ミッドチルダの大魔導師プレシア・テスタロッサが暴走して引き起こしたPT事件であるが、時空管理局と二人の魔導師の少女たちによって解決することになった。この事件の最中、私はひたすら海鳴市で魔女と使い魔を排除することに集中していた。
このPT事件が第97管理外世界つまり地球に与える危険性を思えば、私も事件解決に協力するべきなのだろうが、諸事情からそれはできなかった。その為、大変不本意であるがこの地球の命運を原作キャラにゆだねることにしたのだ。
でも、これは考えようによっては立派な役割分担ともいえるかもしれない。そもそも質量兵器廃絶と魔法至上主義を掲げる管理局と、魔法を使わず(というかリンカーコアを持たない非魔導師)パワードスーツに分類される質量兵器を使う私が上手く共闘できるとは到底思えない。下手をすればいがみ合って足の引っ張り合いになりかねないのだ。
それを避けるという意味では、時空管理局や高町なのはがジュエルシード回収を行い、私が魔女や使い魔を排除するというのは理に適っています。といっても、私の本来の立ち位置を考えるとどちらかというと管理局とは敵対関係になるとので、そのような相手を頼らなければならないのは面白くない。
それにしてもプレシアは本当に迷惑な方です。確かに娘さんを亡くしたのは可愛そうだとは思いますが、だからといってアルハザードに行くために大規模次元災害を起こされてはたまったものではありません。下手をすれば地球が滅亡していましたよ。
どうしてとうに滅んで虚数空間に沈んだとされるアルハザードに無事にいけると思ったのか、そして死者蘇生の技術を得られると思ったのか、まるで理解できません。まあ、所詮は狂人の行動にすぎないと言えばそれまででしょうが、あそこまで暴走されてはたまりませんね。
とはいえ、これで厄介極まりないジュエルシードは地球上から排除されました。私が原作介入した影響もあって、原作と違いプレシアはジュエルシードを十分に確保できなかった。その為、プレシアは次元震を引き起こすことができずに病を押して管理局と交戦することになった。
当然ながら、そんな不利な状況で管理局をどうこうできる筈もなく、結局はプレシアは管理局に逮捕されることになった。
そういえば、この場合プレシアの罪状はどうなるのだろうか? プレシアは管理世界の住民だから管理局の法が適応されて犯罪者となるが、あの病状だから精神的にまともとも思えないので、医者の診断によっては精神上の問題で情状酌量があるかもしれない。
いや、プレシアの場合、不治の病を抱えて余命いくばくもないから、罪を軽減されても裁判まで生き残れないだろう。つまり、どっちにしても意味はない。まあ、今となってはどうでもいいでしょう。
さて、原作ではプレシアが引き起こした次元震の影響でこの世界一帯の次元空間の航路が荒れてしまいアースラは暫くの間は時空管理局本局に帰還できなくなっていた。その為、彼らは本局に帰るに帰れなくなっていたが、この世界では次元震が発生していないので何の問題もなく帰還するそうです。
私としてはそれはありがたい事です。正直ジュエルシードがこの世界にあるのは邪魔でしょうがないから、さっさと本局に持ち帰ってくれというのが本音ですから。
これで事件終わり地球の危機は去ったと思っていたが、そう甘くはなかった。何故なら街中を歩いていると、いきなり封時結界に閉じ込められてしまったからだ。
これが、なのはたちが魔法の練習の為に展開しているものであるなら、非魔導師で魔力を持たない私は封時結界の設定で弾かれる筈だから閉じ込められる筈がない。となると、これは私を閉じ込める為の物なのだ。
「我々は時空管理局だ。次元犯罪者伊吹りおん、お前を逮捕する!」
私の予想通り、あっという間に大勢の管理局員たちが転移してきて、私にそう宣言してきたのだった。