INFINITE・DESTROY   作:花蕾

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第16話

『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た織斑一夏、いや、門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかける。門矢零は異世界のIS乗り、月浦桜と出会う。さらにはアナザーライダーの影が…おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

零は正面からくる骸骨兵に向かって発砲、さらに横からきたゾンビに回し蹴りを食らわす。

一方、教師部隊は側面から攻撃し、敵の数を減らす。

 

「数が多いな。だったら」

 

零はプロトディエンドライバーにカードを数枚装填する。

 

《KAMENRIDE RIOTROOPER!》

 

《KAMENRIDE KUROKAGETROOPER!》

 

「いってこい、俺の兵隊」

 

プロトディエンドライバーから召喚されたのは量産型ライダー達。一体一体ではあまり力はないが、複数体での部隊による攻撃が魅力だ。

ライオトルーパーと黒影トルーパーは陣形を組み、一体ずつ確実に仕留めていく。

 

「さて、と、俺もやるか」

 

《KAMENRIDE DARKGHOST!》

 

《カイガン!ダークライダー!ヤミノチカラ!ワルイヤツラ!》

 

全人類をゴースト化しようとした悪霊、『仮面ライダーダークゴースト』にカメンライドし、ガンガンセイバーを構え、突貫した。

 

◇◇◇

 

「やっと、終わった…」

 

シャドウサーバントとの戦いを終えた桜。五体ぐらいなら問題なかったが、流石に10体を超えるシャドウサーバントを一人でさばくには中々の体力がいった。

 

「じゃ、出発〜」

 

IS学園に向かって加速する。この速度なら五分でつくだろう。

 

◇◇◇

 

「チッ。一気に決めるか」

 

《FINALATTACKRIDE DA DA DA DARKGHOST!》

 

零は上空に浮かび上がり、後ろに現れた紋章から足にエネルギーが集まる。それを一気に放つようにキックを行い、敵を蹴散らしていく。

 

「まだいるか。なら」

 

《KAMENRIDE KAIXA!》

 

呪われたライダー『仮面ライダーカイザ』にカメンライドし、さらにカードをバックルに装填する。

 

《ATTACKRIDE SIDEBASHER!》

 

カイザの専用マシンであるサイドバッシャーを呼び出し、それに乗り込み零はバトルモードへと移行させる。

 

「爆ぜろ」

 

バトルモードとなったサイドバッシャーからミサイルが放たれ、敵を一網打尽にする。

 

「これで終わりか?」

 

敵がいなくなったことを確認し、零がふと上空を見上げると見慣れないISが飛んでいる。

千冬も知らないようで怪訝そうな顔で上空のISを見ている。

そのISは急降下し、零の前で止まる。

 

「君が門矢零?」

 

「そうだが…お前は?」

 

「俺の名前は月浦桜。今回、抑止力から派遣されたものだ」

 

「抑止だと!」

 

零には抑止力という言葉に聞き覚えがあった。ただ、この世界に召喚される覚えがない。否、一つだけあった。

 

門矢零、『世界の破壊者』の存在だ。それくらいしか思いつかない。

 

「あんたを倒しにきたんじゃないよ」

 

しかし、それを否定され、零はますます混乱する。

 

「原因は君たちも受けただろう。この世界でありえないものが来ている」

 

「なんだ?」

 

「願いを叶える盃、聖杯」

 

「ほう。確かに聖杯が来たことは大層なことだが、抑止力が呼び出すほどか?」

 

零にはそれが疑問だった。世界の破壊者が、未熟な一夏を含めて二名もいる。いや、だからこそなのかもしれない。

 

「まあ、あんたら力もあるんだけど、今回の理由は聖杯を持ち込んだネラスとかいうやつが一番の原因だ」

 

「何者だ、そいつ?」

 

「スーパータイムジャッカー。狙いは世界の掌握。どうやら平成ライダーの歴史がないこの世界で、泥に汚れた聖杯で一気に目的を達成する狙いだ」

 

「ハア!?」

 

聖杯とは願いを叶える聖遺物だ。ただ、泥に汚れているとなると少し話が変わってくる。例えば、お金持ちになりたいという願いをすると通常の聖杯はお金を渡すなり事業を成功させたりするのだが、汚れていると願いを唱えた人より上の金持ちを全員殺害して金持ちにする。願いは叶えはするのだが、叶え方が問題というわけだ。

 

「チッ、大体分かった。それを他のやつに説明しろ」

 

桜が後ろを振り向くと、鬼の形相をした千冬がいた。

 

「あ…」

 

桜が見なかったことにして零のほうに振り向こうとして、そこで意識が途絶えた。

 

「織斑先生、やりすぎだ」

 

「ん、あ、すまん」

 

◇◇◇

 

桜が目を覚ましたのはIS学園の保険室。

 

「目を覚ましたか」

 

「織斑先生か…」

 

千冬を見て桜は身体を震え上がった。どうやら、先程の攻撃で恐怖が体内にできたらしい。

 

「すまんな。いきなり気絶させて。話は門矢先生から聞いている。何かしなければならないことはないか?」

 

「あー、特にないですね。だって、相手の狙いは俺と零さんとこの世界の一夏なので」

 

「む、何故だ?」

 

「聖杯を起動するには、生贄が必要なんです。大多数の一般人を生贄にするのも一つの手でですが、俺と零さんと一夏を生贄にすれば、起動させれます。最悪、零さんか俺だけでも起動できます。ただ、後の憂いをなくすためにここにくると思いますよ。ほら」

 

桜がそういった瞬間、IS学園が揺れた。千冬が何事かと外を見ると、校舎と同じくらいの大きさの異形がいた。

 

「なんだ、あれは!?」

 

この異形の名は、『アナザーアーク』。

 

仮面ライダーアークと呼ばれる巨躯の身体を持つライダーのアナザーライダーである。

 

「じゃ、俺いくんで」

 

桜は専用機を起動し、千冬を置き去りにして外に出て行った。

 

「え、ええー」

 

一方、同時刻

 

零と一夏も振動の原因を倒すべく、外にでようと階段を降りていた。

そこに突然、横から人が飛び出してくる。

 

「はは、お久ぶりですねぇ、門矢零」

 

「アクジか。お前の相手をしてる暇はない」

 

零がアクジを押しのけて行こうとする。

 

「ふふ、そう言ってるのも今のうちだけです。ネラスから頂いたこの力で」

 

《ジオウ!》

 

アナザーライドウォッチを起動し、自身の胸に押し当て、『アナザージオウ』へと姿を変える。

 

「チッ、だが、相手は俺たちじゃない」

 

零はプロトディエンドライバーにとあるカードをいれる。

 

《KAMENRIDE CROSS!》

 

現れたのはアクジの宿敵でも封印されていたはずのライダー『仮面ライダークロス』。

 

「こいつのことは頼むぞ」

 

クロスは頷き、ブレイブライドウォッチの力を使い、アクジと共にゲームエリアに移動した。

 

「さあ、行くぞ、一夏」

 

零も一夏も階段を降り始めた。

 

◇◇◇

 

「これがあれば俺も…」

 

「ええ。仮面ライダー達を倒すことができますよ、織斑秋十くん」

 

「フハハ、いつも俺を馬鹿にしやがって…」

 

《ウォズ!》

 




ごめん、アナザーウォッチを他者の作者さんのようにおぞましい感じにしたかったけどできんかった。だれかこのフォントがいいですよとか教えて

追記
親切な方にフォント、教えていただきました。これでアナザー感がでたと思います
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