ソードアート・オンライン〜空と大地〜   作:クラッカーV

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一緒に戦おう

タカside

 

「………………」

 

これはマズイ、ひじょうにマズイ俺の目の前にはデカイ斧を携えたドラゴンナイト

後ろにも俺の手を抑えているドラゴンナイト

更に周りにもドラゴンナイト、更に更に目の前の奥にはボスらしきドラゴン

 

「(数は100以上はいるな)」

 

しかもボスらしきドラゴンはそこら辺の奴よりもずっと強いだろう

 

「将棋で言う、詰みってやつか。流石の俺もこれは諦める他ねえ」

 

視界が霞む

 

「ちくしょう………まだ、やりてぇこといっぱいあんのになぁ……」

 

斧が振り上げられる

 

「ダイチ、すまねえな」

 

目を瞑る。涙が頬を伝う

 

「先に逝く」

 

ズガァァァァァァァン!!

 

『グルアアァァァァァァァァァァァ!!!』

 

破砕音と、聞き覚えのある雄叫びが俺の耳に響いた

 

「……………ブルー!」

 

壁を突き破り現れたのはブルーだった

 

タカside out

 

 

 

 

ダイチside

 

「…………何処だ、何処に行った」

 

くそっ、いない!?確かにここを曲がったはずなのに!

 

「ダイチさん!待ってください!」

 

シリカちゃんに手を掴まれ止められた

 

「少し落ち着いてください!どうしたんですか!?」

 

「嫌な予感がするんだ。あの竜も気になる。タカも心配だ!」

 

だから早く行かないと。あの竜を追いかければタカにも会えると思うんだ

 

「…………わかりました。急ぎましょう!」

 

「ああ!」

 

ダイチside out

 

 

 

 

 

 

タカside

 

『ラアアアアァァァァァァァ!!』

 

ブルーはブレスを放ち軍勢を焼き払う

 

そして俺の前で降り立ち、見下ろす

 

「ブルー………ありがと、助けてくれて」

 

『無事で良かった。友よ』

 

……………喋った。ブルーは喋れたのか

 

『王子、貴様どうやって牢から抜け出したのだ!』

 

ボスらしきドラゴンだ。あいつも喋れたのか

 

そういえば映像で普通に喋ってたな

 

『鍵を開けてくれた人間がいたのさ。僕はその人のおかげで出ることが出来た』

 

人間?………まさか、ダイチとシリカか?

 

『くっ………。貴様ら、殺せぇ!!骨も残すな!』

 

キシャァァァァァ!!

 

やべぇ、ドラゴンナイトの軍勢が押し寄せて来た!

 

『…………友よ』

 

「……なんだ?」

 

『僕と一緒に戦ってほしい。…………もし、一緒に戦ってくれると言うのなら』

 

ブルーは手に光を集める。そしてそこから一振りの剣が現れた

 

『この剣を、手に取ってくれ』

 

そして差し出される剣

 

…………そんなの、最初から答えなんて出てるさ

 

「ああ、一緒に戦おう」

 

俺は剣を握る

 

『ありがとう』

 

それと同時にブルーが光に包まれる

 

『……GURUOOOOOoooooooOOOOOooooooo!!!!』

 

光から現れたのは、鎧を着け、剣をその手に握るブルーだった

 

『OOOOOooooooo!!!!』

 

ブルーが剣を一薙ぎすると、ドラゴンナイトは埃を吹き飛ばす様にポリゴン片となっていく

 

「うおおおぉぉぉ!!」

 

俺も負けじと剣を振るった

 

…………この剣、アニールブレードより強いかもしれない。一撃で削れるHPの量が明らかに多いんだ。敵のレベルが下がってるからかもしれない、さっき敵のカーソルを見てみると、カーソルの色は変わっていた

 

「でも………数が多すぎる!」

 

奥から次々と敵が出てくる。どうやらボスを倒さないと駄目みたいだ

 

ボスに目をやると丁度ブルーと対峙しているところだった

 

『OOOOOooooooo!!!』

 

『AAAAAAaaaaaaa!!!』

 

剣と剣が何度もぶつかり合う。五分五分といったところか

 

「オラァ!どけぇ!!」

 

俺も早く加勢に向かわないと!

 

タカside out

 

 

 

 

 

『…………王子よ、貴様は何の為に戦っている!この状況を見てわからぬか、貴様に勝ち目など無いのだ!!』

 

ガキィン!

 

『僕は友の為に戦っている!!今は亡き友と、今を生きる友の為に!!どんな状況だろうが、諦めるわけにはいかない!僕の友も戦っている。だから僕も戦う!それだけだ!!』

 

ガキィン!

 

『フン、随分と甘いものだな王子!ならばその首、刈り取ってその友とやらに見せてやるとしよう!!』

 

ガキィン!

 

『ぐぅ……!貴様は、絶対に僕が倒す!!』

 

「僕じゃねえ…………」

 

ブルーの後ろに人影が現れる

 

「俺達の間違いだぜ!!」

 

タカだ。タカはドラゴンナイトの軍勢を潜り抜け、ブルーとドラゴンの戦う場所まで来ていた

 

タカはブルーの肩を使い、ドラゴンの頭へ一撃入れる

 

「やっとこれた………。まだまだぁ!!」

 

二撃、三撃と斬撃を打ち込んでいく

 

『GUOOOOOoooooooOOOOO!!!』

 

それに続くようにブルーは剣を横に薙ぎドラゴンを吹き飛ばす

 

『GURUa……………GYEAAAAAaaaaAAAAAA!!!』

 

「さあ…………ここからだぜ!」

 

タカとブルーは剣を構え、そのままドラゴンに追撃をかける。先程の攻撃でどうやらドラゴンのHPバーを一本削ったようだ。ブルーの攻撃で大分減っていたのだろう

 

『舐めるなぁ!!』

 

すぐさま態勢を立て直し空へ飛ぶ

 

『ここからは空中戦だ!下のナイト共は弓矢など持っていないはず、下から狙われる心配はない!僕の肩に乗るんだ!』

 

「おう!」

 

タカはブルーの手に乗り、肩まで行く

 

『友よ、よく聞いてくれ。僕の肩に乗っている状態では戦い難いだろう。無理して戦わなくてもいい、守りに専念するんだ。攻撃は僕に任せてほしい』

 

「わかった。気を付けろよ」

 

『…………さあ、これで終わりにしよう。決着を………!!』

 

 

 

 




ボスドラゴンと対峙するタカとブルー、決着はどうなるのか!

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