原初の大妖ルーミアの旅   作:小鳥

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天地開闢編
天地開闢編


私、球体になっちゃった。

 

え?意味が分からないって?私もだよ‥‥‥。

 

私の目の前には大きくて綺麗な球が浮かんでるし、私の横には二つのこれまた綺麗な球が浮かんでるし、

 

辺りは真っ暗闇だし、もう何が何やら‥‥‥。

 

「さて、お前達もそろそろ目覚めた頃だろう、まずは世界を作ろうか」

 

「はい?世界を作る?なにいってんだこの球体」

 

あら、私としたことがついうっかり思ったことが口に。

 

目の前の球体がいきなりとんでもない事を口走ったからついうっかり。

 

「うん、ああ、うん、自己紹介がまだだったな、我は天之御中主神(アメノミナカヌシの神)、さあ一緒に天地開闢!」

 

天之御中主神、日本神話に出てくる最初の神様。

 

天地開闢、日本神話に出てくる単語、意味は天地創造と同じ様なもの。

 

要するに、チート転生ですね、ok把握。

 

心を静めた所に別の球体から声がかかる。

 

「私の名は神産巣日神(カミムスビの神)です。私は聖なる命を作りましょう。お前達はどうしますか?」

 

ああ、横の球体が命を作るらしい、名前にはもうツッコミを入れない。

 

「じゃあ俺、全ての元素でいいや。‥‥‥ああ名乗りをあげんとな、俺は高御産巣日神(タカミムスビの神)だ、よろしくな。」

 

その横の球体は元素を作るらしい、じゃあこの球体は何で出来ているのだ。

 

「さあ、次はお主の番だ、名前はよ、あ、我は世界の枠を作るぞ、時とか空間とか」

 

アメノミナカヌシの神が急かしてくる、そんな事言われなくても――――――――――ってあれ~?

 

名前が思いだせないぞ~?私の名前がパ二ッシュ、パ二ッシュ。

 

ってふざけてる場合じゃねぇ、私の名前どこ行った。

 

「ごめん、名前忘れた、あと働きたくないでごさる」

 

絶対に働きたくないでござる、転置想像が許されるのは小学生までだよね~。

 

「働いて下さい、4柱しかいないのですから、一番きつい仕事を任せますよ」

 

カミムスビは私に働いて欲しいらしい、嫌だよめんどくさい。

 

「なぁ、働くか働かないかは別として、名前をどうするかを先に話し合おうぜ」

 

タカミムスビは私の名前を考えてくれるらしい、適当で良いと思うんだけどねー

 

「仕事をしない=名前を付けない=自然消滅、これでどうだ」

 

消滅!?それは非常に困る!死にたくないでござる。

 

「ごめんなさい、ごめんなさい調子に乗りました、もう二度と生意気な事言いませんから名前をください」

 

ひぃぃぃぃぃ、死にたくないぃぃぃぃぃ!!!名前付けてぇぇぇぇぇぇ!!!!。

 

「では、全ての闇を司る者として、荒闇大妖神と言うのはどうでしょう?」

 

流石カミムスビ!一秒もかけずにこんな素敵な名前を思いつくなんて!大好き!

 

「良い!凄く良いわ!カミムスビ、私の名前は荒闇大妖神よ!」

 

名乗りをあげた途端、私の廻りに闇が集まり、周囲が晴れていった。

 

私はごく自然な手つきで闇を丸呑みして―――――――――

 

「私は妖怪を作るわよ!今凄く妖怪を作りたい気分なの」

 

高らかに造妖宣言したのだった。

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