少女は見た。目の前に立つ蒼き輝きを放つ何かを……
少年は翔る。自身に課せられた使命を全うする為……
少女は瞳を輝かせ彼を見つめ、少年は汗を滲ませ彼女を見る。
そんな二人の出会いがこの物語の始まり。
「と! いうわけで、始まりました~司会進行は天才束さんこと、私篠ノ之束と~世界最強にして【私の嫁】こと――『誰がお前の嫁だ?』――フギャッ! イタいよ~ちーちゃん!!」
千冬のアイアンクローが決まり、痛みに顔をゆがめる束。
「ふん……織斑千冬だ。さっさと続けろ」
「アイタタタ……ちーちゃんは容赦ないな~さてさて、更にもう一人! 今作の主人公にして、わ……【私の(未来の)旦那様】……キャッ☆――『おい。誰が旦那様だ? 馬鹿兎』――ギャン!? 今度は後ろから!?」
主人公のアイアンクローも決まり、再び痛みに顔をゆがめる束。
「はぁ~~一応主人公らしい山田翔だ。馬鹿兎の世迷い言は無視してくれて構わない」
「アイタタタ……しょーくんの愛は痛いなぁ――『フン!』――ガフッ!」
「さて、うるさいのが黙ったところで作品紹介に移るぞ千冬」
翔の放った掌打が束の鳩尾に決まり、束ダウン!
「そうだな。(まぁ、いつも通りその内に起きてくるだろう)しかし、相変わらず束には容赦ないな」
「こいつに手加減無用なのは千冬も分かってるだろう?」
「まあな」
軽く説明すると三人は中学からの同級生で友人。翔は束程では無いがそこそこの頭脳、千冬程では無いがそこそこの戦闘力を持った普通の人です。
「私からすれば十分、翔も人外枠なんだが……」
「いや、俺はまだ普通の人間枠のつもりだ」
「――つまり私たちは人外枠だと認めるのだな?」
覇気を強め指を鳴らしながら、翔へと近づく千冬。しかし、翔は動じない。
「えっ!? まさか認めてなかったのか!?」
「…………まぁいい。というか本来の目的である作品紹介を全くしてないような気がするのだか?」
三人の関係性を記す意味では十分紹介になっていますので問題ありません。
「ん? 何か聞こえた様な気がしたが、気のせいか」
「そういう事にしておけ」
「……取りあえずは冒頭の文についてだな。これは【白騎士事件】における一幕だ。先に言っておくが、この少女はそこに転がっている馬鹿兎ではない。前作の宣言通りの彼女が今作のメインヒロインだ」
「まさか翔が年下好みだったとはな……ククク。てっきりなんだかんだ束とくっつくものとばかり思っていたのだが……ISもアレだし」
ニヤニヤと笑いながら翔の方を見る千冬であったが、翔は相変わらず動じない。
「それはないだろう。むしろいつかまた薬盛って、既成事実だのされないか恐れているくらいだ……あと、同じ千冬には言われたくない」
「な、なんの事だ!? ん?……今『また』と言ったか?」
「……未遂だ。深くは聞くな」
「……お前も苦労しているんだな」
お互い思うところがあるのかそれ以上はツッコまなかった二人。この辺は話しが進むにつれて分かってくると思います。
ここで更に補足させて頂くと、今作は前作のパラレルワールドでもあります。(読まれる上で前作知識は別に必要無いです)要は千冬の想い人は前作主人公になります。作中には名前くらいしか出す予定はありませんしISは操縦出来ません。
「――って! そんなこんな言ってる間にもうタイムリミットが近いぞ!」
「読者の皆様、大した紹介も出来ずすまない」
「だ~か~ら~束さんが司会進行するって言ったのに~~!!」
「あ、復活した」
「というわけで、インフィニット・ストラトス【~ツヅクモノ◆カワルコト~】ComingSoonだ!」
「「お楽しみに~~」」
「え? もう終わり!? 束さんの出番がぁぁぁぁぁ!!」
はい。カットォ~! ありがとうございました~~
【山田翔】
今作の主人公で、年齢は千冬や束と同い年になります。あと名字で気づいた方もいると思いますが、山田真耶の兄でもあります。やまやは妹☆
ある事件がキッカケでIS学園に入学する事になります……生徒として(笑)
能力としては本人曰く「束程では無いがそこそこの頭脳と技術、千冬程では無いがそこそこの戦闘力を持った普通の人だ」との事です。
「まだ人外枠になった覚えはない!」とも。
真耶同様に童顔で、実年齢より若く見られがち。正直IS学園の制服姿も……「アッ?」……いえ、なんでもありません。
あまり書くとネタバレになるので、この辺にしときます! あと数話で本編完結の前作終了後、こちらも投稿していきますのでよろしくお願いします。