読むことが出来る由紀江が言った。

 

川神百代

「おしいな、まゆまゆ

私はもう後ろに居る。」

 

いつの間に入ったのか既に部屋の中に居た。

 

川神百代、川神院の長女で四天王最強のチカラの持ち主。

かつて不敗をほこっていたが、三度に渡り敗北し今ではさらに強く成りつつある。

 

百代

「忍足あずみから教わった、隠密術だ。

ちなみに外の気配は大和ともんぷちだぞ。」

 

クッキー1

「なんでお客様を外に待たせるんだよ、百代。」

 

お世話型として許せないのかクッキーが憤慨し、怒る。

 

百代

「もんぷちが望んだことだぞ、

少しでも不快にさせたくないから全員が許可だしてから入るとさ。

 

聞かなくとも分かるだろうに……」

 

めんどくさいというように低めの声で百代が言うと全員が顔を見合わせて、大きく頷いた。

 

 

 

 

 

九鬼紋白

「フハハハ!我、降臨である。」

 

九鬼紋白、世界に名を轟かす九鬼家の次女

姉兄と腹違いだが仲がよく、敬遠されていた義母とも最近仲良くなれた。

 

直江大和

「だから大丈夫だって言ったでしょう、紋様」

 

みんなが笑顔で向かえ入れる姿を見て言う、大和。

 

直江大和、風間ファミリーの作戦参謀であだ名は『軍師』

様々な事件やイベントでフラグを建てまくる正に主人公。

今は、九鬼家で紋白付きの執事をやっている。

 

小雪

「ぼくも仲間にいれてよ~。」

 

「椎名菌は近寄るな、懐かしいね大和。」

 

大和が紋白に言った言葉に反応し小雪と京が囁くように言った。

 

 

大和

「あー、あの時は悪かった、

もう勘弁してくれ!」

 

「クク」

小雪

「うぇーい」

 

大和が悲鳴のような声を発すると、面白そうに笑う小雪と京。

かつてイジメられっ子だった二人はどこか似ているらしい。

 

 

岳人

「おい大和、今日はなんで視聴室集合なんだ?

紋様まで呼んでよう。」

 

椅子に座りしばらく談笑をした後、

岳人は、本題は何かと切り出してきた。

 

大和

「ああ、それについては紋様が話してくれるぜ。」

 

紋白

「うむ、

まずは先日の礼だ、ありがとう。

そして、すまなかった。」

 

一子

「ちょ、ちょっとなんであなたが謝るのよ!

あなたが謝る必要ないじゃない。」

 

渋い顔で謝る紋白に慌てて一子が止める。

 

岳人

「そうだぜ、紋様。

それに改めて礼なんてしなくても、

俺様や大和は就職、キャップはスポンサーについて貰うなんて風に充分過ぎる礼を貰ってるんですぜ。」

 

紋白

「風間には元々そうする予定だったのだ、

島津はうちで働くだけのポテンシャルがあった。

大和に至っては、相談役としていっそう世話になっておる。

それに他の者には何も……。」

 

納得できないと云うように言う紋白。

 

百代

「だが私は、ヒュームさんと戦えたからさらに強く成れたし、燕と戦えたのはご褒美みたいなものだぞ。」

 

由紀江

「そ、そうですよ、良い鍛練になりました。

それにお友達じゃないですか。」

 

紋白

「む、しかし……。」

 

大和

「紋様、大きすぎる恩赦は堕落させるだけですよ。」

 

百代

「説得の為でもその言い方はイラッとくるぞ大和。」

 

卓也

「ていうかまだ、後引いてたんだね、その喋り方。」

 

大和

「え、あ!」

 

しまった、というように顔を赤らめる大和。

その姿を見たファミリーのみんなは、笑いだすのだった。

 

 

 

大和

「紋様、そろそろ次の話を……。」

 

紋白

「む、そうであったな。

フハハ、実は映画が完成したのだ。」

 

小雪

「えいが~?」

 

小雪は何それ~、と聞く。

紋白

「うむ、

あの事件は表向きには映画の撮影となっていたであろ、だから実際に映画にしたのだ!」

 

一子

「おおぅ、すごいわね。

でも、よくそれだけの映像があったわね。」

 

紋白の答えに一子は更に尋ねる。

 

紋白

「実はの、父上は全てを見通しておったようで、至るところにカメラをしかけていたのだ。」

 

卓也

「さすがは九鬼の当主だね。」

 

そう言った卓也の声は呆れ気味だった。

 

忠勝

「つか、プライバシーはどうなってんだ?」

 

紋白

「む、今日はそこについて話しに来たのだ。

問題のある部分は更に編集、一部改変する故、

事後になって悪いが確認をして欲しい。」

 

一子

「それなら、早速見ましょうよ。」

 

翔一

「おう!俺の活躍か楽しみだぜ。」

 

翔一が急かすとデッキに一番近い小雪がディスクを受け取り

再生した。

 

 

 

 

 

百代

「う~、私の出番が少ないじゃないか~」

 

映画を見終わると百代を中心に全員が感想を言い始める。

 

クリス

「自分はマルさんや与一の助力が合って勝てたのに犬やまゆっちはすごいな~」

 

一子

「あたしも与一のおかげよ。

後でお礼言っておかなくちゃだわ。」

 

由紀江

「義経さんはお強かったです。

ぜひまた稽古したいですね。」

 

「川神水で弁慶を酔い潰す大和もステキ、私は大和の白いので酔わせて欲しい!」

 

岳人

「俺様とゲンさん愛のツープラトン……やっぱ卑怯くせぇな。」

 

忠勝

「あの時は勝てれば良いと思ったからな。

つか、愛ってなんだよ、気色悪ぃな。」

 

卓也

「生徒会長のとこに居たの大和の両親?

なんかすごく強くない!?」

 

翔一

「俺の活躍結構カットされてんじゃねぇかよ~」

 

小雪

「うぇ~い

ぼくもちゃんと映ってるよ~」

 

大和

「とりあえず評価自体は良いみたいですね紋様」

 

紋白

「そうだな

……少し二人で話したいことがあるのだが良いか大和」

 

大和はファミリーにひとこと告げ、屋上へと向かった。

 

大和

「どうしたんです紋様、みんなからもっと詳しく感想を……」

 

紋白

「あの日のことで大和に聞きたいことがあるのだ。」

 

大和の言葉を遮る紋白の声には迷いが感じられた。

 

大和

「感想ならすでに部屋でしたはずですけど……

どうしたんですか?」

 

迷いが見える主の言葉に不審がる大和。

紋白は一度大きく息を吸い話し出した。

 

紋白

「大和、弁慶のことをどう思っている。」

 

大和

「……何のことですか。」

 

あの日、弁慶を酔い潰すとき、

恋慕の情を少なからず持っていた大和は酔って艶やかな弁慶を襲った。

 

このことを大和は後悔していなかった。

最後には弁慶もノッていたし、

大和自身襲われる形で他の女性と関係を持ったことがあり、

好意を持っていれば気にする必要ない、と開き直っている大和にとっては問題なんかなかった。

 

しかしあの後、弁慶と話す機会が少なく中途半端な関係なため何とも言えず、とりあえずはごまかすことにした。

しかし……

 

紋白

「わかっておろう大和、

父上のオリジナルビデオにはカットした酔い潰す最中のことが映っているのだ。

このことは弁慶を外すと我と父上しか知っておらん。

もう一度問うぞ、弁慶のことをどう思っているのだ?」

 

紋白のまっすぐな瞳と

しっかりとした口調に問いただされた大和は、

ごまかせないと観念して改めて弁慶への気持ちと、適した言い方を考え出す。

 

紋白

「大和、我は…九鬼は弁慶たちの保護者なのだ。

本来ならどんな理由があろうと危害を加えたおまえを許すことができん。

 

しかしな我は大和のことを好いておる、無論、愛であるぞ。

 

誘導のつもりなどはないが、我が誅罰せねばならぬような答えはやめてほしい。」

 

大和は紋白の突然の告白に心が揺れた、

ここ数日執事として紋白と時間を共にする中、兄弟の情に近いものを持っていた、

しかし今の告白で気づいてしまった、

紋白に対する気持ちは、弁慶に対するものと同じ愛情だった。

 

大和は悩んだ末、答えを出した。

 

 




――――――――――――
 __________
→俺は弁慶を愛している
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 __________
 俺は紋様も好きなんだ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 __________
 困った時はヤドカリだ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
――――――――――――

この作品は、ハーレムルートというわけですが、さすがにキャラが多すぎるので、いくつかのグループに分けてのハーレムになります。

Aをプレイするまでは、更新・公開しない予定でしたが、以前公開していたサイトで削除処分されましたので投稿します。
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