原初の大妖ルーミアの旅   作:小鳥

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主神復活編
主神復活編


タカミムスビは何やら真剣に穢された魂を見つめている。

 

カミムスビは神力を瘴気に混ぜ合わせたり、自らの手で触ったりと天上界では珍しい瘴気で遊んでいる。

 

暫くしてタカミムスビ、

 

「ダメだな、俺達の力では到底元の状態に戻す事は出来ん」

 

それにカミムスビが補足を入れる。

 

「穢れを取り除く事も、浄化する事も出来ますが、欠損した魂の修復が厳しいですね」

 

「時間逆行は?それなら問答無用で修復されるでしょう?」

 

「凡人の魂ならまだしもこれは半端に並みから外れた存在だ、時間軸から乖離しているから時間操作は効かない」

 

「下手に才能を持った結果がこれね・・・・・・造化三神に無理なら後は一人しかいないじゃない、分かってるわよね?」

 

「・・・・・・・主神の結界を叩き割る、それ以外に解決方法は無さそうだな」

 

「一応世界全体の巻き戻しと言う選択肢もありますが?」

 

「あぁ、すっかり失念していた、流石の奴も世界線乖離には到っていない様だし、有効だな」

 

「流石に却下よ、もう何億年経ったと思っているのよ、流石に酷過ぎるわ」

 

「では主神に復活戴いて、そのまま魂の修復をお願いしてみましょう」

 

「主神復活ねぇ・・・・・・別に良いけど、結界は何処にあるのよ」

 

主神の結界が何処にあるのか、私にはさっぱり分からないわ。

 

まぁ、世界を余さず包み込む、この私の監視網にすら引っ掛からない様な、本当に碌でも無い場所にあるのは確実だろうけども。

 

「至高天の中心座標に八百万の虚数軸を加えた場所に存在する、お前が感知出来ないのも仕方あるまい、光や闇すら存在しない原始の世界を開闢して作った小世界だからな」

 

やっぱり碌でも無い場所だったわね。

 

「私が簡単に侵入出来る様な場所じゃ無い事だけは分かったわ、どうするのよ?」

 

「あの場所はカオスで出来ている、生半可な力や術式で太刀打ちできるような場所ではない」

 

「この前の無間の闇の創造に使った術式を応用すれば簡単に行けそうだけど?」

 

「大体は同じだか、規模が違うな、お前には全界を覆い尽くす程の力を提供してもらう必要があるし、明らかに俺の処理能力が足りないからカミムスビには強制命令権を行使して代理演算を地上と天上の神々に肩代わりして貰わないと駄目だな」

 

主神ひとつ叩き起すのに此処まで大掛かりな作業が必要なんて・・・・・・結局神でも人間でもやる事は大して変わらないわね。

 

人間は力が弱いが視界も狭い、神は力は強いが視界も広い、結局両者とも苦悩しながら生きているのね。

 

ふふふ、きっと果ての無い神力を持った主神でさえ苦悩する事もあるのでしょうね。

 

でも、足掻く事なら誰でも出来るわ、私一人で足掻いても知れているけど、皆で足掻けば――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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