これは………
女尊男卑の定められた世界の運命に風穴を開ける男達と………
それに付き従う女達の物語である………
天元突破インフィニット・ストラトス
第122話『学園に帰ったら………俺はお前に言いたい事が有る』
遂に、ロージェノム軍の拠点が発覚した。
その場所は月………月面である。
最早、世界は滅亡寸前の中………
グレン団は一発逆転を賭けて………
インフィニット・ノアでロージェノム軍の本拠地『テッペリン』へと出撃する。
月面を舞台に今、グレン団とロージェノム軍との最後の戦いが始まった………
月面・ロージェノム軍の拠点『テッペリン』前………
「…………」
陸戦用の機体の為、宇宙戦用装備ラウンドムーバーを装着したスコープドッグを纏った簪が、スラスターでの慣性飛行で横へとスライドする様に移動しながら、ヘヴィマシンガンを連射する。
正確な狙いで、直撃弾を受けた宇宙用ガンメン達が次々に爆散して行く。
「この鉄屑野郎!!」
と1機の宇宙用ゴズーが簪に肉薄し、棍棒を振り下ろそうとする。
「…………」
だが、簪は慌てずにアームパンチを叩き込む!!
「ゴバッ!?」
撃破するには至らなかったが、反動で宇宙用ゴズーを跳ね飛ばす。
「クソがぁっ!!」
体勢を立て直す宇宙用ゴズーだったが………
「!!」
その瞬間に、同じ様にラウンドムーバーを装着したベルゼルガを纏ったフランが宇宙用ゴズーの前に現れ、パイルバンカーを放つ!
「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!?」
身体を貫通された宇宙用ゴズーは爆発四散。
「オノレェッ!!」
「良くも同胞を!!」
仲間の仇を取ろうと、宇宙用ングーと宇宙用アガーがベルゼルガに迫る。
「………!!」
するとフランは、アサルトライフルを撃ちながら後退。
「逃がすか!!」
宇宙用ングーと宇宙用アガーは追撃するが………
「………!」
其処で、フランは真上に上昇。
「………其処」
すると、ターレットレンズをバイザーのスリット上でスライドさせていた簪が、ソリッドシューターを発射!!
放たれた砲弾は、狙いを過たず宇宙用ングーと宇宙用アガーに命中!
「「獣人! バンザーイッ!!」」
一瞬間を置いて、宇宙用ングーと宇宙用アガーは獣人達の断末魔と共に宇宙の塵となった。
「…………」
「…………」
其れを確認する間も無く、簪とフランは新たな敵へと向かって行く。
「グレートブーメランッ!!」
胸の放熱板を取り外し、敵目掛けて投げ付けるラウラ。
「グバァッ!?」
縦に真っ二つにされた宇宙用カトラ・ゲイが爆散する。
「うおおおおっ! 狩りだ! 破壊だぁっ!!」
其処へ、今度は宇宙用カノン・ガノンがラウラ目掛けて次々にエネルギー弾を発射して来る。
「ダブルマジンガーブレードッ!!」
だがラウラは攻撃を装甲で受け止めつつ、両手にマジンガーブレードを握って宇宙用カノン・ガノンに肉薄する。
「ショワッ!!」
そして右のマジンガーブレードで縦に斬り付けると、続けて左手のマジンガーブレードで横に斬り付ける!!
「螺旋王様に栄光有れええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」
断末魔の叫びと共に、宇宙用カノン・ガノンは爆散する。
「人間共めぇっ! くたばれぇっ!!」
と、その近くで戦っていたセシリアに、宇宙用メズーがガトリング砲を発砲する。
「くうっ!」
“躱せ無い”と直感したセシリアは、左手のディフェンスプレートで弾丸を防ぐ。
「其処っ!!」
そして、反撃にと放ったバスターライフルのビームを曲げて、背後から命中させる。
「ぐおっ!?」
「はああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」
セシリアは、バランスが崩れた宇宙用メズーに向かって突撃すると、右手の武器をハイパービームソードに持ち替えて斬り付ける。
「ガ、ガンメン死すとも! 獣人は死なずだああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」
断末魔の叫びと共に爆散する宇宙用メズー。
「貰ったぞぉっ!!」
しかし、その爆発の中を突っ切って現れた宇宙用シャクーが、回転アタックでセシリアのハイパービームソードを弾き飛ばす。
「!? あっ!? し、しまったっ!?」
「死ねぇっ!!」
一瞬慌てたセシリアに、宇宙用シャクーはその巨大な口で噛み付こうとする。
「むっ!? セシリア! コレを使えっ!!」
すると其処で、ラウラが左手に持っていたマジンガーブレードを投擲!
投擲されたマジンガーブレードは、宇宙用シャクーの背中に命中し、刃が口の中から飛び出す!!
「げばっ!?」
「ありがとうございます! ラウラさん!!」
宇宙シャクーが絶命すると、セシリアはマジンガーブレードを引き抜く。
「くたばれぇっ!!」
其処へ今度は宇宙用モグーが殴り掛かって来たが………
「ハアアッ!!」
セシリアは気合の掛け声と共に、マジンガーブレードで一閃する。
「バンザーイッ!!」
真っ二つにされた宇宙用モグーが爆散する。
「さあ!!」
「ドンドンと掛かって来い!!」
合流すると背中合わせになり、マジンガーブレードを構えながらそう言い放つセシリアとラウラだった。
「お兄! 遅れないでよ!!」
「言ってくれるじゃねえか! お前こそ、足引っ張んなよ!!」
敵軍勢の中へと突撃しながら、そう言い合っているグラパール・蘭とグラパール・弾。
「グレンラガンモドキめ! ブッ潰せぇっ!!」
「「「「「「「「「「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
そのグラパール・弾とグラパール・蘭を押し潰そうと、一斉に掛かって行く宇宙用ガンメン部隊。
「来やがれっ!! リーロンさんが密かに開発していた秘密兵器の数々! 見せてやるぜぇっ!!」
と、押し寄せる宇宙用ガンメン部隊に向かってグラパール・弾がそう叫んだかと思うと、ドラムマガジンが付いたガトリングガン『螺旋マシンガン』を
「螺旋マシンガン!!」
そして引き金を引くと、爆音と共に螺旋力に包まれた弾丸が吐き出され、宇宙用ガンメン部隊を次々に撃ち抜いて行く!!
「オラオラオラオラオラオラアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ!!」
叫び声を挙げながら、次々に弾丸を宇宙用ガンメン部隊に見舞って行くグラパール・弾。
「パワーミサイルMAX!!」
そんなグラパール・弾に続く様に、グラパール・蘭もパワーミサイルMAXを出現させ、宇宙用ガンメン部隊に向かって引き金を引いた!!
白煙の尾を曳くミサイルが、宇宙用ガンメン部隊に次々に着弾して行く。
「螺旋ガンッ!!」
するとグラパール・蘭は、続けて対物ライフルを思わせる巨大ライフル『螺旋ガン』を取り出す。
その瞬間!
宇宙用ダイガンカイが、グラパール・蘭に向かってミサイルを放って来た!
「フッ!!」
背中のトビダマから炎を上げると、宇宙空間を縦横無尽に飛び回りながら、追尾して来るミサイルを螺旋ガンで撃ち落とす。
「今度はコッチの番よ!!」
そして、グラパール・蘭は宇宙用ダイガンカイに肉薄!
その背中部分の上を飛び、一定間隔で螺旋ガンの弾丸を撃ち込んで行く!!
「ハアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
まるでミシン縫いの様に、宇宙用ダイガンカイの背を穴だらけにしたかと思うと、宇宙用ダイガンカイは爆散した!
「ポッドミサイルL!!」
更に、グラパール・弾も両足の脛の外側に付けていたミサイルポッドから次々にミサイルを放つ。
ミサイルは、近くに居た宇宙用ダイガンテンに命中。
宇宙用ダイガンテンは、中央部分から崩れる様にして木っ端微塵となる!
「オラオラオラァーッ! 束になって掛かって来やがれってんだぁっ!!」
其れを見ながら、そう言い放つグラパール・弾だった。
「百邪斬断! 万精駆滅! 急々如律令!!」
鈴がそう唱えると、目の前に赤い札が出現。
その札に向かって、手で撃つ様な動きを見せた瞬間!!
札が幾重にも分裂し、敵軍目掛けて飛んだ!!
そして、敵の中で稲妻を発して爆発する!!
「「「「「ぬああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!?」」」」」
「怯むなぁっ! 押せ押せぇっ!!」
しかし、ロージェノム軍の宇宙ガンメン部隊は損害に構う事無く、数に任せてドンドンと突っ込んで来る。
「順逆転身ッ!!」
その瞬間、鈴は龍虎王から虎龍王の姿へ変身。
「神分身!!」
更に、そう叫んだかと思うと、虎龍王形態の鈴が数10人に分身した!!
「ランダム・スパイクッ!!」
「ヴァリアブル・ドリルッ!!」
「ソニック・ジャベリンッ!!」
分身した虎龍王形態の鈴は、其々に武器や拳を使って次々に宇宙用ガンメン達を粉砕して行く!!
「「「「「ぬああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!?」」」」」
次々に撃墜されていく宇宙用ガンメン達。
すると其処で、宇宙用ダイガンドが味方ごと鈴を葬らんと、全ての砲門を鈴へと向ける。
そして、一斉砲撃が開始されようとした瞬間!!
「其れ
そう言う声と共に、楯無が宇宙用ダイガンド目掛けてミストルテインの槍を投擲する!!
放たれたミストルテインの槍は、宇宙用ダイガンドの装甲を易々と突き破って内部で爆発!!
忽ち、宇宙用ダイガンドは木っ端微塵となった!!
「よっ、と!!」
楯無は、ラスティー・ネイルの刃を宇宙用ダイガンドの残骸の中へと伸ばし、蒼流旋を回収する。
と其処へ、楯無を葬ろうと別の宇宙用ダイガンド達が次々に向かって来る。
「わおっ! 大歓迎だね! お姉さん困っちゃうっ!!」
余裕有る台詞と共に、宇宙用ダイガンドの軍勢に対処し始める楯無だった。
「第1、第2主砲! 発射ぁっ!!」
「発射ぁっ!!」
リーロンがそう命じ、虚が復唱すると、インフィニット・ノアの第1主砲と第2主砲が火を噴く!
3連装の主砲2基から放たれた、計6本の光の帯が敵陣を貫き、一瞬遅れて爆炎の花々を咲かせる!!
その攻撃から生き残った敵がインフィニット・ノアに取り付こうとするが、対空砲火の前に撃墜されて行く。
「やあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーってやるニャァッ!!」
更に、撃ち漏らした機体も直掩機として付いていたティトリーのファイナルダンクーガが撃墜して行く!
「この裏切り者めえええええぇぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!!」
1機の宇宙用ゴズーが、ファイナルダンクーガを棍棒で殴り付けようとしたが、
「! ハアアアアァァァァァ………ハアッ!!」
「!? ギャアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」
ファイナルダンクーガが放った拳により粉砕される!!
「今のアタシは、ロージェノム軍のティトリーじゃない………“
そしてそう言い放ったかと思うと、断空砲フォーメションの形態を取る!!
「断空砲! フォーメションッ!!」
そして、気合の掛け声と共に全砲門が火を噴いて敵軍を薙ぎ払う!!
と、その次の瞬間!!
その爆発を突っ切る様にして、各所から炎を上げている宇宙用ダイガンザンが突っ込んで来る!!
「!? ニャアッ!?」
咄嗟に回避行動を取り、宇宙用ダイガンザンの突撃を躱すファイナルダンクーガ。
しかし、宇宙用ダイガンザンはそのままインフィニット・ノアへと向かって行く!
「! マズイ! 特攻する気だ!! インフィニット・ノア! 避けてぇっ!!」
ファイナルダンクーガが悲鳴の様な声を挙げる!!
「敵艦1隻! 突っ込んで着ます!!」
「如何やら、体当たりをする積りみたいね」
「わわわわっ!? 如何しよう~っ!?」
報告を挙げる虚に、冷静に突っ込んで来る宇宙用ダイガンザンを見ているリーロンに、慌てるのほほん。
「回避を!!」
「待ちなさい! 艦首をダイガンザンへ! 此方も突っ込むわよ!!」
「!? リーロンさん!? 何をっ………!?」
思わぬリーロンの指示に慌てる虚だが、既にインフィニット・ノアはリーロンの指示通りの行動を取り始めていた。
互いに正面切って突撃し合うインフィニット・ノアと宇宙用ダイガンザン。
宇宙用ダイガンザンの艦首である、包丁アンカーがギラリと光る!!
「わあぁっ!? ぶつかるぅ~~~っ!?」
「! 今よ! 急速降下!!」
のほほんが悲鳴を挙げた瞬間、リーロンはそう指示を下す。
途端に、インフィニット・ノアの艦首が下がり、宇宙用ダイガンザンの下へと潜り込んだ!!
「中性子ビーム砲! 発射ぁっ!!」
「! 中性子ビーム砲、発射っ!!」
続いてリーロンがそう叫ぶと、虚が戸惑いながらも煙突型中性子ビーム砲を発射する!!
真上へと放たれた中性子ビームが、宇宙用ダイガンザンの艦体を真っ二つに斬り裂く!!
そしてインフィニット・ノアが離脱すると、宇宙用ダイガンザンは背後で2つに分裂し、大爆発を起こした!!
「やったわっ!!」
「た、助かった~~」
「生きた心地がしませんでした………」
歓声を挙げるリーロンだが、のほほんと虚は冷や汗を流しながらそう呟く。
「ボケッとしてる暇は無いわよ! 敵は未だ未だ居るんだから!!」
しかし、リーロンは2人にそう檄を飛ばし、インフィニット・ノアを更なる敵軍部隊の中へと向かわせるのだった。
「ゴッドスラッシュッ! タイフウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーンッ!!」
一夏はそう叫びながら、雪片を横にする様に構えたかと思うと、そのまま独楽の様に回転。
その状態で敵軍の中へと突っ込み、宇宙用ガンメン部隊を次々に斬り裂く!!
「超級覇王! 電影弾っ!!」
更に、其処から続けて超級覇王電影弾を繰り出す。
回転するエネルギーに包まれて弾丸と化した一夏が、敵陣を爆炎で染め上げる。
「ぶぁくはつっ!!」
そして、そう叫びながらポーズを決めた瞬間!!
巨大な爆発が発生して、宇宙用ガンメン部隊が一気に消し飛んだ!!
と、その一夏の猛攻にも負けず、宇宙用ダイガンザンが一夏目掛けて砲撃を見舞う。
「ゴッドフィールド! ダアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッシュッ!!」
しかし一夏は、ゴッドフィールド・ダッシュでその砲撃の中を突っ切り、宇宙用ダイガンザンに肉薄。
「俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利を摑めと轟き叫ぶぅっ!! 爆熱ゥッ!! ゴッドォッ! フィンガアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!!」
そして爆熱ゴッドフィンガーを繰り出しながら、宇宙用ダイガンザンの中心部分に突撃!!
中心部分に爆熱ゴッドフィンガーで突入された宇宙用ダイガンザンは、其処から真っ二つに折れて爆発・四散した!!
「ゲッタアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ! ビイイイイイイイイイィィィィィィィィィィーーーーーーーーーーームッ!!」
と、その近くで戦っていた箒の叫び声が挙がったかと思うと、ゲッタービームが敵陣を斬り裂き、次々に爆炎を発生させる!!
しかし其処へ、宇宙用ダイガンカイが箒を噛み潰そうと突撃して来る!!
「むあっ!!」
だが、箒は明らかにサイズ差が有り過ぎるにも関わらず、宇宙用ダイガンカイの突撃を左手で受け止め、
「せやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!」
腕の刃『ゲッターレザー』を大型化させたかと思うと、横薙ぎに振るう!!
ゲッターレザーに斬り裂かれ、宇宙用ダイガンカイは上下に真っ二つとなる!!
「ゲッタアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ! ビイイイイイイイイイィィィィィィィィィィーーーーーーーーーーームッ!!」
其処で箒は、今度は額の部分から緑色のゲッタービームを薙ぎ払う様に発射!!
またも宇宙用ガンメン部隊が、次々に消し飛ぶ!!
「ソオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーードッ! ランサアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
更に箒はそう叫んで、身体を広げる様な動きをしたかと思うと………
刀の刃部分が、無数に射出され、回転しながら四方八方へと飛んだ!!
回転する刃に当たった敵が次々に斬り裂かれて行く。
「螺旋王様の為にぃっ!!」
「獣人バンザーイッ!!」
だが、やはり敵は次から次へと湧いて出て来る。
「流石は敵の本拠地………半端じゃ無いな」
と、一旦箒と合流した一夏がそんな事を呟く。
「何だ、一夏? 怖気付いたのか?」
すると、箒が一夏に向かってそんな事を尋ねる。
「馬鹿を言うな! 俺を誰だと思ってやがるっ!!」
一夏はお決まりの台詞を箒へと言い返す。
「フフ、其れでこそ“グレン団の一夏”だ」
箒は不敵に笑ってそう返す。
「…………」
とそんな箒の顔を見て、何やら思い立った様な表情となる一夏。
「………箒」
「? 何だ?」
「学園に帰ったら………俺は“お前に言いたい事”が有る」
「!? なっ!?」
その言葉を聞いた箒の顔が一瞬で真っ赤に染まる。
「い、一夏! そ、其れはひょっとして………?」
「多分、“箒が考えてる通りの事”だ。俺も男だ。肚を決めたよ」
“何時に無く真剣な表情”で一夏はそう言う。
「一夏………」
箒は真っ赤な顔のまま、そんな一夏の姿に見惚れる。
「死ねええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」
「くたばれええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」
と其処へ、宇宙用アガーと宇宙用ングーが背中に合わせになっている2人に襲い掛かる!!
「「!!」」
だが、次の瞬間には雪片と雨月・空裂で斬り裂かれた!!
「「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」」
2体の爆発の背後で、残心を決めている一夏と箒。
「………取り敢えず、今はこの戦いを終わらせよう」
「ああ、そうだな」
そう言い合うと、2人は再び背中わせとなり、雪片と雨月・空裂を構える。
「一夏、死ぬなよ」
「お前こそな、箒」
そう言って2人は笑い合うのだった。
「流星! マシンガンパアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーンチッ!!」
気合の叫びと共に、グレンラガンの両手から目にも止まらぬパンチでの連打が放たれる!!
「「「「「「「「「「ギャアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!?」」」」」」」」」」
その拳と拳圧を受けた宇宙用ガンメン達が次々に粉々となる!!
「グレンラガン! 覚悟ぉっ!!」
と其処で、宇宙用カノン・ガノンがグレンラガン目掛けてビーム砲を発射するが………
「螺旋の盾!!」
グレンラガンは迫り来るビーム砲弾に向かって手を翳したかと思うと、其処から螺旋力のバリアが発生してビーム砲弾を弾く!
「ランススティンガーッ!!」
そして反撃にと、右腕から伸ばした2本の細長いドリルで、宇宙用カノン・ガノンを貫く!!
「げべっ!?」
「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!!」
其処で、グレンラガンは宇宙用カノン・ガノンを貫いたまま腕を振り回し、宇宙用カノン・ガノンを宇宙用ダイガンテンへと叩き付けた!!
宇宙用ダイガンテンがグシャリと潰れて爆散する!
「うおおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」
「グレンラガンーーーーーーーーっ!!」
と其処へ、宇宙用ガンメン部隊がグレンラガンに次々と取り付いて動きを止めようとする。
「フルドリライズッ!!」
しかしグレンラガンはフルドリライズ化し、取り付いた宇宙用ガンメン部隊を貫く!!
「「「「「「「「「「螺旋王様! バンザーイッ!!」」」」」」」」」」
貫かれたドリルの先端部分で、次々に爆発する宇宙用ガンメン部隊。
「ダブルハーケンッ!!」
其処でシャルが、敵軍の中へダブルハーケンを投擲する!!
回転しながら飛んで行ったダブルハーケンは、そのまま敵軍を斬り裂いて爆炎を次々に発生させる!!
「死ねええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」
しかし、戻って来たダブルハーケンを回収している
「! ええいっ!!」
だがシャルは慌てず、ダブルハーケンを左手で持つと、その宇宙用シャクーの大きく開かれた口目掛けて右パンチを放つ!!
「ゲベッ!?」
「スクリュークラッシャーパンチッ!!」
そしてその状態で、スクリュークラッシャーパンチを発射する!!
「天国へ行けるかなああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!?」
断末魔と共に、ボディを貫かれた宇宙用シャクーが爆散する。
「スペースサンダーッ!!」
スクリュークラッシャーパンチを回収すると、スペースサンダーを放つシャル。
スペースサンダーは宇宙用ダイガンカイに命中したかと思うと、そのまま宇宙用ダイガンカイの艦体を斬り裂く様に駆け抜け、爆発・四散させた!
「反重力ストームッ!!」
更に続けて、反重力ストームを月面に居た宇宙用ダイガンドに向けて放ったかと思うと、宇宙用ダイガンドは宇宙空間に舞い上がって宇宙用ダイガンテンに激突!!
そのまま爆発四散した。
しかし、また新たな宇宙用ダイガン達が発進して来て、更に其処から新たな宇宙用ガンメン部隊が出撃して来る。
「また増援!? キリが無いよ!!」
「ええい! 雑魚に用は
度重なる増援の前に、シャルとグレンラガンはそう言い放つ。
「マズイよ、神谷。このままじゃ消耗戦だよ」
「チイッ」
シャルの言葉に、グレンラガンは舌打ちする。
確かに、このままではグレン団の方ばかりが消耗し、
一刻も早く、親玉であるロージェノムを叩く必要が有るが、この敵軍勢を無理矢理突破してテッペリンに突入するのは難しい。
更に言えば、反陽子砲をも跳ね返すテッペリンへの突入方法すらも今だ思い付かれていない。
「敵ダイガン! テッペリンより更に出現!!」
と其処で、インフィニット・ノアののほほんが、全員にそう報告を告げる。
「またかよ!?」
「このままでは………」
其れを聞いた一夏が思わず声を挙げ、虚が絶望の声を漏らす。
「
しかし其処で、リーロンがそう大声を挙げた!!
「うわっ!?」
「リーロンさん!? 如何したんですか!?」
突然大声を挙げたリーロンに、グラパール・弾とグラパール・蘭が驚きの声を挙げる。
「“ダイガンの発進口から中へ飛び込む”のよ! 外側がどれだけ強固でも、中までそうとは限らないわ!! 発進口にさえ突入出来れば!!」
「!! そうか!!」
「けど、アレだけの数の敵を突破するには、如何すれば………!?」
納得が行った声を挙げる箒だが、ファイナルダンクーガがそう訊いて来る。
「任せない! 虚! Q弾頭ミサイルよ!!」
「!? ええっ!? Q弾頭ミサイルを使うんですか!?」
何やら“ミサイルを使う”と言うリーロンに、虚が驚きの声を挙げる。
「復唱! 如何したの!?」
「りょ、了解! Q弾頭ミサイル、スタンバイッ!!」
リーロンが重ねて命じると、虚が慌てて復唱する。
「皆~! 今から送るデータの範囲内から離れて~!!」
続けて、のほほんがグレン団一同に何やらデータを送る。
そのデータは、“かなりの広範囲に
「!? コレは一体!?」
「兎に角、この範囲から離れるわよ!!」
セシリアが驚きの声を挙げる中、鈴がそう言い放って、一同は一斉にデータの範囲内から退避する。
「グレン団全員、爆発圏内から離脱!」
「良し! 発射口、オープン!!」
リーロンがそう叫ぶと、インフィニット・ノアの艦首上部に2つの発射口が現れる。
「Q弾頭ミサイル………発射ぁっ!!」
そして、其処から大型ミサイル………Q弾頭ミサイルが発射された!!
弾道ミサイルの様な形状をしたQ弾頭ミサイルは、敵陣目掛けて一直線に飛び、その奥深くまで斬り込んだかと思うと………
一瞬間を置いて、巨大な爆発を起こす!!
「………!?」
「キャアッ!?」
簪が目を覆い、楯無も悲鳴を挙げる。
Q弾頭ミサイルの爆発は凄まじく、宇宙がまるで“昼間の大気圏内”の様に照らし出される!!
「コレは!?」
「凄い爆発………」
ラウラとフランが驚きの声を挙げる中、やがてQ弾頭ミサイルの爆発の光が収まり………
敵陣には、ポッカリと穴が開いていた。
「す、凄い………」
「一体、どんなミサイルだったんだ………?」
思わず冷や汗を掻きながら、箒と一夏はそう呟く。
と其処へ………
開いた穴を埋めようと、テッペリンの発進口が開き、新たな宇宙用ダイガンが出撃しようとして来る。
残っていた敵も、陣に開いた穴を埋めようとして来る。
「グズグズしてる暇は無いわ! 敵陣に穴が開いている今がチャンスよ!!」
其処でリーロンがそう叫ぶ。
「よっしゃあぁっ! 行くぜぇっ!!」
と其れを聞いて、グレンラガンがテッペリンを目指して突っ込んで行った!!
「! 皆! 神谷を援護して!!」
其れを見たシャルが、一夏達にそう呼び掛ける。
「了解しましたわ!!」
「任せるわよ! 神谷!!」
セシリアと鈴がそう叫んで、バスターライフルとマグマ・ヴァサールをグレンラガンに向かおうとしていた敵に向けて放つ!!
「行け! 神谷!!」
「頼んだよ!!」
ラウラとフランも、サンダーブレークとアサルトライフルで弾幕を張る。
「人類と地球の運命………託したよ!!」
「…………」
楯無と簪もそう言いながら、敵の中へと飛び込んで足止めをする。
「アニキ!!」
「神谷さん!!」
ハンドガンを撃ち捲り、宇宙用ガンメン部隊を牽制しながら、グラパール・弾とグラパール・蘭が叫ぶ。
「神谷!!」
「アニキ! 行っけえええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」
「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーっ!!」
そして箒と一夏の声を背に、グレンラガンは遂に閉じ掛けていた宇宙用ダイガンの発進口へと飛び込んだ!!
「ギガァ! ドリルゥ! ブレエエエエエエェェェェェェェーーーーーーーーイクッ!!」
そして、そのままギガドリルブレイクを発動させてテッペリンの内部を最頂部目指して昇って行く!!
外からも、テッペリン内部で次々に発生していた爆発で、その様子が分かる。
「神谷!!」
「神谷………必ず帰って来てよ………」
その光景を見ながら、ファイナルダンクーガとシャルは、そう呟く。
テッペリン内部・ロージェノムの間………
「うおりゃあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!」
ロージェノムの眼前の床が爆ぜ、グレンラガンが姿を現し、着地する。
「ほほう? 何とか辿り着いた様だな………螺旋の男よ」
目の前に現れたグレンラガンにもまるで動揺せず、ロージェノムはそう言い放つ。
「! ロージェノム!!」
しかし、グレンラガンはロージェノムの姿を見ると、直ぐに構えを取る。
「如何にも………ワシこそが螺旋王………ロージェノムだ」
そんなグレンラガンに向かって、ロージェノムは不敵な笑みを浮かべてそう言い放つのだった………
つづく
新話、投稿させて頂きました。
敵の本拠地だけに、今までにない物量戦に。
しかし、咄嗟のひらめきで、グレンラガンが内部へ突入に成功。
そして遂に………
ロージェノムと対峙します。
では、ご意見・ご感想をお待ちしております。
新作『新サクラ大戦・光』の投稿日は
-
天元突破ISと同時
-
土曜午前7時
-
別の日時(後日再アンケート)