前回のラブライブ!サンシャイン!!
曜「次のラブライブに向けて新たなスタートを切ったaqours」
梨子「しかし、そこに飛び込んできたのは」
鞠莉「実は・・学校説明会は、中止になるの」
梨子「諦めるしかない、現実にくじけそうになっていた私達だけど・・」
千歌「起こそう奇跡を!あがこう精いっぱい!全身全霊、最後の最後まで!皆で、輝こう!!」
理事長室前で鞠莉の電話が終わるのを待つ8人。
ただ静寂な中、時だけが過ぎる・・。
千歌「きっと、なんとかなるよね・・」
ダイヤ「しかし、入学希望者が増えてないのは事実ですわ」
善子「生徒がいなくちゃ学校は続けられないもんね」
曜「あーもう!こういう空気苦手!!」
果南「静かに。まだ鞠莉は電話してるんだから」
ガチャ
ダイヤ「鞠莉さん」
果南「どうだったの?」
鞠莉「残念だけど、どんなに反対意見があっても、生徒がいないんじゃって・・」
梨子「やっぱりそうよね・・」
鞠莉「だから聞いたの。もし、増えたら考えてくれるかって。何人いればいいのって。何人集めれば、学校を続けてくれるかって」
果南「・・それで?」
鞠莉「100人の入学希望者が集まったら、来年度も募集し入学試験を行うって」
花丸「100人・・」
ルビィ「そ、そんな・・」
ダイヤ「100人って・・。今はまだ、10人しかいないのですよ!?」
梨子「それを年末までに・・・・」
千歌「でも、可能性は繋がった。可能か不可能か、今はどうでもいい」
千歌「だって、やるしかないんだから!学校説明会もラブライブも頑張って集めよう!100人!」
果南「まぁ、何とかするしかないね。千歌の言う通り」
ダイヤ「やるしかないですわね」
千歌「鞠莉ちゃん。ありがとう」
鞠莉「千歌っち・・」
千歌「可能性がある限りやろう!学校説明会もラブライブも頑張って!集めよう100人!」
曜「そんじゃやりますか!!0から1へ!」
千歌「1から10へ!」
梨子「10から100!」
第2話 雨から始まる
鞠莉の電話の件も終えaqoursはいつも通り屋上で練習。
千歌は大の字になって悩んでいる。
千歌「とは言ったものの・・」
曜「いきなり?」
千歌「だって、ラブライブの予選がこんなに早くあるなんて思ってなかったんだもん」
ダイヤ「出場グループが多いですからね」
ルビィ「この地区の予備予選は来月初め・・場所は特設ステージ」
善子「その地に猛者が集う宴!」
曜「くらげ?」
善子「宴よう・た・げ!!」
花丸「でも、どうして早いと困るずら?」
梨子「歌詞を作らなきゃいけないからでしょ?」
鞠莉「そういう事。リコピーとその件でスピーキングしてたけども・・」
果南「同じ曲って訳にはいかないの?」
鞠莉「それが出来れば苦労はしないわ。ラブライブには未発表のミュージックという規定があるのでーす」
千歌「だー!2曲作るの大変なんだよ!」
梨子「それ言ったらルビィちゃんやダイヤさんや善子ちゃんだって」
ルビィ「でも、ルビィ達は3人いるからまだ衣装の問題は・・。梨子ちゃんや鞠莉ちゃんの方が・・」
鞠莉「悩んでるのよね・・。マリーはリコピーの様に独創能力はないから」
千歌「皆苦労してるんだね・・ラブライブって厳しいな・・」
ダイヤ「それを乗り越えた者だけが頂からの景色を見ることが出来るのですわ」
大の字になっている千歌に厳しげな顔を近付ける梨子。
曜はこれはまずいと果南と花丸のいる場所へと逃げる。
梨子「で?歌詞の方は進んでいるの?」
千歌「あぁー、そ、そりゃ、急がなきゃ!だから!うん」
花丸「ここに歌詞ノートがあるずら~」
曜「あちゃー・・・・」
果南「ん?何かみられたらまずいものでも書いてるの?」
花丸「すごいずら!」
ルビィ「そっくり」
善子「リアル」
千歌「え、えへへ。結構力作でしょ。昨日夜の2時までかかって・・」
千歌が描いた梨子が動くパラパラ漫画に夢中の1年3人。
パラパラ漫画が終わったと同時に本物の梨子が怒りの表情。
ルビまるは驚き善子は直ぐ様ようかなの後ろに隠れる。
千歌「うぅ・・えっとこれはパラパラ漫画を描くことで脳味噌を活性化させる働きが・・」
梨子「千歌ちゃん・・・・!!」
千歌「はい・・・・」
曜「ヨハネちゃんは怖がりすぎ」
善子「あの目を直視したら、死!」
果南「いや、それはないって」
場面代わり部室。
千歌「うー・・」
果南「頭空っぽにしてもダメ?」
千歌「余計にダメになるよ~」
鞠莉「花丸はどう?」
花丸「マルも悩んでて・・千歌ちゃんと一緒に考えているけど何だか合わなくて・・」
果南「なるほどねー。振り付けの事ばかり集中してたけど今回は歌詞の方へ回った方がいいかな?」
曜「でも果南ちゃん、2曲だよ。私一人だと飛び込みもあるし・・」
果南「千歌が悩んでるもの。何とか助けられたらなぁって」
ダイヤ「果南さんは千歌さんに甘いですわ!私に一つの提案がありますが・・」
梨子「提案?」
鞠莉「まーたクレイジーなトレーニングでーすか?」
ダイヤ「クレイジーとは失礼な!いえ、そうではなく。二手に別れてみてはどうでしょうか?」
梨子「二手?」
ダイヤ「曜さんと千歌さんと梨子さんと善子さんで説明会用の曲の準備をして」
ダイヤ「私と果南さんと鞠莉さんと花丸さんとルビィでラブライブ用の曲を作るという事にしてみてはどうでしょうか?」
善子「何で私だけこの中で一人1年なのよ!?」
曜「衣装係は必要だからね。千歌ちゃんも出来るし」
千歌「ちょっとだけね」
善子「曜もある程度は出来るじゃん」
曜「まぁね。でも、ヨハネちゃん達の様にパパッと出来ないよ」
果南「いいアイデアじゃん。これで負担も減らせるし」
ルビィ「でも、いきなりラブライブ用の曲とか作るなんて・・」
鞠莉「だから皆で協力してやるの!一度ステージに立っているんだし千歌っち達より良い曲が出来るかもね」
ダイヤ「かもではなく作らなければならないのですわ。スクールアイドルの先輩として」
果南「おーいうね!」
花丸「ルビィちゃん」
ルビィ「うん!」
善子「ま、待ちなさいよ!!」
ダイヤ「どうされましたか?善子さん」
善子「ヨハネ!いや、い、1年で私だけハブられた感があって・・」
鞠莉「・・・・」
果南「ふーん・・」
善子「な、何よ!!悪いの!?」
ダイヤ「けれども、これは重要事項なので・・。善、いえ、ヨハ子さんの衣装係としての能力が必要で」
善子「ヨハ子!?いや、そういうのでなくて・・」
花丸「全く。はっきり寂しいと言えばいいずら」
善子「うっ・・」
ダイヤ「ハブいたという訳ではありませんが・・・・」
果南「いいんじゃないの」
鞠莉「よっちゃんがそうしたいのならマリーは歓迎でーす!」
曜「それじゃあさ。デザインは私が描いてスマホで写真撮って送るからヨハネちゃんはそっちで衣装作って送ってよ!」
善子「承知」
千歌「どっちが良い曲作るか競争だね!」
曜「よーし!そんじゃお先にー!!」
梨子「走ったら怪我するよ!」
曜「はいはーい!」
花丸「曜ちゃんは行動が早いずらね」
善子「やるならさっさとやるわよ」
ルビィ「そうだね」
1年と2年は先に部室に出る。
ダイかなまりは話し合っていた。
果南「善子がこっちに来たがってたほんとの理由、分かってるよね二人共?」
鞠莉「梨子と善子ね」
ダイヤ「善子さんが梨子さんの事を一方的に怖がってますわね」
鞠莉「9人いるから一人や二人はそうなるわ」
果南「このままではよくないから直したいけど、今は曲作りに集中。それに、私も花丸とは歌詞作り以外ではあまり話したことはないし交流を深めるという意味でもちょうどいいね」
ダイヤ「それでは行きますか」
校門で待っていた1年3人。
善子「遅いわよ。3人に先越されるわ」
果南「ハハ、ごめんごめん」
花丸「千歌ちゃん達は千歌ちゃんの家で曲を作るって言ってたずら」
鞠莉「なるほど。ではマリー達はどうします?」
ルビィ「ここら辺だとやっぱり部室?」
善子「なんか変わり映えしないんじゃない」
ダイヤ「そうですわね。千歌さん達と同じで誰かの家でするのは?」
果南「鞠莉んとこは?」
鞠莉「え?私?」
ダイヤ「確かに部屋は広いしここからそう遠くはないですし」
花丸「もしかして、鞠莉ちゃんの家ってすごいお金持ち?」
ルビィ「うん。何回か行ったことある」
善子「スクールカーストの頂点に立つ者のアジト・・」
鞠莉「私はノープロブレムだけど3人はそれでいいの?」
花丸「賛成ずら!」
ルビィ「うん!」
善子「堕天使飛翔します!」
鞠莉「オッケー!レッツトゥゲザー!」
場面変わり鞠莉の家へ。
物凄い豪華で広い部屋によしまるは大興奮。
ルビィは何度か行ったことがあるので久しぶりに部屋を眺めていた。
花丸「未来ずら~!!」
善子「心の闇が晴れていく・・うっ・・」ドサッ
善子ソファーにダウン。
果南「そんなに?」
ルビィ「初めて見る人には驚くよね・・」
ダイヤ「果南さんこそ初めてきたときは・・」
幼女果南『私ここにすむー!』
果南「そうだっけ?」
ダイヤ「それよりもここに来たのは曲を作るためですわよ。さぁ!」
鞠莉「おまたせー!アフタヌーンティーの時間よ!好きなだけ食べてね!」
善子「何これ~!?」
花丸「超未来ずら~!」
ルビィ「マカロン!可愛い!」
鞠莉「ダイヤ達もどうぞ」
善子「・・だめよヨハネ!こんなものに心を奪われたら浄化される・・浄化されてしまう!堕天使の黒で塗り固められたプライドが!!」
花丸「はい」
パク
善子「し、昇天・・・・」
お菓子を食べながらくつろぐ1年と3年。
だが、肝心の作業が進んでいない・・・・。
善子「ずら丸取りすぎよ!」
花丸「善子ちゃんこそ!」
ルビィ「け、喧嘩はダメだよ~」
ダイヤ「所で私達、何しに来たんでしたっけ・・?」
かなまり「・・・・」
ルビィ「あ、象さん!!」
やるべき事に気付きダイヤの家に。
ダイヤ「やはり!鞠莉さんの家では全く作業になりませんわ!全く!!」
花丸「えぇ~。あっちがいいずら」
善子「もっとポップコーン食べたかったのに!」
ダイヤ「やりますわよ!!」
よしまる「へい」
ダイヤ「では、まず詩のコンセプトから!ラブライブの予選を突破するには!」
花丸「はい!ずばり、「無」ずら!」
果南「無?」
花丸「そうずら!すなわち無というのは、全てがないのではなく、無という状態が有るということずら!!」
ダイヤ「はっ?」
鞠莉「why?」
善子「何それ・・?かっこいい!」
花丸「善子さん・・その「無」があるということこそ、私達が到達できる究極の境地ずら!」
善子「無・・つまり漆黒の闇。そこから出ずる力!フフッ・・」
よしまる「ガシッ!」
ルビィ「凄い二人とも!!」
果南「なるほど・・。用は頭空っぽにするのと似たような物か」
花丸「近いずらね」
善子「流石はパワフルデーモン!脳味噌もパワフルな訳ね」
果南「それって褒め言葉なのかな?」
ダイヤ「・・それでラブライブに勝てるんですの?」
鞠莉「もっとハッピーなのがいいよ」
善子「フッ・・理解できないとは」
花丸「不幸ずら」
ダイヤ「鞠莉さんは何かアイデアはありますの?」
鞠莉「オフコース!!前から温めていた、とびっきり斬新でハッピーな曲がありま~す!!」
鞠莉がスマホを立てる。
何やら曲を流す様だが・・。
ルビィ「一体どんな曲が・・?」
鞠莉「音楽に合わせて身体を動かせばハッピーになれますの」
善子「ふーん」
花丸「聴きたいずら!」
鞠莉「オッケイ!!はぁ、皆に曲を聴いてもらうこの感覚、2年ぶーりですね~!」
果南「鞠莉の事だし分かるよ。流して」
鞠莉「へーい!さーいせーい!!!」
テンション上げ上げな鞠莉が再生ボタンを押すと爆発的な激しいロックが流れる!
1年組はあまりに激しい暴音にたまらず這いつくばりながら耳を抑える。
鞠莉「イエーイ!!!」
ルビィ「ヒギャー!!」
花丸「耳が壊れるジュラァーー!!!!」
善子「悪魔よ!いや、悪魔を越えし何か・・・・」
果南「何かいいね、体動かしたくなるっていうか」
ダイヤ「まぁたしかに、今までやってこなかったジャンルではありますわね」
鞠莉「音楽に合わせて身体を動かせばハッピーになれますの!」
果南「そうだね。ラブライブだもん。勢いつけなきゃ」
ルビィ「ルビィこういうの、苦手・・」
ヨハネ「お、音量抑えなさいよ・・」
花丸「単なる騒音、ずら・・」
その頃、千歌の家で説明会用の曲を作っている2年組。
千歌「うぅ・・・・」
梨子「浮かびそうにない?」
千歌「うーん。『輝き』ってことが、キーワードだとは思うんだけどね・・」
梨子「輝きねー・・」
曜「早くしないと果南ちゃん達に先越されちゃうよ・・ん?ヨハネちゃんからだ」
千歌「何?」
曜「ダイヤさんとこに来て。早急!!だって」
千歌「まさか!?」
場面変わりようちかりこは黒澤家に駆け込む。
千歌「まさか、もう、できた!?・・ん?」
果南 「それではラブライブは突破できないよ!!」
花丸「じゃあ、その曲だったら突破できるの?マルにはそうは思えないずら!」
鞠莉「マリー渾身のロックならば突破出来る自信がありまーす!!」
ルビィ「でも、あの曲はaqoursには合わないような・・・・」
鞠莉「新たなチャレンジこそ!新たなフューチャーを切り拓くのでーす!」
果南「全国優勝目指すにはチャレンジも必要。今のままでは勝てないよ」
ダイヤ「更にそこにお琴を」
花丸「そして無の境地ずら」
果南「それは合わないでしょ」
善子「はぁ・・・・この有り様よ」
曜「これは・・・・」
梨子「まずいわね」
千歌「あっ・・ハハハ・・・・」
ラブライブ!サンシャイン!!(Aパート終了)
ようちかりことダイよしが家前にて話す。
部屋ではかなまりと花丸がそっぽを向き合いルビィは困惑。
ルビィ「うゆゆ・・・・」
ダイヤ 「やはり、一緒に曲を作るのは無理かもしれませんわね・・」
善子「趣味が違いすぎるのよ。特にずら丸と果南さんと鞠莉さんは。鞠莉さんのロックも嫌いではないけどラブライブに勝つには違うと思うわ」
曜「そっか・・」
梨子 「もう少しちゃんと話し合ってみたら?」
善子「散々話会いましたけど・・。ただ、思ったより好みがバラバラで・・」
千歌「いいアイデアだと思ったんだけどな。バラバラか・・」
千歌「花丸ちゃんはああ見えて気が強いし・・・・」
千歌「鞠莉ちゃんと果南ちゃんは意地っ張りだし・・・・」
梨子「ルビィちゃんはどうなの?」
ダイヤ「ルビィも好みではないらしく・・。とにかくバラバラで・・」
梨子「でも、それをいつまでも言い訳にしていたらまとまらないし・・」
善子「それは・・そうですけども・・」
ダイヤ「確かにその通りですわね。私達は決定的にコミュニケーションが不足しているのかもしれません。となると・・善ネさん!!」
善子「ヨハネ!って善ネさんって何よ!?」
ダイヤ「ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。でも、この件は私達で解決して見せます。行きますわよ善子ハネさん!」
善子「ここまで来たらわざとでしょブラックデーモン!!」
よしダイが走って部屋に戻っていった。
梨子「だ、大丈夫かしら・・」
曜「アハハ!二人ともいいコンビじゃん」
千歌「し、信じよう。うん・・」
部屋に戻ったダイよしはある提案を出す。
かなまりまる「仲良くなる?」
ダイヤ「そうですわ。まずはそこからです!」
善子「曲作りは信頼関係が大事でしょ?」
ルビィ「確かに!!」
花丸「でも、どうすればいいずら?」
果南「任せて!」
善子「何かあるの?」
果南「小さい頃から、知らない子と仲良くなるには・・!!」
場面変わり体操服に着替え学校のグランドでドッジボールを始める6人。
果南「一緒に遊ぶこと!!」
ビュォ!!!!
鞠莉「ナイスボール!」
超高速なボールがよしまるの間を通り抜け鞠莉がキャッチ。
善子「何これ・・」
花丸「か、勘弁ずら・・」
鞠莉「さぁいくよ!よっちゃん!!」
ルビィ「善子ちゃん!」
善子「ヨハネ!任せて!」
鞠莉「マリーシャイニング・・」
善子「力を吸収するのが闇。光を消し、無力化して、深淵の後方に引きずり込む…それこそ!!」
鞠莉「トルネード!!!」
ズドッ!!!!
善子「ヨハ・・」
花丸「ズラァ・・」
ルビィ「ピギ・・」
善子の顔面、花丸の頭とルビィの頭に当たり二人脱落。
ダイヤ「3人共!大丈夫ですか!?」
これではダメだと今度は図書館へ。
花丸「ふぅ~、やっぱりここが一番落ち着くずら~」
ルビィ「そうだよね!」
善子「フフフ、光に汚された心が、闇に浄化されていきます!」
ルビまる「その顔~!!」
善子「何よ!聖痕よ!スティグマよ!!」
鞠莉「あ~退屈~」
果南「いやさ・・せっかく晴れてるんだし外で何かすべきだと思うけど。鞠莉はもう・・」
花丸「読書というのは一人でももちろん楽しいずら」
鞠莉「・・・・」コクコク
花丸「でも、皆で読めば、本の感想も聞けて・・」
ルビィ「鞠莉ちゃん?」
鞠莉がいつのまにか付けていた目のシールが剥がれる。
ルビィ「ヒギャーーー!!!!!!」
鞠莉「んー!!暇ー!!」
果南「ほらね」
ダイヤ「鞠莉さんはこういう静かな場所ではこれですからね・・」
これでもダメだとバスに乗る6人。
ダイヤ「という訳で何となく分かったのですが・・このメンバー」
果南「うわ~!今日は絶好のダイビング日和だね!!」
鞠莉「また一緒にトゥギャザーしましょう!!」
ダイヤ「というアウトドアな3年生と」
ルビィ「もうちょっと読みたかったのに」
花丸「ドッジボールみたいなのはもうごめんずら・・」
ダイヤ「というインドアな1年生に分かれてる、という訳ですね」
善子「困ったわね」
ダイヤ「あなたもその一人ですわよ」
善子「うっ・・・・」
ダイヤ「仕方ないですわね・・。こういう時は互いの姿を曝け出すしかありません!」
善子「互いの姿?」
ダイヤが提案したのは・・・・。
ダイヤ「即ち、裸の付き合いですわ」
かなまり「裸?」
ダイヤ「お黙りなさい。古来日本には、共にお風呂に入ることでコミュニケーションを図り、物事を円滑に進める文化があったのですわ」
果南「でも、こんな時間からお風呂か・・」
善子が恐る恐る入り口にいた。
善子「堕天使が人前で素肌を晒すなんて、ありえないわ!」
花丸「善子ちゃーん!暗黒ミルク風呂というのがあるずら~」
ダイかなまり「白黒どっちやねん!!!」
善子「ギラリ」
暗黒ミルク風呂で極楽気分の善子。
善子「クックック・・体に、体に染みわたる!このパトスが!」
花丸「笑いながらお風呂にはいると不気味ずら」
善子「うっさい!」
鞠莉「もう飽きた~」
果南「十分あったまったよ~」
ダイヤ「少しは我慢なさい!」
花丸「あれ?ルビィちゃんは?」
善子「共に浴びようぞ。リトルデーモンよ!」
ルビィ「あぁぁ~極楽~~!!」
ダイヤ「ル、ルビィ・・?」
結局特に変化なし。
ダイヤ「結局何だったんですの?」
善子「確かに何しに行ったんだか・・」
果南「せっかくお風呂入ったのに雨なんて」
鞠莉「はい、果南」
鞠莉がハンカチを渡す。
果南「ありがとう」
花丸「でも、丸はご満悦ずら」
ルビィ「ルビィも」
ダイヤ「あちらを立てればこちらは立たず。全く」
果南「より違いがはっきりしただけかも」
善子「どうする?さっきのとこ戻る?」
果南「それはちょっとなぁ・・ 」
ルビィ「ピション(くしゃみ)!!結局何も進んでないかも」
花丸「近くに知り合いのお寺が、あるにはあるずらが・・」
よしルビダイかなまり「うーん・・・・」
どこも無さそうなので仕方がなく花丸の知り合いのお寺へと向かう。
花丸「入っていいずら!」
ダイヤ「えっ?こ、ここですの?」
鞠莉「いいの?」
花丸「連絡したら「自由に使っていい」って」
ダイヤ「となると、ここで雨宿りしていくしかないですわね」
鞠莉「雨もまだまだやみそうにないし」
果南「ね、ねぇ。お寺の人に迷惑だし・・やめとかない?」
花丸「ここに住んでる訳じゃないから・・いないずら~」
果南「いや、でもさ。やっぱり迷惑だって・・ね、ルビィ」
ルビィ「う、うん・・」
善子「それじゃあ私達だけで入るから。・・ヨハネには感じ取れるわ。今ここで少数になれば周辺に暗黒の扉が開かれ暗黒の住人が現れ魔界に誘われると」
果南「ま、魔界!?」
ルビィ「そこには何があるの!?」
善子「魔界に誘われば最後。この世に戻れなくなってしまうのよ・・。そして、化物に変貌し人の姿そのものではなくなる!!その最期には・・」
果南「最期には・・?」
ダイヤ「早く行きますわよ」
善子「あ、待ちなさいよ!!」
果南「最期にどうなるの!?」
ルビィ「やだ!!ルビィ、地球にいたいよ~!!!」
涙目になりつつもかなルビも寺の中へ。
果南「で、電気は?」
花丸「ないずら」
鞠莉「リアリー?」
果南「どどどどうする?私は平気だけど・・」
ドン!!
果南「うわっ!!」
果南、ダイヤにしがみつく。
ルビィもダイヤにしがみつく。
鞠莉「他にすることもないし曲作り?意外とパァーっとできるかも!」
ルビィ「でも、また喧嘩になっちゃったりしない?」
果南「・・曲が必要なのは確かだしやれる限りやってみようよ」
ダイヤ「そうですわね」
ダイヤ「歌詞は進んでるんですの?」
善子「ずら丸。どうなのよ?」
花丸「一応書いてるには書いてるけど・・」
花丸の歌詞は無難な仕上がりに見えたが・・。
ダイヤ「『一つになれば無の境地が生まれ』・・」
果南「『最後まで無で行こう』・・」
鞠莉「まだ無の境地に拘ってるの?」
花丸「無の心こそ究極への境地ずら」
鞠莉「何だか熱くなれない歌詞ね」
花丸「マルは熱くなれるずら!」
ルビィ「善子ちゃん。衣装のデザインはどう?」
善子「・・フフ、漆黒の闇こそが堕天使ヨハネにとっての光!そして、無への境地に必要なのは黒の無心!!」
善子の衣装のデザインは過激な衣装・・。
困惑するルビかなまりと身体が震えるダイヤ。
善子「決定ね」
ダイヤ「何なのですのこれは!!」
善子「無になるべく余計な部分は取り外し・・」
ダイヤ「破廉恥ですわ!!前にも言ったはず。節度を持ってやるべきと!」
善子「お前にはそうみえてるのだろうな。お前には!」
ダイヤ「お、お前って・・!あなたって人は!!」
ルビィ「作曲の方は?」
鞠莉「進んでるよ。千歌っち達の様に元気な曲の方がいいに決まってる」
ルビィ「でもあれは・・」
花丸「苦手ずら」
果南が何かに気付きビクビク震えている。
だが、それは猫で果南になつく。
果南「なんだ、お前だったのか」
ダイヤ「破廉恥な衣装だけでなくお前呼ばわりとは!!」
善子「なな、何よ!生徒会長なのに!」
ダイヤ「それは関係あるのですの!!」
ダイよしが追い掛けっこしその追い掛けっの風で蝋燭が消えて真っ暗に・・。
花丸「真っ暗ずら」ニッコリ
よしルビダイかなまり「ひぎゃーーー!!!!!」
蝋燭は再度花丸がつけたが全然決まらず悩む6人。
善子「一体私達、どうなっちゃうの?」
花丸「全然かみ合わないずら」
果南「このままだと、曲なんか出来っこないね・・」
ダイヤ「そうですわね」
ルビィ「でも、何かきっかけがあればすぐに出来るってルビィ思う」
鞠莉「確かに、情熱という部分だけは私達は一つだけど・・」
花丸「その情熱が正反対ずら・・」
ルビィ「うゅ・・・・」
ピチャ
ダイルビ「ピギャ!!!!」
花丸「雨漏りずら!」
善子「もう最悪!」
雨漏りを防ぐためにメンバーが動く。
しかし、それは気が付けば・・?
果南「こっちにお皿あった」
鞠莉「今度はこっち。えっと・・」
ダイヤ「鞠莉さん。こちらにお茶碗がありましたわ」
善子「こっちにもお皿ちょうだい」
花丸「丸達もずら」
皿に雨の雫の落ちる音がそれぞれ違う。
それぞれが違う・・・・。メンバーは気付く。
ダイヤ「テンポも、音色も、大きさも」
ルビィ「一つ一つ。全部違ってバラバラだけど」
花丸「一つ一つが重なって」
善子「一つ一つが調和して」
果南「一つの曲になっていく」
鞠莉「案外私達は簡単な事に気がつかなかっただけなのかもね」
6人は笑い合う。答えを見つけた。
些細な事から一つになり一人一人に違いがあって当たり前なのだと。
花丸「よーし!今日はここで合宿ずらー!!」
果南「えっ、嘘でしょ?」
鞠莉「オッケーでーす!!」
花丸「きちんとお布団はあるずら!」
ルビィ「あ、あるんだ・・・・」
6人は一致団結!
曲のコンセプトも決まるが決まった時には夜も遅く明日から本格的に作り上げていく事に。
果南は鞠莉にしがみつきながら寝ており、ルビィは花丸にしがみつきながら寝ていた。
ダイヤ「・・・・うぅん?」
善子「これをこう・・いや、ダメだわ」
ダイヤ「善子さん。まだ起きてたのですか?」
善子「ヨハネ。・・あの、ダイヤさん。今日・・いえ、昨日ね今。昨日は勢いとはいえお前と呼んですみませんでした」
ダイヤ「もう、気にしてませんわよ。それよりも衣装のデザインまだ考えていたのですか?」
善子「ダイヤさんやルビィの発想通りに描こうとしてるのだけれどなかなか思い付かなくて・・」
ダイヤ「あなたは一人ではないのですのよ」
善子「えっ?それは分かってるけど・・」
ダイヤ「今回のテーマとして必要なのは美しく舞い上がる華のイメージ。踊り、また踊りと・・熱く踊れば踊るほど華が可憐に舞うイメージで・・」
善子「舞い上がる華・・・・」
ダイヤ「・・昨日は疲れたでしょう。早く寝た方がいいですわよ。夜更かしはお肌に悪いので」
善子「そうね。それじゃもう寝るわ!」
善子一人布団に入り眠ろうとした時。
善子「ダイヤさん。昨日、今日とありがとうございました。ダイヤさん達3年生がいたから今があって全国にもいけて・・」
ダイヤ「そんな事ないですわよ・・って」
善子「・・・・」クークー
ダイヤ「相当疲れておられたのでしょうね・・」
ダイヤが優しくきちんと布団を首もとまで掛けてあげた。
ダイヤ「ありがとうが言いたいのはこちらの方ですわよ」
蝋燭の火を消しダイヤも寝る。
ーーある朝
2年組も千歌の家で寝泊まりしていた様だ。
千歌は屋根上で太陽を見ていた。
曜「千歌ちゃーん!」
梨子「そんな所で何してるのー?」
千歌「見えたんだ。今何を言いたいか、何を思っているのか。私が私に問いかけていた、答えが!」
千歌ー!!
曜「あ、1年生、3年生組だ!」
梨子「曲は出来た?」
ダイヤ「バッチリですわ!」
果南「衣装製作ももうすぐ終わるよ」
ルビィ「皆の意見が合った一曲!」
鞠莉「マリー達は正にパーフェクトでーす!」
花丸「もう、迷ったりしないずら」
善子「そっちこそ出来たの?」
曜「もちろん!同時に完成だね」
千歌「よーし!!2曲分あるから頑張らないと!学校とラブライブにむけて!」
気合いが入る千歌達!
しかし、鞠莉から電話が・・・・。
そして、十千万では。
美渡「志満姉!!」
志満「どうしたの美渡ちゃん」
美渡「この前の雨で・・・・」
続く
今回の変更点
① 結局本編通り2年組と1年、3年組となったが決まるまでは善子が2年組の所に入る予定になっていた。
② 二手に別れるのを提案したのはダイヤ
③ 果南と鞠莉と花丸が合わず2年組を呼んだときに待っていたのはダイヤと善子。ルビィは何とかかなまりまるを仲裁しようとしていた。
④ 歌詞は花丸。善子は衣装デザイン担当
千歌「次回」果南「暖かい」
本編同様1年、3年のお話でした。ルビィは元祖aqoursを知っていて後に加入予定だったので鞠莉の家にも入ったことがある設定。善子も衣装係なのでダイヤ、ルビィ絡みも多くなり今回はダイヤと善子の関係性が強く前に出た話となっています。そして、3年組が善子が梨子を怖がっているのに気付いているのも後の展開に繫がっていきます