ほんっっっっっっっっっとうに遅くなってすいません!!!
忙しいを理由にしても遅すぎますよね……もう少し投稿速度を上げれたらと思います。
時間かかった割に文字数も少ないし……何やってんだおれぇぇぇ!!
「私はナナカマド、ポケモン博士をしている者だ。」
「な、ナナカマド博士!?」
一種の感動のシーンをまさかの目当ての人物であるナナカマド博士にぶった切られるとは…
というか、ナナカマド博士だ!!
やってた時渋い博士だなぁって印象があったナナカマド博士だ!
取り合えず、抱擁をやめてナナカマド博士に挨拶として右前足を挙げる。
「ピカ!(初めまして、ナナカマド博士。)」
「ほう。」
「ピ、ピカ?」
ナナカマド博士は俺に何かを感じたのか俺の前で屈んでじっと見る。
そんな見られると年甲斐もなく照れますなぁ。
やはりピカ様ボディーはポケモン博士すら魅了するのか。
俺もナナカマド博士の目から自身の目を逸らさずにじっと見つめる。
すると、ナナカマド博士はうむ!と言ってから立ち上がってアリアに話しかける。
「素晴らしい!野生のポケモンとは思えぬ程人に慣れていてかつこれ程真っ直ぐな目をしたピカチュウは初めて見る。」
「本当ですか?ピカチュウ、ナナカマド博士もあなたみたいなピカチュウは初めてなんだって!」
「ピカ…?(それは喜ぶべきなのか?)」
首を傾げる。
いや…でも、ポケモン博士でも初めてってのは凄いことだよな。
あ、そう思うとめっちゃ嬉しい。
キャー博士の初めてよー!
ヴォエ!
正直無いわってなりましたよ今。
ピカチュウの姿でも限度はあるんだぞ!
アローラのあれはなんだろうね!俺は無理!
「して、君の名前は?」
「私、アリアっていいます!」
「アリア……おお、そうか君がアリアか!君の母親から連絡は貰っている。
迷子になるかもしれないので気ままに待っていてくださいとな。」
「うぅ…お母さん、それは酷いよぉ……」
「ピカピーカ。ピカァ?(実際迷子でしたな、ま、俺のおかげでここに来れましたけどね?)」
「さて、立ち話もいいが、私の研究所で続きを話そうではないか。
ついてきたまえ。」
「はい!行こ、ピカチュウ!」
「ピカピ!(あらほらさっさ!)」
元気よく返事をする。
そらもうアリアの最初の手持ちになるわけですしね、従順ですよ。
可能な限りな!
トコトコと歩いて、ふと思う。
そういえば、このポケモン世界…どっちだ?
ゲーム版かアニメ版か。
それとも実はSPECIALな方とか?
無いない。
まあ、ギンガ団とかはあるだろうし油断はできないな。
しかしピカ様になった俺がいるから平気平気。
何をもって平気と言ってるかは分からないけど平気。
レベルは知らんけども技は多いからさ。
でも、”アイアンテール”や”あなをほる”があるのは驚いた。
創造神の計らいなのか、このピカチュウの体が天性ともいえる才能があるのかは分からないけど……
こいつぁいいや!DONDONやろうぜ☆
「ここが私の研究所だ。」
「おぉ~!ここがナナカマド研究所!大きいね~」
「ピカピ(それな。)」
デカいなぁ……
アニメ版ナナカマド研究所だなぁ……
うっそだろお前。
じゃあここはアニメ版?
いや、202番道路はゲーム準拠だった。
となると……これはごちゃ混ぜか?
アニメ版もゲーム版もある世界。
設定に無理がない統合世界ってことか?
……いかんいかん、そういった視点はなしだ。
しっかりと生きてるんだ、俺だけがその視点なのはおかしいだろう。
「さ、入りなさい。」
「はい、お邪魔します!」
「ピカピーカ!(邪魔しに来ました。)」
ナナカマド博士が俺たちを中へと入れてくれた。
中はかなり整っていて観葉植物も多くある。
他の研究員がちらほらと見えるが忙しそうだ。
机に鞄を置いたナナカマド博士はこちらに向き直る。
「さて、アリアよ。
本来であれば君には最初の三匹の内一匹を選んでもらうつもりであったが……もうピカチュウという相棒がいるようだ。」
「はい!ピカチュウが私のパートナーです!」
満面の笑顔でそう言い切るので照れるな。
無邪気っていうのかな、こういうのは。
ナナカマド博士はその言葉に満足そうにうなずく。
「うむ、ならば私が渡すのはモンスターボールとポケモン図鑑だけだ。
しかし、渡す前に一つだけ問おう!」
「……」
いったい何だろうか。
真剣な雰囲気だ。
「君はこの広い世界で冒険する身だ。
君に、何か夢は、目標はあるのかね?」
「私は―—」
俺はアリアを見上げる。
どうなんだろうか。
ポケモントレーナーにはなりたいのだろうけど目標とかは聞いてないな。
アリアは少し瞑目した後、真剣な目つきで笑みを浮かべる。
「——ポケモンマスターになります。そして、伝説の、神話のポケモンをこの目で見つけるのが目標です!」
「ピカ……」
へぇ、と思った。
とても純粋な夢だ。
しかも、なりたいではなくなります。
必ず自分はそれになるという意思を俺は言葉から感じ取った。
ナナカマド博士はそれを聞き、うむ、と頷き机に綺麗に保管されていた図鑑とボール数個を手に取る。
そして、それをアリアへと手渡す。
「君ならば道を違えることはないと信じてこのポケモン図鑑とモンスターボールを託そう!
君の夢と目標が叶うことを祈る!」
「っ、はい!ありがとうございます!!」
「うむ、アリアよ!君の夢を応援しよう!」
わお、めっちゃ期待されてるじゃん。
博士も研究者だし、伝説のポケモンを図鑑越しでも見たいんだろうか。
まあ、他の伝説と違ってこのシンオウの伝説のポケモンは本当の神様だからな。
出会えたら自慢レベルなんだろうか?
「じゃあ、ピカチュウ!このモンスターボールの中に入ってくれる?」
「ピカッ(あ、そうだよね、君の手持ちになるんだもんな。)」
最後の確認といった感じでアリアは俺にモンスターボールを近づける。
あくまで俺の判断、か。
モンスターボールにポケモンを入れるのにはしっかりとした意味がある。
自分の手持ちが間違って他のトレーナーにゲットされないようにするためだ。
誰だって自分のパートナーが盗まれたら悲しい。
これはそういったことがないようにするための物でもある。
ボールごと盗まれたら?それは管理不足ですね。
悪の組織は卑劣だから気を付けよう。
え?バグで相手のポケモンをゲット?
あなたって最低のくずだわ!
さて、と差し出されたモンスターボールをジッと見る。
あの小さな白いボタンを押せば俺はアリアのポケモン。
これから多くの苦難を共にするだろう。
けれど、それ以上に楽しいことだってあるに違いないのだ。
ここはポケットモンスターの世界なんだから。
だから、取る行動は一つだった。
俺は迷いなくモンスターボールのボタンを笑顔で押して中へと吸い込まれた。
「ピッピカチュウ!(これからよろしく、アリア。)」
「っ!ピカチュウ!」
「うむ……何度見ても――」
「――人とポケモンが歩み寄り道を共にする瞬間は胸が躍るものだ。」
こうして俺はアリアのパートナーとなった。
ゲットされてすぐにボールから出された俺は本当に嬉し気な顔をしたアリアに抱き着かれた。
これから、どんな冒険と出会いがあるのか。
それに想いを馳せる。
そして、いつか俺がこのピカチュウの体になった訳を知ろう。
過酷な道のりでもこの子となら行ける。
自然とそう思えた。
ちなみにモンスターボールの中は意外と広くて快適だった。
流石はホエルオーも入るとんでもボールだな。
かがくの ちからって すげー!