荒闇大妖之神=少女=闇神
カミムスビ=神王
タカミムスビ=法神
「お゛お゛お゛お゛お゛!!!!!私の力を界に刻み込め!!!」
吹き荒れる魔力、全天を覆い尽くす闇、地獄の結界を突き破り、大地の結界を突き破り、天の結界を突き破り、天上の結界をも突き破り至高天まで一直線に押し寄せる神力!!!
上位の神や悪魔ですら発狂するほどの深く、重い力の濁流が世界の表と裏を覆い尽くす。
程なくして、ついに闇神の力は全界を覆い付くし、闇神は界の結界を破るべく、更に出力を上げていく。
「よし!エネルギーは十分だ、これだけあれば世界を切り開く事も出来るぞ!」
タカミムスビを筆頭に天上の神達の力により、瞬く間に想像する事すら難しい程のエネルギーが一箇所に集まってゆく。
主神の想定外のエネルギーに至高天は闇に染まり、時は壊れ、空間は壊れ、世界軸は壊れ、それでも直、切り開かれる事の無い混沌の壁が軋みながら闇をせき止める。
「まだ駄目なのか!?これ以上は流石にヤバイぞ!!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛妖力全開ッ!!!!、闇力更に1万倍ッ!!!!」
球状に膨れ上がる膨大な妖力はタカミムスビの制御により極太の円柱に変化し、至高天へと突き進む。
再び世界を塗りつぶした闇は再度タカミムスビにより毟り取られ、至高天へと降り注ぐ。
あまりの高負荷についに混沌に穴が空き、カオスエネルギーが世界へと流れ込む。
「させませんよ『天沼矛』お前の出番だよ!」
かつてイザナギ、イザナミに与え、大陸を作らせた功績を持つ矛の
それだけでカオスは分解され、その分光はタカミムスビの手によって、カオスを切り開く為のエネルギーとして再利用される。
「なんとか安定したな・・・ひとまず安心だ」
「私の頭も貸すわ、演算の一部を受け持ってあげる」
「正直助かる、闇の力の制御を任せた」
満足気に頷くと、
「任された!さあとっとと終わらせるわよ!」
闇神はさっそく光線を圧縮し、更に混沌に高負荷を掛けてゆく。
これは闇を司る神だからこそ出来る神業で、いくら智慧の神、智識の祖であるタカミムスビといえど遠く及ばぬ、独立の神域である。
圧倒的に面積効率の増した光線は桁違いの速度で混沌を突き進み、あっと言う間に主神の第一結界に辿り着く。
「第一結界に着いたわ!どうするの?」
「結界は一点集中の突攻撃に弱い、光線を更に圧縮し、回転運動を加えよう」
「了解したわ」
極太の光線は針程の太さに変わり、全体を回転させるのは流石に被害が大きいので先端だけを高速回転させ、ドリルの様に結界を削ってゆく。
「いける!私達の力は主神の結界にも通用するわ!」
手を振り上げ喜ぶ少女にカミムスビが横槍を入れる。
「主神の結界は計三千八百三十一、そして一つ毎でおよそ三百三十三倍に成っているのです」
少女は眼を見開き、
「はぁ!?無茶苦茶じゃないの!そんなのどうしろって言うのよ」
「正当法での攻略はまず無理だ、まずは第一結界を破壊して術式の解析を行う、それから特攻術式を通して結界を破壊する」
「成程ねぇ・・・それでも破壊出来なかったら?」
タカミムスビは両手を上げて、首を振り、『やれやれ、困ったな』のポーズ、
「もうお手上げ、100億年経てば出て来るみたいだし、全員で冬眠でもするか?」
「冗談!何としても破壊して叩き起すわよ!!」
軽口を叩くのを止め、それぞれがそれぞれの役割を全うすべく、精神を磨り減らし作業に没頭する。
その作業と言えば、闇神は闇の力の制御、エネルギーの変換、法神は分光の剥ぎ取り、結界の解析、神王はカオスの分解、といった具合。
程なくして、タカミムスビ、
「よし!よし!結界の解析が終了した!特攻術式の構築開始・・・構築完了!これより特攻術式を展開する!」