あの...僕だけアバター戻ってないんですけど   作:黒巛清流

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一か月ぶりぐらいですかね、お久しぶりです

本当に最近忙しくて…!
短いのを作るので精一杯でした。


鍛冶屋とお話

コーバッツさんは結局強化詐欺の被害にあってしまったようだ。

だけどもそのおかげで種が分かった。クイックチェンジを利用した方法のようでほとんどはキリトが気づいていたけど

 

「こっちにもクイックチェンジがあればなぁ…」

「あ、僕あるよ」

「あんの!?」

 

キリトがこっちを思いっきり振り向く、うん。実用的じゃないからね。

《投擲》で余った剣とか投げてて回収でクイックチェンジ使ってるって言ったら変な顔された。でもこれ結構有効だったりするんだよ。火力高いし

 

「ならこの手が使えるな、まず…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すみません、強化をお願いしたいんですけど」

「は、はい!強化…ですか」

「あれ?タイミング悪かったですか?」

「い、いえ!!大丈夫です!」

 

僕が剣を取り出そうとするとネズハさんは慌てたが大丈夫らしいので渡す

 

「種類は『丈夫さ』素材は料金込みで90%でお願いします」

「…グレイズ・シャムシールの+6、しかも試行2回残しですか。《鋭さ》+3に《速さ》+3!クリティカル重視のいい剣ですね…これに《丈夫さ》を強化すればもっと…」

 

するとネズハさんは苦痛に耐えるようにその顔をゆがめるとわずかにうつむく

 

「…では、はじめます」

 

カァンッ!と響く槌音を聞く、魂のこもったいい音だ。

強化作業に叩く丁寧さはいらない。β時代に適当に叩いて調べてみた人達もいたが確率は変わらなかった。

しかしこのネズハさんが出す槌音は本当に大切に思っているかのような…

 

でもこの強化は必ず失敗する

 

なぜなら

 

 

パリィィンッ!

 

 

試行回数0のエンド品だからだ

 

 

「すみません!!!本当に申し訳ございません!!!」

 

ネズハさんは地面にたたきつけるレベルで頭を下げる。

でも

 

「大丈夫ですよ」

「…え?」

 

僕は左手でメニューを操作し《クイックチェンジ》を使用する

すると僕の右手にグレイズ・シャムシールが戻ってきた。

 

「話、聞かせてもらえる?」

 

アスナとキリトがやってきた、ネズハさんは覚えているのか唖然とした表情で僕達を見ている、すると諦めたかのように長年の呪縛から解放されたかのようにわずかに笑みを浮かべて呟くように言った。

 

「そう…ですか、謝って、許されることじゃないですよね」

 

彼は項垂れながらぽつりぽつりと話始めた。

 

「せめてお返しできればいいのですが無理です...ほとんど全部、お金に換えてしまいましたから...私に出来るのは...もう、これしか...!」

 

右手のスミスハンマーを落としたことすら気に留めず走っていく、その先は…崖だ。

 

「まずいっ!」

「早く止めないt…」

 

キリトとアスナが走り出そうとした瞬間、僕はすでにネズハさんの隣にいた。そのまま僕は肩をつかみ彼を地面に引き倒す。

僕を見たネズハさんがわずかにおびえた表情を取る。僕は今凄い顔をしているだろう。自分でわかる

遅れてきたアスナとキリトも驚いたような表情を取っている。

 

「…僕はね、今回のことでは別に何も言う気はなかったんだ」

「周りからは色々言われるだろうけど僕ぐらいは味方しようと思ってた」

「でもね、それはダメだ。それだけはダメなんだ…」

「自分で命を絶つ、それは何の解決もならないんだ…」

 

僕がそういうとネズハさんは拳を振るわせて叫ぶ

 

「どうせ!どうせ僕みたいなノロマはいつか必ず死ぬんだ!モンスターに殺されるのも自殺するのも、早いか遅いかの違いなんだ!」

「どっかの誰かみたいだな」

 

キリトがそういうとアスナがキッとキリトを睨む、そういうことがあったのかな

キリトはその視線を避けるとそのまま言葉を続ける

 

「あともう一つ、それなら何で強化詐欺なんかやっているんだ?早いか遅いかの違いと思っているなら、自殺をしていてもおかしくないと思うが…」

「それは…」

 

話を聞いたところ、FEC判定を受けてしまい。大きく攻略に遅れることになった。

最初はチームメンバーにのけ者にされたくないネズハさんにチームのメンバーがこの仕事を押し付けたと思ったんだけど。レジェブレの人達は…リーダーのオルランドさんは彼を見捨てなかったらしい。道理で連携や装備はしっかりしてるのにレベルが低いと思っていたら。

これでレベルも高かったら前線組でも上位に入る面子になっていたであろう

 

そして投剣スキルが役に立たず、戦闘職をあきらめた頃

一層のボス攻略のメンバー募集が始まったらしい、その時には前線からは大きく遅れてしまっていたらしい。

そんな時、黒ポンチョの男が話しかけてきたとか

 

「ですが!!これは僕が…僕自身のために勝手にやったことなんです!だから…!」

「分かっているよ、仲間を巻き込みたくないのは…」

「はい…」

「でもね、そんなのはダメ。死にたいのなら戦いの中で…《伝説の勇者(レジェンド・ブレイブ)》として死になさい」

「…ッ!」

 

まぁ本当に死ぬのはダメだけど、と後に付け加える。

 

それにしても投剣…か

本来は所持できる量が決まっており、本来の攻撃の援護ぐらいにしか使えない。

でも確か…

 

「キリト、確か面白い武器が手に入ったとか言ってなかった?」

「あぁ、これだろ?」

 

とあるボスのLAボーナス《チャクラム》を取り出した。手元に戻ってくる投剣武器である。

 

「さて、ネズハさん。いえ、ナーザさん」

 

僕は一度言葉を切って続ける

 

「鍛冶スキルを捨てて戦士に戻る気はありますか?」

 

彼の返答は早かった

 




思ったより長くなりそう。
次は早くできればいいなぁ…

次回はボス戦まで行ければいいなぁ…
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