INFINITE・DESTROY   作:花蕾

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ツイッターで昨日、夜には出せるなとか言って、一日後にだす馬鹿です。
すいませんでした。


第10話

『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た織斑一夏、いや、門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかける。門矢零と神崎朧は仮面ライダーアクジと戦うことになる。そして、ダークディケイド、ディケイド、クライムはコンプリートフォームに…。おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

「お前が神崎朧、仮面ライダークライムか。聞いたことはある。非常識なやつと」

 

「俺が非常識だとかはどうでもいいんだ。お前さんに率直に聞く。仮面ライダーアクジって知ってるか?」

 

「仮面ライダーアクジって?」

 

「知らないっスねぇ。明菜さんは」

 

「私も知らんな」

 

朧の問いに一夏、伸奈、明菜はハテナマークを浮かべる。

 

「どこでその名前を聞いた?」

 

そんな中、零が朧に質問を投げかける。

 

「つい、さっき戦ったやつさ。そんな質問をするお前は知ってるんだな」

 

「…勿論だ、神崎朧。仮面ライダージオウ、仮面ライダーウォズは知っているな」

 

「ああ。仮面ライダージオウ、未来では最低最悪の魔王オーマジオウになったもの。一方、仮面ライダーウォズは仮面ライダーゲイツが仮面ライダージオウを倒した未来からやってきた仮面ライダーだな」

 

「そのとおりだ」

 

正解を褒めるように零は拍手する。

 

「その話が何と関係する?」

 

「仮面ライダーアクジはそのどちらでもない未来の仮面ライダーだ」

 

「…タイムジャッカーが作り出した世界か?」

 

「いや違う。ジオウもゲイツもウォズもアナザーライダーもタイムジャッカーも全て倒された世界の仮面ライダーだ。もっともネガライダーだけどな」

 

「ほう、興味深いな。詳しく聞かせろ」

 

「いいだろう」

 

零はニヤリと笑い話し始めた。

 

「仮面ライダーの歴史が途切れ、新たな仮面ライダーはもう誕生するはずがなかった。しかし、2068年、とある女がジオウ達が使っていたジクウドライバーを発見してしまう。そして、ブランクウォッチも。ここから仮面ライダーの歴史が再スタートした。さて、ここで問題だ。ジクウドライバーの数はいくつだ?」

 

「ジオウとゲイツの二本っスね」

 

「伸奈、正解。そう二本だ。一本はアクジに、じゃあもう一本は?」

 

「アクジは男が変身していたはず。ならば、発見した女がもってるのか」

 

「その通り。発見した女は仮面ライダークロスという仮面ライダーになった。このライダーもライドウォッチを使って変身する」

 

「ちょっと待て。この世界は仮面ライダークロスと仮面ライダーアクジの世界なのか?」

 

朧が零に聞く。

 

「違う」

 

「じゃあ、なぜ仮面ライダーアクジは世界線を越えられる?タイムマジーンでは不可能のはずだ。そして、仮面ライダークロスはどこにいる?」

 

「アクジが世界を越えている方法は俺と同じくオーロラカーテン。朧、お前、アクジがネックレスをしているのをみたか」

 

「ちょっと待て。思い出す」

 

朧はアクジの変身前の姿を思い出す。

黒いコートにフードで顔は鼻から上が見えない。そして、首にはなにか線が…

 

「ある可能性はある」

 

「だろうな。アクジがつけているであろうネックレスに仮面ライダークロスは封印されている」

 

一夏や伸奈は息を飲んだ。

 

「話の流れ的にはそうだな。で、お前はなぜ狙われている?」

 

「これだろうな」

 

零が取り出したのは普通のライドウォッチより大きめのライドウォッチ。

 

「ダークディケイドライドウォッチだ」

 

「名前が長いな」

 

「そこに触れるな。あとは俺がクロスの封印を解くことができるからな」

 

「は?」

 

その声を発したのは誰だっただろうか。一夏だろうか、伸奈だろうか、明菜だろうか、はたまた朧だったのだろうか。

 

「封印を破壊すればいいんだろ」

 

「いや、なんでしてないのさ…」

 

「する暇がなかったんだよ。クロスからわざわざダークディケイドライドウォッチを預かって次にきた世界が一夏の世界だからな」

 

「なんか、すみません…」

 

一夏は縮こまりながら謝る。

 

「方針としてはクロスを助け出すでいいか?」

 

明菜が問いかける。

 

「そうだな。クロスにアクジを引き取ってもらうのが一番早い」

 

「そうっスね。クロスさんにもあってみたいですし」

 

「じゃ、決まりだな」

 

話がまとまったところで後ろから大きな音と瓦礫が飛んでくる。

 

「見ーつけた」

 

そこにいたのはアクジとダークライダーたち。

 

「探す手間が省けたな」

 

「さっさと終わらせるぞ」

 

零たちはそれぞれ変身アイテムを身につける。

 

《KAMENRIDE…》

 

《KAMENRIDE…》

 

《KAMENRIDE…》

 

《ハリケーンニンジャ!》

 

《ガシャット!》

 

「「「「「変身!」」」」」

 

《DECADE!》

 

《DECADE!》

 

《CLIMB!》

 

《ガッチャーン!レベルアップ!マキマキ!竜巻!ハリケーンニンジャ!》

 

《グラトニーフォーム!》

 

零はアクジにむかって走りだす。

 

アクジを守るようにダークライダーたちが動くが

 

「させるか!」

 

朧が発砲し、ダークライダーの動きを止める。

さらにダークライダーたちに一夏、伸奈、明菜が攻撃を加える。

 

「ふん」

 

「ちいっ!」

 

零はライドブッカーで斬りかかり、アクジはそれをジカンギレールで受け止める。

 

「お前じゃ、俺を倒せないんだよ!」

 

《エボル!》

 

《ライダータイム!仮面ライダーアクジ!アーマータイム!エボリューション!エボル!》

 

仮面ライダーアクジにエボルアーマーが装着される。

 

そのまま、零の腹を殴る。

 

「すぐに終わる」

 

《フィニッシュタイム!エボル!》

 

《エボルティック!タイムクラッシュ!》

 

「危ねぇ!」

 

アクジの必殺技が零に当たる瞬間、朧が零を押し代わりに攻撃を受けた。

必殺技をもろに受けた朧は変身が解け服がぼろぼろになっている。

 

「朧!」

 

「大丈夫っスか!」

 

零たちが心配の声を上げる中、アクジは

 

「アハハハハハハハ。他人なんかかばう必要ないのに。そんなことしたってどうしようもないのに。偽善か、何かですかぁ〜」

 

その時、朧が立ち上がる。

 

「確かに偽善かもしれないな。他人を庇ったって自身の利益にはならないかもしれない。だけどな、人は支え合って生きている。『人』という文字がそういう意味で作られたようにな!」

 

「なっ」

 

「それに俺がやったことも無駄じゃないみたいだぜ」

 

《SHADOWMOON!ODIN!DARKKIBA!BARON!GOLUDODRIVE!SPECTOR!GENMU!KIRUBASU!OMAZI-O!》

 

朧とアクジの視線の先にはタッチパネル式のアイテム『ケータッチ』のライダーセレクトを押すダークディケイドの姿が。

 

「ま、まずい!」

 

「もう、遅い」

 

《FINALKAMENRIDE DECADE!》

 

ダークディケイドの姿が音声と共に変化し、『仮面ライダーダークディケイド コンプリートフォーム』へとなった。

 

「無駄じゃなかっただろ?」

 

「ふざけるなぁ!なんなんだ、お前は!」

 

「そうだな、俺は、いや、俺たちは」

 

朧はアクジの攻撃でボロボロになった服を脱ぐ。その背中には龍の紋様があった。そして、朧は零のほうをちらっとみてからアクジを見据える。

 

「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!変身!」

 

《KAMENRIDE CLIMB COMPLETEFORM!》

 

朧もコンプリートフォームになった。

 

「く、くそ!」

 

アクジはダークディケイドとクライムに攻撃。二人をそれを避け、アクジにダブルキックをかます。

アクジがキックで怯み、そこにクライムが銃撃で追撃。

 

「なっ、くっ。ダークライダーども!」

 

「こねぇよ」

 

アクジはダークライダーをよぼんだがダークディケイドの言った通りこない。

 

「な、なぜだ!」

 

「きちんと戦場ぐらいみろ」

 

アクジがダークライダーたちの方向を見ると、ダークライダーは一夏たちに足止めを食らっていた。

 

 

 

「これだ!」

 

《KAMENRIDE WIZARD!》

 

《ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!》

 

ウィザードにカメンライドし、新たなカードをバックルに入れる。

 

《ATTACKRIDE BIND!》

 

魔法陣が複数現れ、そこから鎖が射出されダークライダーを縛る。

 

「よっと」

 

バインドで縛っている隙に伸奈がダークカブトからハイパーゼクターをとる。そして、武神鎧武の極ロックシードを取ろうとするが、

 

「ふん」

 

鎖が破かれ、武神鎧武は自由の身になり、近づいてきた伸奈を攻撃する。

 

「うおッス」

 

伸奈は吹っ飛ばされるがそこまでのダメージはないようだ。

 

《影松!ドンカチ!バナナスピア!クルミボンバー!パインアイアン!イチゴクナイ!マンゴーパニッシャー!ドリノコ!キウイ撃輪!》

 

武神鎧武は多数のアームズウェポンを飛ばす。一夏は避けようとするが被弾してしまう。

 

「さすがは最強フォームなだけあるな…」

 

明菜は一人でリュウガとゲンムの相手をしていたがやはり辛いようだ。

 

「明菜さん、大丈夫ですか」

 

「あー、なんとか。一夏のほうこそ大丈夫か」

 

「こっちもギリギリですね」

 

「よし、一夏。これ使え」

 

「は?」

 

明菜は一夏にケータッチを手渡す。

 

「え、これあったんなら先に渡してくれたら」

 

「いやー、すまんすまん。忘れてたんだよ」

 

「じゃあ、使わせてもらいますよ」

 

《KUGA!AGITO!RYUKI!FAIZE!BRAID!HIBIKI!KABUTO!DEN-O!KIBA!W!OOO!FOUZE!WIZARD!GAIM!DRIVE!GHOST!EX-AID!BULID!ZI-O!》

 

《FINALKAMENRIDE DECADE!》

 

一夏はコンプリートフォームとなった。それを見て焦りを感じたのかダークライダーたちは必殺技を発動する。

 

《FINALBENT!》

 

《KAMENRIDE RYUKI SURVIVE!》

 

《FINALATTACKRIDE RYU RYU RYU RYUKI!》

 

一夏は龍騎サバイブを呼び出した。

リュウガはバイクになった契約モンスターに乗り込む。バイクから黒炎が放たれるが、一夏はそれを難なく切る。リュウガがバイクでディケイドを引こうとする。

 

「ふん」

 

一夏は龍騎と共にリュウガに向かってバーニングセイバーを放つ。リュウガはバイクを高スピードで走っていたせいで避けられなかった。

 

《ONE・TWO・THREE RIDERKICK!》

 

次はダークカブトがゼクターホーンを引く。飛び上がり一夏に向かってライダーキックを放とうとする。

 

《KABUTO KAMENRIDE HYPER!》

 

一夏のとなりに今度はカブトハイパーフォームが現れる。

 

《FINALATTACKRIDE KA KA KA KABUTO !》

 

二つのマキシマムハイパーサイクロンが空中にいるダークカブトに直撃し爆発する。

 

《極スカッシュ!》

 

《GAIM KAMENRIDE KIWAMI!》

 

《FINALATTACKRIDE GA GA GA GAIM!》

 

一夏は現れた鎧武極アームズと共に無頼キックを放つ。武神鎧武も無頼キックを放つが二人の仮面ライダーの力には勝てなかった。

 

《ハイパークリティカルスパーキング!》

 

《KAMENRIDE EX-AID MUTEKI!》

 

《FINALATTACKRIDE E E E EX-AID!》

 

ゲンムと一夏と召喚されたエグゼイドムテキゲーマーがハイパークリティカルスパーキングを放つ。目にも止まらない速さで激突した。勝者は一夏とエグゼイドだった。

 

 

 

「つ、使えないですね。あの雑魚どもはー!!」

 

「使えないじゃなくてこちらが強すぎただけだ」

 

「なっ」

 

アクジはマスクで分からないが相当イラついてる顔してるだろう。

 

「これで終わりだ」

 

《FINALATTACKRIDE DE DE DE DECADE!》

 

《FINALATTACKRIDE C C C CLIMB!》

 

13人の見たこともないライダー、ロイガ、ウロボロス、ディアック、レイガ、ディメント、ロドク、ライフ、オリジン、トランス、ソウル、ムゲン、アザト、ループが現れ次々にアクジを攻撃する。13人の攻撃が終わったと同時に零と朧は引き金を引く。

ライドブッカーとクライムドライバーからビーム砲が放たれアクジを包み込んだ。

 

「これにて一件落着てか」

 

「…何か忘れてるような気がするが」

 

二人の必殺技による煙の中から立ち上がるものがうっすらと見える。

 

「くっ。中々危なかったです」

 

「なっ、生きていたのか!」

 

立ち上がっていたのはアクジだった。二人の必殺技は相当強烈のはずだが…

 

「生きている…少し違いますね」

 

「なるほどな」

 

朧が納得したように言う。

 

「お前は人間ではなく、アクジライドウォッチそのものだな」

 

「ほう、よくわかったな。元々の変身者は死んだが、強くなりたい、オンリーワンでいたいという強い欲望が俺を作り出した」

 

「なら、アクジライドウォッチを壊せばいいんだな」

 

「ふん…ここは分が悪い。引かせてもらおう。ダークディケイド!貴様のウォッチと命は私が必ず頂く!」

 

そう叫びながらアクジはオーロラカーテンの中に消えていった。

 

◇◇◇

 

「世話になったな、朧」

 

「こちらこそだ、門矢零。ここでお別れだがプレゼントだ」

 

朧から手渡されたのはクライムのライダーカード。

 

「いいのか。もらって」

 

「ああ。ついでにこれも」

 

クライムドライバーからなにやら真っ黒な銃が射出される。

 

「ディエンドライバーのプロト版だ。少しは弄ってお前用にはしてある」

 

「何から何まで。ありがとな」

 

「ああ。また会う日まで」

 

朧がオーロラカーテンに消えていく。

 

「…またな」

 

オーロラカーテンの中の朧がこちらに手を振ったように感じた。

 

「んじゃ、あたしらも行くわ」

 

「ああ。また今度、ゆっくりな。伸奈、明菜」

 

「じゃあッス」

 

明菜と伸奈はどこからか現れた電車に乗って去っていた。

 

「俺たちも行くか」

 

「そうだな、兄貴」

 

二人もオーロラカーテンに入っていく。

 

◇◇◇

 

余談だが、美術館にあった絵『最後の戦い』はこの戦いの最中の朧が描かれている。

なぜ、戦いの前に存在しているかは誰も知らない。

噂では時を旅する美術館があるらしい。




これにてコラボ終了です。
SOURさん、ありがとうございました。

次回からはコラボ相手もいないので、ISの世界に戻ろうかと思います。

今回出したオリキャラは本編後にだす番外編にだす予定です。
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