影の立役者   作:しらぬり

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初心者作者なので温かく長い目で見ていただけるとありがたいです。


始まりの日

私は小さい頃から無個性として馬鹿にされた。でも本来は無個性ではない。だが、無個性も同然だった。私は医者に『創造』の個性があるといわれた。しかし、次の一言で私は運命を固定された。

 

 

 

―――おそらく五回使えば個性が消滅するでしょう。

 

 

それから私は親から虐待を受けた。殴られ蹴られそして焼かれた。

 

大体3年たっただろうか。私の親は虐待で警察に捕まった。その後どうなったかは知らない。いや、知りたくないの方が正しいだろうな。

 

私はその後孤児院に預けられた。しかしここで待っていたのはいじめだった。『役立たず』や『能なし』と毎日言われた。そんな日々は今度はたった一年たった時、崩壊した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全身の痛みで目が覚める。焼ける建物。焦げた臭い。そして、むせかえるような酷い血の臭い。

 

「うぅっ...」

 

痛みで声を出そうにも声が出せない。そのためか、唸り声しか出すことが出来ない。

 

「おや、まだ生きていたのかい?」

 

声がした方に目をやると黒い服に所々赤黒い染みを付けた男がたっていた。その男の手には刀が握られており、その刀からは血が滴っていた。その時、私は確信した。

 

 

――この男は(ヴィラン)だ。そして、この周りに転がっている"奴ら"はこいつに殺された。

 

 

この事実から考えられることはただ一つ。

 

――次は私が殺られる。

 

「可哀想に、一思いにお友達と行くことが出来なくて。」

 

――友達?ふざけるな、こんな奴らはトモダチじゃない。ただのクズだ。

 

「でも大丈夫。すぐに友達のところに送ってあげるからね。」

 

その時私の心に灯がともった。それは敵対心でも復讐心でもなかった。それは、

 

――私はこんなクズどもと一緒には死にたくない!

 

嫌悪だった。

 

そして、私は初めて個性を発動させた。その個性で作ったものは――個性『ガード』。どんな物でも跳ね返すことが出来る。

 

ガキンッ!

 

ガードによって刀が弾かれ、その反動で刀を落とす。敵は一瞬驚愕の表情を浮かべるがすぐに怒りの表情を浮かべた。

 

「このクソガキがっ!」

 

すかさず私はもう一回個性を発動し個性『フェニックス』を作る。フェニックスは不死鳥であるとともに、その涙は他者を癒す力があるらしい。個性『フェニックス』を作ると同時に私の体が治ってゆく。

 

「クソッなんなんだよお前は!」

 

さすがの敵も予想外の事態に動揺しているようだ。さらに個性『ミリタリー』を作る。この個性はミリタリー、つまり軍用関係のものを何でも出せる。すぐさま私は昔映画で一度だけ見た事がある武器を出す。それは『コマ○ドー』という過激なおっさんの映画だった気がする。そんな映画のワンシーンで"スペツナズ・ナイフ"という武器を使っていた。それをすぐに具現化させる。

 

「ん?へッ!お子様ナイフかい?ハハッそんなナイフで俺を倒せるとでも?」

 

しかし、油断した次の瞬間、敵の運命は定まった。敵は私の持ったスペツナズ・ナイフから発射された剣身が喉に刺さる。そして、声にならない音を立てながら倒れる。しかし、まだ[死んでない]。

 

私はまた個性『身体強化』を作った。ガードを解除した後に男の前に立ち――

 

 

―――男の脳漿をまき散らした。

 

 

そして、数秒の差でドアからある人物が入ってきた。

 

「大丈夫かい!?だが、安心したまえ!なぜなら私が来た!ってこれはひどいな...」

 

ヒーロー。平和の象徴であるオールマイトだ。オールマイトは入って私を見るなり顔を白くして駆け寄ってきた。

 

「君っ!大丈夫っ!」

 

オールマイトはすべてを言う前に言葉を止めてしまった。なぜなら―――私がこの死んだ敵をただただ見ていたからだった。

 

 

 

 

 

 

 

今は病院のベットで寝ている。オールマイトやその他のヒーローによって火事は鎮火されたらしい。生き残りは私だけだった。親戚がいなかったので私は別の施設に移される予定だった。しかし、オールマイトが直々に保護者になってくれるらしい。なので、私はオールマイトの厚意に甘えることにした。

 

――まだ、最後の『創造』は使っていない。




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