クロとシロのIS学園生活   作:銭湯妖精 島風

3 / 3
に話 IS学園

 

 

真新しい制服へ袖を通して今は懐かし日本の春を肌で感じる、クロエが

 

彼女の了承を得て五感の共有をしているので、俺も感じてはいる

 

IS学園は全寮制でありクロエは数日前に既に入寮を済ませている、じゃないと色々と面倒だからだ

 

実を言うと、俺は料理なら一夏程じゃないがソコソコは出来るが片付けは苦手だ

 

あと洗濯は全自動洗濯機を回して干す位は出来る、まぁ野郎の一人暮らしで鍛えたモノだ

 

幸い今は散らかす事がないし、束さんのお陰で余った時間を有効に使える様になった

 

さて、クロエは入学式へ出席し束さんが手を回した様で1年1組になっている

 

そーいやクロエってラウラと似て美少女だよな、ラウラが好戦的な雰囲気に対してクロエは深窓の令嬢みたいな?

 

まぁクロエの方がつよいんだけどね、えぇ

 

視覚と聴覚だけ共有し成り行きを見守る事にした、俺が変に動くとマズイ事になるからだ

 

クロエは自分の名前が表示されている席に座る、当たり前だが箒の真横だ

 

箒は不機嫌そうな表情で席に座っていて、仕切りに頭を抱えている一夏を見ては目を逸らし、見ては逸らしを繰り返している

 

恋する乙女って、よう分からん

 

対して一夏は頭を抱えて肩身が狭い、否 客寄せパンダ状態がシンドイ様で極々小声で般若心経を呟いている、余程耐え難いらしい

 

いや、俺みたいにナニかされてなかったら普通は一夏の様になるだろう、鈍感とか朴念仁とか言われてても思春期の一般男子だし一夏

 

と言っても今 俺が行動を起こしてはクロエに迷惑をかけてしまうし、クロエには箒のボディーガードと言う束さんから任された任務がある

 

 

だから一夏、すまんが頑張ってくれ

 

静かに手を合わせで一夏へ謝罪の念を送り教室内を確認する

 

本当、ISは便利だ。人間に人間が有する視野以上の物を与えてくれる、つまりクロエが読書していても俺は好きに違う方向のモノを見れる訳だ

 

やっぱりIS学園の生徒は美少女が多い、セシリアを始め箒にのほほんさん、未来的にはラウラとシャルロットも加わる

 

あ、そうだセシリア対策を考えておかないと、クロエには悪いがセシリアで今どの程度か確かめさせて貰おう、流石にぶっつけ本番はリスクが高すぎるし、九割九分九厘ないが束さんの作ったアレに欠陥が有るかも知れないし

 

「浮かれていますね?」

 

『かもな? クロエ、悪いけど後でセシリア・オルコットが一夏に喧嘩売るから、その時に介入してアレのテストする機会を作るから』

 

クロエに言われ、肯定した後に予定を伝える

 

「承知しました、つまり貴方が出る訳ですか。初陣ですね」

 

薄く微笑みクロエは言う

 

さてさて、上手く行く保証はないがやるしかないな。クロエの身体を借りるのも久しぶりだし、気を付けなきゃな

 

 






辛うじて続きました


クロエと月白の会話は脳内?で会話しているイメージです、なのでクロエは声を出していないので、側から変人には見えていないのでご安心下さい


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。