前回のラブライブ!サンシャイン!!
ダイヤ「入学者数も50人集まり順調な私達」
鞠莉「私達はある事に気付いていてそこで3人ずつに別れ弱点克服の特別トレーニングを行った」
果南「ある事とは善子と梨子の関係性。善子は梨子に対してだけはどこか恐れている様に見えていた」
ダイヤ「そんな善子さんと梨子さんを見守るのが鞠莉さんでしたが体調を崩し倒れてしまいます」
鞠莉「オーマイゴーット・・。けれど、そんな倒れたマリーに二人は意気投合するのでーす!」
梨子「状態が悪い中、怪我をして果南さんやダイヤさんを困らせてどうするのよ!」
善子「そうよ。あんたまた人を不幸にさせてみなさい・・。絶対許さないんだから。不運で不幸なのはこのヨハネだけで十分なのよ」
果南「その後、二人はすっかり仲良しになった・・と思う」
善子「現れたな大魔女リリー!!」
梨子「あ、あなた達を禁断の果実にして食べちゃうわよ!!」
次の開催場所を調べる1年、2年。ルビィがパソコンで検索しそれを他のメンバーが注目している。
ルビィ「来ました!」
花丸「見た事あるずら・・」
善子「ここは、前回ラグナロクが行われた約束の場所!」
曜「次もここなんだね。思い出の地のこの場所でまた全国へ行こう!!」
梨子「簡単にはいかないわよ。次の曲をどうするかで悩んでて・・」
花丸「・・・・」
理事長室では3年生が話し合っていた。
鞠莉「今日現在、入学希望者は60人」
ダイヤ「順調ではありますが油断は出来ませんわね・・」
鞠莉「ラブライブ地区予選大会が行われる日の夜、それまでに100人を突破しなければ・・」
果南「・・あーだこーだ言っても解決しないよ」
ダイヤ「果南さん!?」
果南「何度も言うけどさ、この学校を無くしたくないのは私達だけじゃないんだよ」
鞠莉「果南・・」
果南「じゃ、先行ってるから。考えるより身体を動かす!」
果南が振り返り理事長室から出る時に果南の鞄から先端部分のみ何かが見えた。
ダイヤはそれに気付く。
ダイヤ「あのノートは・・・・!」
6話 奇跡の波
場面変わり沼津のいつもの練習場。鞠莉が指揮を取っていた。
鞠莉「ワントゥースリーフォー!ワントゥースリーフォー!」
鞠莉「チェンジしてー!アップ、アップ!オーグーッド!ここの腕の角度を合わせたいね」
鞠莉「花丸はもうちょい上げて。そうそう!この角度を忘れないで!」
花丸「は、はいずら!」
鞠莉「ルビィはもっと早く!少し遅れてるよ!」
ルビィ「うん!」
鞠莉「ワンモア!ワントゥースリーフォー!ワントゥースリーフォー!」
鞠莉「オーグッード!じゃあインターバル後、各個人で練習ね!」
花丸「疲れたずら~」
ルビィ「花丸ちゃん大丈夫?」
曜「あっ!全国大会進出が有力視されてるグループだって」
千歌「なになに?そんなのあるの?」
曜「ラブライブ人気あるから、そういうの予想する人も多いみたい」
梨子 「どんなグループがいるの?」
曜「えっと、前年度全国大会に出たグループは勿論で・・」
善子「暗黒聖雪・・!」
曜「前回、地区大会をトップで通過し、決勝では8位入賞したセイントスノー。姉、聖良は今年3年生。ラストチャンスに優勝を目指す」
千歌「二人とも気合い入ってるだろうなー」
善子「ふん!!次こそは勝ってやるんだから」
ルビィ「よ、善子ちゃん・・」
花丸「セイントスノーさんの事になるとすぐこれなんだから」
曜「あとは・・あっ!aqours!!」
千歌「ほんと!?」
花丸「マル達ずら!」
鞠莉「へい!なんて書いてあるの?」
曜「前回はラブライブ本選で全国レベルのスクールアイドルに力の差を見せられたaqoursだが、今大会予備予選の内容は全国レベルにも引けを取らない見事なパフォーマンスだった。今後の成長に期待したい」
千歌「期待・・!」
花丸「じゃあもしかすると・・!」
善子「このヨハネの堕天使としての闇能力を持ってすれば、その程度、造作もない事です!」
梨子「そうかしら・・」
善子「リリー!!」
梨子「えっ?あ、その・・ぞ、造作もない事よ・・」
善子「声が小さい!魔女が自信なさげでどうすんのよ!!」
善子「暗黒聖雪に勝ってラブライブ制覇!あの時の暗黒聖雪姉のドヤ顔思い出すだけで・・キーッ!!」
ルビィ「今大会の地区大会は、会場とネットの投票で決勝進出者を決めるって」
千歌「良かったじゃん!結果出るまで何日も待つより」
ダイヤ「そんな簡単な話ではありませんわ」
鞠莉「会場には出場グループの学校の生徒が応援に来ているのよ」
ルビィ「ネット投票もあるとは言え、生徒数が多い方が有利・・」
ダイヤ「生徒数で言えば浦の星が一番不利ですわ」
果南「そんな事よりもっと練習しないとね。全国レベルに通用しないと意味が無いよ」
ルビィ「でも、どうしたら・・」
ダイヤ「基礎的な体力は付いてきています。となると・・」
鞠莉が果南の目に視線を合わせたが果南は後ろ向きになる。
鞠莉はそれがどういう意味か気付いている。
鞠莉「果南。私はノープログレムよ」
果南「・・・・」
千歌「何かあるの果南ちゃん?」
果南「何もないよ。ささ、練習の続き!」
ダイヤ「果南さん・・」
鞠莉「・・・・」
ダイまりも仕方なしに練習に入ろうとした時、花丸が二人に話し掛ける。
花丸「あの、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃん。果南ちゃんの事なんだけど・・」
練習も終わり帰りの車等を各自待っている中、花丸はダイヤと鞠莉を呼び3人で話していた。
ルビィ「花丸ちゃんは?」
梨子「ダイヤさんと鞠莉さんと一緒に図書館に行ってるのを見掛けたわ」
図書館
ダイヤ「なるほど・・花丸さんの見解が正しければ・・」
鞠莉「私の様な怪我人が出るのを恐れているのね」
花丸「マルもあのノートの振り付けを見たときは激しくてセンターは更に大技を披露しなければならないからかなりリスクがあると思って果南ちゃんは・・」
花丸「でも、本当はしたいはず。じゃなければ丸なんかにわざわざノートを見せたりなんかしなかったはずずら」
ダイヤ「相変わらず素直じゃありませんわね」
鞠莉「センキューね花丸。でも、この事は今は話したければ善子とルビィだけにしときなさい」
花丸「千歌ちゃん達には?」
ダイヤ「梨子さんはともかく曜さんと千歌さんならすぐにでも賛成しますわね」
鞠莉「基本的に幼馴染みに甘々な果南だけどそれで怪我しようものならと恐れて反対するでしょうね」
ダイヤ「けれど、本音を言いますと私もやりたいのです。鞠莉さんは?」
鞠莉「もちろんやりたいわ!あの時のリベンジよ」
花丸「マルもやりたいずら!」
ダイヤ「果南さんには話を付けておきます。花丸さんは善子さんに伝えておいてください。ルビィには私が伝えておきます」
花丸「うん!」
千歌「おーい!車来たよー!」
ダイヤ「今から行きますわ」
夜
果南の店の前に置いてあるテーブルにノートが置かれていた。
果南は一人海の地平線を眺めている。
そんな果南にダイまりが後ろから話し掛ける。
鞠莉「やっぱりそれしかないかもね」
果南「!?」
果南はノートを隠す様にぎゅっと掴み背中向きに。
鞠莉「懐かしい。まだ持ってたんだそれ」
果南「まさか、やるなんて言うんじゃないよね?」
鞠莉「まさか、やらないとか言うんじゃないよね?」
鞠莉「状況は分かっているでしょ?それに賭けるしかない」
果南「でも・・」
ダイヤ「今回は私も鞠莉さんに賛成ですわ。学校の存続の為やれる事は全てやる。それが生徒会長としての義務だと思っていますので」
ダイヤ「それにこれがラストチャンスですわ。ルビィも喜んで賛成してくれましたわ」
果南「ノートの事言ったの!?」
鞠莉「善子もオッケーって花丸から連絡が来たわ。もちろん、花丸もオッケー。後は千歌っち達2年生だけ」
果南「私はやりたくない。簡単じゃない。出来ない・・」
鞠莉「そんな事はない。あの時ももう少しだった。もう少しで・・」
果南「でも出来なかった・・。それどころか、鞠莉の足まで・・」
鞠莉「あの怪我は私がいけなかったの。果南に追い付きたいって思いがありすぎて」
ダイヤ「そうですわ。それに今は9人。私達だけではないですわ」
鞠莉「私あの頃と気持ち変わってないよ」
果南「ダメ!ダメだよ・・届かないものに手を伸ばそうとして、そのせいで誰かを傷つけてそれを千歌達に押し付けるなんて・・!」
果南「こんなの・・!!」
ダイヤ「本当はあなたもしたいんでしょ!!!」
果南「!?」
ダイヤ「投げれる物なら投げてみなさい。拾ってやりますわよ」
果南「ダイヤ・・」
鞠莉「否定しないで。あの頃の事を」
果南「鞠莉・・」
鞠莉「私にとってはとても大切な思い出。だからこそやり遂げたい」
鞠莉「あの時夢見た私達のaqoursを完成させたい!」
果南「・・・・!!」
場面変わり千歌の家。
千歌は聖良と電話していた。
千歌「はい、出場グループの中では生徒数が一番少ない・・」
聖良「たしかに不利ですね。圧倒的なパフォーマンスを見せて、生徒数のハンデを逆転するしかない・・」
千歌「ですよね・・でも、圧倒的って」
理亞「姉様、お風呂・・」
聖良「上手さだけではないと思います。むしろ今の出演者の多くは先輩達に引けを取らない、歌とダンスのレベルにある。ですが肩を並べたとは誰も思ってはいません」
聖良「ラブライブが始まって、その人気を形作った先駆者達の輝き。決して手の届かない光・・」
千歌「手の届かない光・・」
次の日の部活動。
曜「え?aqoursらしさ?」
千歌「うん。私達だけの道を歩くってどういう事だろう。私達の輝きって何だろう」
千歌「それを見つける事が大切なんだって、ラブライブに出て分かったのにそれが何なのか、まだ言葉に出来ない。まだ形になってない」
千歌「だから、形にしたい」
千歌「形に!!」
ダイヤ「このタイミングでこんな話が千歌さんから出るなんて運命ですわ」
千歌「えっ?」
ダイヤ「あれ、話しますわね」
果南「・・・・」
果南はそっぽを向く。
ダイまりは話を続ける。
千歌「何?それ何の話?」
ダイヤ「2年前、私達3人がラブライブ決勝に進む為に作ったフォーメーションがありますの」
曜「フォーメーション?」
梨子「まさか、それって・・!」
ダイヤ「梨子さんの思っている通りでしょう。それをやろうとして鞠莉さんは足を痛めたのです」
梨子「やっぱり・・」
鞠莉「皆の負担が大きいのは分かってる。けれども、花丸を始め善子とルビィはやるって言ってくれた」
ダイヤ「あなた方はどうでしょうか?特に千歌さんはaqoursのリーダー。あなたがしないと言うのなら・・」
千歌「やろうよ!!」
千歌「だってそれって果南ちゃんやダイヤさんや鞠莉さんの時のaqoursでやろうとしたんでしょ!?」
千歌「私はやりたい!皆でやり遂げたい!!」
曜「千歌ちゃんがやりたいのならするよ!」
梨子「リスクがある分ハイレベルのものを披露すればラブライブにも出られる確率が上がるしね」
鞠莉「果南。千歌っち達からもオッケー出たよ」
果南「・・・・」
鞠莉「ノートを出して」
果南「本当にやるつもりなの?そこまでしてやる意味があるの?」
千歌「何で?果南ちゃん!最初に約束したよね?精一杯足掻こうよ。今こそ足掻いて・・」
果南「け、けど・・」
千歌「今しなくていつするの?ラブライブはすぐそこなんだよ?やれる事は全部やりたい!」
果南「でも、これはセンターを務める人の負担が大きくて・・。あの時は私だったけど千歌は出来るの?」
千歌「大丈夫。やるよ、私!」
果南「千歌・・・・」
ダイヤ「決まりですわね。あのノートを渡しましょう、果南さん」
鞠莉「今のaqoursをブレークスルーする為には必ず越えなくちゃならいウォールがありまーす」
ダイヤ「今がその時かもしれませんわね」
果南が千歌にノートを渡す。最初こそ不安な表情になっていたが千歌の強い視線を感じ取り千歌に負けじと言わんばかりに視線を送り返す。
果南「千歌。厳しい道のりだけど耐えられる?」
千歌「耐えてみせるよ!ラブライブで一番になって廃校を救いたいから!!」
果南「・・フーッ。ほんと千歌は強くなったね。今じゃ私が引っ張られてるのだから」
場面変わって体育館
マットを敷いて千歌と果南が二人で練習。
梨子と鞠莉は曲の確認をすべく音楽室に。
善子とルビィとダイヤは衣装作りの為、部室に。
曜と花丸は体育館でノートを二人で凝視し振り付けや歌詞の確認を行っていた。
ようまる「ジーーッ」
千歌「うわっ!」ズデーン!!
果南「だ、大丈夫千歌!?」
千歌「大丈夫!これくらい何ともないって!!」
花丸「果南ちゃんにとっては不安で不安でしょうがないよね・・」
曜「うん・・・・」
音楽室
鞠莉「どう?いい曲調でしょ?」
梨子「鞠莉さんがこれ程までに作曲出来るなんて・・」
鞠莉「フフ・・マリーはもーっともーーっとド派手な曲調が好みなんですけどネィ!!」
鞠莉が2話でも流したドデカイメタルの曲を流す!
梨子「ヒギャァァアア!!!!」
部室
ダイヤ「善子さんも今までと比べるとテキパキとこなせる様になりましたわね」
善子「フフフ・・遍く天界ではこれくらいの技術をこなせないと生きる権利すら与えられないのよ。ちなみにヨハネ」
ダイヤ「何はともあれ私がいなくとも衣装係は善子さんとルビィがいるので安心ですわ」
ルビィ「卒業・・・・」
善子「なーに、下向いてんのよ!!」
ルビィ「ピギィ!!」
善子「3年生と少しでも長くやりたければラブライブに出る!!卒業の事なんて考えてる暇ないわよ」
ルビィ「そ、そうだね!ルビィ負けないもん!」
善子「あったり前でしょ!!」
ダイヤ「フフ・・」
体育館
千歌「いてっ!!」
果南「千歌!!」
曜「やっぱり・・」
花丸「厳しいずらね・・」
ラブライブ!サンシャイン!!(Aパート終わり)
次の日
体育館で千歌に注目するメンバー
千歌「行きまーす!」
走る千歌だが、上手くいかず・・
千歌「うぅ・・もう一回!!」
梨子「少し休もう。5日もこんな調子じゃ体壊しちゃうよ」
千歌「まだ大丈夫!もうちょっとで掴めそうで!」
曜「地区大会まで後2週間なんだよ?」
花丸「ここで無理して怪我したら・・」
千歌「うん、分かってる。でも、やってみたいんだ」
千歌「私ね、一番最初にここで歌った時に思ったの。皆がいなければ何も出来なかったって・・」
千歌「ラブライブ地区大会の時も、この前の予備予選の時も、皆が一緒だったから頑張れた」
千歌「学校の皆にも、町の人達にも助けてもらって・・。だから、ひとつくらい恩返ししたい!」
鞠莉「千歌っち・・」
果南「・・・・」
千歌「怪我しないように注意するから、もう少しやらせて!」
千歌の特訓は続き夕暮れの海岸。
砂浜がクッション変わりになるも何度も何度も千歌は転倒し絆創膏も貼られていた。
千歌「いててて・・・・」
梨子「大丈夫ー!」
千歌「大丈夫・・大丈夫。へっちゃらだよ!」
千歌の様子を見守るようりこかな。
梨子「気持ちは分かるんだけど、やっぱり心配」
曜「だよね」
果南「じゃあ二人で止めたら?私が言うより二人が言った方が千歌、聞くと思うよ」
梨子「言ったじゃない。気持ちは分かるって」
梨子「でも、千歌ちゃんが望んでるのなら止める訳には行かないの」
千歌「いたたた・・もう一回!」
梨子「千歌ちゃん、普通怪獣だったんです」
果南「怪獣・・そういうの千歌好きだもんね」
梨子「普通怪獣チカチー。何でも普通で、いつもキラキラ輝いている光を遠くから眺めてて・・」
梨子「本当は凄い力があるのに・・」
曜「自分は普通だっていつも一歩引いて・・」
果南「曜や梨子といたら一歩引くのも分かるけどね」
曜「どういう事?」
果南「曜は飛び込みがあるし梨子は作曲が出来る」
果南「皆が一緒だったから頑張れた。でも、これは千歌の中じゃその皆に自身は含まれていない。まだまだ頑張っていないから頑張らなくちゃって思ってる」
梨子「だから、自分の力で何とかしたいって思ってるんじゃ・・」
果南「その一歩に近付きたい。千歌にとってこの技の成功は曜や梨子に少しでも一歩近付けれるチャンスでもあるんだよ」
曜「私、別に一歩離れてるとは思ってないよ」
果南「はたから見たらそう思うものなの。でも、千歌は諦めない。私は信じてるよ」
果南が立ち上がり千歌の元へ向かう。
千歌「果南ちゃん・・」
果南「よくやったよ千歌。本当にね」
千歌「果南ちゃん!私やめないよ!絶対にやり遂げる!!」
果南「・・どうしても?」
千歌「どうしても!!」
果南「・・じゃあ、今から体育館に来て」
千歌「えっ?」
果南「志満姉さんには許可してる。理事長権限で今回は特別に体育館を一日使える様にもね」
千歌「それって・・!!」
果南「明日から休みだからね。二人はどうする?」
ようりこ「えっ?」
場面変わり体育館に。
メンバー全員が体育館に来ていた。
体育館の時計の針は午後20時を差していた。
ダイヤ「全く・・理事長の地位をこの様に利用するなんて」
鞠莉「その割にはダイヤ、楽しみにしてるんじゃ?千歌っちの旅館に荷物沢山置いて」
ダイヤ「そんな訳ありませんわ!」
果南「しっかりと身体全体を慣らす様に。この曲はとにかく動くからね」
花丸「皆と夜の学校で練習だなんてマル楽しみずらー!」
ルビィ「ルビィも!」
善子「あんた達ね。遊びじゃないのよ」
曜「ヨハネちゃん!魔女の強大な魔の眼が・・うぐぐ!」
善子「くっ!何という強力な封じの魔力。闇夜での戦いは慣れっこって事ね!!」
梨子「二人とも。しっかり準備体操しなさいよ」
ようよし「あ、はい」
果南「千歌は特に気を付ける様に。怪我したらラブライブどころじゃないからね」
千歌「うん。大丈夫!」
千歌は体育館内をランニング。
果南「千歌は私が見る。ダイヤ、鞠莉」
ダイヤ「えぇ」
鞠莉「任せて!」
ルビィ「千歌ちゃん、出来るようになるよね・・?」
梨子「大丈夫よ。千歌ちゃんならきっと・・!」
ダイヤ「さぁ、やりますわよ」
メンバーは猛練習!へとへとになりながらも練習を続ける。
そして、午前0時。
花丸「じゅら~・・」
鞠莉「今日はここまでにしましょう」
ダイヤ「はい、花丸さん」
花丸「ありがとうダイヤちゃん」
ダイヤからお茶をもらいグビグビ飲む花丸。
鞠莉もよしルビにお茶を渡す。
善子「・・月が雲隠れし常闇。この闇夜こそ正に理想郷!!」
ルビィ「ルビィは怖い・・」
鞠莉「二人もお疲れ様。はい」
善子「もらっておいてやろう」
ルビィ「ありがとう鞠莉ちゃん」
梨子「千歌ちゃんはどう?」
果南「ちょっと厳しいかもね」
果南はちらりと千歌を見る。千歌は曜と話していた。
千歌「あと、ちょっと!嘘じゃないよ!」
曜「私も飛び込みで前逆宙返り3回半抱え型やる時、緊張しちゃうんだよね。練習を本番と思おう!」
千歌「思いながらもやってるよ!でも・・」
果南「ずっと、こんな感じ。あと少し、あと少しってね」
梨子「実際はどうなの?」
果南「100%中60%って所かな」
梨子「・・ま、間に合うの!?」
果南「深く考えても仕方ないよ。明日、いや、今日は寝るだけ」
梨子「とは言っても・・」
千歌「あ、車来たよ!」
メンバーは千歌の旅館で寝泊まりする。
流石に猛練習した後なので疲れが溜まっておりお風呂に入り歯を磨いてすぐ寝る者がほとんどであった。
梨子「・・・・」
梨子は一人窓から闇夜を眺める。雲隠れし僅かに輝く月の光。
千歌は寝ている。
梨子は今の僅かに輝く月と千歌を重ねて見ていた。
ガチャ
梨子「あっ・・」
果南「まだ起きてたの?」
梨子「果南さんこそ・・」
果南「確かに私も人の事は言えないね。よっこいしょと」
果南は梨子の隣にある椅子に腰掛ける。
梨子「・・その、果南さんは今回のライブで何故千歌ちゃんに任せたの?」
梨子「果南さんなら出来るのよね?だったら千歌ちゃんでなく果南さんがしても・・」
果南「千歌の成長とaqoursのこれからを思ってね」
梨子「aqoursのこれから?」
果南「千歌はどう思ってるか知らないけど、仮に浦の星が廃校しなかったら私達が卒業した後のaqoursはどうするのかってね」
梨子「それは・・」
果南「梨子は6人でもやりたい?」
梨子「今は答えられないわ・・。今大事なのは千歌ちゃんの成長の方だから・・」
果南「まぁ、そうだね。それじゃ、寝るとしますか」
梨子「えぇ」
梨子は眠っている千歌の方に顔を向ける。
梨子(千歌ちゃん。焦らないで。千歌ちゃんなら出来るよ・・!)
午前6時
目覚ましが鳴り渡り梨子は目を覚ます。
梨子「うぅん・・・・」
伸びをし千歌がいた布団に顔を向けるが千歌がいない。
梨子以外だとよしまルビィが眠っている。
梨子「朝のランニングは7時って言ったはず・・」
階段を降りると志満が朝の準備をしていた。
志満「あら、梨子ちゃんも早いのね」
梨子「志満さん、おはようございます。千歌ちゃん達はどこへいったのですか?」
志満「千歌ちゃんは砂浜よ。その後、曜ちゃん、果南ちゃん、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃんも起きてね」
梨子「皆朝早くから・・」
志満「千歌ちゃんってば目覚ましをセットしたのに5時に目が覚めて練習するって凄く気合入ってたわ」
善子「まだ6時じゃないの・・」
花丸「梨子ちゃんおはよう」
梨子「おはよう善子ちゃん、花丸ちゃん、ルビィちゃん」
ルビィ「千歌ちゃん達は練習?」
梨子「そうね。私達も行きましょう」
善子「また抜けがけ?全く・・」
梨子達は砂浜へと向かう。
腕で防がないと朝日が目に当たる程に眩い。
善子「何で私達に言わないのよ」
梨子「疲れてるからゆっくり休ませて上げたいからでしょ」
ルビィ「あ、いたよ!」
花丸「ずらぁ・・・・」
千歌の特訓を見守るダイまりよう。
果南が付きっきりで指導していた。
梨子「皆!!」
曜「あ、梨子ちゃん!」
善子「あんた達ね。練習するならするって言いなさいよ!!」
鞠莉「ソーリー。でも、マリー達は千歌っちと果南を見てただけ」
花丸「それでどうなの?千歌ちゃん」
曜「それが・・」
千歌「あいた!!」
果南「・・・・」
千歌「何でだろう。何で出来ないんだろう。皆こんなに応援してくれてるのに・・」
千歌「・・嫌だ。嫌だよ私。何もしてないのに!何も出来てないのに!」
果南「そうだね」
梨子「ち、ちょっと果南さん!そんな言い方は・・」
ダイヤ「落ち着いてください」
梨子「け、けど・・」
果南「千歌。一つ聞きたいんだけど?」
千歌「何?」
果南「まだ自分は普通だと思ってる?」
千歌「えっ?」
果南「普通怪獣で、リーダーなのに皆に助けられて、ここまで来たのに自分は何も出来てないって。違う?」
千歌「だって、そうでしょ・・・」
果南「じゃあ一つ質問。今こうしていられるのは誰のおかげ?」
千歌「それは、学校の皆でしょ、町の人達に・・」
果南「じゃあもう一つ。今のaqoursが出来たのは誰のおかげ?最初にやろうって言ったのは誰?」
千歌「・・・・」
果南「私だってそう。千歌がいなければ今のaqoursはなかった」
曜「私も!!」
梨子「私もよ!!」
花丸「丸も!!」
ルビィ「ルビィも!!」
ダイヤ「私もですわ!!」
鞠莉「マリーもで~す!!」
善子「リーダーがいなければaqoursはなかったのよ!!」
果南「他の誰でも今のaqoursは作れなかった。千歌には皆感謝してるんだよ」
果南「こうしてまた私達がスクールアイドル活動に戻れた事。そして、新たな仲間と共にラブライブ優勝に向けれる事」
果南「千歌がいたから今があるんだよ。その事は忘れないで」
千歌「果南ちゃん・・・・」
梨子「自分の事を普通だって思っている人が、諦めずに挑み続ける」
ルビィ「それが出来るって凄い事だよ!凄い勇気が必要だとルビィ思う!」
曜「そんな千歌ちゃんだから、皆頑張ろうって思える!aqoursをやってみようって思えたんだよ!」
善子「恩返しだなんて思わなくていいのよ。もう、既に私達はあなたに恩をもらったのだから!!」
花丸「千歌ちゃんのおかげで千歌ちゃんや皆と一緒に輝きを見つけられるんだよ!」
千歌「皆・・」
ダイヤ「きっと千歌さんなら出来る。私は確信していますわ」
鞠莉「aqours結成の時も諦めず、東京で自分達の実力を思い知らされても諦めずどんな時も立ち上がってきた。千歌っちの諦めないハートの強さと熱さは他の誰にも負けてないのよ」
果南「さぁ、千歌!!」
千歌「うん!!」
果南(ありがとう、千歌)
千歌は立ち上がり走り出す!奇跡を起こす為に!
皆で奇跡の波を会場で魅せる為に!!
3年生達が本来東京で披露する予定だったMIRACLE WAVE。
今度は3年生達だけでなく新たなaqoursとして全員で披露する!
そして、一番の見せ場であるセンターのバク転が決まり、会場は大盛り上がり!!
ライブは大成功し会場のボルテージは最高潮に達した!!
ライブを終え会場裏で大成功を喜ぶ9人。
花丸「やり遂げたずらー!!」
ルビィ「うん!お姉ちゃん!」
ダイヤ「えぇ!皆さんよくやり遂げましたわ!」
ようりこ「千歌ちゃん!!」ギュッ
千歌「うん!やったよ私!!」
千歌を抱きつくようりこ。嬉しさのあまり涙を流していた。
善子「全く、これからなのよ」
鞠莉「とかいってよっちゃんも潤んでるじゃないの」
善子「これはその・・」
鞠莉「シャイニー!!」ギューッ
善子「ま、鞠莉!!」
鞠莉もまた善子を抱き締める。
千歌「果南ちゃん!」
果南「最高のパフォーマンスだったよ千歌!」
千歌「うん!!今日ここでこの9人で歌えた事が本当に嬉しい!私達だけの輝き。それが何なのか。どんな形をしているのか」
千歌「私達9人が見た事。心を動かされた事。目指したい事。その素直な気持ちの中に、輝きはきっとある!皆信じてくれてありがとう!」
鞠莉「新たなaqoursのウェーブね!」
千歌「よーし!!皆行くよ!!!」
メンバー全員「aqours!!ウーイェーイ!!!」
続く
今回の変更点
①入学希望者が60人と順調
②梨子はまだ善子との堕天使系統の絡みにまだ慣れていない
③ノートの件を5話で知った花丸がダイヤと鞠莉に相談する
④ノートを投げようとした果南だがダイヤの一喝が飛び出て投げられなかった
⑤千歌がセンターをやると決まった際に各メンバーが役割を分担する
⑥またも千歌の旅館で合宿。理事長の権限を使って体育館を夜遅くまで使える様にした
⑦バク転が出来る様になったのは夜でなく朝
⑧ライブ後の会話は舞台ではなく舞台裏
ダイヤ「次回」鞠莉「浦の星女学院」
話の都合上バク転はどうしてもするしかなかった・・。MIRACLE WAVEという曲のインパクトの一つがバク転でありますので。バク転を初めて見たときは「まさか、伊波さんにさせるつもり?」と困惑しました。確かに伊波さんはキャストの中でも特に運動神経はあります。けれど、バク転を実際行わせるとは・・。演出や監督の人達はたまたもっと上の方が伊波さんと話をして承諾したのかは分かりませんがあるキャラの言葉をスタッフ全員に送ります。
怪我しない、させない、です