HUNTERxHUNTER:オタク五人のオリ主旅団結成   作:夜美スタ

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うううん、イルミさんってこう言う感じかなぁ。ちょっと口調や台詞を検索してみたんだけど、やっぱりちゃんと書けた自信はないかも。


第1話 現状把握と早速問題 (+美夜(みよる)/カルラ視点)

立山美夜は真っ平な部外者だ。

 

それは勿論、彼女と共にトリップした四人の親友も含まれる。

 

立山美夜が三ヶ月経ってようやく自分の転生した場所を把握した、と言うよりも立山美夜という個性が奥深く埋められ、カルラ=ゾルディックが出来上がるまで三ヶ月経った、と言う方が相応しい。

 

それは何故だろう。

 

毎日欠かさずに流される電気、その赤子に対する拷問のような修行、それそのものの存在を否定したかったのだろうか。それとも事実を認めることは諦め同然とでも思っていたのか。

 

ハンターハンターの世界では一流の中の一流の暗殺一家。ゾルディックの名に関係があるだけで脅迫となり得る。その上、この世間一般の凡人の暗殺者と違って堂々と暮らしている。住処が観光地にされているぐらいだ。

 

そんな家族の一員として生まれてしまった異邦人、何も変わらないまま普通に暮らせるか?いやそんな事は断じて有り得ない。

 

だから立山美夜は、自分の為であるからこそ、立山美夜と言う存在を心の奥深くに埋め込めた。そうしなきゃいけなかったのだ。

 

そんな彼女は電流も毒も平然と最も近い心情で受け入れた。全ては親友の為、自分の為、そしてどこぞの適応できない弱虫少女にならない為だった。よく出てくるいつまでも助けられなきゃいけないお姫様になるのはごめんだった。

 

というわけでたった三ヶ月であっさりと16年間も磨き続けてきた己を捨てた。

 

そう適応する、潜伏する、強くなると決意したカルラ=ゾルディックは今悩み中。

 

目の前に立っている、ショートカットの髪型で柳の様に痩せ型の、美青年で無表情で瞳孔の無い瞳の持ち主、イルミ=ゾルディックと言う問題に早速カルラは遭遇してしまったのだ。

 

 

 

 

 

…いや、正直言って来ると思っていたよ。だって私のお兄さんだし、確か私は彼の初めての妹だった気が……

 

あれ?アルカって女だっけ?男の子だっけ?…知らん。本当に知らん。アルカに会ったらアルちゃんと呼ぼう。

 

カルトだって女の子っぽい格好して、実際ベースはセーラーサターンがモデルなのに本当は男の子でした〜〜みたいな展開だったし。やっぱこの家族って解せない。

 

兎に角、何故か私の目の前にイルミ=ゾルディックが居る。あのマザコンでブラコンで親に対してはイエスマンなイルミ=ゾルディックが今私の目の前に居る。

 

何という事だ。ヤバイ。マジでヤバイ。

 

私が前世で何をしたと言うんだ。なんか悪い事でもしたか。

 

…それは誰も答えなくていい。

 

現にこの試しの門より少し濃い灰色の、私とイルミ兄さん以外何も無いつまらない部屋を、色付けたのがこの無表情なイルミ兄さんが着ている鮮やかな緑色の洋服である事が本当に皮肉だ。

 

イルミ兄さんはその無表情なまま私を凝視している。

 

私は彼の、兄さんの目を凝視仕返す。

 

そして兄さんは私の視線に動揺せず、私を凝視し続けた。

 

怖いです。本当に怖いです。超怖いです。

 

真っ暗な目から放たれる視線が私を貫き、魂まで響く。一気に部屋中の温度が数度下がった。

 

「君、凄いね。オレの殺気、弱かってたけど生身で感じながら動揺しないなんて。」

 

……わっつ?

 

こいつ生まれて三ヶ月の赤子に殺気なんか向けてるの?マジで?いくら美少年だからってそれは許せないよ。

 

そうして私が戸惑っている間、数秒が経ってしまった。

 

「変な子。オレ、イルミ。君のお兄さん。」

 

……さっきの発言撤回。2011版のハンターハンター、イルミの声優がホスト部の鳳鏡夜と同じだったと気がついたアニオタの私は一瞬にイチコロ。流石有名暗殺一家の長男。声だけで人をこんなにあっさりとやれるとは。

 

後でビッシリと自分に言い聞かせなきゃ。

 

「無反応か…賢そうな目をしてるし、オレの言ってる事、まさか分かってる?」

 

これってどうすれば良いんだ?無反応だと言われたから反応するのは罠だよな。絶対罠。

 

「解る訳…無いよね。」

 

良し!セーフ!

 

「また来るね。ちょっと仕事が入ったから行かなくちゃ」

 

あれ、なんか兄さんがっかりしてる?仕方ない。いっそバイバイでも言うか。

 

「うぁいぃわい」

 

…………何今の。情け無い。黙っていれば良かった。早速喋るための修行しなきゃ。

 

はぁ

 

ついさっきまで殺気充てられていたのに好きなキャラと同じ声だからってまんまに許すなんて。

 

裕翔君大丈夫かなぁ。彼この世界にいる事は神様が確定してくれたし。でも彼、幻影旅団超苦手な割にはワンピースのウソップとか進撃の巨人のリヴァイの大ファンだし、声優の山口勝平さんとか宮野真守さんにすっごく憧れているしね。

 

幻影旅団とか遭遇しちゃったら彼絶対精神的に追われるよなぁ。

 

そう独り言を考えていた私は、イルミ兄さんが本の僅かに口角を上げた事に気づく事は無かった。

 




これは主に2011年版のアニメをベースにしている。1999年の遭難のボーナス試験はもしかしたらやるかもしれない。
フェイタン、リヴァイに超似ている上に声優さんはワンピースのウソップとかデスノートのL役の山口勝平さん。
クロロ=ルシルフルの声優さんはデスノートの夜神月役の宮野真守さん。
この少年漫画大好きな親友のオタク五人、気づかないわけがない。大好きで憧れの声優さんが超苦手なキャラを演じているとやっぱ辛いですよね。裕翔君可哀想。

*ちなみにイルミ役の声優、松風雅也さんは確かフェアリーテイルのレン=アカツキ役。あのブラコン殺人鬼をホスト系男子と被って見るとなんか真剣に考えられない。こう言うのは深く考えはならないという暗黙なルールとかあったっけなぁ
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