ソードアート・オンライン〜空と大地〜   作:クラッカーV

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再会

ダイチside

 

「だぁぁぁ!疲れたぁぁ…………」

 

「なんだこれ………この世界に来てから一番疲れた……」

 

「3日もかかりましたもんねぇ」

 

俺達は今、なんとか体術スキルを獲得したわけだが…………なんと3日もかかってしまった

 

キリトとは一度別れ三人で主街区《ウルバス》へと来ている

 

三人でダラダラと歩いているとなんだかタカが思い出したように言った

 

「そうだ、確かここらへんに初めてプレイヤーが営んでる鍛冶屋があるって聞いたんだけどよ。見てみねぇ?」

 

……………お前も疲れてんじゃねえのかよ

 

「そうだなぁ〜、どうするシリカちゃん?」

 

「私は大丈夫ですよ、見てるだけでしたから」

 

確かに寝てたもんね

 

「んじゃあ行こうぜ!……………て言ってもすぐそこなんだけどな」

 

タカは斜め右の方向を指差す

 

そこにはけっこうな人が集まっていた

 

……………やっぱ始めてのプレイヤーショップだから珍しいんだな

 

「うわ〜、人いっぱいいるな。店員さん見えねえよ」

 

「あ、でも看板は見えますよ。え〜と、《Nezha's Smith Shop》…………ネズハズ スミス ショップ……………ですかね?」

 

ん〜?……………ん?……………

 

「どした?ダイチ」

 

「いや、ただあの綴りだとさ、《ナタク》とも読めるから気になって」

 

まあ違うとは思うけども

 

「ナタク………ですか?」

 

「そ、ナタク。中国の『封神演義』っていう小説に出てくる少年の神だよ」

 

「あぁ〜、そういや前に一生懸命見てたもんがあったな、ウィキペディアで」

 

そう、それ

 

「ダイチさんはそういうのに興味がある人なんですか?ここ一ヶ月一緒にいたけど気付きませんでした」

 

まあそりゃそうだろうね、そんな機会なかったし

 

「いやいやシリカ、ダイチの場合はちょっと違うんだよね〜」

 

………………ちょっと待てタカ、何を言うつもりだ?

 

「シリカは中二病って知ってるか?」

 

「ちゅーにびょう?」

 

「そう、中二病ってのはな?自分は異世界の住人だー、とか俺の右目に宿る黒龍が疼き出した、皆逃げろぉぉ!とか…………あ、違いますよー。中二病の説明してるだけですからー」

 

回りの人に見られてんじゃねえか!

 

「てか待て!お前は俺を中二病だと言いたいのか!?」

 

なんて失礼な奴なんだ!!

 

「ああそうだぜ。だってお前神話とかにドップリ嵌って"ふっ、タカ。俺の事は今日からグランと呼べ"とか言ってたじゃん」

 

「それは中学の時の話だろ!!今は違う!」

 

「他にも"タカ、気を付けろ!………何か視線を感じる"とか"この腕の包帯か?ちょっと色々あってな。今は外せないんだ"とか」

 

「やめろぉぉぉぉぉ!!」

 

やめろ、やめてくれぇぇぇ!若さ故の過ちなんだ、俺の黒い過去なんだぁぁ!!

 

「挙句の果てに"俺の前s「ストォォォォォォォォップ!!」

 

それ以上はやめろぉ。それ以上は駄目だからな、それ以上言ったら怒るからなぁ!!

 

「……………………」

 

ふぅ、黙ったn「"俺の前世は大地を司る英雄だったんだぜ"って言ってたな」…………………

 

「………………タカ?」

 

「何かな?」

 

「……………………殴る」

 

「散開ッ!!」

 

「待てやゴラァァァァァ!!」

 

絶対捕まえてタカの嫌がる事沢山してやる!!

 

「あ!待ってくださいよぉ!!お二人共!」

 

「そこで待ってて!すぐに終わるから!!」

 

ごめんねシリカちゃん、男にはやらねばならない時があるんだ!

 

「あっはははは!俺を捕まえてごらん?俺は風になっているぅぅ!!」

 

「わけわかんねえよ!」

 

俺達は街中を走り回る

 

「筋力値極振りのお前がタンク型なのにも関わらず敏捷値にも振ってる俺に追いつけるわけねえっての!」

 

わざわざ解説ありがとよこの野郎!

 

そして後ろ向きながら走んな!誰かにぶつかる「おわぁぁぁ!?」遅かったか…………

 

「……………つつつ、すいません。大丈夫ですか?」

 

「あ、ああ。こっちこそ前見てなくてすまんかった」

 

「リーダー大丈夫っすか?」

 

……………あーもう

 

「すいません、大丈夫ですか?……………ん?」

 

「ああ、ありがとよ兄ちゃん………………ん?」

 

「どしたダイチ?……………あ」

 

「「「ああああぁぁぁぁぁ!!」」」

 

こ、この人は!

 

無精髭のせいでただでさえ老けてるのに余計に老けた顔!

 

赤い髪は違うが、向こうでもバンダナを付けていた、このSAOを買う時に会った男!!

 

「「遼太郎!?」」

 

「タカ!?ダイチ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜、まあいつかは会えると思ってたけどこんなに早い再会だとは思わなかったぜ」

 

「ホントだな〜。お前さんらは元気してたか?」

 

「してたしてた、タカが元気すぎるんだよね。他の皆は?」

 

『当たり前に元気だぜ!』

 

おお、元気いいねぇホントに

 

俺達は遼太郎、もといクラインとその仲間達に出会って今現在

 

「それで?お前さんらのお仲間とやらは何処に居るんだ?」

 

「えぇっと、あ、居た。おーい!シリカー!」

 

タカが階段に座っているシリカちゃんに手を振る

 

シリカちゃんはそれに気付いてこちらに走り寄ってきた

 

「タカさん、ダイチさん。もう、何処にいってたんですか!急に走り出して!」

 

俺が悪いんじゃないんだよ。全部悪いのはタカなんだよシリカちゃん

 

「ごめんごめん。ダイチがあんなに怒るとは思わなくて」

 

「嘘付けお前、絶対怒らせるつもりあったよな?」

 

「おいおい、俺がそんなことする奴だとでも?」

 

「思う」

 

「そんな馬鹿な!?」

 

何故そんなにも心外そうな顔が!?

 

「あっはっはっはっ。やっぱお前らは面白いな!」

 

「?こちらの方々はどちら様ですか?」

 

「ああ、この無精髭はりょ………クラインだ。んで、その後ろにいる人達がクラインの愉快な仲間達、一緒に並んでSAOを買った仲なんだぜ?皆いい人だから安心してくれ」

 

「そうなんですか。私、シリカっていいます。よろしくお願いします」

 

「お、おお」

 

『よろしくね〜!』

 

………………なんだ?クラインの反応が………まさか!

 

「タカッ!」

 

「ああ、わかってる!」

 

シュバッ!

 

俺達はシリカちゃんとクラインの間に壁になるように立つ

 

「な、なんだぁ!?お前ら」

 

「ど、どうしたんですか?」

 

シリカちゃん、大丈夫だ。安心してくれ

 

「クライン…………まさかてめぇ、ロリコンだったのか。シリカに手を出したらいくらてめぇでも許さねえぜ」

 

「クライン…………、俺達は人の性癖をどうこう言うつもりはないがそういうのは控えるべきだぞ」

 

「お前ら失礼すぎるだろ!?ていうかどっからそういう話になったんだよ!!飛躍しすぎだろうが!」

 

「え?違うのか?」

 

「マジかー、違うのかー」

 

反応から見ててっきりロリコンなのかと思った

 

「リーダーは彼女いない歴=年齢だから、女の子に免疫ないんだよ」

 

あ?そうだったの?

 

「お、おい!余計なこと言ってんじゃねえ!」

 

『あははははは!』

 

………………なんか、楽しい人達だよなホント

 

「……………さて、なあクライン。俺達はもう帰って寝たいんだがそっちはどうする?まさか未成年を飲みに誘うなんて事はねえよなあ?」

 

「何言ってんだ。この世界じゃアルコールの1%も入らねえじゃねえか」

 

「そりゃもっともだ。んで、どうすんの?」

 

俺としては帰って寝たいんだが……

 

「ああ、俺達も今日は宿に帰るさ。明日一緒に狩りにでも行こうぜ。ほれ、フレンド登録」

 

俺達にフレンド申請が来る

 

全員とフレンドになってその日は解散となった

 

……………あれ?何か忘れてなかったか?

 

………………あ!………まあいいや、疲れたし。今日はクライン達にも再会できたし、許してやるとしようか

 

さあ、明日から3日遅れた分しっかり頑張らないとな!忙しくなるぞ〜!

 

ダイチside out




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