曜「前回の」
鞠莉「ラブライブ!サンシャイン!!」
鞠莉「年を越しラブライブの頂点を掴むべく練習に励むマリー達」
曜「けれど、鞠莉ちゃんは変わらず自分やメンバーにも厳しかった」
鞠莉「そんな時、曜の言葉で気付かされたの」
曜『私達が全力で楽しんでライブしてさ、それを見ている皆も楽しくなれたら私はそれが一番幸せ』
鞠莉「その言葉で目が覚めたマリーは気持ちを切り替え初心に戻る事が出来たの!」
11話 浦の星女学院へ
屋上でストレッチをしていたaqoursメンバー。
曜「ほんとに良かったのかな?」
花丸「任せてって言われたしマル達は練習するしかないずら」
曜「とは言ってもさー。ねぇ、千歌ちゃん」
千歌「とは言ってもむっちゃん達が・・」
むつ『いい?千歌達はラブライブで一番になる為にいっぱい練習するんだよ』
いつき『浦の星記念祭のことは私達に任せて』
よしみ『浦の星の卒業生の人達も来てくれるし大丈夫だからね!』
千歌「って」
梨子「でも、私達が何もしないのは申し訳なく思えるわ」
ダイヤ「その通りですわ」
果南「けど、言ってる間に大会だしお言葉に甘えてもいいんじゃないかな?この前、千歌の家行ったら美渡先輩から一番になりなよって真剣な眼差しで言われたし」
鞠莉「より一層気を引き締めないとね」
善子「鞠莉」
鞠莉「心配しないで。マリーはもう迷いませーん」
ルビィ「ルビィ達もお手伝いしないとだよね・・」
花丸「マルも図書委員会として出来ることがあればしたいし・・」
梨子「鞠莉さんも理事長として忙しい時期なんじゃ・・」
鞠莉「ノープロブレム。それに、ただの記念祭ではないわよ」
梨子「えっ?」
鞠莉「こーれ!」ビシッ
千歌「うぶっ!」
千歌の額に貼られる紙。
そこに書かれていたのは・・。
善子「ラブライブ決勝に向けてのテーマを公表?」
ダイヤ「またあなたは勝手な事を」
鞠莉「ソーリー。でも、絶対やりたい事なの。学校が何とか廃校せずにすんだのは私達の力だけじゃないから」
鞠莉「内浦の皆が動いたからこそ今があるの。感謝の言葉は勿論、大きなステージに向けてまだほしいの。内浦の皆の暖かい声援が」
千歌「み、見えないよー!」
梨子「はい、千歌ちゃん」
千歌「ありがとう梨子ちゃん」
千歌も紙を見た。その内容をみて頷く。
千歌「うん!やろう!テーマってあれだよね?その・・」
ダイヤ「決勝で各グループが決めたテーマをアキバドームの電光掲示板で公表するのですわ」
果南「まぁでも、こういう場で決めた方が皆分かりやすいよね」
鞠莉「決まりね」
花丸「アキバドームでライブするのと比べると余裕ずら」
梨子「とはいっても緊張することに変わりはないわ」
曜「それじゃあ私がいいテーマを」
曜「コホン・・リリーのマジックショー開催!!」
梨子「そんなのいいわけないでしょ!!」ハワワ
善子「堕天使ヨハネとリトルデーモン達の戯れ。どう?」
ダイヤ「変なテーマを皆に晒してはいけません!」
千歌「ハハハ。ほんと楽しいよね」
果南「千歌?」
鞠莉「千歌っち?」
はしゃぐ曜や梨子や善子とそれを注意するダイヤ、どういうテーマにするか一緒に考えているルビィと花丸、千歌は皆の姿に微笑ましさとどこか寂しげな虚ろな目で眺めていた。
何かを察したかなまりが千歌の肩に手を置いた。
果南「これからだよ。千歌」
鞠莉「ここからが本当のスタートでーす」
千歌「そうだね。よーし!」
千歌「内浦のaqoursの良さを伝えよう!!」
次の日の朝。
千歌と梨子がバスに乗り抱負を考えていた。
千歌「aqoursの奇跡の輝き!、輝きをその手に!、皆で叶える輝き!」
梨子「テーマに輝きが多すぎないかしら?それに皆で叶える輝きって・・」
千歌「そう?やっぱり私達といえば輝きだから・・」
梨子「とはいっても・・」
千歌「うーん。どんなテーマにすれば・・・・」
その頃、理事長室には美渡が鞠莉と話をしていた。
美渡「ここに来るのも久々だよ」
鞠莉「美渡さんも浦の星で生徒会長してたのよね?」
美渡「まぁね。っと、それよりも要件だった」
美渡「千歌から盗み聞きしたけどテーマを会場で言うんだってね」
鞠莉「えっ?それはそうだけども」
美渡「全くそういうのするなら言いなって。私達がその為に最高のステージ作るからさ!」
鞠莉「いいの?」
美渡「信用できない?」
鞠莉「そんなこと!」
美渡「任せなって理事長さん」
1、2年生をメインに記念祭に向けて学校内での飾り付けは順調。
善子とルビィは部室で衣装作りをしている。
ルビィ「善子ちゃんは曜ちゃんと果南ちゃんとお揃いの・・」
善子「ヨハネ。ルビィは千歌とダイヤと一緒と」
ルビィ「アキバドームでの最終ライブ・・うまくいくかな・・?」
善子「うまくいかないと思ってんのあんた?」
ルビィ「そ、そんな事!」
善子「じゃあ今更弱気になるんじゃないわよ。セイントスノーに恥ずかしい姿なんて見せられる訳ないのだから」
ルビィ「・・・・」
善子「あの舞台は選ばれたスクールアイドルしか立てない。選ばれなかった人達の分、私達は最高のパフォーマンスを披露しないとならないのよ」
それを考えすぎてもダメですわよ
ルビィ「お姉ちゃん」
善子「生徒会の仕事はいいの?」
ダイヤ「今のところは構わないですわ。時期に戻りはしますが。衣装の方は順調でしょうか?」
善子「まぁ、それなりに」
ルビィ「みてお姉ちゃん!この水色のライン、光り輝いてる様に工夫してみたの!」
ダイヤ「まぁ・・。凄く美しいではないですか。流石は我が妹!」ナデナデ
ルビィ「エヘヘ・・」
善子「相変わらず妹バカね・・」ボソッ
ダイヤ「ヨハネさんは?」
善子「うぇっ!?善子じゃなく・・あ、ちゃんとヨハネって言ってた」
ダイヤ「こちらも順調そうですわね」
善子「フッ・・ダイヤの衣装デザインもさすがといったところね」
ダイヤ「私達が卒業しても続けるのならあなた方が今度はデザインしなければならないのです」
善子「まぁ、それはそうだけども・・」
ダイヤ「けれども、あなた方ならそれも問題なさそうですわ。私はデザインは描いたけれど今回は衣装の色までも指定した訳ではないのですから」
ルビィ「お姉ちゃん・・」
ダイヤ「安心しました。あなた方なら任せられますわ。・・おっと」
善子「ん?」
ダイヤ「ヨハネちゃんも流石は堕天使ですわ」ナデナデ
善子「こここ、子供扱いしないの!!」
ルビィ「とか言いながら嬉しそう」
善子「ルビィ!!」
ルビィ「ピギィ!!」
屋上では曜と果南が振り付けのチェック等を行っている。
曜「ハァ!!」
曜「トリャ!!」
果南「・・・・」
曜「ヌンッ!」
曜「フィニッシュ!!」
果南「・・・・」
曜「どう?昨日思い付いたんだけど?いいでしょー」
果南「変なの」
曜「変なのって言わない!」
果南「まぁ、いいんじゃないのー」
曜「うわー軽く流した!」
果南「それよりもさ」
曜「何?」
果南「曜は千歌に誘われてスクールアイドルやって良かった?」
曜「当たり前だよ!」
果南「でも、曜なら飛び込みでもっと高み目指せてたかもしれないんだよ」
曜「後悔なんてないのであります!!aqoursの一員だからこそ皆とも強い絆で結ばれたし」
果南「フフフ」
曜「何かおかしいこといった?」
果南「あ、いや。そのストレートな物言いが曜らしいなーって」
曜「渡辺曜!曲がったことは嫌いなのであります!」
果南「それは同意。けど、私は千歌達のAqoursに加入する前はへそ曲がりだったから強くは言えないか」
曜「誰も果南ちゃんがへそ曲がりだなんて思ってなかったよ」
果南「えっ?」
曜「だって果南ちゃんは私達がスクールアイドルを始めたばかりの時でもサポートしてくれたじゃん」
果南「あれはその・・千歌がどうしてもっていうから」
曜「それでもサポートしてくれたのはスクールアイドルが好きだからなんだよね?」
果南「まぁ、それは・・」
曜「だったら果南ちゃんはへそ曲がりじゃない!!決定!」
果南「決定ってね・・まぁ、それでいいかな。・・フフッ」
曜「アハハ!」
千歌「おっはよー花丸ちゃん!」
梨子「おはよう」
花丸「あ、おはよう千歌ちゃん、梨子ちゃん」
学校に着いたちかりこは花丸がいた図書室へ。
花丸は歌詞を考えている途中だった。
梨子「いい歌詞ね」
千歌「明日への途中じゃなくイマはイマだね、か」
花丸「あきらめなかったことを基準としてイマを生きるメンバーの事も指そうかなと」
梨子「千歌ちゃんも考えてきたのでしょ?」
千歌「うん。私はね・・・・」
場面変わり理事長室
鞠莉が一人コーヒーを飲んでいた。
鞠莉「全く・・本当に暖かいのだから・・・・」
ダイヤ「失礼します」
鞠莉「はーい、ってダイヤ」
ダイヤ「何かおかしかったですか?」
鞠莉「いや、何改まってんのよって」
ダイヤ「あなたは理事長なのですから」
鞠莉「でも、皆のマリーでーす!」
ダイヤ「・・それは置いといて」
鞠莉「置くのね・・」
ダイヤ「各々記念祭へ向けて順調そうではありますが私達も浦の星の一生徒なのです」
鞠莉「ええ。今すぐにでも手伝いならオッケーよ」
ダイヤ「話が早くて助かります。こちらもある程度きりの良い段階で祭りの準備に入りましょう」
鞠莉「オフコース!」
次の日の朝、メンバーは祭りの準備に取りかかっていた。
ようちかりこはアーチ作りと飾りの作業の手伝いに取り組んでいた。
梨子「ちょっと飾り盛り付けすぎじゃないかしら・・」
千歌「記念祭なんだもの。バーッと派手にね」
曜「そうそう」
梨子「そうなのかしら・・」
曜「ここに黒羽根をつけて完成っと!」
梨子「それ善子ちゃんのじゃないの!」
曜「一本借りてきた」
千歌「ついでにルビィちゃんが作ったマスコットもね」
梨子「私は花丸ちゃんが描いたイラスト・・なんだけど」
曜「何の花なのかな?」
梨子「ダイヤさんと話して決めたらしくって」
志満「つつじ、じゃないかしら?」
千歌「あ、志満姉」
梨子「つつじですか?」
志満「つつじの花言葉の節度や慎み。記念祭とはいえ浮かれずそれでも皆が笑顔でいられる祭りであります様に・・ってとこかしら」
曜「へー、ダイヤちゃんらしいね」
千歌「皆、しっかり考えてるんだね・・」
1年教室廊下
1年生徒A「善子ちゃんってその・・」
善子「ヨハ・・っと何?」
1年生徒A「器用だよね。この飾り付けもオシャレで良い意味で独特なセンスがあって」
善子「えっ?そ、そうかしら?そう言ってもらえると嬉しいけど・・」
1年生徒B「あえて黒い雪だるまにするチョイスとか凄いよね」
1年生徒C「他の人にはない独創的なとことか」
1年生徒A「・・これも堕天使ヨハネの魔法なんだね」
善子「な、何の事?わ、私は普通の女の子よ」
善子「さぁさぁ早く準備終わらせないとダイヤに怒られるわよ!」
1年生徒A「生徒会長を呼び捨てしたらダメだよー」
図書室
ルビィ「はい、花丸ちゃん」
花丸「ありがとうルビィちゃん。後はマルがするからルビィちゃんはゆっくりしていていいずら」
ルビィ「うぅん。花丸ちゃんがゆっくりしていて。後はルビィがするから」
ルビィ「この紐に括っている本を種類に分けて纏めたらいいんだよね。ルビィにも出来るし花丸ちゃんは休んでて」
花丸「ルビィちゃんにだけ任せるなんて出来ないずら。マルは図書委員だし」
ルビィ「頼ってもいいんだよ」
花丸「えっ?」
ルビィ「花丸ちゃんいつも一人で作業してるんだもん。ルビィにも手伝わせて。微弱かもだけど・・」
花丸「そんな事ないずら!ありがとうルビィちゃん。じゃあ、マル少し休憩させてもらうね」
ルビィ「うん!」
ルビィ「・・・・」
ルビィは家で台に置かれていたダイヤの携帯電話を見た時を思い出す・・。
ルビィ『・・ん?お姉ちゃんの。果南ちゃんから・・』
メッセージに書かれていた文章には・・
『花丸と千歌とで考えてるけどなかなかこれといった歌詞が決まらなくて。夜遅くなるだろうね』
ルビィ『花丸ちゃん、今日も遅くまで図書室で作業してたよね。それなのに・・・・』
ルビィ(いつも花丸ちゃんに甘えていたから・・だから、これからは私も花丸ちゃんを支えないと・・!)
花丸がウトウトとしている姿をみてより作業に気が入るルビィだった。
ラブライブ!サンシャイン!!(Aパート終わり)
果南「よっと・・」
美渡「3人のおかげで捗るよ」
果南「先輩達に負けられませんから」
鞠莉「イエス」
果南と鞠莉は屋台のセット等の持ち運びや設置を卒業生や美渡達と行っていた。
美渡「しかし、理事長がこんな力仕事するなんて後にも先にも浦の星くらいだろうね」
鞠莉「マリーは浦の星のスチューデントでもありますから」
果南「ダイヤー。次はここにやきとりの屋台設置したらいいの?」
ダイヤ「はい。それが終われば次はたい焼き屋の屋台を」
そして、ダイヤが指揮をしている。
美渡「今日中には終わるか」
果南「でしょうね」
ダイヤ「本当にありがとうございます。本来なら私達で行わなければならない事ですのに」
美渡「何言ってんだか。私達だって浦の星の人間だよ」
美渡「廃校なんてさせたくないしこれからも手伝える事はやってくから。それに・・」
ダイヤ「それに?」
美渡「今の生徒会長さんがどれだけ仕事出来てるか見たかったってのもあるからね!」
ダイヤ「わ、私は仕事出来てますか?元生徒会長・・」
美渡「まぁまぁかな」
ダイヤ「手厳しいですわ・・」
浦の星卒業生「美渡っちは大事な役員会のこと忘れて屋上で寝てたくせにー」
美渡「うげっ!」
鞠莉「マイペースなのは千歌っちと一緒でーすね!」
浦の星卒業生「ああ、後は生徒会室でいびきかいて爆睡・・」
美渡「だーーっ!!!大の乙女がいびきかいて爆睡なんてする訳ない!!」
果南「自分で言ってますよ美渡先輩」
美渡「うぐっ・・・・」
ダイヤ「今日はここまでにしましょう。元生徒会長のお話もお聞きしたいですわ」チラリ
美渡「あ、アハハハ・・」
気が付けば夕暮れに。全学年、卒業生も集まり晩飯をとる事に。
志満「はい、焼きミカンよ」
ルビィ「ありがとうございます」
梨子「善子ちゃんはそういえば・・」
志満「ミカンは苦手?」
善子「私はその、お気持ちだけで・・」
鞠莉「シャイ煮もあるわよー!」
花丸「シャイ煮食べたいずら~!」
果南「まーたお金使ってー」
ダイヤ「やめておきなさいと言った側から・・はぁ」
花丸「うーん。美味しいずら~」
志満「そういえば曜ちゃんは?」
千歌「あそこにいるよ」
曜「ほい!ヨキそばー!」
美渡「う、旨い!」
浦の星卒業生「ほんと!」
善子「ふん、食ってやるぞ。ヨキそばとやらを」
曜「はいよーはねー!」
善子「名前で遊ぶなー!」
鞠莉「どんどん食べなさーい!」
ダイヤ「とは言っても・・」
果南「高級食材使ってるだけあって味はいいんだよね」
花丸「うーん。たまらないずら~」
ルビィ「あちち」
千歌「大丈夫ルビィちゃん?」
ルビィ「うん」
千歌「花丸ちゃんから聞いたよ。今日いっぱい働いてたって」
梨子「お疲れ様ね」
ルビィ「それは皆もだよ。千歌ちゃんもちゃんと寝ないとダメだよ」
千歌「えっ?」
ルビィ「昨日夜遅くまで歌詞考えてたんだよね?」
千歌「あー・・実は・・」
梨子「千歌ちゃんの部屋22時には暗かったわね」
千歌「私は早く眠っちゃって・・」
ルビィ「えっ?そうなの?」
千歌「アハハ・・。きっと、果南ちゃんと花丸ちゃんは夜通しまで考えてたんだろうなー・・申し訳ない」
千歌「でも、私も手伝いしてる内につかめた気がするんだ」
千歌「例え卒業して皆がバラバラになっても繫がってる気持ちは変わらないんだって」
りこルビは賑わう果南達、卒業生を見ながら千歌の言う言葉の意味を感じ取っていた。
千歌「きっとね、皆ずっとここにいたいと思ってる」
千歌「でもね、旅立っていくのもわかってる」
千歌「私だって同じ気持ちだよ。出来ればずっと果南ちゃんやダイヤさんや鞠莉ちゃんと一緒にいたい」
千歌「でも、皆には次の輝きがあるんだよ。それはスクールアイドルだけじゃない。沢山の事が」
ルビィ「新たな始まり、かな?」
千歌「終わりもあれば始まりもある。けど、寂しい思いで終わるんじゃなくってその終わりまでも楽しまなきゃって」
千歌「だから、この時を楽しくしたい!最高のトキメキを胸に焼き付けたい!」
ルビィ「それが歌詞のテーマって凄く素敵!」
梨子「ええ!」
千歌「気に入ってもらえてよかった!果南ちゃんや花丸ちゃんとも話付けててこのコンセプトだけは最初から決めてたんだ」
ルビィ「最高のライブにしないとだよね」
千歌「うん!衣装も見せてもらったけど、凄く可愛くて綺麗だったね」
ルビィ「エヘヘ・・お姉ちゃんが卒業しても安心できる様に頑張ったの」
千歌「梨子ちゃんは明日、鞠莉ちゃんに聴いてもらうんだっけ?」
梨子「うん。鞠莉さんは大丈夫だって言ってたけど同じ作曲係として聴いてほしいなって」
千歌「というより皆に聴いてもらおうよ」
梨子「えっ?」
ルビィ「ルビィもそれがいい!」
曜「うん!そうしよう」
梨子「曜ちゃん!」
善子「リリーの魔の音色聴いてやろう・・」
梨子「リリー言わない!」
鞠莉「オッケー!じゃあ、明日の朝9時!音楽室でりこぴーの曲を聴くわよー!」
梨子「もう!りこぴーもダメー!」
場面変わり次の日の朝
午前7時半。梨子は早く学校に行きピアノを弾いていた。
梨子「フーッ・・緊張しちゃうなぁ」
じゃあ、ちょっと今から弾く?
梨子「うわぁ!?」ビクッ
花丸「驚かせてごめんずら」
梨子「花丸ちゃん!おはよう。朝早いわね」
花丸「おはよう梨子ちゃん。合宿の時を思い出すね」
梨子「そういえば千歌ちゃんの家で合宿した時、私と花丸ちゃんだけで朝練したっけ・・」
花丸「あれからあっという間ずら」
梨子「ええ」
花丸「その・・曲に合わせて歌ってもいい?」
梨子「もちろんよ。じゃあ皆が聴くと想像して・・」
花丸「お願いします」
その頃、バスの中
千歌「梨子ちゃんが先に行くなんて聞いてないよ」
ルビィ「花丸ちゃん、ルビィがきちんと纏められなかったから早く行って直しにいったのかな・・」
ちかルビ「「はぁ・・・・」」
午前8時、生徒会室
果南「はぁー・・」ドサッ
ダイヤ「果南さん!またあなたははしたない!!」
果南「このソファーで寛げるのももう終わるだなんて寂しいなー」
ダイヤ「ソファーは喜んでそうですけどもね」
果南「何をー!・・むっ」
ダイヤ「残念でした。片付けてねBOXはしっかり固定してあります」
果南「ダイヤのくせに」
ダイヤ「なっ!?くせにとは何ですか!くせにって!」
果南「アハハハハ」
ダイヤ「何がおかしいのです!」
果南「こうやってバカやれるのももうすぐ出来なくなるんだなって」
ダイヤ「果南さん・・」
果南「鞠莉が転校する前からそうだった。私がバカやってダイヤが注意する」
果南「度を越えるバカをやりそうな時、いつも叱って止めてくれたのがダイヤだった」
ダイヤ「・・・・」
果南「こんな事、本人の前で言いたくないんだけどさ・・その、ありがとね」
ダイヤ「私の方こそ。果南さんは孤独だった私に何のためらいもなく話し掛けてくれました」
ダイヤ「最初こそなれなれしいと思ってはいました。けれど、そんなあなただからこそ私の今があるのも間違いありません」
ダイヤ「むしろ私と最初の友達になってくれた果南さんには感謝しかありません。ありがとうございます」
果南「ダイヤ・・・・」
うーん、最高のフレンドねー
ダイかな「「げっ!?」」
鞠莉「でも、マリーも混ぜなさーい!!!」ワシワシ!!
ダイヤ「ピギャ!!」
果南「当たり前でしょ!混ぜるのは!や、やめ・・」
音楽室に向かうようよし。
善子「リリーの魔の音色。このヨハネに響く音色なのか期待だ」
曜「フッ・・響くどころかぶっ倒れないかを心配するのだな」
善子「倒れる?このヨハネがか?」
曜「堕天使は耐久面では大丈夫なのか?純粋な耐久面では不安が残ると思うが?」
善子「抜かせ。海の神こそ脳が筋肉で出来ている分際で。己の心配をするのだな。特殊な力に耐えれるとは思えん!」
曜「ハッハッハ。デカい口を叩くでない。さぁ、魔の音色を流すミュージックルームだ。リリーの本拠地といってもよいぞ」
善子「敵の本拠地に踏み入れるなど本来なら自殺行為。だが、あえて罠にかかってやろう!」
曜「・・ん?歌声?」
梨子「あ、曜ちゃん、善子ちゃん」
花丸「おはよう」
曜「おはよう梨子ちゃん、花丸ちゃん」
善子「ずら丸。あんた早いわね」
花丸「マルはいつも朝早いずら」
果南「おはよう。待たせちゃった?」
梨子「おはようございます。大丈夫ですよ」
ダイヤ「ルビィと千歌さんが来てませんね」
鞠莉「言ってる間に来ると思うわ」
千歌「おっはよー!」
曜「おはヨーソロー!」
ルビィ「花丸ちゃん。そのルビィ、ちゃんと本纏められなかった?」
花丸「えっ?昨日みたけど完璧だったよ」
ルビィ「よ、良かったー・・」
千歌「ルビィちゃん、今日花丸ちゃんが早く学校に行ったからその事で心配してて・・」
花丸「そうなんだ・・。心配させてごめんね。ルビィちゃん」
ルビィ「うぅん。花丸ちゃんに用事があったのなら仕方ないよ」
ダイヤ「さて、それでは聴かせてもらいましょうか」
梨子「いきます・・・・」
梨子がピアノを弾く。
そのメロディーの心地よさに聴き惚れるメンバー。
ルビィ「いい曲・・」
曜「うん・・・」
場面がメロディーと共に移り変わる。
内浦の海
作業を行う浦の星の生徒や卒業生達
内浦の緑覆い茂る自然
暖かな人々・・
梨子が弾き終えるとメンバーから拍手喝采が起こる。
鞠莉「パーフェクトね!マリーからは何も言いませんし言えません!」
梨子「ありがとう鞠莉さん」
果南「振り付けも完成してるしね。後は練習あるのみ」
ダイヤ「衣装ももうすぐ仕上がりますわ」
曜「それじゃあ後は記念祭の準備に・・・・」
その必要はないよー
千歌「あっ・・」
千歌ママ「もう、昨日夜通しまでやって仕上げたからね」
果南「そういえば昨日より何だか屋台が多いなーって思ったら」
千歌ママ「皆浦の星女学院が大好きだから」
千歌の旅館では卒業生が貸し切りで眠っていた。
千歌ママ「明日の記念祭。Aqoursはライブの抱負を言うんでしょ?」
ダイヤ「は、はい」
千歌ママ「明日は浦の星を選んだ新入生も多く来るから皆頑張ってね」
千歌ママはそういうと去っていった。
千歌「もう、お母さんってば。変なプレッシャーかけないでよね!」
鞠莉「それで、皆考えたの?」
曜「もちろんであります!」
果南「まぁ、普通っぽいかもだけど」
ダイヤ「へたに難しい事は言わなくていいですわ」
鞠莉「皆大丈夫そうね!それじゃ、明日内浦の皆や新入生にラブライブ!決勝へ向けて伝えましょう!!」
aqours「オーー!!!!!!!!!」
祭りは大盛況だった。
新入生はもちろん沢山の人々が祭りで笑顔になり賑わっている。
美渡「焼きミカンいかがですかー!」
よしみ「aqoursの渡辺曜直伝!ヨキそばいかがですかー!!」
むつ「シャイ煮はじめました」
いつき「堕天使の涙。レベルが高くなるにつれ辛みが増えます。いかがですかー!」
一方メンバーは屋上でリハーサルを終えていた。
千歌「後は本番を待つのみ!」
曜「16時からだよね?」
鞠莉「イエス。今15時半だし、そろそろ下りましょうか」
メンバーはグランドに用意されたステージに向かうが、遠回りしてステージの後ろへ行く。
千歌「別にここまでしなくてもいいと思うんだけどね」
ダイヤ「仮にも私達は静岡No.1スクールアイドルaqoursなのです。会場の真ん中を歩いてみようものならパニックも有り得ますわ」
千歌「そうなのかな?」
曜「実は梨子ちゃんと会場内の偵察を変装しながら行ったのであります!」
梨子「変装したといっても帽子と眼鏡かけたくらいなんだけどもね・・」
千歌「どうだったの?」
曜「ダイヤちゃんの計画通り、確かに遠回りするのが正解だと思う」
梨子「新入生や内浦以外のお客さんも含めて私達のグッズ持ってる人達が沢山いたよ」
花丸「マル達、思ってる以上に・・」
ルビィ「スーパースター・・?」
善子「そんな大それたものじゃないでしょ?」
果南「けど、肝に銘じた方がいいかもね。普通の女子高生生活を送るのは難しくなるって」
善子「大袈裟な事言わないの!」
鞠莉「マリーはどんどん宣伝しようかと思ってたのだけれど・・」
千歌「ちょっと鞠莉ちゃん!」
梨子「普通の学生生活送れないようになるじゃないの!」ハワワ
曜「そうなの?」
果南「まぁ、曜は飛び込みの方でも有名だから慣れてるか」
ダイヤ「お話はここまで。さぁ、着きましたわよ」
むつ「あ、きたきた!」
千歌「あれ?むっちゃん達。屋台は?」
いつき「売り切れちゃったんだ」
よしみ「ヨキそばもシャイ煮も堕天使の涙もあっという間に売り切れてさ!」
むつ「思ってた以上にここに早く来れた訳」
善子「あの味を理解するリトルデーモンが多くいるとは分かっているな」
花丸「素直に嬉しいって言えばいいのに」
ルビィ「善子ちゃんは感謝出来ないから・・」
善子「そんな訳ないでしょ!!」
むつ〈ご来場の皆様。今日はこの浦の星記念祭に来ていただき誠にありがとうございます!〉
むつ〈いよいよラブライブの決勝も近付いてきています。もう分かってるかな?皆様お待ちかね!浦の星女学院スクールアイドルaqoursの登場です!!〉
大声援が聞こえる。もはや、aqoursはただの一スクールアイドルじゃない。
静岡でNo.1のスクールアイドルなのだ。
千歌「行こう!!」
千歌達がステージから現れるとこの祭りで最大のボルテージが沸き上がった。
メンバー全員が自信に溢れた表情だ。
千歌「今日はこの浦の星記念祭にお越しいただき本当にありがとうございます!」
aqours「ありがとうございます!!」
千歌「私達aqoursは皆様の声援のおかげで無事決勝へと進むことが出来ました。その決勝へ向けてのテーマを皆で話し合い決めました」
梨子「皆がいたからつかむことが出来たラブライブ決勝」
曜「この内浦の暖かみと皆の思いがあるから」
花丸「aqoursというスクールアイドルが今までよりもっと輝きを増しました」
ルビィ「けれども、私達はまだまだ未熟です」
善子「決勝へ一度は行きましたが全国の高い壁にぶつかり」
ダイヤ「私達はaqoursだけでは敵わないと感じました」
果南「次のラブライブ決勝へ向けて誰にも負けないくらい練習を積み重ねてきたとは思います。ですが」
鞠莉「それでも決勝で一番の輝きを掴めると言われると非常に難儀です。だから」
千歌「皆さんの声援を輝きをアキバドームでも響かせ光らせてほしいです!!」
千歌がそういうと会場が盛り上がる。ライブ当日のアキバドームまでのバスの用意は既に千歌ママ達が用意していると告知しており千歌ママがその事が書かれている紙を持っていた。
千歌「私達のテーマ・・それは・・・!!」
場面変わって部室のパソコン。パソコンにはラブライブ!決勝のサイトのaqoursの項目が表示されていた。
そこの欄にテーマが書かれていた。
私たちの輝き
続く
今回の変更点
①このストーリーでは廃校はひとまずはないので閉校祭ではなく記念祭となる
②記念祭の手伝いに卒業生(美渡や志満や千歌ママなど)も加わる
③千歌や花丸の台詞にWATER BLUE NEW WORLDの歌詞の一部が出ている
④善子の占い、ダイヤのクイズ、ようかなの内浦の海の話等はない
⑤Aqoursは静岡ではNo.1スクールアイドルとして認識されており記念祭は浦の星の新入生含め多くの客が入っている
⑥というより本編が完全オリジナルストーリー
梨子「次回」 果南「光の道」
閉校祭の話は悲しくもAqoursというスクールアイドルが更に優勝しなければならないという思いを背負っていきます。鞠莉の涙ながらの話は辛かった。けど、だからこそAqoursは負けられないという思いが一つになったんだなと。
こちらでは皆の暖かみを感じAqoursは支えられたから今があるんだとメンバーが認識しアキバドームでも皆の声援や輝きが必要なんだと呼び掛ける話に。私たちの輝きはAqoursメンバーだけでなくAqoursを応援する皆の輝きを含め「私たちの」となるお話です。内浦の皆が動いて廃校は免れた。だからその恩返しとこれからの浦の星を更に盛り上げる為にAqoursは優勝を目指すのです・・