てな感じの軽いノリで書き始めました!まだまだ小説には不馴れで文才の無さが目立ちますが暖かい目で見てくれたら嬉しいです。
そんな感じでぼちぼちがんばります!
「なぁなぁ頼むよ、お兄さん達お金に困っててさぁ」
「は、はぁ……」
僕はある場所に向かっている途中…チンピラに絡まれ…路地裏へと連れ込まれた。
(い、急いでるのに!)
自分を取り巻く状況に僕、赤龍拳人は脳内で溜め息をつく。昔からなにかとトラブルに巻き込まれやすい体質なのが恨めしい。
「あのぉ〜僕、急いでるんですが……」
「そんなこと言わずにさ~、ほら、助けると思って」
へらへらと笑いながら迫ってくるチンピラに嫌気が差しながらも、穏便に済ませる為に笑顔を作り続ける。
同時に、頭の中に声が響いた。
『拳人よ、蹴散らしてはどうだ?こういう輩は身をもって思い知らねば止まらぬぞ』
「っ〜……それは、最終手段です。書文先生は出てこないで、僕だけでどうにかしますから」
聞こえてきた声に小声で答える。その行動が癪に障ったのか……短気そうな男に胸ぐらを乱暴に掴まれる。
「ああ、めんどくせぇ!さっさと……やっちまおうぜ?」
「あーあ、怒っちゃったよ」
「ごめんなぁ、坊や」
掴みかかってきた男の手の皮膚が変化する。刃のように鋭利な物へと変わった事から、そういう個性かぁと一人で納得する。まだこういった個性を使いしょうもないことをするバカは少なくない。
もう一度、頭の中に声が響く。
『これはやむを得んな』
「はぁ、出来ればやりたくなかったんだけどなぁ」
「何ぶつぶつ言ってやが……がっ」
胸ぐらを掴んでいた奴に拳を打ち込む。瞬間、その男は白目を向いて倒れた。その様子を見て周りにいた奴らが焦りだす。
「なっ!?お、おい、どうした!?」
「て、てめぇ!何しやがった!」
「安心してくださいよ、気絶させただけですから」
その動きに対してなのか、脳内から感嘆の声があがる。
『ほぉ、少しは様になったのではないか?』
「ははっ、書文先生のお陰です」
「っ……このガキが!!」
「あんなんまぐれだ!二人懸かりなら……がっ!?」
「それ、フラグじゃないですか?」
三流じみた台詞を吐いているもう一人に、拳をねじ込み。もちろん……気絶させる程度だ。
「て、てめぇ、なんだよ!個性の乱用は」
「僕は個性を使ってませんよ?」
「……へっ?」
「そもそもの話、あなた方にそれを言われる筋合いはないですよね?」
最後にそう吐き捨てて、拳を突きだした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あぁぁぁ……正当防衛とはいえ、僕は入試前に何てことをぉ……」
『何、バレなければ問題ではなかろう。にしても儂も暴れたかったのだがな』
溜め息をつく僕を余所にさらっと問題発言をしつつ残念そうに書文先生が呟く。それに対して、呆れながら答えた。
「書文先生が生身の人間に拳を打ち込むのは危険です。ホントに危ないときだけ交代しますから……」
『……よかろう。どちらにせよこの体の主人はお主だ、そこいらの判断は任せる』
多少、不服そうではあるが納得してくれたようだ。ホッと胸を撫で下ろす。
さっきから語りかけてきているのは、僕の体に宿る武人、
詳しいことは……正直、僕にもわかっていない。個性が発現した時にこの人が僕の中にいる、ということをはっきりと自覚した。
(それから色々お世話になったなよなぁ……)
しみじみと過去の思い出に浸りながら、歩いていく。絡まれた場所が目的地から割と近くだったので普通に間に合った。
そして、目的地である国立雄英高等学校へと辿り着いた。
「うわぁ〜さっすが、倍率化け物の雄英。人の数が尋常じゃない」
『ほう、これだけいれば強者の一人や二人はおるであろう。呵々ッ!!少しは楽しめそうではないか!』
「か、堪忍してくださいよ……僕は書文先生みたいに戦闘が大好きな訳じゃないんですから」
今日は自分の夢であるヒーローになるための第一歩、雄英高校ヒーロー科の入試試験の日なのだ。
門の前に立つ。周りには僕と同じくヒーローを目指してここに来た人達。体が強ばりはじめる、緊張に支配されそうになっている所にいつもより穏やかな声で書文先生が語りかける。
『何を怖じけづいておる、お主はこの日のために出来ることをやってきたではないか。ならば、あとは自身の心構えのみよ。気を強く持つがよい』
「先生……はい!ありがとうございます!」
『しかし、出来れば儂にも出番があれば嬉しいのだが』
「はは、結局それですか。あ」
見渡すと、試験場に向かっている周りの人達から視線が僕に向けられていた事に気づく。
まぁ、当たり前だろう。だって周りから見たら一人でぶつぶつ呟いてるヤバイ奴だもんね。
顔を赤らめながら……門を通り、試験場へと足を向けた。
これは『凶拳』と謳われた武人をその身に宿した少年がヒーローを目指していく物語である。
オリ主
赤龍拳人(せきりゅう けんと)
赤い髪の毛が特徴的な少年。
幼少時のある出来事がきっかけでヒーローを志すようになった。
体に宿っている李書文とは師弟のような関係にある。
個性
『武人憑依』
書文を身に纏わせることができる。また、意識を丸ごと書文に譲ることも出来れば…彼の肉体の力のみを憑依させることも可能である。
書文先生かっこいいよ…書文先生!同志がいてくれたら嬉しいです。