これは………
女尊男卑の定められた世界の運命に風穴を開ける男達と………
それに付き従う女達の物語である………
天元突破インフィニット・ストラトス
第124話『ガタガタウルセェんだよっ! 禿親父!!』
月面・ロージェノム軍の拠点『テッペリン』の内部・ロージェノムの間………
「フフフフフフ」
腕組みをして仁王立ちした姿勢で、グレンラガンを見据えつつ不敵な笑いを零すロージェノムこと『ラゼンガン』
すると、その次の瞬間!
そのロージェノムの間の様子が、宇宙空間に投影される。
「! アレは!?」
「神谷!!」
「やっぱり出たわね………黒いグレンラガン」
その映像を見た一夏・シャル・リーロンがそう声を挙げ、他の面々も映し出された映像を見遣る。
しかし映像が投影されているのは、グレン団の面々に向けて
地球・日本のIS学園………
「見て! グレンラガンだ!!」
「黒いグレンラガンも居るよ!!」
日本のIS学園上空にもその映像は映し出され、再襲撃を警戒していた生徒や教師達が目撃する。
「神谷………」
「天上くん………」
「天上 神谷………」
「かみやん………」
「…………」
千冬・真耶・マドカ・束・くーも、学園の屋上で食い入る様にその映像を見据えていた。
更に映像は、アジアやヨーロッパ、南北アメリカにアフリカと世界中の国々の空に映し出される。
まるで“ショー”でも見せるかの様に………
月面・ロージェノム軍の拠点『テッペリン』内部・ロージェノムの間………
「野郎………俺の真似すりゃ勝てるとでも思ってんのか? 舐めんなよおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!」
グレンラガンはそう吠えると、ラゼンガンに向かって突撃する。
「…………」
しかし、ラゼンガンは相変わらず腕組みをしたままで仁王立ちを続ける。
「喰らえぇっ! スカルブレイクゥッ!!」
構わずグレンラガンは、ラゼンガン目掛けてスカルブレイクを繰り出す。
………だが!!
「…………」
ラゼンガンの左腕が動いたかと思うと、スカルブレイクを繰り出したグレンラガンの右手をアッサリと摑んで止めてしまう。
「! 野郎!!」
直ぐに右腕を引っ込めると、今度はすかさず左腕でスカルブレイクを繰り出すが………
「…………」
ラゼンガンは、コレも左手
「!?」
「如何した? この程度では有るまい?」
驚くグレンラガンに、ラゼンガンは挑発する様にそう言い放つ。
「! この野郎おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!」
激昂したかの様に叫び、今度はスピンドルキックを繰り出すグレンラガン。
「フン」
しかし、ラゼンガンはその攻撃も左手だけでアッサリと受け止めたかと思うと、そのままグレンラガンの左足を摑んで、左腕だけで思い切り投げ飛ばした!!
「!? うおわぁっ!?」
グレンラガンは床に叩き付けられてバウンドしたかと思うと転がって行って壁に叩き付けられる!!
「ぐううっ………!!」
「どれ………今度はコチラから行かせて貰うぞ」
全身に鈍い痛みが走りながらも起き上がるグレンラガンだったが、其処でラゼンガンはそう言い放つと腰を深く落とし、アクロバティックな動きで跳躍した!!
「!?」
グレンラガンが、咄嗟にサイドステップでその場を離れた次の瞬間!!
上から降って来たラゼンガンの拳が、先程までグレンラガンが居た位置の床に命中!!
床に巨大な
「…………」
ラゼンガンは、直ぐにサイドステップしたグレンラガンを追撃。
グレンラガンが繰り出そうとしていた拳を弾くと、膝蹴りをボディに喰らわす!!
「ガフッ!?」
内臓が口から飛び出すかと思える程の膝蹴りを喰らい、グレンラガンの身体が浮き上がる。
その浮き上がったグレンラガンを、ラゼンガンは回し蹴りで蹴り飛ばす!!
「ぐおあっ!?」
グレンラガンはまたも床の上をバウンドする様に転がる。
「チイッ! やるじゃ
「…………」
強がりを言いながら立ち上がるグレンラガンに、ラゼンガンは無言で突進する。
「うらああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」
左の手刀で右のミドルキックを如何にか防ぐと、右の拳を繰り出すグレンラガンだったが、ラゼンガンの左拳で相殺される。
両者はそのまま組み合いへと縺れ込む。
「天上 神谷………貴様は
「ああん? んなの当たり前に決まってんだろうが!!」
不意に問い掛けて来たラゼンガンに、グレンラガンは当然の様にそう言い返す。
「愚かな………人間に“守る価値”なぞ有りはせん」
「んだとぉっ!? テメェに何が分かるってんだ!?」
「知る必要は無い。どうせ直ぐに死ぬのだからな」
と其処で、ラゼンガンは不意に組み合いを解いたかと思うと、またも回し蹴りでグレンラガンを蹴り飛ばした!!
「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーっ!!」
だがグレンラガンは、今度は床板を剥がしながらも両足を踏ん張り、トビダマの噴射も使って押し留まる。
するとラゼンガンは、左腕をグレンラガンに向けて伸ばしたかと思うと、腕の穴から
「! んなろぉっ!!」
グレンブーメランを使って弾くグレンラガン。
「…………」
しかしラゼンガンは、続け様に右腕から3本の撓るドリルを伸ばして来る!!
「ツアァッ!!」
グレンラガンは迫り来る3本の撓るドリルに対し、グレンブーメランを投擲!
2つに分離して高速回転するグレンブーメランが、3本の撓るドリルを斬り裂いてラゼンガンの両腕に命中すると、空中に磔にした。
「………フン」
「一気に決めてやるぜっ!! ギガァ! ドリルゥ! ブレエエエエエエェェェェェェェーーーーーーーーイクッ!!」
そのラゼンガンに向かって、グレンラガンはギガドリルブレイクを繰り出す!!
ギガドリルが、ラゼンガンの腹に
………と思われた瞬間!!
ラゼンガンの腹の装甲が弾け、鋭い牙の様な歯の生え揃った口が露わになった!!
ギガドリルはその口の牙で受け止められ、ラゼンガン本体には届いていない。
そしてその次の瞬間!!
ギガドリルが、粉々に噛み砕かれてしまった!!
「!? 何だとっ!?」
流石のグレンラガンもコレには動揺する!!
「…………」
そして更に次の瞬間には、ラゼンガンは拘束していたグレンブーメランを力任せに破壊!
自由の身となる。
「お、俺の、ギガドリルが………」
「フフフフ」
動揺が隠せないグレンラガンに向かって、ラゼンガンは不敵な笑いを零すのだった。
「そんな!?」
「ギガドリルブレイクが………敗れた!?」
「何て奴だ………」
その様子は外のグレン団も目撃しており、メンバーにも動揺が走る。
「自慢のドリルも、このワシとラゼンガンには通用しなかった様だな………」
勝利を確信しているかの様に、ラゼンガンはグレンラガンに向かってそう言い放つ。
「! うるせぇっ! 無理を通して道理を蹴っ飛ばす! それが俺達………グレン団のやり方だあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!」
しかしグレンラガンはそう言い返し、ラゼンガン目掛けて突撃する!!
「愚かな………」
だが、ラゼンガンがそう言い放ったかと思うと、その姿がブレてグレンラガンの視界から消える。
「!? 消え………」
グレンラガンが言い切る前に、ラゼンガンはグレンラガンの懐に出現し、顎に強烈なアッパーカットを見舞った!!
「ゴハッ!?」
吐血し、空中に打ち上げられるグレンラガン。
その次の瞬間!!
ラゼンガンの右腕と右肩を中心に伸びたドリルが、グレンラガンの全身を貫き、そのまま壁に磔にした!!
「ゴボアッ!?」
グレンラガンは先程よりも更に盛大に吐血する。
ラゼンガンがドリルを引き抜くと、グレンラガンはそのまま床に落ちて倒れた。
倒れている床に、血溜りが広がって行く………
「神谷ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!」
「アニキが………手も足も出せないなんて………」
「強過ぎる………」
「無理よ………あんなのに勝てるワケ無いじゃない!!」
シャルが悲痛な叫びを挙げ、一夏・箒に動揺が走り、鈴は絶望が頭を過る。
無論その光景は、IS学園を始め、世界各地に放送されている。
「………見たか? 人間共? 貴様等の希望、グレンラガンもワシに掛かればこのザマだ」
と、不意にラゼンガンはカメラ目線になったかと思うと、グレン団や世界中の人類に向かってそう言い放つ。
「最早、貴様等に希望は無い。有るのは絶望の中で滅びを迎える事だけだ」
地球・日本のIS学園………
「くうっ!!」
絶望的な状況に、千冬が思わず呻き声を漏らす。
と、その瞬間!!
「織斑くん! 大変だ!!」
十蔵が慌てた様子で屋上に姿を見せる。
「!? 学園長!? 何事ですか!?」
「各地の残存自衛隊部隊に対し、ロージェノム軍が攻撃を再開した! 世界中でも、ロージェノム軍が一斉に攻勢に出ている!! この学園にも新たな軍勢が向かっているそうだ!!」
「!?」
「そ、そんな………」
十蔵の言葉に、千冬と真耶は絶望の表情を浮かべた。
月面・ロージェノム軍の拠点『テッペリン』内部・ロージェノムの間………
「全ての希望を失った今、人類の消滅は決まったも同然よ………」
確信した様子でそう言い放つラゼンガン。
「何でだよ!? 何でお前は其処までして人類を滅ぼそうとする!?」
と其処で、グラパール・弾が、モニターのラゼンガンに向かってそう問い質す。
「知れた事………人類には
「価値が無いだと!?」
「貴方! 一体何様の積りですの!?」
“然も当然”とそう返すラゼンガンに、ラウラとセシリアが反論する。
「貴様等人類こそ、“自分を何様だ”と思っておる?」
だが、ラゼンガンは逆にそう問い質して来た。
「如何言う事?」
「コレまで、人類は幾度と無く同じ種族で争い、殺し合って来た。人類の歴史は“破壊と闘争の歴史”だ」
楯無がそう問うと、ラゼンガンはそう語り始める。
「そんな事………!!」
「“無い”とは言わせんぞ? その良い例がISだ」
「!? ISが!?」
グラパール・蘭の反論を制してラゼンガンがそう言い放つと、ダンクーガが驚きを露わにする。
「そうだ。ISによって“力を得た”と
「「…………」」
簪とラウラは、黙ってラゼンガンの意見に耳を傾けていた。
「そんな人類が、宇宙進出なぞ果たしてみろ………争いはやがて全宇宙に広がるぞ。人類なぞ全宇宙の規模からみれば“癌細胞”以外の何物でも無い………“故に滅ぼす”のだ」
「或る意味“正論”ね………」
リーロンが、またもや他人事の様に呟く。
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
ラゼンガンの放言に、グレン団の一同は誰も反論が出来なかった。
しかし………
「ガタガタウルセェんだよっ! 禿親父!!」
そんな声が響き渡ったかと思うと、倒れていたグレンラガンが起き上がる!!
「! 神谷!!」
「アニキ!!」
「ほう? 未だくたばっておらんかったのか?」
歓声を挙げるシャルや一夏とは対照的に、ラゼンガンは冷めた目でグレンラガンを見遣る。
「小難しい事をグダグダ並べやがって………俺はテメェみたいに深く考えんのが苦手なんだよ! テメェは“親父の
グレンラガンは、ラゼンガンに向かってそう啖呵を切る。
全身に開けられた穴からは、止め処無く血が流れ出ていて足も震えているが、目の闘志だけは全く衰えていない。
「フン………流石は天上の息子………奴に輪を掛けての大馬鹿だわい」
「大馬鹿結構! 例え何が有ろうと俺は! テメェの魂のままに生きて行くだけよおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」
見下しているラゼンガンに向かって、最後の力を振り絞ったスカルブレイクを繰り出すグレンラガン!!
ラゼンガンはそのスカルブレイクをアッサリと右手で受け止める………
「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!!」
だが、其処でグレンラガンの螺旋力が急上昇!!
ドリルが肥大化し、ラゼンガンの右手を粉砕する。
「やったっ!!」
一夏が思わずガッツポーズをし、グレン団の面々も笑みを浮かべる。
しかし………
「………終わりだ」
ラゼンガンがそう呟いた瞬間!!
グレンラガンの身体を、ラゼンガンのドリルが貫いた!!
「!? ゴバァッ!?」
グレンラガンの口から、盛大に血が吐き出される。
そして、全身から力が抜けた様にガクリと脱力した。
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
グレン団の一同に衝撃が走る。
「フン」
ラゼンガンは、そのグレンラガンをゴミの様に放り投げる。
放り投げられたグレンラガンは壊れた人形の様に床を転がって行き、そのまま俯せとなる。
「…………」
ピクリとも動かず、身体の下には血溜まりがどんどん出来て行く。
「今度こそ終わりだ、螺旋の男………」
そのグレンラガンの様子を見て、ラゼンガンはそう言い放つ。
次の瞬間には、破壊された右腕が赤い光と共に再生する。
「もう立ち上がる事も出来まい………だが、憂いは確実に
とラゼンガンはそう言い放つと、グレンラガンを完全に消滅させようと近付いて行く。
「! 神谷ああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」
「アニキイイイイイイィィィィィィィーーーーーーーーッ!!」
「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」
その瞬間、グレン団のメンバーは後先考えずにテッペリンへと突っ込んで行った!!
どれだけの猛攻に遭おうと、只管テッペリンへと爆進するグレン団!!
だが、無情にもラゼンガンは倒れているグレンラガンの元へと辿り着く。
「あの世で精々父親と仲良くするが良い………」
そして、右手に赤いエネルギー球を出現させ、グレンラガンに放とうとする。
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
グレン団メンバーの顔が、絶望に歪む。
だが、次の瞬間!!
ラゼンガンの身体を、刃が貫いた!!
「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」
グレン団メンバーの顔が、今度は驚愕に染まる。
「………何の真似だ? ヴィラル?」
“身体を刃で貫かれている”と言うのに、ラゼンガンはまるで動じず、刃を突き刺した相手………
ヴィラルのエンキドゥドゥに向かってそう問う。
「…………」
そう………
ラゼンガンを貫いた刃を放ったのは………
他ならぬ、ヴィラルのエンキドゥドゥだった。
「………螺旋王様………私はコレまで、貴方の野望実現に為に尽くして来ました………我々獣人は
其処でエンキドゥドゥはラゼンガンを見据える。
「この男は! “この男は
そう、心の底から訴え掛けるエンキドゥドゥ。
「戦士の誇りか………」
「そうです………」
「そうか………“
と次の瞬間!!
ラゼンガンの尻尾が撓り、エンキドゥドゥを弾き飛ばした!!
「!? ぬぅあっ!?」
1撃で装甲が粗全損し、エンキドゥドゥは壁に叩き付けられたかと思うと、装甲の隙間からヴィラルの姿が露出する。
「ぐうう………」
「貴様も愚かだな、ヴィラル。人間に感化され、“下らぬ感情”を持つ様になるとはな………」
「………貴方にしてみれば下らぬでしょうが………ですが! コレまで“全て貴方から与えられて来た”私が
呻き声を漏らしたヴィラルにラゼンガンはそう言い放つが、ヴィラルはそう反論して再び立ち上がる。
「貴様は如何やら
ラゼンガンはそう言い放ったかと思うと、半壊しているエンキドゥドゥに襲い掛かるのだった。
一方………
テッペリンの外・月面の宇宙空間で戦っている一夏達は………
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
呆然とした様子で、モニターの映像の中で倒れたまま血溜まりを広げているグレンラガンを見遣っていた。
「チャンスだ! グレン団のメンバーは絶望している!!」
「グレンラガンが居なければ所詮は烏合の衆よ!! 一気に片付けてくれるわぁっ!!」
とその様子を見た宇宙用ガンメン部隊は、グレンラガンがやられて絶望していると判断し、一斉に襲い掛かる。
「…………」
「先ずはシャルロット・デュノア! 貴様からだぁっ!!」
1番絶望しているだろうと思われたシャルに、宇宙用ングーが襲い掛かる。
………が、次の瞬間!!
「ダブルハーケンッ!!」
「!? ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!?」
シャルが振るったダブルハーケンにより、一刀両断された!!
「!? 何っ!?」
その様に宇宙用ガンメン部隊が驚いていると………
「飛羽返しっ!!」
一夏がそう叫び、流れる様な太刀筋で次々に宇宙用ガンメン部隊を斬り捨てる!!
「「「「「「「「「「螺旋王様! バンザーイッ!!」」」」」」」」」」
宇宙に爆炎の花々が咲き誇る。
「ゲッタアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ! ビイイイイイイイイイィィィィィィィィィィーーーーーーーーーーームッ!!」
「サンダーブレークッ!!」
箒のゲッタービームと、ラウラのサンダーブレークが敵軍を貫き………
「…………」
「其処かぁっ!!」
簪の正確無比な射撃が宇宙用ガンメンを次々に撃ち抜き、フランのパイルバンカーも敵を撃破する。
「邪魔ですっ!!」
「鬱陶しいわよっ!!」
セシリアがハイパービームソードで、鈴が龍王破山剣で敵を斬り裂く。
「フッ飛べぇっ!!」
「「ハアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!!」」
楯無がミストルテインの槍を投擲し、グラパール・弾とグラパール・蘭が背中合わせとなり、ハンドライフルを乱射する!!
「何だコイツ等!?」
「絶望していないのか!?」
てっきり、“グレンラガンがやられた事で戦意を失っている”と思っていた宇宙ガンメン部隊は、猛攻勢に出たグレン団の様子に動揺する。
「当たり前だぁっ! 誰が絶望なんかするかぁっ!!」
「神谷は未だ負けて無い! 必ず立ち上がる!!」
そんな宇宙ガンメン部隊に向かって、一夏とシャルがそう叫ぶ!
「そうだよ! 神谷は何時だってピンチを蹴っ飛ばして乗り越えて来た!! 今回だって、きっと!!」
と、ダンクーガがそう言い放った瞬間!!
「「「「「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーっ!!」」」」」
数機の宇宙用ガンメン達が決死の覚悟で取り付き、動きを封じた!!
「!?」
「裏切り者ぉっ! 死ねええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」
その瞬間、周りに居た宇宙用ガンメン達が動きを止めている宇宙用ガンメン達ごとダンクーガを葬ろうとする。
「くうっ!!」
纏わり付いている宇宙用ガンメン達を振り解こうとするダンクーガだが、必死の思いでしがみ付いている宇宙用ガンメン達は剥がれない。
「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!」
宇宙用ガンメン達の攻撃が繰り出される………
と思われた瞬間!!
ダンクーガに纏わり付いている宇宙用ガンメン達に、音波の様な物が命中する!
「!? あひゃひゃひゃひゃひゃっ!?」
「うひょひょひょひょひょひょっ!!」
途端に、ダンクーガに纏まり付いている宇宙用ガンメン達は狂った様な笑い声を挙げ、ダンクーガから離れてしまう。
「! 断空砲! フォーメーションッ!!」
「!? ギャアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
その瞬間、ダンクーガは断空砲フォーメーション体勢を取り、襲い掛かって来ていた宇宙用ガンメン達を蒸発させる!!
「今のは………まさか!?」
先程の音波攻撃に既視感を覚えるダンクーガ。
すると………
「大丈夫か、ティトリー?」
ザウレッグとメガヘッズが合体した姿のガンメン、『ザガレッズ』を纏ったジギタリスが姿を現した。
「! オッサン! 目が覚めたの!?」
「ああ、漸くな………心配を掛けたな」
「オッサ~ンッ!!」
思わず涙声になってザガレッズに抱き着くつくダンクーガ。
「“何か”が飛び出して行ったかと思えば………」
「あ~、あの獣人さんのガンメンだ~。如何して~?」
インフィニット・ノアでその光景を見ていた虚とのほほんがそう声を挙げる。
「“こんなこともあろうか”と思って、密かに整備しておいたのよ」
すると、艦長席のリーロンがウインクしながらそう言い放つ。
「流石………」
そんなリーロンの姿に、思わず苦笑いを浮かべる虚だった。
「天上 神谷! 何をしている!? その程度でくたばる貴様かぁっ!? 立てぇ! 立って見せろ!!」
そして、ザガレッズのジギタリスは、映像のグレンラガンに………
“嘗ての宿敵”に向かってそう呼び掛けるのだった。
つづく
新話、投稿させて頂きました。
遂に激突したグレンラガンとラゼンガン。
その圧倒的な力の前に、グレンラガンは手も足も出ない。
やがて力尽きたかに思われたが………
その勝利を信じてやまない者達が居る………
立て!
立ち上がるのだ! グレンラガン!!
では、ご意見・ご感想をお待ちしております。
新作『新サクラ大戦・光』の投稿日は
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天元突破ISと同時
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土曜午前7時
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別の日時(後日再アンケート)