ソードアート・オンライン〜空と大地〜   作:クラッカーV

5 / 28
迷宮区へ行こう

森のクエストをクリアした三人

 

そこから街は近かったようですぐにトールバーナに着いた

 

三人はトールバーナの街を歩く

 

「ここがトールバーナかぁ、なんかいかにも街って感じだな」

 

「先に来ていたプレイヤーもちらほらいるみたいですね」

 

「そうだな。……もう日が沈む、まずは宿を確保しよう」

 

「その前にシリカの武器だ。……お、あそこみたいだぜ」

 

武器屋のマークがある店の中に入る

 

中は色々な武器や防具が並んでいた

 

「武器が沢山、防具も沢山、ホルンカの村とは違うな。シリカちゃん、何にする?」

 

「えぇっと…………どれがいいと思いますか?」

 

「そうだな…………シリカはトドメをさす場面が多いから…………まあなんでもいんじゃね?」

 

「最終的にそうなんのかよ……まあ一番強いのを買えばいいんじゃないか?」

 

「そうですね、じゃあこれで」

 

シリカは短剣を購入しようとする。

だがそこに後ろから声をかけられた

 

「短剣なら店で買うのはやめといた方がいいよ」

 

「ん?……キリト!昨日ぶり!元気してた?」

 

「ようキリト」

 

「こんにちはキリトさん。短剣を店で買わない方がいいっていうのはどういうことですか?」

 

「迷宮区にいるモンスターがドロップするんだ。ここらへんの店で買うより強いよ。ドロップするモンスターの名前は《ダガーコボルト》」

 

いかにもダガーって感じの名前だ

 

「迷宮区か、明日になるな」

 

「キリトはどこの宿に泊まってるんだ?俺達もそこに泊まろうぜ」

 

「え?え〜っと、街の東にある草原の農家に泊まってる」

 

「農家?宿以外でも泊まれるんですか?」

 

「ああ、泊まれるところはな。農家の二階で家賃は一晩八十コル、だけど二部屋あってミルク飲み放題のオマケつき、ベッドはデカイし眺めもいいし、そのうえ風呂までついて「お風呂!?」うわっ!………ど、どうしたんだ?シリカ」

 

「今お風呂って言いましたか!?言いましたよね!タカさん、ダイチさん。今日から農家に泊まりましょう!今すぐ行きましょう!」

 

風呂という単語を聞いただけでここまでの反応。やはり女の子は風呂が好きな生き物のようだ

 

シリカはタカの服を持ち盛大に揺らしながら言う

 

「あ、ああわかった。わかったから揺らすなシリカ」

 

「あ〜、キリト。その農家ってもう一軒あるか?」

 

ダイチが横目でタカとシリカを見ながら聞く

 

「あ、ああ。もう一軒あったと思う」

 

どうやらあるようだ。キリトは苦笑いしながら言った

 

「行きましょう!キリトさん、連れて行ってください!」

 

そうしてキリトを加え草原へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

「ここだ、俺はこの隣の民家に泊まってる」

 

「案外デカイ……」

 

「はやく泊まる手続きしようぜ……ってシリカがもう行ってんな」

 

着くや真っ先に中に入って行ったシリカ

 

「それじゃキリト。また明日な、明日は一緒に迷宮区にでも行こうぜ」

 

「ああ、わかった。シリカのダガーをドロップさせなきゃな」

 

「そうそう。明日からレベル上げの毎日になるなぁ。じゃあな、キリト。おやすみ〜」

 

挨拶をすませそれぞれの民家に入っていく

 

タカとダイチが中へ入り二階へ行くと、そこは家賃八十コルとは思えないくらいの広さだった

 

「結構広いな。ダイチ、ミルクいるか?」

 

「ああ、サンキュー」

 

ダイチはイスに座りタカにミルクを入れてもらう

 

タカはミルクを飲みながら部屋の探索をしていた

 

「ここは風呂場だから入っちゃ駄目だな……こっちの部屋は寝室で…………あっ」

 

「ん?どうしたタカ」

 

「いや、ベッドが一つしかないからさ。俺達は床か座って寝ることになるのか〜って思って」

 

「そうなのか?だったら仕方ないな」

 

「まっ、仮想世界だからな……ミルクうめぇ、おかわり」

 

タカはミルクを「仮想世界だからいくら飲んでも腹壊さねぇぜ!」とか言いながらを飲みまくり

 

ダイチはそんなタカを見て呆れながらも着々とミルクをおかわりしていき

 

シリカはいつの間にか風呂で寝ていた

 

そうして夜が更ける

 

 

 

 

 

 

「zzz…………不味い、もう一杯!zzz……」

 

「zzz……んぅ、タカ。そんくらいにしとけよぉ……俺もおかわりzzz……」

 

「ぷっ、何寝言で会話してんだよ」

 

「ふふっ……そうですね」

 

呑気に夢を見ている二人、それを見て笑うキリトとシリカ

 

何故キリトがいるのかというと、朝起きて自分の寝泊まりする民家を出て三人の民家を頃合いを見て訪れたという事だ。シリカはというと風呂場で朝まで寝ており、起きて風呂場を出たところをちょうどキリトが訪れたということだ

 

「そろそろ起こすか……おーい!起きろ二人とも!」

 

キリトは二人を起こしにかかる

 

「んぅ……なんだよ正美さん。今日は日曜だぜ……」

 

「…ん………違うぞタカ。今日は土曜だ……」

 

「あれぇ?そうだっけぇ?…………寝よ」

 

「寝るな!起きろ!いつまで寝ぼけてんだ!」

 

キリトが痺れを切らし耳元で叫んだ

 

「「うひゃい!!」」

 

変な声を出して飛び起きる二人。その様はまるで兄弟のようだ

 

「目は覚めましたか?」

 

「お、おお。まだ耳がキーンとするけど大丈夫」

 

「ひでぇぜキリト。鼓膜やぶけるじゃん……」

 

「やぶけねえよ。迷宮区に行くんだろ?」

 

「おお!そういえばシリカの武器を手に入れなきゃな!準備しろダイチ、行くぞ!」

 

「了解、って言ってももう準備はできてる。行こうか」

 

そして四人は迷宮区目指して民家をあとにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが迷宮区か。でけぇ……」

 

「迷宮区は全部で二十階あるんだ。まだ十分の一もマッピングはできてないけどな。…………そうだ。三人とも、スイッチは知ってるよな?」

 

「スイッチ?」

 

シリカが首を傾げる。

そしてタカが一歩前に出た

 

「ああ、あのパソコン使って喋る「それはスケットダンスのスイッチな」

 

すかさずダイチがツッコむ

 

「ああ、あのパンの間にレタスとか「それはサンドウィッチ」

 

「女の子が空を飛んで「それはストライクウィッチーズ」

 

「押せばやる気が「それはやる気スイッチ」

 

「かゆいを英語で「イチー」

 

「…………もう、ネタがない……「いらねえよ!」

 

好き勝手にボケるタカ

 

ダイチは肩を落としキリトとシリカは苦笑いする

 

「さて、行こうぜ。油売ってる暇ねえよ」

 

「誰のせいだ誰の!」

 

「タカってこんな感じなのか?」

 

「は、はい。まあいいじゃないですかダイチさん。タカさんのマイペースは今に始まったことじゃないですよ」

 

「そーいうことー♪」

 

迷宮区の中へ入り歩きながら話している。

するとモンスターが現れた

 

「…………ダガーコボルトじゃないな」

 

「行くぞダイチ!そらぁ!」

 

モンスターの攻撃をタカは軽くかわし剣を一閃。タカは後ろに下がり横からダイチが前に出てソードスキルを打ち込む。最後にシリカが前に出てトドメの一撃をくらわした

 

それをキリトは顔を少し驚愕の色に染め見ている

 

「……なんだ。三人ともちゃんとスイッチできてるじゃないか」

 

その言葉に三人ともキリトを見る

 

「え?そうなんですか?」

 

「俺かダイチが最初の攻撃をくらわして、どちらかがソードスキルで追撃、そんでシリカがトドメっていうサイクルはずっとやってるぞ?シリカで倒しきれない時はまた俺に戻っての繰り返しだけど」

 

「シリカちゃんを守りながらレベルを上げさせるにはこれが一番だよな」

 

そう、ここ二日とちょっとで三人は沢山のモンスターと戦ってきた。そのうちに自然に身についたものなのだろう

 

「無意識にやってたのか……」

 

これにはキリトも驚いたようだ

 

それから四人は迷宮区の奥へと進んで行った

 

 

 

 

 

 

 

 

タカside

 

オッス、俺タカ、今迷宮区に来てんだ!

 

ここは草原とかにはいないモンスターが沢山いんなぁ!どんなアイテムがドロップするか、オラワクワクすっぞ!

 

…………とまあ、冗談はおいといてだな

 

「……………はぐれた」

 

ダイチ達とはぐれちまった(キラッ☆

 

今キラッ☆じゃねえよとツッコミを入れようとしたそこの君!君とは仲良くなれるかもしれない!

 

てかしょうがねえじゃん。なんかちょうちょみたいなモンスターがいてよー、そいつ追いかけたらあいつらいなかったんだもん

 

………ん?そうこうしてるうちにモンスターが出てきたな

 

「一人だから慎重に行かないとな」

 

相手はレベル4の亜人、ていうのかな。そんなモンスターだ。名前は《ルインコボルト・トルーパー》、武器は手斧、一人でも十分だな。

 

余裕ぶっこいてキラッ☆とかしてみる。

……………ソードスキルうってきやがったッ!!

 

「うぉう!…………はぁ!」

 

そんな攻撃くらわんぜ!くらえ!システム直伝、《ホリゾンタル》!!

 

「ふっ…………、あとはダイチとシリカが……そういやいなかったぁ!!」

 

やばい!攻撃くらっちまう!

 

「グギャァァ!」

 

奴の攻撃が俺の目の前まで迫る。俺は目を瞑った

 

だけど衝撃はこなかった。恐る恐る目を開けると……

 

「大丈夫かタカ!」

 

ダイチがトルーパーの残り体力を削り切っていた

 

「ダイチ!」

 

来てくれたのか!てかどうしてわかった!

 

「フレンド追跡して来た!シリカとキリトもいるぞ!」

 

ホントだ!後ろから走ってきてる!

 

「大丈夫ですか!?タカさん!」

 

「タカ。無事でよかった」

 

「おお、心配かけてすまんね!」

 

何やら大変慌ててるな。心配かけたようで……

 

「みんな、ホントすまんかった。ごめんなさい」

 

俺は頭を下げて謝った

 

「ったく。この馬鹿!勝手に一人でどっか行ってんじゃねえよ!」

 

「心配しましたよ!」

 

「ホントだよ。あんまり心配させないでくれ」

 

…………マジですいません

 

俺はそこから暫く三人に謝り続けた

 

タカside out

 

 

 

 

「そういえばシリカの武器は手に入れたのか?」

 

「手に入れてるわけないだろ……お前を追いかけてきてたんだから」

 

「マジすいません……ん、モンスターだ」

 

暫くするとまたモンスターが出現する

 

「お、あれは《ダガーコボルト》だ」

 

「まるで狙い澄ましたかのようなタイミングだな」

 

タカとダイチは出現した直ぐにコボルトに向かって行き武器を振り下ろす。あっという間にコボルトは霧散した

 

「………よわっ!」

 

「確かに……なあキリト、こいつの武器大丈夫なのか?」

 

「まあ……売ってる武器よりは強いはずだよ」

 

「ドロップしましたか?」

 

シリカがタカに問う

 

タカはメニューウインドウを開きチェックした

 

「…………あ、あったあった。《アイアンダガー》、か。ほらトレードするぞ」

 

「あ、はい」

 

「(なんなんだこのわざわざ書かなくてもいい描写は)」

 

タカとシリカがトレードしている時にダイチはそんなメタァな事を考えていた

 

「さて、シリカの新しい武器も手に入れたところで」

 

「「レベリングに行こう/迷宮区探検しよう」」

 

「「…………ん?」」

 

それぞれ違う事を言ったタカとキリト

 

「「……………」」

 

二人の間に沈黙がうまれる

 

「レベリング行こう」

 

言い直したタカ。ダイチはというと

 

「(だからなんなんだこの書かなくてもいい描写は!?)」

 

またもやメタァな事を考えていた

 

そして結局レベリングに行くという事になり四人で迷宮区の奥へ

 

途中タカとダイチがどれだけはやくボスの部屋までたどり着けるかという勝負をしようとしたがキリトとシリカが必死に止めたのは別の話

 




シリカの武器出てきました!タカとダイチのには見劣りするかもしれませんがね

次からは原作に入るかな?って感じです。
それではまた次回、感想待ってます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。