ーーーアメリカーーー
『ヒュー、怖いねぇ』
「待ちやがれ!!この蛇野郎!!」
『俺の名前はブラッドスターク。イカした名前だろう』
「知るか!!!」
赤の鎧を身に纏った少女、雪音クリスは両手の銃からミサイルを飛ばす。対峙している、少女と同じ赤だが、些か血の色に近い色をした宇宙服のようで顔と胸の蛇のバイザーが特徴的なブラッドスタークはそれをスライディングするかのように避ける。
「ハアッ!!」
今度は青い鎧を纏った少女、風鳴翼が劔を振り落として来る。スタークはそれを、バルブがついたナイフ、スチームブレードで受け止める。
『ミサイルでの弾幕ごっこの次は、力くらべかぁ?』
「ぐっ、なんとでも言え!!」
力もスタークのほうに軍配が上がりそうで、翼は押し返されている。
『…まあ、良い。ガングニールやシャルシャガナ、ファウストローブなどのデータは既に取り終わってるからな。後はお前らの天羽々斬とイチイバルだけは成分を取っただけでまだデータが不足してるからなぁ!』
翼を弾き飛ばす。翼は体制を崩すがすぐに立て直す。
ーーー千ノ落涙ーーー
空間に大量の剣が現れ、スタークに向けて落下。先ほどのようにスライディングで逃げようとするが、流石に範囲が違いすぎる。
しかし、それを無防備に食らうようなスタークではない。スチームブレードを逆手に構え落ちてくる剣を巧みに壊したり受け流したりする。
『これで終わりかぁ!?』
「んなわけないだろ!!」
大量の劔の後に現れたのは先ほどまでのミサイルではなく、ギア全体を固定し自ら固定砲台としたクリス。その姿にスタークは冷や汗を流す。
「食らいやがれ!!」
ーーーMEGA DETH QUARTETーーー
ガトリングと小型ミサイル、大型ミサイルが火を吹く。着弾したかはわからないが、盛大に砂煙が舞う。
「やったか?」
「いや、まだだ」
『あー危なかった。俺のこのベルトが直っていなかったなぁ』
《コブラ!》
《コブラ!》
《エボルコブラ!》
《フッハッハッハッハ!!》
けたたましい音声と共に姿を変え姿を現したのはスターク、否、『仮面ライダーエボル』だった。
エボルとシンフォギア装者の戦いを眺める影が二つ。片方はエボルと同じようだが白く威圧感がスタークより上、もう一人は赤と青の歯車で彩られた鎧を纏った者だった。
「先輩、同じエボルですね」
「んあ、そうだな。そして、俺より原典寄りだなぁ」
「どっちが勝つと思います?」
「どう考えてもエボルのほうだろ、魁星。あの装者達じゃ部が悪い」
「へぇ、俺はどっこいどっこいだと思うんですが」
魁星と呼ばれた人物は興味深そうに戦いを眺めながら言う。
「当たり前だろぉ。あれはあくまで俺より原典寄りだっていうだけで、異質なものなんだからなぁ。奥の手があるのはわかりきってる。それにあいつからはバグスターウィルスが感じられる。面白くなりそうだ」
これからの戦いに胸躍らせる人物、石動仁は高笑いをしながら、戦いを止めにきたアメリカのIS部隊を視界に捉える。
「あー、今いいところなんだよ、邪魔すんなよ」
《Ready go!ブラックホールフィニッシュ!》
ブラックホールが現れIS部隊を吸い込んでゆく。それから逃れる術を持ってるものはおらず、IS部隊は目標を目視する前に消滅した。
《ciao〜♪》
◇◇◇
どこかの無人島
「さて、探し物は、と」
とある人物が何かを探すように下を見ながら歩く。しかし、
「見つからないねぇ。
「探し物はこれかい?」
そこに現れたの一人の女性だった。
手にもっているのは何かの破片のようなもの。
「それですね。返してもらえます?」
「嫌に決まってるでしょう。このウォッチを返すなんて、
「はあ、仕方ないですね。強引にでも」
《ダークキバ!》
男が取り出したのは、アナザーライドウォッチとは違い、正式なライドウォッチ。しかし、正式な継承者以外が起動してもジクウドライバーがなければほぼ意味がない。だが、力を使う方法が他にある。それはライドウォッチをアナザーライドウォッチのように体内に埋め込むことだ。力に飲み込まれるリスクは高いが、誰でもそのライダーの力を得ることができる。
「へぇ、面白い。ダークキバは持ってなかったんだよね。ちょうどいい。もらおう」
《ジクウドライバー!》
《ピリオド!》
ジクウドライバーを腰に巻き、ピリオドライドウォッチを起動。
「変身!」
《ライダータイム!仮面ライダーピリオド!》
「ふん!」
ダークキバはピリオドに向かって走り出す。ピリオドはそれを冷静に手にもったトランススチームガンで狙い撃つ。しかし、威力が足りずダークキバにダメージは一切入っていない。
「なら」
《ジカンサーベル!》
本来の専用武器を取り出す。ダークキバもザンバットソードを呼び出す。
ダークキバがザンバットソードを上段から斬りかかる。ピリオドはそれを受け止めダークキバのがら空きのボディに蹴りを入れる。
《ボウガン!》
ジカンサーベルをボウガンモードにし連射。ダークキバの鎧からは火花が飛び仰け反る。
「遠距離が苦手なのかな?じゃあ、これで」
《スナイプ!》
《ライダータイム!仮面ライダーピリオド!アーマータイム!レベルアップ!スナイプ!》
遠距離戦が苦手と感じたピリオドはスナイプアーマーを装着する。右腕のガシャコンマグナムマグナムでダークキバを撃つ。今度はザンバットソードを盾にしながら近づいてくる。
充分に近づきダークキバは再度斬りかかる。ピリオドは左腕で受け止め、ガシャコンマグナムマグナムをハンドガンモードでゼロ距離射撃をしようと試みるが、その瞬間、ダークキバがザンバットソードを手放しピリオドに拳を入れる。
「くっ」
《ウェイクアップ・Ⅱ!》
ダークキバは腰のホイッスルを取り出しキバットII世に噛ませる。
足に赤黒いエネルギーが集まり
「ふんっ!」
「ちょっと不味いかも…」
ピリオドに向かって必殺の蹴りを放った。ピリオドも対抗しようとするが、間に合わず直撃してしまう。かなりのパワーで、アーマーが解ける。
「はあ〜これは本気で行かないとね。いくよ、エボルト」
『はいよ』
《エボル!》
ピリオドは自身の中にいる存在、エボルトに声をかけ切り札を使う。
《アーマータイム!エボリューション!エボル!》
「さて、遊ぼうか」
シュイーンと音がするとピリオドがその場から消える。ダークキバはあたりをキョロキョロと見渡す。
「後ろだよ♪はあっ!」
後ろに回り込んでいたピリオドが回し蹴りをダークキバにかます。
さらにピリオドはベルトについているライドウォッチのボタンを押しベルトを一回転させる。
《フィニッシュタイム!エボル!》
《エボルテックタイムインパクト!》
惑星のエネルギーが集まった左足がダークキバに炸裂。吹き飛ばされ最後は爆破が起こる。
「お、おっと。ふぅ、いただき♪」
上空から飛んできたダークキバライドウォッチをキャッチし、ご満悦。
「ハアハア。ダークキバライドウォッチは奪われたか。だが!」
変身が解けた男はライドウォッチを奪われたことを些細なことと割り切る。なぜなら、目標は既に達成したからだ。手にあるのは破片。男が力を込めると時間が巻き戻るように破片がくっつき出し元の形へと戻っていく。
「アナザーウォズのライドウォッチ…これでようやく一つ…」
「あっ、やっちゃった…」
『慢心しすぎだ、このバカ』
「じゃあ、私はこれにて」
男は黒い布のようかものに包まれてどこかに風のように去っていた。
ピリオドの変身者、高倉エミはあちゃーとした顔を男が去った方向を見る。
「どうしよっか?」
『とりあえず追うぞ』
エミとエボルトはタイムマジーンを起動させ男が飛んで行った方向へ向かった。
◇◇◇
場所は戻ってアメリカ。
エボルと装者の戦いは続いていた。
しかし、それはエボルの蹂躙と言えるものだった。
『おいおい、こんなもんなのか?イグナイトとかも期待はずれ程度だったし。あ、そういえば、おまえら、他のところと違って仮面ライダーモード?とか言うのがあるんだって?使ってみたら、どうだい?勝てるかもしれないぜぇ』
エボルは嘲笑うかのように話す。それに対し翼とクリスは
「お望みとあらば、使ってやるよ!」
「いくぞ!雪音!」
シンフォギアの上から新たにアーマーが纏わり、翼は鎧武モードに、クリスはフォーゼモードになる。
「ここからは私のステージだ!」
「宇宙来たぁぁぁ!」
《ガトリング・オン!》
クリスの足にガトリングが装着され弾が放たれる。エボルはそれを華麗にかわす。
翼が火縄大橙DJ銃を構え、エボルに向かって発射。エボルはスチームブレードでその弾丸を切る。
クリスは腕にマジックハンドを取り付けエボルを持ち上げようとするが、
『舐めるなぁ!!』
「なっ!?」
エボルが力を込め、逆にクリスを持ち上げ地面に叩きつける。
翼がアームズウェポンを次々と呼び出しエボルに飛ばす。
『甘い!』
《天羽々斬!ライダーシステム!クリエーション!天羽々斬フィニッシュ!ciao〜♪》
エボルは天羽々斬フルボトルを使い、先ほど翼が使った技、千ノ落涙を発動させアームズウェポンを撃ち落とす。
『そんなもんかぁ?仮面ライダーの力っていうのは?ならお手本を見せてやるよ!』
《太陽のアギト!》
《フレイムセイバー!》
ガシャットを起動し、剣を取り出す。剣を構えたエボルは目にも留まらぬスピードで翼に接近し、切りつける。防御が間に合わなかった翼は斬撃を受ける。
『さらに!』
《ストームハルバード!》
今度は槍を取り出し、風を纏わせクリスを切り裂いた。
「は、速い!」
「くそったれ…」
二人は倒れこむ。それを見たエボルはつまらなさそうに見る。
『正直期待ハズレだったな。さて、フィナーレだ』
エボルが必殺技を繰り出そうとドライバーのレバーに手をかけた瞬間
「今だ!」
《イチゴスカッシュ!》
「食らいやがれ!」
《ランチャー・オン!》
《リミットブレイク!》
翼とクリスが立ち上がり、同時に必殺技を使用。エボルの上から攻撃が降り注ぐ。そこまでの威力ではないが、攻撃の数が多く、周りが見えなくなるほど視界が閉ざされる。
『こんなものでぇ止められると思うか!』
《Ready go!》
《エボルテックフィニッシュ!》
《ciao〜♪》
構わず必殺技を発動。腕にエネルギーを纏わせ落ちてくる攻撃を一気に払う。エネルギーとエネルギーがぶつかり合い爆発を起こし煙が視界を閉ざす。視界が戻ったときには翼もクリスもいなかった。
『ハハハ。やるじゃないか。逃げるために必殺技を使用。周りのビルに攻撃が当たらないように範囲を設定。やってくれたなぁ。次はたっぷりとお返ししてやるよ』
仮面ライダーエボル、石動惣一はそう言って苛立ちをあらわにし、地団駄を踏んだ。
◇◇◇
ガタンゴトンと音を鳴らしながら走る電車『リヒェヴェルトライナー』。その車窓から眺める一人の男性。
「ここが時空の歪みの発生地か。だが、あまり変化してるようには見えないが…」
男、鏡ソウゴはそう言いながら電車から降りた。確かにあまり景色に異常はない。しかしながら、
「いや、変化してるか」
目に入ってきたのは、大量の怪人と戦っている門矢颯馬が変身した仮面ライダーダークディケイド。鏡ソウゴはジクウドライバーを取り出しミラージオウライドウォッチを起動し変身する。
《ジオウ!》
《ライダータイム!仮面ライダージオウ!》
鏡文字でライダーと書かれた複眼が特徴的な仮面ライダーミラージオウに変身し、ジカンギレードを取り出し怪人のほうへ向かった。
「ハアッ!」
ケンモードで怪人を斬りつける。後ろから来ていた鏡ソウゴに気づいていなかった怪人は倒される。それでようやく鏡ソウゴに気づいた怪人たちは半分を颯馬に向かわせ、もう半分で鏡ソウゴを向かいうつ。
ソウゴはライドウォッチを取り出しジカンギレードに装填。
《バロン!ギリギリスラッシュ!》
地面にジカンギレードを突き刺すと、バナナを模したエネルギーが怪人の足元から次々と湧き串刺しにしていく。
「数が多いな。ならこいつで」
《ネクロム!》
《アーマータイム!テンガン!ネクロム!》
ネクロムアーマーを装着。パーカーゴーストがアーマーから飛び出し怪人達へ向かう。ソウゴもガンガンハンドで敵の数を減らしにかかった。
集まった戦士の数は12。しかし、まだ足りない。時と世界の崩壊はまだ始まったばかり。
「アナザーウォズライドウォッチ、それが一つ目の鍵。二つ目の鍵はまだライダーの手にある」
《ギニロ!》
「俺自身が取りに行こう。このクォーツァーのボスであるこの俺が」
《ライダータイム!仮面ライダーギニロ!》
今回登場したキャラクター
・雪音クリス、風鳴翼
作品名:戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち
作者名:桐野 ユウ
作品URL:https://syosetu.org/novel/178026/
・石動仁
作品名:戦姫絶唱エボリューション!Re.Make!
ライダー大戦!【読者参加型】
戦姫絶唱エボリューション・最終章!〜旅の終わり〜
義兄妹の物語
作者:アクシア(ロギア)
URL:https://syosetu.org/novel/185927/
https://syosetu.org/novel/184617/
https://syosetu.org/novel/196327/
https://syosetu.org/novel/184513/
・最上魁星
作品:IS“インフィニット シノビ”
作者:最上魁星
URL:https://syosetu.org/novel/180262/
・高倉エミ、エボルト
作品:Parallel Worid of Zi-Oー仮面ライダーピリオドー
作者:楓/雪那
URL:https://syosetu.org/novel/195359/
・石動惣一
作品:INFINITE・STARK
作者:花蕾
URL:https://syosetu.org/novel/158041/
・鏡ソウゴ
作品:仮面ライダーミラージオウ 鏡の王の異世界旅行
作者:シヨン SXIYON
URL:https://syosetu.org/novel/182459/
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