天元突破インフィニット・ストラトス   作:宇宙刑事ブルーノア

118 / 137
第118話『俺との勝負は終わってないぞ!!』

これは………

 

女尊男卑の定められた世界の運命に風穴を開ける男達と………

 

それに付き従う女達の物語である………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天元突破インフィニット・ストラトス

 

第118話『俺との勝負は終わってないぞ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本への大攻勢を開始したロージェノム軍。

 

特に、IS学園には四天王と共にダイガンが集結し、激戦地となっていた。

 

その猛攻の前に、千冬が倒れ、救援に駆け付けた束やくー、シュバルツまでもが倒される。

 

もう駄目か?と思われたその時!!

 

遂にグレン団が日本へ! IS学園へと帰って来た!!

 

世界各地を巡って激戦を繰り広げ、進化したグレン団の力は凄まじく、ロージェノム軍の猛攻を瞬く間に押し返し始める!!

 

グレンラガンとヴィラルのエンキドゥドゥが激戦を繰り広げる中、箒は一夏と協力して四天王の1人、チミルフの駆るカスタムガンメン・ビャコウを撃破する!!

 

だがその次の瞬間!!

 

四天王のダイガンが次々に合体!!

 

超巨大ダイガン・『完全要塞ドテンカイザン』となるのだった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本・IS学園………

 

「ドテンカイザンだって!?」

 

一夏が上空に浮かぶドテンカイザンを見上げながら、そう声を挙げる。

 

「クッ! 奴等! あんなモノを持っていたのか!?」

 

箒も其れに呼応する様にそう声を挙げる。

 

「野郎! 合体は俺達の十八番(オハコ)だぜ!!」

 

エンキドゥドゥのエンキソードを両手のドリルで受け止めながら、グレンラガンがドテンカイザンに向かってそう叫ぶ。

 

「フフフ………このドテンカイザンの合体を、貴様等の“チンケな合体”と一緒にして貰っては困るな」

 

すると、ドテンカイザンからそんなグアームの声が聞こえて来る。

 

「!? 何ぃっ!?」

 

「見るが良い! ドテンカイザンの力を!!」

 

と、続いてチミルフの声が聞こえたかと思うと、ドテンカイザンの彼方此方から、凄まじい量の砲撃が放たれる!!

 

その砲撃が、全て内陸の方へと着弾したかと思うと………

 

まるで核爆発の様な凄まじい爆発が起こった!!

 

「「「「「キャアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」」」」」

 

「「「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!?」」」

 

爆心地点からはかなり離れている筈なのに、爆発の衝撃波の勢いは衰えず、グレン団の面々へと襲い掛かる!!

 

少ししてその衝撃波が収まったかと思うと………

 

爆心地点には、巨大なキノコ雲が上がっていた!!

 

勿論、着弾した場所は焼け野原となっている。

 

「な、何て火力ですの………」

 

「クウッ! 予想以上だ………」

 

其れを見て、セシリアとラウラが戦慄を覚えながらそう呟く。

 

「コレがドテンカイザンの威力だ!!」

 

「グレン団! 今度こそくたばりなぁっ!!」

 

と其処でシトマンドラとアディーネの声が響いたかと思うと、ドテンカイザンの砲撃が空中に居るグレン団メンバー目掛けて襲い掛かる!!

 

「!? うわぁっ!?」

 

「!? クウッ!?」

 

「キャアッ!?」

 

慌てて回避行動を取る、空中のグレン団メンバー。

 

「こんのぉっ!!」

 

「喰らえっ!!」

 

其処で楯無が蒼流旋のガトリング砲を、シャルがスペースサンダーをドテンカイザンに見舞う。

 

しかし、どちらの攻撃も装甲の表面で弾かれてしまう。

 

「ハハハハハッ! 何だソレは!?」

 

「蚊が刺した程も効かんぞぉっ!!」

 

シトマンドラとチミルフがそう(うそぶ)くと、楯無とシャル目掛けて砲撃が見舞われる!!

 

「キャアッ!?」

 

「駄目だ! 相手が大き過ぎて効果が無いよ!!」

 

直ぐ脇で爆発が起こる中を、必死で飛び回って回避する楯無とシャル。

 

「なら、コイツは如何だ!?」

 

「ええいっ!!」

 

「「!!」」

 

と今度は、グラパール・弾とグラパール・蘭がスパイラルボンバーを、地上に居た簪とフランがショルダーミサイルポッドのミサイルと、アサルトライフルの銃弾を見舞う。

 

しかし、またも装甲表面を焦がしただけで、損傷を与えられない。

 

「ええい! 鬱陶しいよっ!!」

 

アディーネの声が響くと、すかさずドテンカイザンから反撃の砲撃が発射される。

 

「うおわっ!?」

 

「キャアアアアアァァァァァァーーーーーーーーッ!?」

 

「「………!?」」

 

周辺で次々に爆発が起こって悲鳴を挙げるグラパール・弾とグラパール・蘭に、慌ててローラーダッシュで逃げ回る簪とフラン。

 

「やあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーってやるニャッ!!」

 

すると、ファイナルダンクーガがドテンカイザン目掛けてファイナル断空砲を放つ!!

 

龍を象った砲撃が、ドテンカイザンに直撃する!!

 

「ぬううっ!?」

 

其処で、初めて怯む様子を見せたドテンカイザン。

 

「行けええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」

 

ファイナルダンクーガはそのまま押し切ろうとするが………

 

「舐めるなあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!」

 

チミルフの声が響き、ドテンカイザンの腕が振られたかと思うと、ファイナル断空砲が雲散させられてしまう。

 

「!? ニャアッ!?」

 

「裏切り者めぇ! 死ねぇっ!!」

 

驚くファイナルダンクーガ目掛けて、シトマンドラの声と共に一斉砲撃が見舞われる!!

 

「!? ニャアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ!?」

 

直撃弾を多数貰い、黒煙を曳きながら墜落するファイナルダンクーガ。

 

装甲が厚かったお蔭で致命傷は避けられたが、其れでもアーマーが罅割れ状態となった。

 

「! ティトリー! こんのぉっ!! 龍虎王、移山法!!」

 

と鈴はそう叫ぶと、再び1枚の札を取り出す。

 

「神州霊山!!」

 

そして、その札を巨大化させて目の前に浮かばせたかと思うと、

 

「移山召喚!!」

 

そう叫んで、空へと舞い上げた。

 

すると、空中に赤い八卦図が浮かび上がり、其処から暗雲が広がる。

 

そしてその暗雲の中から、巨大な岩山が召喚される!!

 

「急々如律令!!」

 

そう叫んで鈴が右手を下げた瞬間、岩山はドテンカイザン目掛けて落下する!

 

だが!!

 

「むううんっ!!」

 

チミルフの気合の声が響いたかと思うと、ドテンカイザンは両手で岩山を受け止める!

 

「!? なっ!?」

 

「お返しするぞ、ホレ!」

 

驚く鈴に向かってグアームがそう言ったかと思うと、ドテンカイザンは岩山を鈴目掛けて投げ返す!

 

「!? くううっ!?」

 

(すんで)の所で回避する鈴。

 

岩山はそのまま彼方へと飛んで行き、水平線の向こうで巨大な水柱を上げた!

 

「ちょっとぉっ!! そんなの有りなのぉ!?」

 

鈴は思わず、ドテンカイザンに向かってそう言い放つ。

 

「グレン団が危ない! 援護するわよ!!」

 

「了解しました!」

 

「主砲! ミサイル! 中性子ビーム砲! 斉射ぁっ!!」

 

すると其処で、インフィニット・ノアがグレン団を援護しようとドテンカイザンに攻撃を開始する!!

 

48㎝3連装レーザー主砲、船体各所の発射口から対艦ミサイル、煙突型の中性子ビーム砲が次々に発射され、ドテンカイザンへと命中して行く!!

 

「ぬうっ!?」

 

「チイッ! インフィニット・ノアかい!!」

 

「貴様は引っ込んでいるが良いわ!!」

 

と、チミルフ・アディーネ・シトマンドラの声が響くと、ドテンカイザンの一斉砲撃が今度はインフィニット・ノアに襲い掛かる!

 

「回避運動!!」

 

「駄目です! 間に合いません!!」

 

「当たっちゃうよ~!!」

 

回避行動を取るインフィニット・ノアだが、ドテンカイザンからの砲撃は躱し切れるものではない。

 

幾つもの砲弾が、インフィニット・ノアの艦体に次々と着弾した!!

 

「キャアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」

 

「右飛行甲板被弾! 第2砲塔損傷! 左舷ミサイル発射管大破! 各ブロックに火災発生!!」

 

「隔壁閉鎖! 消火剤散布! ダメコン急いで!!」

 

のほほんが悲鳴を挙げ、虚が損傷具合の報告を挙げると、リーロンが直ぐ様指示を出す。

 

「! インフィニット・ノアが!?」

 

黒煙の上がるインフィニット・ノアを見て、一夏が思わず声を挙げる。

 

「クッ! このままでは()られるのを待つだけだ!!」

 

箒が苦い表情を浮かべてそう言い放つ。

 

「バラバラに戦っていても駄目だ! 攻撃を集中させるぞ!!」

 

すると其処で、ラウラがそう言って来た。

 

「ならば先鋒は私が!!」

 

其れを聞いたセシリアが、フォトンストリームキャノンの発射態勢に入る。

 

だが、其れを見たドテンカイザンから一斉砲撃が見舞われる。

 

「フォトンエネルギーチャージ………80………90………」

 

砲撃が迫って来ても、構わずチャージを続けるセシリア。

 

「反重力ストームッ!!」

 

すると、セシリアに迫っていた砲撃に向かって、シャルが反重力ストームを放った!!

 

反重力によって、ドテンカイザンの砲撃が在らぬ方向へ飛んで次々に爆発する!

 

「100………120%!! フォトンストリームキャノン! 発射ぁっ!!」

 

その間にチャージを終えた、セシリアのフォトンストリームキャノンがドテンカイザン目掛けて発射される!!

 

ドテンカイザンのダイガンテンの顔部分に命中するフォトンストリームキャノン。

 

「ぬううっ!?」

 

巨大な爆発が上がり、ドテンカイザンが僅かに揺らいだ!!

 

「チイッ! グレン団め!!」

 

「じゃが、その程度ではビクともせんぞぉ」

 

シトマンドラが金切り声を挙げるが、グアームは余裕を見せる。

 

事実、フォトンストリームキャノンが命中した箇所は赤熱化はしているものの、重大な損傷を負っているとは言えなかった。

 

しかし………

 

「未だ終わりじゃないわよ!! 龍王炎符水!!」

 

「ブレストバアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーンッ!!」

 

「喰らえっ!!」

 

「爆熱! ゴッド! フィンガアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!!」

 

更に続く様に、鈴がマグマ・ヴァサール、ラウラがブレストバーン、箒が穿千、一夏が爆熱ゴッドフィンガー(放出)を放つ。

 

赤熱化していた箇所に熱線系の攻撃が集中し、遂に装甲が融解を始める!

 

「ぬうっ!? オノレェッ!!」

 

「ええい、小癪なっ!!」

 

しかし、其れを何時までも見ているドテンカイザンでは無く、チミルフとグアームの声が挙がると共に、鈴・ラウラ・箒・一夏目掛けて砲撃が開始される。

 

「来たぞ!」

 

「回避だ!!」

 

「「!!」」

 

一斉に散開して回避行動を取る一夏達。

 

「受けてみなさい! 最大のミストルテインの槍を!!」

 

すると今度は、楯無が装甲が融解し掛かっている部分目掛けて、極限までアクア・ナノマシンを集中させたミストルテインの槍を放つ!!

 

小型気化爆弾4個分に相当する爆発が、ドテンカイザンの融解した装甲部分で起こる!!

 

「未だ未だぁっ!!」

 

「コレも喰らいなさいっ!!」

 

其処へ未だ未だだと言う様に、グラパール・弾とグラパール・蘭がスパイラルボンバーを全弾叩き込む!!

 

「断空砲! フォーメションニャッ!!」

 

そして、仕上げにファイナルダンクーガが断空砲フォーメションを撃ち込む!!

 

連続の猛攻撃の前に………遂に!!

 

ドテンカイザンの装甲が弾けたっ!!

 

「ぬおわっ!?」

 

「やってくれたねぇ………けど、穴を開けるので精一杯みたいだったねぇ」

 

シトマンドラから慌てた声が挙がるが、アディーネは冷静にそう言い放つ。

 

その言葉通り、ドテンカイザンのダイガンテンの顔部分には2メートル程の穴が開いただけであり、致命傷には至っていない。

 

「クソッ! アレだけ攻撃を重ねて、穴が開いただけかよ!?」

 

愚痴る様にそう言い放つ一夏。

 

すると………

 

「チッ! しゃあ無えな………ヴィラル! 勝負はお預けだ!!」

 

「!? うおあっ!? 何っ!?」

 

エンキドゥドゥと戦いを続けていたグレンラガンが、不意にそう言い放ちエンキドゥドゥを蹴り飛ばした!!

 

「ギガァ! ドリルゥ! ブレエエエエエエェェェェェェェーーーーーーーーイクッ!!」

 

そして右手にギガドリルを出現させると、ドテンカイザン目掛けて突っ込んで行く!!

 

そのまま、ドテンカイザンの損傷箇所から内部へと突入する!!

 

「神谷!!」

 

「オノレェッ! 逃がさんぞ、グレンラガン!!」

 

しかし、直ぐにその後をエンキドゥドゥが追って行った。

 

「! マズイ!!」

 

「貴様等は行かせんぞ!!」

 

直ぐに、一夏を先頭に他のグレン団メンバーもドテンカイザンの内部へ突入しようとしたが、そうはさせないとドテンカイザンから砲火が上がる!!

 

「うわぁっ!?」

 

「キャアッ!?」

 

「グレンラガンはヴィラルの奴に任せるかね」

 

「ならば、ワシ等は煩い蝿共を料理するとするかのう」

 

アディーネとグアームがそう言い放ち、ドテンカイザンは執拗にグレン団の面々を狙い始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ドテンカイザンの中へと突入したグレンラガンは………

 

「おりゃああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」

 

厚い装甲壁を突き破り、広いエリアへと飛び出すグレンラガン。

 

「動力炉は何処に()んだ!?」

 

一気にカタを着けるべく、動力炉を探し求める。

 

「天上 神谷! 俺との勝負は終わって無いぞ!!」

 

と其処で、追い付いたエンキドゥドゥが、エンキソードで斬り掛かる!!

 

「! チイッ!!」

 

グレンラガンが飛び退くと、エンキソードが床を斬り裂く!!

 

「しつけー奴だな!!」

 

「言った筈だ! “今度こそ決着を着ける”とな!!」

 

そう言い放つと、重火器を一斉発射するエンキドゥドゥ。

 

「螺旋の盾!!」

 

グレンラガンは螺旋力のバリアで防ぐ。

 

「せえりゃああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」

 

と、エンキドゥドゥはその螺旋の盾目掛けて、エンキソード4本で一斉に斬り付ける。

 

途端に、螺旋の盾が何処ぞの研究所のバリアの様にパリンと割れる!

 

「うおっ!?」

 

「シエアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」

 

怯んだグレンラガンの脇腹に、エンキドゥドゥのキックが炸裂する!!

 

「!? ゴボッ!?」

 

吐血したかと思うとブッ飛ばされ、壁を突き破って暗闇に消えるグレンラガン。

 

()ったか!?」

 

其れを見たエンキドゥドゥがそう声を挙げるが………

 

「ランススティンガーッ!!」

 

其処で粉塵の中から、細長いドリルが2本飛び出して来る!!

 

「!? ぐああああっ!?」

 

ボディを突き破られる事は無かったが、エンキドゥドゥはそのまま反対側の壁へと叩き付けられる。

 

「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーっ!!」

 

其処でドリルが戻ると、今度はグレンラガンが飛び出す!!

 

「螺旋ストロング! キイイイイイイィィィィィィィーーーーーーーーックッ!!」

 

そして、螺旋力を纏った飛び蹴りを繰り出す!!

 

「!? うおわぁっ!?」

 

真面に喰らったエンキドゥドゥが壁に()り込む!!

 

「ぐううっ!!」

 

しかし直ぐに、腹に叩き込まれていたグレンラガンの足を摑む。

 

「!?」

 

「でりゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!!」

 

そして壁から抜け出しながら、グレンラガンを持ち上げたかと思うと、そのまま床へと叩き付ける!!

 

「ぐへっ!?」

 

「未だ未だぁっ!!」

 

再びグレンラガンを持ち上げると、またも床へと叩き付けるエンキドゥドゥ。

 

「ゲハッ!!」

 

「シェアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」

 

またも持ち上げ、再び床に叩き付けようとする。

 

「ぐうっ! ギガドリルマキシマム!!」

 

するとグレンラガンは、ギガドリルによるフルドリライズを発動させる!!

 

「!? ぐあっ!?」

 

エンキドゥドゥは、堪らずグレンラガンを手放す。

 

「ぐうっ!! ハア………ハア………」

 

その間に着地を決め、呼吸を整えるグレンラガン。

 

「ゼエ………ゼエ………」

 

エンキドゥドゥの方も、同じく呼吸を整えている。

 

外の戦闘が激しさを増しているのか、先程からドテンカイザンには断続的に震動が走って来ている。

 

「へっ………どした? ヴィラルさんよぉ? 息が上がってんぜ?」

 

と、グレンラガンは不敵に笑いながらエンキドゥドゥに向かってそう言い放つ。

 

「フッ………其れは貴様も同じだろう?………グレンラガン」

 

エンキドゥドゥも不敵に笑い、グレンラガンに向かってそう言い返す。

 

「馬鹿言ってんじゃ無えよ。未だ未だ余裕だぜ!!」

 

其処でグレンラガンは立ち上がり、構えを取って見せる。

 

「奇遇だな………俺もだ!!」

 

そう言って、再びエンキソードを4本の手に構えるエンキドゥドゥ。

 

「「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーっ!!」」

 

そして、またも両者は互いに正面からぶつかり合う!!

 

「ヴィラル! 螺旋王は()()()世界征服をしようとしてんのか!?」

 

すると其処で、グレンラガンが不意にエンキドゥドゥに向かってそう問い掛けた!!

 

「如何言う意味だ!?」

 

「俺達が世界中を回っている間! あの野郎は、次々に国を攻め落としやがった! まるで“人間を根絶やしにしようとしている”かの様にな!!」

 

コレまで回って来た国へ、()()とも言える攻撃を行ったロージェノム軍の事を思い出しながら、そう言うグレンラガン。

 

「俺には、奴は“違う目的”が有る様に思えてならねぇ! そうなんじゃねえのか!?」

 

「例えそうであったとしても! 我等獣人にとって螺旋王様は“絶対の存在”!! その螺旋王様の命であれば! “何であろうと従う”のみ!!」

 

グレンラガンの両腕を弾くと、エンキドゥドゥはボディ目掛けて4本のエンキソードで一斉に突きを見舞う。

 

「本当にそうかよ! じゃあ、今此処で俺と戦ってんのも、()()()()()()だからってだけか!?」

 

と、グレンラガンはグレンバイトでエンキソードを真剣白刃取りならぬ白刃噛みで受け止める!!

 

「! 其れは………」

 

其処で動揺したかの様な様子を見せるエンキドゥドゥ。

 

「絶対だが何だか知らねえが、そんなモン捨てちまえっ! そうすりゃもっと面白い勝負が出来るぜ! ヴィラル!!」

 

グレンラガンはまたも不敵に笑いながらそう言い放つ。

 

「! ええい! 黙れえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーっ!!」

 

しかし、エンキドゥドゥはエンキソードを引くと、再びグレンラガン目掛けて連続斬りを繰り出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、外では………

 

ドテンカイザンと必死の奮戦を続けている一夏達………

 

「そうらぁっ!?」

 

「うおわっ!?」

 

「キャアッ!?」

 

「くうっ!!」

 

アディーネの声と共に振られてきたドテンカイザンの腕を、間一髪で躱すグラパール・弾、グラパール・蘭、ラウラだったが、風圧で吹き飛ばされる。

 

「ダブルハーケンッ!!」

 

「其処ぉっ!!」

 

ダブルハーケンを投擲するシャルと、鉄球とワイヤーを接続した接近戦用打撃武器・G-ハンマーを見舞うセシリア。

 

しかし、どちらもドテンカイザンの装甲で弾かれる。

 

「無駄だじゃ無駄じゃ。貴様等にこのドテンカイザンは落とせん」

 

グアームがそう言うと、対空機銃の砲火が上がる!!

 

「クウッ!!」

 

「駄目ですの!?」

 

シャルは回避運動を取り、セシリアもシールドで弾丸を防ぐ。

 

「龍王破山剣! 逆鱗断!!」

 

「いっけえええええぇぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!!」

 

其処で、鈴が龍王破山剣・逆鱗断、楯無が再びミストルテインの槍を放つ。

 

だが、両者の攻撃は装甲の表面を焦がしただけだった。

 

「ハハハハハハッ! 今何かしたのか!? ハハハハハハッ!!」

 

シトマンドラの馬鹿にする様な笑い声が響き渡る。

 

「コレも駄目ぇっ!?」

 

「如何すれば良いのよ………?」

 

その様を見て、思わずそんな声を挙げる鈴と楯無。

 

「「…………」」

 

簪とフランは、只管に地上から射撃を続けているが、やはり効果は見られない。

 

「ニャッ!? バーニアの調子が………ゴメン! 一旦帰還するね!!」

 

と、バーニアに不調を来したファイナルダンクーガが、黒煙を上げるインフィニット・ノアに一時帰還する。

 

「ファイナルダンクーガ、帰還します!」

 

「エンジン出力、70%に低下!!」

 

ファイナルダンクーガの帰還を報告する虚と、エンジンの出力低下を報告するのほほん。

 

「持ち堪えさせて! 此処で墜ちるワケには行かないわよ!!」

 

リーロンは、何とか保たせる様にと指示する。

 

「対艦ミサイル! 発射ぁっ!!」

 

続けてそう指示すると、インフィニット・ノア艦首の発射口が開き、大型の対艦ミサイルが発射される。

 

ドテンカイザンに着弾して大爆発を起こす大型の対艦ミサイルだが、やはり損傷は与えられない。

 

逆に反撃の砲火を浴びてしまうインフィニット・ノア。

 

「艦尾損傷! 第1煙突型中性子ビーム砲大破! 第4格納庫被弾!」

 

「リーロンさん! こうなったら反陽子砲で!!」

 

虚が被害報告を挙げると、のほほんがそうリーロンに進言する。

 

「駄目よ。ドテンカイザンの中には未だグレンラガンが居るわ」

 

しかし、リーロンはそう言ってのほほんの案を却下する。

 

「其れに反陽子砲は発射までのタイムラグが大きい上に、発射後約10分間は全艦の機能が停止するわ。今この状況でそんな事すれば、漏れ無く蜂の巣よ」

 

「でもこのままじゃあ、私達もグレン団の皆も危ないよ~」

 

のほほんが言う通り、グレン団は現在ジリ貧状態であった。

 

「クソ! このままじゃマズイ! 如何にかしないと!!」

 

ドテンカイザンからの砲火を躱しながらそう叫ぶ一夏。

 

しかし、良いアイデアは浮かんでこない。

 

と、その次の瞬間!!

 

「捕まえたぞ!!」

 

ドテンカイザンの腕が、一夏を捉えて包み込んだ!!

 

「!? しまった!?」

 

「このまま握り潰してやるわ!!」

 

アディーネがそう言い放つと、ドテンカイザンは一夏を握り潰そうとする。

 

「くうっ!?」

 

一夏は両手・両足を使い、自分を握り潰そうと迫って来るドテンカイザンの指を押し返す。

 

しかし、ドテンカイザンのパワーは生半可ではなく、徐々に押されて行く。

 

「クウッ! クソォッ!!」

 

「一夏!!」

 

「一夏さん!!」

 

直ぐに救助に向かうグレン団の一同だったが………

 

「鬱陶しいわぁっ!!」

 

シトマンドラの声が響くと、またもドテンカイザンは全身の砲門を一斉射する!!

 

「うわっ!?」

 

「キャアッ!?」

 

「駄目! 近付けない!!」

 

「其処で大人しく見ているが良いわ! 我等に逆らった者の末路を!!」

 

「うわああああぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!」

 

チミルフがそう言い、いよいよ握り潰されそうになる一夏。

 

「! 一夏ああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」

 

とその瞬間!

 

箒がドテンカイザン目掛けて突撃した!!

 

「! 箒!! 駄目だぁ!!」

 

「馬鹿め! 消し飛ぶが良いわ!!」

 

一夏がそう叫んだ瞬間、アディーネの声と共に、ドテンカイザンの一斉射撃が箒に集中して放たれる!!

 

(紅椿! お前に心が有るのならば、応えろ!! 私に! 私に力を!! ()()()()()()()()()をくれ!!)

 

眼前に迫る砲撃を見据えながら、箒は念じる様にそう思った!

 

その瞬間!!

 

紅椿は、緑色の光………螺旋力に包まれる!!

 

ドテンカイザンの砲撃は、その螺旋力によって掻き消される!!

 

「!? 何ぃっ!?」

 

グアームが驚きの声を挙げた瞬間!!

 

螺旋力の光球が凄まじいスピードで飛んだかと思うと、握り潰されそうになっていた一夏を掻っ攫った!!

 

「!? ぬおっ!?」

 

「オノレェッ!!」

 

チミルフの驚きの声の後、シトマンドラの声が響くと、ドテンカイザンの砲撃が一夏を掻っ攫った光球へと向かう。

 

しかし、光球は慣性の法則や物理法則を一切無視した急旋回・急停止・急加速の動きで、まるでUFOの様な機動を描いて回避する。

 

「な、何だい!? あの動きは!?」

 

アディーネが驚きの声を挙げた瞬間、光球はドテンカイザンの頭上を取る様に急停止。

 

そして光が弾けたかと思うと、其処には一夏と………

 

背に蝙蝠か悪魔を思わせる黒い翼を生やし、腕に鋭い刃を備え、各所に緑色のラインを走らせ、頭に2本の角を生やしたISを纏っている箒の姿が露わになった!!

 

「箒! 其れは!?」

 

「コレが私の力………紅椿の第二形態(セカンドシフト)した姿………『真ゲッターロボ』だ!!」

 

驚く一夏に、箒は石川 賢が描いた様な凶悪な笑みを浮かべて、第二形態(セカンドシフト)した紅椿………

 

『真ゲッターロボ』に構えを取らせるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させて頂きました。

ドテンカイザンの圧倒的な力に大苦戦のグレン団。
内部へ突入したグレンラガンも、ヴィラルに阻まれる。
そして一夏が絶対絶命に陥ったその時!!
箒のISが第二形態(セカンドシフト)!
『真ゲッターロボ』となります。

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。

新作『新サクラ大戦・光』の投稿日は

  • 天元突破ISと同時
  • 土曜午前7時
  • 別の日時(後日再アンケート)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。