劇場版『天元突破インフィニット・ストラトス』
グレン団VS宇宙刑事ギャバン
ギャバンが、ブートレグを倒したその頃………
グレン団達は、暗黒銀河女王と対峙していた。
IS学園・港施設エリア………
「雑魚は全部片付けた!!」
「残るはテメェだけだぜ! 暗黒銀河女王!!」
倒したクラッシャー達を背にしているグレン団が、暗黒銀河女王に向かってそう言い放つ。
「ふんっ! 調子に乗るな小童共!! 私に勝てると思っているのかい!!」
だが、暗黒銀河女王は余裕の有りそうな様子でそう言い放つ。
「ああ! 今すぐブッ倒してやらぁっ!!」
と、先陣を切る様にグレンラガンが突撃。
「ギガァ! ドリルゥ! ブレエエエエエエェェェェェェェーーーーーーーーイクッ!!」
そしていきなり必殺のギガドリルブレイクを繰り出す!!
「ハアッ!!」
しかし、暗黒銀河女王が手にしていた杖を構えたかと思うと、バリアが発生する。
「!? うおわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!?」
そのバリアに接触したグレンラガンが、アッサリと弾き飛ばされる。
「うごっ!?」
「! 神谷!!」
地面に叩きつけられて転がったグレンラガンの傍に、シャルが慌てて駆け寄る。
「チイッ! 何てバリアだっ!!」
「バリアなら俺が!!」
すると今度は、一夏が零落白夜を発動させ、刀身がエネルギーで輝いている雪片弐型を構えて突撃。
「チエリャアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!!」
気合の一閃で、バリアを無力化する。
「ほお~?」
暗黒銀河女王は、バリアを斬り裂いた一夏に、感心した様な表情を向ける。
「貰ったぁっ!!」
そのまま返す刀で暗黒銀河女王を斬り付けようとした一夏だったが………
一夏の素早い2撃目は、暗黒銀河女王の杖によって受け止められる。
「!? 何っ!?」
「甘いよ! バリアを破壊したぐらいで良い気になるんじゃないよ!! ハアッ!!」
驚く一夏の雪片を弾くと、杖での斬撃を放つ暗黒銀河女王。
「!? うおわぁっ!!」
アーマーから火花を上げて弾き飛ばされ、一夏は地面を転がる。
「一夏!? 貴様! ゲッタアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ! ビイイイイイイイイイィィィィィィィィィィーーーーーーーーーーームッ!!」
「フォトンストリームキャノン! 発射ぁっ!!」
「龍王炎符水っ!!」
「サンダーブレークッ!!」
箒、セシリア、鈴、ラウラによる一斉攻撃が放たれる。
「むうんっ!!」
しかし、暗黒銀河女王は、その攻撃を全て片手で受け止めてしまう。
「!? 馬鹿なっ!?」
「「「!?」」」
「そうら、返してやるよ!」
そして、そのエネルギーを1つの球体にしたかと思うと、箒達目掛けて投げつける!
「「「「!? うわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!?」」」」
4機分の攻撃に使ったエネルギーが足元に着弾し、大爆発が起こって、空中に舞い上げられる箒達。
「うわぁっ!?」
「キャアッ!?」
「ぐふっ!?」
「ぐうっ!?」
そのまま、碌に受け身も取れずに地面に叩きつけられる。
「このぉっ!!」
「…………」
すると今度は、楯無が蒼流旋のガトリング砲から弾丸。
簪が右腰の2連装ミサイルポッドのミサイルを見舞う。
「せええあっ!!」
だが、暗黒銀河女王が、迫り来る弾丸とミサイルに向かって手を向けたかと思うと、弾丸とミサイルが空中で静止する!
「!? 嘘っ!?」
「!? サイコキネシス………」
「そおらっ!!」
楯無と簪が驚いていると、暗黒銀河女王の掛け声で、弾丸とミサイルは反転。
楯無と簪へと向かう!
「!? くうっ!!」
「!!………」
咄嗟に水のヴェールを張って防ぐ楯無と、ジェットローラーダッシュで回避する簪。
すると、その次の瞬間………
グラパール・弾、グラパール・蘭、フラン、ダンクーガが、暗黒銀河女王を4方から取り囲む様に陣取った。
「うん?」
「行くぞ、蘭! フランちゃん! ティトリー!」
「OK、お兄!!」
「4方から一斉に掛かれば………」
「避けられないでしょうっ!!」
何をする気だと言う顔になった暗黒銀河女王にそう言い放ち、グラパール・弾とグラパール・蘭はグラパールブレードを、フランはパイルバンカー、そしてダンクーガは断空剣を構えて、一斉に突撃する!!
「「「「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーっ!!」」」」
4人の一斉攻撃が、暗黒銀河女王に決まる!!
「甘いわぁっ!!」
………かと思われた瞬間に、暗黒銀河女王の姿が忽然と消えてしまった!!
「なっ!?」
「ええっ!?」
「何っ!?」
「うわぁっ!?」
取り囲んでの一斉攻撃だった為、同士討ちとなってしまうグラパール・弾、グラパール・蘭、フラン、ダンクーガ。
「「「「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!!」」」」
「ハハハハハハハハハハッ!!」
そんなグラパール・弾達を嘲笑いながら、暗黒銀河女王は再度姿を現す。
「何とも手応えが無いねぇ。コレがあのロージェノムを倒したグレン団かい? 期待外れも良いとこだよ」
「このぉっ!!」
小馬鹿にする様な態度を取る暗黒銀河女王に向かって、ダブルハーケンを投擲するシャル。
「フンッ!!」
だが、暗黒銀河女王は杖でアッサリと弾き飛ばす。
しかしその次の瞬間!!
足元の地面が爆ぜて、グレンラガンが飛び出した!!
「貰ったぁっ!!」
ドリルに変えた右腕で、アッパーカットを繰り出すグレンラガンだったが………
「お見通しだよ!!」
暗黒銀河女王は、グレンラガンに左手を向けると、怪光線を放つ!!
「!? おうわっ!?」
「神谷っ!!」
再び地面を転がったグレンラガンを、シャルが助け起こすが………
「死ねえええぇぇぇぇっ!!」
間髪入れずに、暗黒銀河女王が、杖の先端に鎌の様にエネルギー刃を展開させ、横薙ぎに振るった!
「!? うわぁっ!?」
「うおおおっ!?」
アーマーから火花を散らし、ブッ飛ばされるシャルとグレンラガン。
「アニキ!」
「シャルッ!」
とそれを一夏とダンクーガが助け起こし、グレン団は一旦集結する。
だが、その瞬間!!
「言っただろう! 私に勝てると思っているのかい! ダークレーザァーッ!!」
暗黒銀河女王がそう叫んで杖を両手で構えたかと思うと………
杖から黒紫の稲妻状の光線が連続で放たれ、グレン団の面々へと直撃!!
「「「うおわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!?」」」
「「「「「「「「「「キャアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ!?」」」」」」」」」」
巨大な爆発が巻き起こり、グレン団達は爆風で宙に舞い上げられた!!
そしてそのまま次々に地面へと叩きつけられる。
「ハハハハハハハッ! 見たかい! コレがこの私! 暗黒銀河女王の力だよ!! 宇宙の全ての者は! この私に跪くのさ!! アハハハハハハハッ!!」
アーマーから白煙を上げて倒れているグレン団の姿を見ながらそう言い放つ暗黒銀河女王。
すると………
「ゴチャゴチャとウルセェんだよ!!」
「! 何ぃっ!?」
そう言う台詞と共に、グレンラガンが白煙が上がる身体を無理矢理立ち上がらせる。
「何が暗黒銀河女王だ! 俺達を誰だと思ってやがるっ!!」
「そうだ! 俺達はグレン団だ!!」
「宇宙にだって風穴を空ける………最強の集団だよ!!」
更にそこで、一夏とシャルも、グレンラガンに続く様に立ち上がる。
そこから他のメンバー達も、身体に鞭を打って立ち上がらせる。
「フン! そんなに死に急ぎたいのかい! ならば望み通りにしてくれるわぁ!!」
暗黒銀河女王はそんな神谷達を見てそう言い放つと、杖を両手で構え、エネルギーをチャージする。
「喰らえっ! ダークレーザァーッ!!」
そして、先程放ったモノより、更に強力な怪光線を放った!!
グレン団の元へと着弾した怪光線は、大爆発を起こして、爆炎がグレン団を包み込んだ!!
と、その次の瞬間!!
「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!」
その爆煙を突っ切る様に、グレンラガンが飛び出す。
「馬鹿め! 何度やっても同じ事だよ!!」
暗黒銀河女王は、突撃して来るグレンラガンに向かってそう言うと、バリアを展開させる。
しかし!!
「零落白夜っ!!」
グレンラガンがそう叫んだかと思うと、右手に雪片弐型が出現し、刀身にエネルギーが流れて白く発光する!!
「!? 何ぃっ!?」
「うおりゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーっ!!」
その様に驚く暗黒銀河女王に向かって、グレンラガンは零落白夜を発動させている雪片弐型を振るう!
バリアが斬り裂かれて、アッサリと消滅した!!
「バ、バリアーがっ!?」
「反重力ストームッ!!」
驚く暗黒銀河女王に向かって、グレンラガンが今度はそう叫んだかと思うと、胸のサングラスから反重力ストームが放たれる!!
「!? ぬあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!?」
反重力エネルギーによって、空中高くへ舞い上げられる暗黒銀河女王。
「サンダーブレイクッ!!」
その暗黒銀河女王に向かって、グレンラガンが人差し指を伸ばすと、その指先から稲妻が放たれる!!
「ぬあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!?」
直撃を喰らい、暗黒銀河女王は地面に叩き落とされる。
「ど、如何なっている!?」
何故グレンラガンが他のグレン団メンバーの武器や技を使っているのか?
その理由が分からず、暗黒銀河女王は困惑する。
『決まってんだろ!!』
『僕達の力を1つに合わせてるんだよ!!』
すると、グレンラガンの身体から、一夏とシャルのそう言う声が響いて来た。
「!? そうか! 合体かい!!」
「御名答っ!!」
ハッとした様に言い放つ暗黒銀河女王に、グレンラガンは不敵笑ってそう返す。
そう………
暗黒銀河女王の言う通り、今グレンラガンは、グレン団のメンバーと合体している状態なのだ。
以前、ロージェノムのアンチ・ラゼンガンとの戦いで、グレン団は1つに合体。
『天元突破グレンラガン』となり戦ったが、今回はそれを応用した形で、等身大を維持し、グレンラガンに他のメンバーが融合する形で合体したのである。
その為、天元突破グレンラガン程の力は無いが、グレン団メンバーの能力や武器・技を使用出来るので、単体での戦闘能力は格段に跳ね上がっているのだ。
「ええい! 舐めるんじゃないよ! この暗黒銀河女王が! そう易々と破れたりするものかい!!」
「上等だぁっ!!」
そう叫ぶ暗黒銀河女王に向かって、グレンラガンは突撃する!!
「ダークレーザァーッ!!」
そのグレンラガンに向かって、ダークレーザーを放つ暗黒銀河女王。
「喰らうかぁっ!!」
だが、グレンラガンがそう叫ぶと、水のヴェールが展開して、ダークレーザーを防ぐ。
「チイィッ!!」
それを見た暗黒銀河女王は、一旦距離を取ろうとする。
しかし、後退しようとしたところで、何かにぶつかり、取り押さえられる。
「!? むうっ!?」
それは、ISビットだった。
「何時の間に!?」
「雨月! 空裂!」
暗黒銀河女王が驚きの声を挙げていると、グレンラガンは両手に雨月と空裂を出現させる。
「ダブルブウウウウウウィィィィィィィーーーーーーーーメランッ!!」
そして、ISビットに取り押さえられていた暗黒銀河女王に向かってブーメランの様に投げつける!!
「!? うわあぁっ!?」
雨月と空裂に連続で斬り付けられる暗黒銀河女王。
「このぉっ!! 調子に乗るんじゃないよっ!!」
しかし体勢を立て直すと、杖の先端に鎌状のエネルギー刃を展開。
「真っ二つになりな!!」
そして、そのままグレンラガン目掛けて横薙ぎに振るう!!
「おおっと!!」
だが、グレンラガンは跳躍してそれを回避!
そのまま暗黒銀河女王の頭上を取ったかと思うと、空中で逆さまになる。
「むうっ!?」
「そらよっ!!」
すると、グレンラガンの両手に、グラパールのハンドガンが出現。
それを連射しながら、身体を高速で回転させる!!
「ぬああああっ!?」
エネルギー弾が、雨の様に暗黒銀河女王に降り注ぐ。
「よっと!」
「オノレェッ!!」
と、着地を決めたグレンラガンに、左手から怪光線弾を放つ暗黒銀河女王。
「何のっ!!」
しかし、グレンラガンは素早く振り返り、右手にヘヴィマシンガンを出現させたかと思うと、怪光線弾を撃ち落とす。
「断空剣っ!!」
そして今度は、断空剣を出現させたかと思うと、
「おおりゃあっ!!」
その断空剣を、暗黒銀河女王目掛けて投げつけた!!
「!? むううっ!?」
咄嗟に杖を構えたものの、断空剣によって、その杖は弾き飛ばされる。
「し、しまったっ!?」
「龍王破斬剣っ!!」
そこでグレンラガンがそう叫んで右手を掲げる様にしたかと思うと、その手から火柱が伸び、龍王破斬剣が出現!!
「おおりゃああっ!!」
その龍王破斬剣を、地面に叩きつける様に振ったかと思うと、炎が地面を走り、暗黒銀河女王へと向かう!!
「!? チイッ!!」
回避行動を取る暗黒銀河女王だったが………
「させるかぁっ!!」
グレンラガンがそう叫ぶと、左腕にベルゼルガの盾が出現し、内蔵されていたパイルバンカーのバンカーが射出させた!!
「!? ぬあっ!?」
辛うじて回避した暗黒銀河女王だったが、それで足が止まり、龍王破斬剣から放たれた炎が足元へ到達!!
その瞬間に、火山の爆発を思わせる火柱が地面より噴出した!!
「!? ぬああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!?」
その火柱によって、暗黒銀河女王は上空高くに舞い上げられる。
「行くぜ! お前等ぁっ!!」
『『『『『『『『『おおっ!!』』』』』』』』』』
とグレンラガンがそう呼び掛けると、合体しているメンバー全員から、勇ましい返事が返って来る。
そして、グレンラガンが右手を掲げる様に構えると、フルドリラズ状態になる。
そのドリルが右腕へと集まり、ギガドリルへと変わる!!
『『『『『『『『『「必殺! ギガドリルブレイクッ!! グレン団スペシャルウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーッ!!」』』』』』』』』』
必殺の『ギガドリルブレイク・グレン団スペシャル』が放たれる!!
螺旋力の光を纏ったグレンラガンが、暗黒銀河女王の身体を貫く!!
「そ、そんな! 馬鹿な!! この私がぁっ!!」
グレンラガンが着地を決めると同時に、暗黒銀河女王で空中で大爆発!
木端微塵となった!!
「やったぜっ!!」
『よっしゃあっ!!』
『勝ったんだね! 神谷!!』
グレンラガンがガッツポーズを決めると、一夏やシャルの声も挙がる。
「ああ! 俺達の………勝ちだ!!」
そう叫ぶグレンラガン。
………だが、その時!!
突如として大地が揺れ始める!!
「!? うおっ!?」
『な、何だっ!?』
と、箒がそう声を挙げた瞬間!!
地面に突き刺さって残っていた暗黒銀河女王の杖から、禍々しいオーラが立ち上り始めた!!
『!? 暗黒銀河女王の杖が!?』
「大地に眠る悪霊たちよ! 我に! はぁっ! 力を、与えよーっ!!」
鈴が声を挙げると、倒された筈の暗黒銀河女王の声が響き渡る。
そして、杖から立ち上っていたオーラが大きくなり………
「ぬああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!」
そのオーラが、巨大な暗黒銀河女王の姿となった!!
『!? うおおっ!?』
『巨大化した!?』
『嘘ーっ!?』
弾、蘭、ティトリーから驚きの声が挙がる。
「ハハハハハハハハッ! 貴様等に倒された事で膨れ上がった恨みのパワーと大地に眠る悪霊達の力によって! マクー空間を無限に拡大させたのさ!!」
「何ぃっ!?」
「この星を………いや! 宇宙全体を飲み込んでやるよぉっ!!」
暗黒銀河女王がそう叫ぶと、地球の自転が逆回転し始め、空に暗雲が立ち込め始めた!
拡大したマクー空間が、地球を飲み込もうとしているのだ!!
『マクー空間が、地球を飲み込もうとしていますわ!』
『このままでは地球が!?』
「チイッ! させるかぁっ!!」
セシリアとラウラの声が挙がると、グレンラガンは飛翔し、巨大化した暗黒銀河女王へと突撃する!!
「無駄だよ! もうお前達に為す術は無い!!」
だが、暗黒銀河女王がそう言って、飛んで来るグレンラガンへと左手を向けたかと思うと、波動の様な光線を放つ!!
「!? ぐうっ!? おおっ!?………!? おわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!?」
グレンラガンは弾き飛ばされ、港の施設へと突っ込む!!
『イターイッ!!』
『神谷くん! 気を付けてよぉっ!!』
『敵のパワーが上がっている………コレがマクー空間の力………』
フラン、楯無、簪からそう声が挙がる。
「チキショウがぁ! 負けるかぁ!!」
身体の上に乗っていた瓦礫を押しのけながら立ち上がるグレンラガン。
「フハハハハッ! 捻り潰してやるよ!! グレンラガンッ!!」
と、そのグレンラガンに向かって、暗黒銀河女王は杖を構える。
「!?」
「喰らえっ! ダーク………」
そして、ダークレーザーが放たれる!!
………と、思われた瞬間!!
「ドルファイヤーッ!!」
ギャオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーーーーッ!!
ギャバンのモノと思われる声が響き、何かの咆哮と共に、暗黒銀河女王に火炎が浴びせられた!!
「!? ぬわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!?」
暗黒銀河女王は爆発と共に吹き飛ばされる。
ギャオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーーーーッ!!
そして次の瞬間には、インフィニット・ノアを撃墜した青い機械仕掛けの龍………『電子星獣ドル』と、その頭の上に乗ったギャバンが現れた!!
「!? ギャバン!!」
「来い! グレンラガン!!」
電子星獣ドルの頭の上に居たギャバンが、グレンラガンを呼ぶ。
「! おうよっ!!」
それを聞いたグレンラガンは、トビダマからの噴射で飛翔!
ギャバンの隣、電子星獣ドルの頭の上に着地する。
「オノレェッ!! ダークレーザァーッ!!」
空中の電子星獣ドルに向かってダークレーザーを放つ暗黒銀河女王。
ギャオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーーーーッ!!
しかし、電子星獣ドルは巧みな飛翔で回避する。
「ドルレーザーッ!!」
ギャバンがそう叫んでポーズを取ると、電子星獣ドルの前足から赤いレーザー弾と、目から赤いレーザーが放たれる!!
「!? うわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!?」
レーザーが次々に直撃し、暗黒銀河女王は火花を伴った爆発を連続で起こす。
「神谷! 一緒に行くぞっ!!」
「ああっ!!」
そこで、ギャバンとグレンラガンはそう言い合うと、レーザーブレードと雪片弐型を取り出す。
「レーザーブレードッ!!」
「零落白夜っ!!」
そして、ギャバンはレーザーブレードにエネルギーを注入し、グレンラガンは零落白夜を発動させる。
発光する刀身が、2つ並ぶ。
「ぬううっ!?」
「「ギャバン・グレン・ダイナミックッ!!」」
恐れ戦く暗黒銀河女王に、ギャバンとグレン団の合体技………
『ギャバン・グレン・ダイナミック』が叩き込まれる!!
「ぬああああああっ!? お、オノレエエエエエェェェェェェッ!! 覚えておいで、ギャバン! グレン団! 例え肉体は滅びても………我が魂は永遠に滅びぬうううううううぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーっ!!」
そう断末魔を残し、暗黒銀河女王は爆発・消滅した。
その消滅エフェクトをバックに、電子星獣ドルが着地すると、ギャバンとグレンラガンは頭の上から飛び降り、決めのポーズを取る。
そして、暗黒銀河女王が倒された事で、拡大していたマクー空間も消滅するのだった。
*
IS学園・港施設エリア………
「「…………」」
夕日に照らされる波止場に、神谷と烈は2人佇んでいた。
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
その様子を、一夏達は遠巻きに見守っている。
「大きくなったなぁ………立派な男になった」
まるで息子の成長を喜ぶ父親の様な口調で神谷にそう言う烈。
「へっ………当然だろ。俺を誰だと思ってやがる」
それに対し、神谷はお決まりの台詞を返す。
「ああ、そうだな。本当に良い男になった………嬉しいよ」
しかし烈は更に手放しで神谷を褒め、その肩に手を置く。
その表情は、本当に嬉しそうだった。
「…………」
あまりに正面切って褒めて来るので、流石の神谷も照れ臭いのか、笑みが浮かびそうになるのを堪えている。
「フ、フン! とっとと帰っちまえよ! 大変なんだろ! 宇宙警察とかもよぉ!!」
「アハッ! あの神谷が照れてる」
「コレはレアね~」
照れ隠しにそう言う神谷を見て、シャルと楯無が吹き出し、他のメンバーもニヤニヤとした笑みを浮かべる。
「! お前等! 何言ってやがる!!」
それが聞こえた神谷は、思わず一夏達の方を向いて怒鳴る。
「…………」
と、そこで烈は、背を向けた状態になった神谷に近づいたかと思うと、両手を両肩に置いた。
「!?………」
「…………」
驚く神谷に笑みを向ける烈。
「…………」
やがて神谷も笑みを浮かべ、肩に置かれた手に、自分の手を重ねたのだった。
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
その光景に、一夏達の顔にも、優しい笑みが浮かぶ。
「…………」
と、やがて烈は神谷から離れた。
「…………」
そこで神谷は、再び烈に向き直る。
「またな………」
人差し指と中指を合わせて伸ばした状態の右手を米神の辺りに当て、シュッと振る動作する烈。
その直後、上空に超次元高速機ドルギランが現れ、光の柱が伸びて来る。
その光の柱が烈を包み込んだかと思うと、烈は光となって超次元高速機ドルギランに搭乗する。
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
神谷の元へ集まり、超次元高速機ドルギランを見上げるグレン団。
超次元高速機ドルギランは、浮遊したまま旋回し、夕日の方を向いたかと思うと、そのまま飛び去って行った。
「………あばよ、宇宙刑事ギャバン」
超次元高速機ドルギランが飛び去った方向を見やり、神谷はそう呟くと、烈がしていた人差し指と中指を合わせて伸ばした状態の右手を米神の辺りに当て、シュッと振る動作する。
「神谷………」
そんな神谷に、シャルは自然と寄り添ったのだった。
劇場版『天元突破インフィニット・ストラトス』
グレン団VS宇宙刑事ギャバン
完
最終回、投稿させて頂きました。
遂に暗黒銀河女王とグレン団の決戦。
やはり強敵でしたが、天元突破グレンラガンの応用であるグレンラガン(グレン団合体形態)で見事勝利!
しかし、巨大化して復活した暗黒銀河女王は、地球をマクー空間で覆い尽くし始める。
勿論そんな事は許さない!
グレンラガンとギャバンの合体攻撃が炸裂!
今度こそ暗黒銀河女王を倒しました。
そしてギャバンとの別れ………
男と男の別れに涙など不要!
あばよ昨日! よろしく未来!です。
さて………
私の前作『ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース』完結後、ガルパン原作最終章完結までの繋ぎとして投稿し始めた、過去に書いた作品………
『天元突破インフィニット・ストラトス』、如何だったでしょうか?
ガルパン最終章はまだ半ばの3話………
ボイゾル版の最終章製作はまだまだ出来そうにありません。
正直、原作に先んじてやってしまったネタなんかもあって結構悩んでます。
ともあれ、暫くはもう1つの作品『新サクラ大戦・光』に注力する事になります。
申し訳ありませんが、日曜のこの枠はこれで終了となります。
長い間ご愛読ありがとうございました。
宜しければ『新サクラ大戦・光』の方も応援して下さい。
では、ご意見・ご感想をお待ちしております。
新作『新サクラ大戦・光』の投稿日は
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天元突破ISと同時
-
土曜午前7時
-
別の日時(後日再アンケート)