ソードアート・オンライン〜空と大地〜   作:クラッカーV

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今回短いです


青い龍

 

ダイチside

 

「………これ、どこまで続いてるんですかね?」

 

「さあ、でもけっこう来たよな」

 

二つに分かれた洞窟のうち、左の穴に入った俺とシリカちゃん

 

もうけっこう奥まで来たんだけどな……

 

「何処かでタカの入った穴と繋がってればいいけど……、モンスターも出てこないし」

 

「きっとタカさんも大丈夫ですよね!」

 

「ああ、そうだな!」

 

俺達は微笑み合う

 

こっちにモンスターが出てきてないんだから向こうも安全だろ!

 

ダイチside out

 

 

 

 

 

タカside

 

「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ドドドドドド!

 

よ、よう俺タカ!洞窟の中を歩いてたらなんか宝箱見つけたから開けてみたらどデカイ岩が転がってきやがった!随分とスタンダードな罠だなこの野郎!!

 

「おおおおおお!どこまで俺は走ればいいんだぁぁ!?」

 

とにかく走るしかない!……………おお!あんなとこに段差が!これでこの地獄からおさらばできるぜヒャッホイ!

 

「とうっ!」

 

シュタッ!

 

…………ふっ、たかが1m程の段差。俺にかかれば楽に越せ「ガガッ!」………ん?

 

「…………ふっ、登れねぇだろうなぁ、ああ登れねぇだろうよ!!だってただの丸い岩だものぉ!」

 

はっはっはっはっ!俺の勝「ガゴンッ!」………ち?

 

……………はぁ!?超えてきた!?てか今跳んだぞおい!

 

「っ!呑気なこと言ってる場合じゃねえ!」

 

くっそ、なんなんだこの岩!

 

 

 

 

 

ドドドドドド!

 

「くっそぉ、どこまで行きゃいんだ!」

 

さっきからずっと走ってるぞ!?…………!あれは、出口か!?光がある!

 

俺は出口らしきものに向かってラストスパートをかける

 

「うおおおおおっ!」

 

そして跳ぶっ!

 

俺は着地と共に転がり態勢を立て直す

 

俺が出た場所は円形に拓けた草原のような場所だった。上には青空が広がっていて、ドラゴンの像が円に沿うように内側を向いている。まさにドラゴンの間、みたいな感じだな

 

「っ!岩は!?」

 

俺が振り返ると同時に岩は広場に入ってきた。そして止まる

 

「………止まった?」

 

どうしたんだ?何かに引っかかったとか?いや、ねえな。段差さえ跳び越えてきたんだからな

 

俺は少し様子を見ることにした

 

「………………」

 

ビキ………ビキビキ……

 

!?岩に亀裂が入り始めた!?

 

岩の亀裂はどんどん広がっていく、だが何かおかしい。亀裂の入り方がだ

 

何かを形どる様に…………

 

ビキビキビキビキ…

 

そして亀裂の所から勢い良く岩が開かれる

 

『グオオオォォォォ!!』

 

それは………ドラゴンだった

 

「はぁ!?マジかよ!」

 

ドラゴン!?この層にドラゴンなんていたのか!?レベルは大丈夫だろうし三人ならまだ勝機はあるかもしれんが、一人じゃさすがにキツそうだぞ!!

 

「こんな所でゲームオーバーとか嫌だぜ俺!」

 

俺は剣を構えて相手の様子を見る

 

ドラゴンもこっちを見ている。すると急に羽を広げ空を仰ぎ見て鳴き出した

 

『クオォォォォ……』

 

「…………あ?何してんだ……!」

 

そして鳴いていたドラゴンが光だした!

 

『…………ォォォォン』

 

鳴きやんだドラゴンの体から光は消える。そこにはさっきまでの岩のドラゴンじゃない、綺麗な青色をした小さくなったドラゴンがいた

 

「色が変わった!?」

 

しかし、綺麗だな……………はっ!見惚れてる場合じゃねぇ!

 

「……………」

 

「くっ、やろうってのか」

 

再度剣を構え直す

 

『クゥゥゥン?』

 

首を傾げるドラゴン。くっ、可愛いと思ってしまった俺がいる!

 

しかし、なんだこいつ。攻撃してこねぇ、こいつと俺のレベル差は……

 

「あ?」

 

おかしいな。なんでこいつのカーソルは黄色なんだ?モンスターは赤色のはずだろ

 

『クゥン?クゥゥゥン』

 

ドラゴンは顔を俺の足に摺り寄せる。…………可愛いな

 

すると俺の前にシステム窓が出てきた

 

【クエスト、"青き龍の夢"を受けますか?】

 

クエストログ?まあ、一応受けるか

 

【名前を決めてください】

 

は?名前?わけがわからねぇ。まあ、でも

 

「名前をつけるなら、そうだなぁ」

 

綺麗な青色をしてるから………まあ単純すぎるけど

 

「ブルー、かな」

 

俺が言うと同時に俺の視界に違和感が生じる。目を逸らして見てみると、俺のではないHPバーがあった

 

てかダイチ達とのパーティが解消されてやがる。いつの間に?

 

『クォォォン!』

 

「うおっ!?」

 

ドラゴンが鳴く。てかあれ?もしかして仲間になった!?

 

「なあ、仲間になったであってる?」

 

『クォ!』

 

……………どうやらそうみたいだな

 

「そっか、ならこれからよろしくな!」

 

 

 

 

 

 

この時の俺は知らなかった

 

クエストの結末が、あんなことになるなんて

 

 

タカside out

 

 




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