ウルトラマンの力を持った男のハイスクールD×D   作:サンバガラス

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すみません。遅くなりました。色々とネタなどを考えていましたからつい。それと今回は、長いです。


第12話 ウルトラマンは、1人の姫を救う

勇希side

 

あれから10日が経って、リアス先輩とライザーさんがレーティングゲームで決着を付けたんだけど、結果は、ライザーさんが勝った。結構良いところまで出来ていたけど。リアス先輩は、ライザーさんと結婚することが決定した。そして部屋にいると、床に魔法陣が出て、そこからグレイフィアさんがやって来た。

 

「どうしたんですか?」

 

「・・・勇希様。これをどうぞ」

 

そう言って、僕は、グレイフィアさんから、リアス先輩とライザーさんの婚約パーティーの招待状を貰った。

 

「これがあれば、婚約パーティーの場所まで移動出来ます」

 

「どうしてこれを僕に?」

 

グレイフィアさんが説明した。なるほど僕がリアス先輩を助けたら良いんだな。そして僕は招待状を使った。

 

勇希side out

 

イッセーside

 

今俺達は、ライザーと部長との婚約パーティーに来ているが、正直俺は、行きたくなかった。クソ!俺がもっと強ければ、こんな事には、ならなかったのに。そんな事を考えているとライザーが、白い礼服にも似た物を着用して会場を中心に、炎と共に現れた。

 

「冥界に名だたる貴族の皆様、御集りいただき、光栄に思います」

 

そして会場の視線が一気に集まった。

 

「今日、皆様に御集りいただいたのは、私と名家グレモリー家の次期当主、リアス・グレモリーとの婚約という歴史的な瞬間に立ち会っていただきたく思いました。それでは・・・登場していただきましょう、我が妃・・・リアス・グレモリー!!」

 

ライザーがそう言うと、白いウェディングドレスに身を包んだ部長が魔法陣と共に転送された。部長の姿を見て、多くの男が唾を飲み込む。すると、ドアを開ける音が聞こえた。会場にいる全員が向くとそこにいたのは、

 

「おっ。よかった。間に合った」

 

円谷だった。すると誰かが言った。

 

「何だ?あの少年は?」

 

するとグレイフィアさんが言った。

 

「あの方の名は、円谷勇希様。リアスお嬢様のご友人の“人間”です」

 

すると周りが騒ぎ始めた。

 

「人間だと!?何故そんな者がこの場所に!?」

 

「馬鹿な!?何かの冗談では、ないのか?」

 

「そんなわけが無いだろうが!?」

 

何が色々言っている。するとライザーが衛兵に指示を出した。

 

「な、何をしている!さっさとつまみ出せ!」

 

「で、ですが」

 

「早くしろ!人間ごときに、このめでたい場を汚されてたまるか!」

 

ライザーの指示によって衛兵達が、円谷を捕らえようとしたけど。

 

「退けぇぇぇぇ!!!」

 

円谷が殺気を出しながら言ったので、衛兵達が動かなくなった。

 

「退け!僕が歩く道だ!」

 

そう言って、円谷は、部長の元まで行った。するとライザーが言った。

「貴様何しにきやがった」

 

「それは、そこの人に聞いたら、分かると思うけどね?」

 

円谷がそう言うと、部長のお兄さんであり魔王であるサーゼクス様が言った。

「ええ、これは、私が用意した余興ですよ」

 

また、周りが騒ついた。

 

「実は、彼は、不思議な力を持っていてね。それで、私が呼んだんだ」

 

「サーゼクス様!そのような勝手な事を!」

 

するとサーゼクス様は、言った。

 

「いいではないですか。しかし、ゲーム経験がない妹が、フェニックス家の才児である。ライザー君と戦うには、少々分が悪かったかなと」

 

「では、サーゼクス。お主は、どうしたいのかな?」

 

「私は、妹と婚約パーティーを派手にやりたいと思うのですよ父上。人間対フェニックス。フェニックス相手に人間がどこまで戦えるか、見たくないですか?」

 

サーゼクス様の意見で皆が黙った。てゆうか、ウルトラマン対フェニックスじゃないのかな?そしてサーゼクス様が言った。

 

「人間君。お許しは、出たよ。ライザー君。戦ってくれるかな?」

 

「いいでしょう。このライザー、身を固める前の最後の炎をお見せしましょう!」

 

「わかりました」

 

「所で人間君。君が勝った場合の代価は何がいいかな?」

 

サーゼクス様が円谷にそう言った。するライザーが言った。

 

「そんな、たかが人間如きに何故!?」

 

「彼は私の願いに応えるため、この場にいる。そして私は彼に願いを頼んでいる側だ。文句は言えまい」

 

そして円谷とライザーは、移動した。多分勝てるなこれは。そう思っているとドライグが話しかけ来た。

 

『どうかな。まあ、あの人間はそこそこできると思うがあまり期待は、しない方がいいぞ』

 

マジで!?えっ!どうすんのさ!?

 

『ここで見るしかないな』

 

大丈夫なのか?円谷。そう思っていると戦いが始まった。そして円谷は、変身した。今回のウルトラマンは、銀色の体だった。すると周りが、騒ついた。そして円谷の変身した姿を見て、ドライグが怯え始めた。

 

『ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、あ、あいつ、だったのか。あいつがすぐ近くにいたのか。もうダメだ。お終いだ。ウワァァァァァ(絶望)』

 

ど、どうしたドライグ!?ドライグ、ドライグ、ドライグーーー!!

 

イッセーside out

 

勇希side

 

さて、なんか誰かが叫んでいる声が聞こえてきたけど、まあいいか。今僕は、初代ウルトラマンに変身して、ライザーさんと向き合っている。するとライザーさんが言った。

 

「ふん。珍しい神器を持っている程度で俺に勝てると思っているのか?」

 

「さあね。早くかかって来いよ」

 

戦おうとすると誰かがライザーさんに言った。

 

「ライザー!!」

 

「何ですか父上?」

 

「ライザー!今すぐリタイアしろ!!!そ奴だけは決して相手をしてはならん!!」

 

「何故ですか!父上!!私が只の人間にやられるとでも?」

 

うん。只の人間じゃないよ。ウルトラマンだよ。

 

「そ奴は、只の人間ではない!!!そ奴はウルトラマン。我々でもかなわなかった二天龍をたった1人で倒した奴なんだぞ」

 

「ご冗談を!そのような奴がこの人間なわけないでしょう」

 

そう言って、ライザーさんは、背中から炎を出して、戦闘態勢をとって、攻撃してきたので、交わして顔を殴った。

 

ドゴン!!

 

「グベェ!!」

 

そして腹を殴って蹴り飛ばした。蹴り飛ばされたライザーさんは、少しふらつきながら立ち上がった。

 

「どうした?この程度がフェニックスなのか?」

 

少し挑発した。

 

「こ、この舐めるなぁぁぁ!!」

 

大きな火球を出して攻撃してきた。とりあえず、リバウンド光線で守ってからウルトラスラッシュで攻撃し、ライザーさんは、右腕を斬られた。

 

「うがぁぁぁぁぁ!!」

 

ライザーさんは、苦しんでいる。ああ確か悪魔は、光がダメだったけ?するとライザーさんが言った。

 

「き、貴様。そ、それは、光の力か!?」

 

「そうだよ。てゆうか、さっき、君のお父さんが注意してたじゃないか」

 

僕が呆れた風に言ったのでライザーさんは、怒った。

 

「舐めるのもいい加減にしろぉぉぉぉ!!!」

 

こっちに向かって走って来たので、右腕を前に真っ直ぐ伸ばして、体内に蓄積された熱エネルギーをリング状の光線にして放った。

 

「ウルトラアタック光線!!」

 

受けたライザーさんは、凝固した。

 

「う、動かないだと!?」

 

そこから念波を送ってライザーを粉砕した。そこからライザーさんは、復活したが、今にも倒れそうな状態だった。僕は、トドメとしてスペシウム光線のポーズをしようとした。その時にライザーさんが何か言い出した。

 

「ま、待て!分かっているのか!?この婚約は、悪魔の未来がかかっているんだぞ!お前のような何も知らない人間如きが分かっているのか!?」

 

「そんなもんは、知らない!僕が戦う理由は、只1つ。リアスさんを取り戻すことだけだ!!!」

 

「ヒッ!!!」

 

「これで終わりだぁぁぁぁ!!」

 

今度こそ、スペシウム光線を放とうした時、誰かがライザーさんの前に現れた。

 

「もうやめてください!」

 

確かレイヴィル・フェニックスだったけ?そんなことは、どうでもいい。

 

「そこを退け!」

 

「い、嫌です!」

 

「もう一度言う。そこを退け!僕は、君を攻撃したくない頼む」

 

「そ、それでも嫌です!」

 

レイヴィルさんは、脚を震えながらライザーの前に立っている。・・・・しょうがない。

 

「・・・分かった。分かったから、そこを退いてください」

 

するとレイヴィルさんは、その場に座り込んだ。そして、ライザーさんの顔を見ると、何かを企んでいる顔だった。するとレイヴィルさんごと僕に攻撃をして来た。僕は、瞬時にレイヴィルさんをお姫様抱っこして、その場から少し離れた。

 

「大丈夫ですか?レイヴィルさん?」

 

「だ、大丈夫です」

 

とりあえずレイヴィルさんに怪我ないか、確かめるために聞くと、顔を赤くして言った。それにしてもあいつ。自分の妹ごと攻撃しやがって!!僕は、怒った。僕はライザーさんの方を向いた。

 

「貴様、自分の妹ごと攻撃しやがってこの男のクズが!!貴様は、絶対にゆ” る” さ” ん”!!!」

 

僕はライザーさんに向かって怒りと殺気を出しながら言ったので、ライザーさんは、完全にビビっている。僕はカラータイマーを物凄く青く光らせると、体の後ろから光が出て、体が一瞬黄金に輝いてから、両手で十字型にして放った。これは、スペシウム光線よりも強力な光線技である。

 

「マリンスペシウム光線!!!!」

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

その光線は、七色に輝きライザーに当たって、ライザーは、爆散した。するとアナウンスが聞こえて来た。

 

『ライザー様、戦闘不能。この勝負、円谷勇希様の勝利となります』

 

 

 

そして僕は、リアスさんがいるところまで戻って来た。するとサーゼクスさんが言った。

 

「円谷勇希君、ありがとう。さて、報酬は、何が良いかな?絶世の美女かい、爵位かい、お金どれかな?」

 

「僕が望む報酬は、リアス・グレモリーさんを貰う事です」

 

そう言って僕はリアス先輩の方を向いて、右手を差し出した。

 

「さあ行きましょう。リアスさん」

 

そう言って僕は、リアスさんを連れて行った。婚約パーティーを出て、招待の裏に描かれている魔法陣を使って、グリフォンを召喚して、僕とリアスさんは、乗った。そしてグリフォンに乗って空を飛んでる最中にリアスさんが言った。

 

「勇希、ありがとうね」

 

「いや、僕はただ、リアスさんを助けただけですよ。それにリアスさんには、好きな人と結婚して欲しいですから」

 

「ふふ。好きな人と結婚して欲しい、ね」

 

すると僕の唇がリアスさんの唇で塞がれてた。

 

「!?」

 

「女の子のファーストキスよ。大切なものだから好きな人にしかあげないのよ。私は、欲深いわよ。覚悟してね♪」

 

こうして僕は、フラグを見事に建ててまった。ゆうまでもないがリアスさんは、次の日から僕の家で暮らすことになった。やったね。た○ちゃん。

 

勇希side out


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