ラブライブ!サンシャイン!!IF一期+二期   作:銀河人

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はっきり言ってしまえばようまりが主に動きます。が、ようまりばかりでなく他のキャラ同士の絡みもあります


school idol is enjoy

前回のラブライブ!サンシャイン!!

 

 

善子「約束されし北の大地において、暗黒儀式を決行する事になったルビィと理亞」

 

花丸「二人は自分達だけの力で儀式を執り行う為に努力を続けた」

 

よしまる「そして、聖なる夜・・」

 

ダイヤ「二人は新たな成長を遂げたのですわ!!」

 

 

 

 

鞠莉「ハァ、ハァ・・・・っと」

 

 

鞠莉はランニングの足を止めスマホを取り出す。

 

そして、ルビィと理亞のライブを視聴する。

 

 

鞠莉「ルビィ、ほんとあなたは強くなったわね」

 

鞠莉「理亞も。けど・・」

 

 

鞠莉の頭の中に思い浮かぶのは北海道大会で見てしまった理亞の転倒だった。

 

 

鞠莉「一度のミスが命取り・・絶対にあってはならない」

 

 

鞠莉はスマホを閉じランニングを続けるのであった。

 

 

10話 school idol is enjoy

 

 

千歌「てぃっ!!」

 

 

千歌が習字でお年玉を書きそれを母親に見せる。

 

 

千歌「あけましておめでとうございます」

 

千歌ママ「はい、おめでとう」

 

美渡「あけおめ」

 

志満「おめでと」

 

千歌「所で、お正月ですよね!お正月・・で・す・よ・ね?」

 

千歌ママ「ええ」

 

千歌「今年で高校3年になる私が言うのもなんですが、一応学生の間は頂けるという話が一般的と聞いた事もありますし・・」

 

千歌「ちょっと懐も寂しいというか・・」

 

 

千歌ママ「あぁ、分かってるわよ。はい、どうぞ」

 

ダルマ

 

千歌「・・」

 

千歌ママ「これかしら?」

 

 

千歌「・・・・」

 

千歌ママ「お年玉!」

 

大きな球

 

 

千歌「もう、そういうのいいから!」

 

美渡「あんたまだもらうつもりでいたの?梨子ちゃん、「もういらない」ってご両親に言ったらしいわよー。じゃあ千歌も貰えないよね?」

 

千歌「よそはよそ、うちはうちでしょ!いつもお母さんも志満姉達も、お父さんですら言ってるじゃん!」

 

千歌「それに曜ちゃんはいっぱいもらったって言ってるし!!」

 

 

 

 

曜「千歌ちゃーん!!」

 

千歌「あ、噂をすればだ」

 

千歌「とにかく諦めた訳じゃないからね!!」

 

 

千歌は曜に呼ばれ外に出た。

 

 

美渡「何であんな強気なんだか」

 

千歌ママ「正月から忙しそうね」

 

志満「練習みたい。ラブライブの」

 

千歌ママ「おーっ。いいよね。諦めずに続けるって」

 

 

千歌達は浦の星で練習するつもりでいたが・・。

 

 

善子「ふあぁ~」

 

ルビィ「うわわ、大きなあくびさんだ・・」

 

曜「気を付けるんだルビィちゃん!堕天使が魔力を得る為にルビィちゃんを喰らうつもりだ!!」

 

ルビィ「ピギィ!!!!」

 

善子「そんな事しないわよ!!昨日はリトルデーモンの集いの生放送があったの!」

 

花丸「寒いずら・・」

 

千歌「鞠莉ちゃんは?」

 

果南「少し遅れるって言ってたよ」

 

 

梨子「あ、あれは・・バス?」

 

ダイヤ「ワーゲンバスですわね。・・って鞠莉さんが運転!?」

 

 

鞠莉は千歌達の前に車を止め車から降りた。

 

 

鞠莉「Sorry I kept you waiting」 

 

梨子「って鞠莉さんもなのね」

 

果南「まぁ、そんな時期だからね」

 

 

9人が晴れ着姿で学校に並ぶ。

 

 

千歌「せーの・・」

 

Aqours「あけましておめでとうございます!」

 

 

 

 

カシャ

 

 

鞠莉が持ってきた金のカメラで時間差撮影。

 

 

善子「そのカメラどれくらいしたの?」

 

鞠莉「さぁ。家にあったのを適当に持ってきたのでーす」

 

善子「適当にってね・・」

 

千歌「じゃあ練習しよっか!」

 

 

場面変わって練習着に着替えグランドに並ぶメンバー。

 

 

千歌「うぅ・・寒っ」

 

曜「今日の練習って聖良さんからもらったメニューをやってくんだよね?」

 

果南「うん。びっしり書かれてるよ」

 

 

果南が練習メニューの紙を持っている。

 

りあルビのライブ後の次の日に聖良から譲り受けたのだった。

 

 

聖良『役に立てるかは分かりませんがこれを・・』

 

果南『これってセイントスノーの練習メニュー?』

 

ダイヤ『す、凄まじいですわね・・』

 

聖良『Aqoursの皆さんには是非とも頂点に立ってほしいので』

 

理亞『これくらいこなせないと全国制覇なんて夢のまた夢なんだからね』

 

善子『や、やってやるわよこれくらい!』

 

花丸『顔に余裕がないずらよ善子ちゃん』

 

善子『そ、そんな事!あと、ヨハ・・』

曜『ヨハ寝るぞー!明日に備えてー!!』

 

善子『こら、曜!ってヨハ寝るぞって何よー!!』

 

千歌『聖良さん、理亞ちゃん。色々とありがとうございました』

 

ダイヤ『皆さんもお礼するのですわ』

 

 

Aqours『ありがとうございました!!』

 

 

聖良『こちらこそ』

 

理亞『べ、別にお礼なんかしなくっても・・むしろお礼は私がしたいっていうか』

 

ルビィ『理亞ちゃん』

 

理亞『何よ』

 

ルビィ『また遊びに来てもいい?』

 

理亞『・・か、勝手にしなさいよね!』

 

ルビィ『うん!』

 

 

ダイヤ「今回のライブでルビィも理亞さんも本当に成長しましたわね」ナデナデ

 

ルビィ「うん。花丸ちゃんや善子ちゃんにも助けられたけどルビィも理亞ちゃんも頑張ったよ」

 

 

果南「さて、まずはランニングと。えぇっと・・」

 

 

練習に入りヘトヘトな千歌。

 

曜、果南、鞠莉、ダイヤ、ルビィはまだまだ元気であった。

 

 

曜「ダイヤちゃん、ルビィちゃん。体力ついたねー」

 

ダイヤ「こうみえて走り込んでましたのよ!」

 

ルビィ「お姉ちゃんに連れられてルビィも」

 

果南「ダイヤはしっかり弱点克服したね」

 

梨子「ハァ、ハァ・・」

 

花丸「き、きつい・・ずら・・」

 

善子「ハァ、ハァ・・おかしい・・堕天使がこれくらいでへたれる等!」

 

果南「千歌。サボりすぎだよ」

 

千歌「ご、ごめん。家の手伝いとかもあってなかなか走れなかったんだよ」

 

 

鞠莉「で、次は何するの?」

 

果南「次は腕立て伏せだって」

 

鞠莉「早くやりましょ」

 

ダイヤ「鞠莉さん。まだ疲れが取れてない人もいるので一端待ちましょう」

 

鞠莉「ソーリー。練習したいの。今は」

 

 

ダイヤ「ま、鞠莉さん・・」

 

果南「・・・・」

 

 

聖良が書いた練習メニューを全て終えた。

 

流石に体力をつけたダイルビもヘトヘトになっていている。

 

 

花丸「お、終わったずらー・・」

 

鞠莉「これくらいでへこたれてどうするのよ・・勝ちたくないの?」

 

花丸「えっ?」

 

鞠莉「全国ではもっともっと練習してるグループがいる。私達がそれに勝つには更に練習しないと勝てないのよ」

 

鞠莉「セイントスノーの様にミスをすればそれで終わり・・あなた達もあんな形で全てを終えたくないでしょ」

 

果南「かと言って練習のしすぎは怪我に繫がるよ。鞠莉がそれを一番理解してるでしょ?」

 

鞠莉「・・・・」

 

果南「聖良の練習メニュー。キツいけど所々に小休憩があるから怪我のリスクを減らす様にしてあってかなりいいよ」

 

ダイヤ「無理と油断は怪我の元、ですわ」

 

鞠莉「私は勝ちたい。負けたくない」

 

千歌「鞠莉ちゃん・・」

 

鞠莉「先に上がらせてもらうわ。じゃあ」

 

 

鞠莉は車を運転し帰って行った。

 

それを見つめるしかなかった千歌達。

 

 

花丸「鞠莉ちゃん。きっと、帰ってからも練習してるよね」

 

梨子「でも、このまま家に帰って厳しいトレーニングを続けていたら・・」

 

善子「かと言ってあんな言い方はないでしょ!」

 

花丸「最近の鞠莉ちゃん。何だか怖いずら・・」

 

 

果南「まずいことになったなー・・」

 

ダイヤ「えぇ。このままだと内部分裂もあるかもしれないですわね・・」

 

千歌「内部分裂!?」

 

ルビィ「ルビィ、鞠莉ちゃんの事嫌いじゃないよ!」

 

果南「独りよがりな態度と行動はグループの輪を乱す。少なくともそんなグループがラブライブ制覇だなんて出来っこない」

 

ダイヤ「鞠莉さんは今の自分がセイントスノーがミスをした原因と同じ状況だという事に気付かないとなりませんわ」

 

曜「・・楽しいのかな?」

 

千歌「えっ?」

 

曜「鞠莉ちゃんはスクールアイドルを楽しんでるのかなって」

 

果南「楽しんではなさそうだね」

 

曜「だよね。一番大事なのは楽しむことだって私は思う!」

 

曜「皆と一緒の練習してさ。皆と苦しいことも乗り越えて、皆と一つになってライブを披露して、皆と果たした喜びを分かち合って、皆と笑い合ったり時には壁にもぶつかったりして・・」

 

曜「どんな苦境に立たされてもスクールアイドルやってて良かった、楽しかったって思える事が大事じゃないのかな?」

 

 

ダイヤ「曜さん・・」

 

曜「鞠莉ちゃんならそれをよく理解してるはずだよ。だって留学から戻ってきてもスクールアイドルが大好きで果南ちゃんやダイヤちゃんとやり直そうって動いてたんだもん!」

 

曜「私もスランプに陥った時があったじゃん。でも、そんな時にダイヤちゃん、果南ちゃん、鞠莉ちゃんが話にのってくれたからスランプから解放できたんだよね」

 

果南「あったね」

 

曜「だから、今度は私が鞠莉ちゃんを助けたい!」

 

千歌「曜ちゃんなら出来るよ」

 

曜「千歌ちゃん・・!」

 

ダイヤ「一筋縄ではいきませんわよ。私達が言っても止まらないでしょうし」

 

果南「しょうがないな。曜、出来る?」

 

曜「やってみせるであります!」

 

梨子「私達も何かあったら力になるからね」

 

善子「敵勢力をサポートしたくはないが今回は特別だぞ。海神曜よ」

 

曜「うん。ありがとう。大魔女リリーちゃん、堕天使ヨハネちゃん」

 

善子「フッ・・」

 

梨子「フフッ・・・・って」

 

 

 

 

リリー言わない!!

 

 

梨子以外のメンバーが笑い梨子は頬が赤くなっていた。

 

 

 

鞠莉は夜になっても練習している。

 

ひたすら体力を付けるべくランニングをしていた。

 

 

鞠莉「ハァ、ハァ・・・・」

 

鞠莉「まだまだ・・!」

 

 

 

 

 

お姉さん、一人だと危ないんじゃない?

 

 

鞠莉「!?」

 

曜「今日は三日月!からの渡辺曜参上!」

 

鞠莉「ヨ、ヨー。ビックリしたじゃないの」

 

曜「えへへ、ごめんごめん。パパの知り合いが小原さんとこの娘さんを沼津で目撃したなんて言うからさ。鞠莉ちゃんここで練習してたんだ」

 

鞠莉「ランニングコースには適してるでしょ?」

 

曜「まぁね。ヨハネちゃんも呼ぶ?」

 

鞠莉「よっちゃんは今日も生放送で忙しいんじゃない?」

 

曜「かなー」

 

鞠莉「そんな事よりヨーも走る?」

 

曜「うーん・・歩きながら鞠莉ちゃんとお喋りしたいかな!」

 

鞠莉「オッケー。そうしましょう」

 

 

場面変わり千歌の家

 

 

千歌「大会もそろそろだし私も軽いトレーニングくらいはした方が・・・」

 

美渡「おーい千歌ー!梨子ちゃん来たよー」

 

千歌「上がっていいよー!」

 

梨子「おじゃまします」

 

 

梨子が千歌の部屋に

 

 

千歌「どうしたの?」

 

梨子「あ、うん。夜遅くごめんなさいね」

 

千歌「ウチは全然大丈夫だけど。悩み事?」

 

梨子「ちょっと作曲でね」

 

千歌「我が家特製オレンジティー持ってくるね!」

 

梨子「いや、そこまでしなくても・・」

 

千歌「いーや!美味しいから!期待してて!!」

 

梨子「いっちゃった・・。ハァ・・」

 

 

梨子は作曲で鞠莉と意見が合わず悩んでいた。

 

 

梨子『ここのフレーズを変えるの?』

 

鞠莉『はっきり言って悪いけどもこのパートでの振り付けって楽してる様に見えるのよね。どこでも見せ場がある様な曲調にしたいの』

 

梨子『でも、果南さんもここはこのままにして次の展開で一気に盛り上げた方がいいって・・』

 

鞠莉『それだとその部分だけ爆発した様なものじゃない。私は全部分に爆発できる様なライブにしたいの。一発じゃない。全部を強力なインパクトにね』

 

 

 

梨子「大丈夫なのかしら・・」

 

千歌「おまたせー!」

 

梨子「あ、ありがと・・」

 

千歌「ほんと大丈夫?」

 

梨子「あ、えぇ。心配させてごめんね。いただきます」

 

千歌「どう?美味しいでしょ?」

 

梨子「うん、美味しい。あの、ごめんなさいね」

 

千歌「もう!さっきから謝ってばっかだよ!」

 

梨子「あ、ごめんね!」

 

千歌「・・何かあったの?」

 

梨子「ちょっとね」

 

千歌「教えてよー」

 

梨子「その、作曲の事で・・」

 

 

 

 

鞠莉「全国のレベルを私達はもろに感じそして壁にぶつかった。あの時に足りなかったのは生での全国レベルをまだまだ知らなかったからよ」

 

曜「・・・・」

 

鞠莉「全国レベルのスクールアイドルの認識不足とアキバドームでのファンの声量、そしてそれに応えられる強い精神力。私達が通用しなかったのは実力もさながらまだ無名のスクールアイドルでありファンの獲得数が少なかったから」

 

曜「・・・・」

 

鞠莉「今ならあのアキバドームに立った経験と静岡No.1スクールアイドルとして名声もある程度得ている。私達も全国レベルとして同じ土俵に立っている。だから、勝機はあるはずよ」

 

曜「・・・・」

 

鞠莉「ってヨー聞いてるの!?」

 

曜「アハハ。頭ポカーンってなっちゃってた」

 

鞠莉「もう!ちゃんと聞きなさいよね」

 

曜「ねぇ、鞠莉ちゃんはさ」

 

鞠莉「何?」

 

 

 

 

曜「スクールアイドル、楽しい?」

 

 

鞠莉「えっ・・・・」

 

 

ラブライブ!サンシャイン!!(Aパート終わり)

 

 

ホテルに戻りベランダから夜空を眺めていた鞠莉。

 

曜の言葉が脳からこだまする。

 

 

曜『全国の事で鞠莉ちゃんがしっかり考えてるの凄いなーって思う』

 

曜『けど、私って理屈とか考えるの苦手だし頭空っぽにして行動とかしちゃうからさ、結局最終的に行きつく答えは「楽しみたい」なんだよね』

 

曜『私達が全力で楽しんでライブしてさ、それを見ている皆も楽しくなれたら私はそれが一番幸せ。ライブやって良かった!楽しかった!またライブしたい!ってそんな気になれたらもう、ほんと最高なんだ!』

 

 

鞠莉「楽しむ・・ね・・・・」

 

 

天気は曇。星が見えない。

 

 

鞠莉「星・・見えないわね」

 

 

鞠莉は幼き頃を思い出していた。

 

 

 

 

お嬢様ー!鞠莉お嬢様ー!!

 

 

幼少ダイヤ『どうするんですの?大事になっていますわよ!?』

 

幼少果南『じゃあ、やめる?』

 

幼少鞠莉『嫌!流れ星にお祈り出来なかったらきっとダメになっちゃう』

 

幼少ダイヤ『星が見える場所は・・』

 

幼少果南『わからない』

 

幼少鞠莉『あっち!』

 

幼少ダイヤ『方向は!?』

 

幼少果南『この上いってみよ!』

 

 

曇っていて空が見えない

 

 

幼少ダイヤ『そんな・・』

 

幼少果南『これで確かめなきゃわかんないよ!』

 

幼少果南『あ、雨・・・』

 

幼少ダイヤ『そんな、これじゃお祈りできませんわ』

 

幼少鞠莉『せっかく来たのに・・』

 

 

鞠莉は泣きそうになるも果南が星座表に流れ星を描く。

 

 

幼少果南『泣いたらダメ。笑顔でいなきゃ』

 

幼少鞠莉『でも・・・・』

 

幼少果南『はい、ハグ!』

 

幼少鞠莉『・・・・』

 

幼少果南『ここまで来るの楽しかったじゃん。ね』

 

幼少ダイヤ『ええ』

 

幼少果南『次もまた冒険しようね』

 

幼少鞠莉『わぁー・・うん!!』

 

 

回想が終わると鞠莉はスマホを手に空を眺めていた。

 

 

鞠莉「大事なこと、忘れてたわ・・バカね。私」

 

 

次の日の部活終わり

 

 

夕暮れの中、鞠莉は果南とダイヤを呼ぶ。

 

 

ダイヤ「突然どうしたのですの?まさか、練習量の増加等では・・」

 

鞠莉「ノーノー。今日の夜付き合ってくれないかしら?」

 

果南「何を?」

 

鞠莉「これからの事とそれからの事ね」

 

 

と、場面変わり淡島トンネルに。

 

 

鞠莉「ここのトンネル、久しぶりでーすねー!!」

 

果南「で、要件は?勿体ぶらないで早く言いなよ」

 

鞠莉「とりあえずこれからの事!果南もダイヤも進路は決まったのでしょ?」

 

ダイヤ「私は東京の大学に推薦が決まりましたの」

 

果南「私は海外でダイビングのインストラクターの資格、ちゃんと取りたいんだ。千歌がそれ聞いたら半泣きになって早く帰ってきてよね!って言われちゃったよ」

 

鞠莉「卒業したら3人バラバラね・・」

 

ダイヤ「鞠莉さんはどうしますの?」

 

果南「理事長続けるの?」

 

鞠莉「考えてる所。スクールアイドルは出来ないけどサポートはできるからね」

 

果南「確かにね。梨子も作曲の面では鞠莉がいた方が助かるしね」

 

鞠莉「でも、基本は見守るのが役目。残るのなら浦の星の理事長としての仕事を中心にしないとね」 

 

ダイヤ「仕方がないとはいえ寂しくなりますわね・・」

 

鞠莉「ずっと離れ離れになる訳じゃないわ。この空は繫がってるもの」

 

果南「・・・・」

 

 

果南が突然二人の前に立ちハグの構えに。

 

 

鞠莉「果南?」

 

果南「ハグ、しよ」

 

ダイまり「・・・・!」

 

 

何も言わずダイまりは頷き果南とハグ。

 

 

場面変わり海岸を歩く3人

 

 

果南「そういえば鞠莉、よく抜け出してたっけ」

 

ダイヤ「おかげで、あれから凄く厳しくなりましたもの」

 

鞠莉「だって、2人と遊んじゃだめなんて言うんだもん」

 

ダイヤ「二階、三階、部屋が上がっていっても」

 

果南「鞠莉は抜け出すからね。親の立場で考えたらたまったものじゃないよ」

 

鞠莉「そうね。でも楽しかった。エブリデイ、何か新しい事が起きていた」

 

鞠莉「・・でも、私ね。あの時の冒険の続きがしたいの」

 

 

鞠莉は天体観測表を手に二人に見せた。

 

 

果南「懐かしい・・まだ持ってたんだ」

 

鞠莉「二人の思い出の物を捨てるだなんてできませーん!」

 

ダイヤ「覚えてますわ。あの時は曇っていて見えなかったですわね」

 

果南「あれ以降も何度か行って流れ星みれたじゃん」

 

鞠莉「冒険はまだ続いてまーす。新たな仲間を連れてね!」

 

果南「あーそういう事ね。今度は私達を含めて9人で見にいきたいと。それがこれからの事と」

 

ダイヤ「けれども、今日明日と曇り空と聞きましたわ。それに鞠莉さんはその、練習で・・」

 

鞠莉「間違ってたの」

 

ダイヤ「えっ?」

 

鞠莉「何でスクールアイドルをやってるのかを忘れてたの。勝ちたいから、浦の星を廃校させたくないから。そういう気持ちだってあった」

 

鞠莉「けど、そうじゃないの。果南に誘われて最初は出来ないって諦めてたのにスクールアイドルを知る度に楽しくなっていった」

 

鞠莉「一番大事なのは自分も皆も楽しむことなんだって。曜が思いを動かしてくれたの。私は初心を忘れて自分本位に動いてた。楽しくなかったらダメなんだって」

 

鞠莉「だから、初心に帰らなきゃ。あの時、初めて二人が私を夜の冒険へ連れてってくれた様に今度は皆で冒険して流れ星をみたいの!」

 

ダイヤ「鞠莉さん・・!」

 

果南「言ったなー!じゃあ大冒険するよ!!」

 

鞠莉「オッケー!今からビッグアドベンチャーでーす!!」

 

ダイヤ「い、今ァ!?」

 

 

その頃、千歌はまだお年玉を諦めていなかった。

 

 

千歌「おぉぉぉお年玉ーー!!」

 

 

お年玉の封筒があったが調べるとそこには温泉へGOと書かれていた。

 

 

千歌「お母さんは?」

 

美渡「東京」

 

千歌「もう!?」

 

 

温泉へ行くと父へGOと

 

 

千歌「お年玉!」

 

 

父は右側を箸でさす。

 

 

千歌「お年玉ー!!・・って志満姉?」

 

志満「これ母さんから千歌ちゃんにって」

 

 

志満が温もってるこたつの台には「堕天使降臨」と書かれているマグカップがあった。

 

志満からもらった紙には玄関の玉にあるヨ!ゴール目前!と書かれてあり玄関へと向かうと大きな玉があり家族が皆応援と支援をしている事がわかった。

 

 

千歌「皆・・ありがとう・・!」

 

 

 

 

 

おーい千歌ちゃーん!

 

 

千歌「ん?曜ちゃんの声?」

 

 

千歌が外へ出ると8人が待っていた。

 

 

果南「千歌。時間ある?」

 

千歌「あるけどどうしたの?皆揃って」

 

善子「流れ星を見にいくとか。曇ってんじゃないの!」

 

ダイヤ「落ち着くのですわヨハ子さん」

 

善子「ヨハ子じゃなくて善子!・・じゃなくてヨハネ!」

 

 

千歌「流れ星を見るってどこにいくの?」

 

果南「とりあえず夜のドライブだね」

 

曜「来るぞ!マリーカー!!」

 

梨子「マリーカーって変な言い方ね・・」

 

ルビィ「来た!」

 

 

鞠莉の運転する車が千歌の旅館に止まる。

 

 

鞠莉「ヘイ!おまたせ」

 

花丸「鞠莉ちゃんかなり手慣れてるずらー」

 

鞠莉「もし理事長として残るのなら運転くらい出来なくっちゃね」

 

梨子「まだ決めてないの?」

 

鞠莉「悩んでるの。私は浦の星に必要なのか否かって」

 

ルビィ「絶対必要だよ!鞠莉ちゃんがいると学校が明るいもん!」

 

鞠莉「ありがとうねルビィ。でも、今はそれは置いといて流れ星を見にいきまーす!!」

 

果南「さぁ、乗った乗ったー!」

 

ダイヤ「果南さんが言う台詞ですのそれ!?」

 

 

善子「くくっ。ここから始まるのか!デスドライブが!」

 

梨子「縁起でもないわよ!」

 

花丸「とか言いながらノリノリで乗ってるずら、梨子ちゃん」

 

曜「さぁ、行くぞー!」

 

ルビィ「ピギィ!!ちょっと曜ちゃん!」

 

千歌「ちょっと着替えてくるから待っててね!」

 

鞠莉「オッケー!」

 

 

千歌が着替えに家に戻る。

 

 

善子「それにしても鞠莉。どういう風の吹き回し?」

 

花丸「まさか、本当は特訓をするとか・・」

 

 

果南「違う違う。鞠莉は元の鞠莉に戻ったよ」

 

ルビィ「えっ?」

 

梨子「元の鞠莉さんに・・?」

 

ダイヤ「スクールアイドルを心の底から楽しみ愛するあの鞠莉さんにね」

 

鞠莉「曜。あなたに教えてもらったの。ありがとうね」

 

曜「・・何だかよくわかんないけど頭空っぽになれたって事だね!」

 

善子「あんたそればっかね」

 

果南「曜は昔から難しいことは頭空っぽにするから」

 

曜「失礼だなぁ!頭空っぽは果南ちゃんから教わったんだよ!」

 

花丸「果南ちゃんも頭空っぽなの?」

 

果南「そんな訳・・」

 

ダイヤ「果南さんも似たようなものですわ」

 

果南「こら!ダイヤ!!」

 

ダイヤ「わわっ!何するのですか!?・・アハ!アハハハ!」

 

ルビィ「お、お姉ちゃん!!」

 

果南「ほれほれーくすぐり攻撃!」

 

 

千歌「おまたせー・・って果南ちゃん、ダイヤさん何してるの?」

 

鞠莉「いつも通りのじゃれあいでーす」

 

 

そして、夜のドライブへ

 

 

助手席に果南、後ろは1年生とダイヤ、更にその後ろは2年生が座っていた。

 

 

果南「それにしてもまさか、鞠莉の運転する車の助手席に座るなんてね」

 

鞠莉「それは私の台詞。まさか、果南の端で走るだなんて」

 

ダイヤ「いえ、それ以上にこうして9人も乗せてどこかいくなんて思いもよりませんでしたわ」

 

果南「確かにね。千歌がスクールアイドルやりたいだなんて言うと思わなかったよ」

 

千歌「私だって果南ちゃん達のスクールアイドル活動があんなに複雑になってると思わなかったよ」

 

ダイヤ「あなたがスクールアイドルをやりたいと諦めず私や鞠莉さんに怯まなかったからこそ今があります」

 

ダイヤ「あの時はどうしても鞠莉さんや果南さんの件があり千歌さん達があの様な仲違いを起こすかもと恐れていたのです」

 

かなまり「・・・・」

 

ダイヤ「それでも、あなた達の熱意は本物でTOKYO SCHOOL IDOR WORLDでの結果にも挫けずに立ち上がれましたね」

 

千歌「あの時は本当に皆がいないと立ち上がれなかったよ・・。でも、あの東京での結果があったからこそ今のAqoursがあると思うんだ」

 

梨子「千歌ちゃん・・・・」

 

千歌「そんな時に鞠莉ちゃんが加入してくれて、そして、ダイヤさんや果南ちゃんも・・」

 

果南「千歌に引っぱたかれるとは思わなかったけどね」

 

鞠莉「千歌っちが果南を!?」

 

千歌「だってあの時の果南ちゃんは大切な友達から距離をあえて離そうとしてたもん・・。そんな悲しい事させたくなかった」

 

千歌「だから怒っちゃった。私の知ってる果南ちゃんじゃないって」

 

果南「でも、あれで目が覚めたよ。千歌に助けられるだなんて思ってなかった」

 

千歌「果南ちゃん・・!」

 

果南「何だかさ、こうやって9人揃ったのって奇跡だと思うんだよね」

 

 

善子「曜がいなければ・・」

 

花丸「マルは千歌ちゃんがいなかったら・・」

 

ダイヤ「梨子さんはルビィの事を一番に思ってくれていました。だから、スクールアイドルに加入してくれた時誰よりも喜んでくれましたわね」

 

梨子「人前ではその・・見せたくなかったけども」

 

ダイヤ「しっかり見てましたわ。あなたが涙を流・・」

梨子「ダイヤさん!!それ以上は・・」

 

ルビィ「梨子ちゃんが私の事をこんなに思ってくれてたなんて・・」

 

梨子「い、いえ。私はただルビィちゃんの気持ちをほうっておけなくて・・」

 

 

ダイヤ「だからこそあなた方には感謝しかありません。諦めない思いと必死に動いた事が今のAqoursを復活させたのですから・・」

 

花丸「諦めない思いと動いた事・・!」

 

善子「ずら丸?」

 

 

果南「さぁさ、話してる内についたよー」

 

鞠莉「一番は誰でしょう!!よーい、ドン!」

 

千歌「あー鞠莉ちゃんずるーい!!」

 

ダイヤ「鞠莉さん!暗闇なんですから走るのは危険ですわよ!」

 

善子「いや、それよりも車に鍵掛けなさいよ・・」

 

 

果南「皆、先行ってて。鍵は私が掛けとくから」

 

曜「よっしゃー!!ゴーゴー!!」

 

ルビィ「ち、ちょ曜ちゃん!」

 

花丸「あわわ!危ないずらー!」

 

善子「曜!あんた大会近いのに怪我させんじゃないわよ!」

 

千歌「鞠莉ちゃん、すっかり元に戻ったね」

 

ダイヤ「またお世話が大変になりますわ」

 

千歌「でも、あの姿こそが・・」

 

ダイヤ「ええ。シャイニーな小原鞠莉さんですわ」

 

 

曜がルビまるを両肩に腕をのせ一緒に走る。善子がそれを追い掛ける。

 

千歌とダイヤが共に走る。

 

 

果南「よし、私も行きますか・・って暗っ!」

 

梨子「果南さん」

 

果南「あ、梨子!良かったー。一緒に行こっか」

 

梨子「ええ」

 

 

果南と梨子はゆっくりと歩く。

 

 

果南「梨子はさ、スクールアイドルやってて良かったって思う?」

 

梨子「え?」

 

果南「転校してきた時、スクールアイドルやるつもりはなかったんでしょ?」

 

梨子「あの時は作曲の事で悩んでてスクールアイドルどころではなくて・・」

 

果南「それで海の音を聴いたんだよね」

 

梨子「そうだったね。でも、そうこうしてる内に千歌ちゃんに誘われて・・」

 

果南「きっと、千歌は梨子に作曲をやってほしいだけでなく共に輝きを一緒に追ってほしかったんじゃないかな?」

 

梨子「輝きを・・?」

 

果南「一人で悩まず悩むのなら一緒にってね。それで解決したら一緒に輝けるんだって。まぁ、本人もそれを分かって動いてるのか知らないけどね」

 

梨子「フフッ。千歌ちゃんらしいわ。でも、そうやって救われたのよね。特に花丸ちゃんや果南さん達は」

 

果南「ほんと千歌は成長したよ。可愛い幼馴染みだったのに今じゃ私が可愛がられてる気がするよ」

 

梨子「・・ウフフ」

 

かなりこ「アハハハハ」

 

 

場面変わり星が見えやすい山中に。

 

しかし、曇っていた。

 

 

ダイヤ「曇、ですわね」

 

善子「で、流れ星に何を祈るつもりだったのよ?」

 

鞠莉「いつか必ず、また一緒になれるようにって」

 

花丸「優勝祈願かと思ったずら・・」

 

ルビィ「3年生は卒業したら離れ離れになるのに?」

 

鞠莉「そうよね。無理なのかな・・」

 

 

曜「なれるよ!絶対一緒になれるって信じてる!」

 

鞠莉「曜・・」

 

曜「晴れろーー!!」

 

千歌「フフフ。よーし!!」

 

 

千歌「晴れろーー!!」

 

 

ようちかにつられ梨子、ルビィ、花丸、善子も空に叫ぶ。

 

果南もダイヤもそして、鞠莉も叫ぶ。

 

 

鞠莉「晴れなかったら神様に勘当でーす!」

 

 

メンバー皆が笑いあう。

 

すると、天気が変わっていく・・。

 

 

鞠莉「・・は、晴れた」

 

 

千歌「あ、流れ星だよ!」

 

梨子「あ、こっちも!」

 

 

果南「ほう、冬の大三角じゃん」

 

ダイヤ「果南さんは星座に詳しかったですわねそういえば」

 

花丸「教えてほしいずら!」

 

ルビィ「ルビィも!」

 

 

善子「闇に流れる星々の雫・・フッ、闇の前では無力な」

 

果南「あれが津島星座のヨハネ座で・・」

 

善子「ってそんな星座あるかーい!!」

 

 

 

曜「きれい・・・・」

 

鞠莉「私ね、一つ決めたの」

 

曜「何を?」

 

鞠莉「浦の星の理事長として残る事よ」

 

曜「ほんと!?」

 

鞠莉「えぇ。とことん付き合うつもり。浦の星を廃校になんてさせない。だって、あんなに暖かいんだから」

 

曜「凄く嬉しい!だって3年生が卒業しても鞠莉ちゃんは理事長として浦の星にいるんだもん!」

 

鞠莉「果南やダイヤとは離れ離れになるけど、この空は繫がってるの。だから寂しくなんかないわ」

 

鞠莉「そして、新たに入学する1年生達にも浦の星の事沢山教えてあげなきゃ。最高の学校だってね!」

 

曜「うん!」

 

鞠莉「だから、優勝して有終の美を飾りましょう!!」

 

曜「ヨーソロー!!」

 

 

二人が眺める空に流れ星が落ちていった。

 

 

鞠莉(思いは一つ)

 

曜(私達の輝きを見つけつかむこと)

 

鞠莉(それがきっと、栄光への道標だから)

 

 

続く

 

 

 

今回の変更点

 

 

①前回から続いてる鞠莉の勝利への執着心。それを直すべく曜が動く

 

 

②セイントスノーは内浦に来ない。代わりに聖良が果南にセイントスノーの練習メニューを渡す回想シーンを追加

 

 

③梨子と鞠莉が作曲の事で意見の食い違いに

 

 

④かなまりダイの幼少の回想は後半パートに

 

 

⑤幼少の回想において冒険と称し鞠莉は今度は9人で冒険したいと提案し展望台へいく事に

 

 

⑥このストーリーでは浦の星の今年の廃校は免れており鞠莉は理事長として残る事に

 

 

⑦車は飛ばない

 

 

⑧本編だと無理なのかなと発言した鞠莉に出来るよと外を飛び出したのは千歌だがこちらでは曜がその役目に

 

 

千歌「次回」 ダイヤ「浦の星女学院へ」 




ほぼほぼオリジナルストーリーです。ようまり絡みはこちらでは1期含めて少ないので。かなりこ絡みも千歌という共通点を入れれば話に持っていきやすいですね。車は飛ぶのは演出としてはありだと思いますがあえて抜きにしてメンバー間の吐露を入れました。本編での二期からの曜は出番が薄くメインに。残り3話ですがここからも色々な組み合わせを見せつつ展開を広げていきたいと思っております
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