ドライグ
目が覚めたら赤ちゃんになっていた。どうやら本当に転生したっぽい。親が俺の事を一誠と呼ぶのであの爺さんが言ったように、兵藤一誠になったんだろう。
それよりなぜこうなったんだろう?転生したいと願わなかったからか?まあ済んだことはどうでもいいや。イッセーとして生まれたならイッセーとしてハーレムを作って行こう。
なんかやけに眠い、赤ちゃんだからかすぐに眠くなる。まあ他にできることもないし寝るかな。
「ここどこ?ってか喋れるし」
なんか赤い空間にいる。姿は赤ちゃんのまま喋れるのはなぜ?まさかまた死んだのか。
「何故お前がここにいる」
声がする方を見てみると赤いドラゴンが居た。こいつがドライグなんだろうか?
「赤龍帝さんでございますか」
ドラゴンからの威圧感が半端ないこんな喋り方になんのはしょうがない。
「そうだ。もう一度聞くが何故お前がここにいる。しかも赤子のままで」
「気が付いたらここにいました」
「なっ、そんなわけないだろ」
「しかしそれが事実だ」
するとドライグは思考に入ったようで一人ぶつぶつと呟く。弱いとか、才能がなさそうとか失礼な言葉が聞こえる。
ドライグが居るからここは精神世界なんだろうけど、知らん間にどっか行くこと続いてるな。いつか次元の狭間にも行ったりして......やばいなそれ。このままもし行ったら消滅するんじゃないか?
「ドライグ俺に力の使い方を教えてくれ」
「構わないが、その姿でどうするんだ」
しまったー!!今赤ちゃんのまんまだった。どうするか......そうだイメージするんだ。ここは精神世界、イッセーの姿を思い浮かべれば、ご都合主義とかでどうにかなるはず。
そして俺はイッセーの姿を...姿を...思い出せない。まあ兎に角、大人の自分を思い浮かべる。すると体が見る見るうちに大きくなっていく。
「おお、まさかの成功するとは。それで、どうすんの」
「出ろと念じれば、神滅具が出てくるだろう」
「すっげー適当じゃね。そんなんで出来るわけ」
「それを出せるのがここに来る最低条件だからな」
おおなるほど。俺は意識を集中させる。
すると左手が強い閃光を放ち、赤い籠手が出てきた。
「出せたな。それではまず使い方からだが」
そしてドライグから神滅具の使い方を聞いた。能力は10秒毎に力が二倍になるとか、有効な使い方など色々と教わった。
何でも倍にできるらしく、自身の能力の効果を倍にして時間を短縮しろとか、体力が減ったなら残った体力を倍にしろなどと、そんなのありなんだろうか。
さて、講座も終わりついに実戦なんだが。
「練習になるのか?これ」
相手はもちろんドライグである。ただの人間である俺が、自分の限界まで力を上げてもドライグに軽くあしらわれるだろう。それはまあ特訓ということで別にいいが、仮想相手がドラゴンって。
「ドライグ人型になれる?なれんならなってくれ」
「ああ構わんぞ」
ドライグが光だし姿を変えていく。光が止まりドライグが現れる。
肩までかかった深紅の髪。真っ赤なドレスにそこから見える白い肌。堂々とした立ち姿の幼女がいた。
「なぜにそんな姿なわけ」
「好きでこんな幼児体型になったわけではない。アルビオンのせいだ」
アルビオンって確か二天龍の片割れで白龍皇と呼ばれるドラゴンだっけで、二人は宿敵同士だったけ。
「アルビオンのせいってどういう事なわけ」
「奴より私の方がスタイルが良いのが気に食わんかったのか半減の力を使い、私をこんな体型に。あの貧乳め」
それからドライグは愚痴やらなんやらいろいろと話し始めた。
話を聞いてるとどうも二人は姉妹らしく、姉より優れた妹などいないとドライクの胸とか胸とか体とか半減たしらしい。しかも元に戻してもアルビオンにまた半減されるそうで結果、姉妹喧嘩勃発でまあいろいろあって封印されこの体型から戻らなくなったらしい。
うん、バカらしいわ。とりあえずドライグを慰めてから特訓に戻ろうと思う。
ヒロイン№001 『赤龍帝』ドライグ