「ふふっ私ってやっぱ最強ね!」
増えた私の能力達にほくそ笑みながら地上を歩く。
きっと今の私の姿は正しく妖怪の王たる風格と力を持ち合わせたカリスマ溢れる歩き姿‥‥‥カリスマウォークの風格を漂わせているはずよ!
「さぁ、調子に乗っている妖怪をしばきにいきましょうか」
ふふ、妖怪は纏まりの無い種族よ、だから虐めて、私の仲間にするのよ。
「さっそく、哀れな妖怪一号発見」
ふふ、力加減は大切よ、私。
私、最強なんだから。
見た感じ、言葉を持たない下級妖怪だったので問答無用で吹き飛ばして仲間にしたわ。
「ふふ、どんどん行くわよ」
「ハイ、ゴシュジンサマ」
そうそう、彼?には強制的に言葉を頭に叩き込んだわ、妖怪の母ですもの、この位は余裕だわ。
少女弱いもの虐め中‥‥‥
随分と仲間が増えたわ!500万人位!
え?多すぎるって?勧誘に50年掛かったのよ。
ちなみに紫はまだ見つかっていないわ、これだけの妖怪を束ねていたら向こうから現れそうなものなのだけどねぇ‥‥‥。
あと、紫が見つかったら、私が紫に負けたと見せかけて、こいつらを紫に押し付けるから、私の真名は明かさずに、適当な名前を名乗っているわ。
「暗黒帝王様、お客さまです!」
そうそう、暗黒帝王だったわ、かっこいいでしょう?
「通しなさい」
ガチガチに固まった彼は私の言葉を聞いても暫くの間、固まったままだったわ、可愛いわね。
それはそうと、お客様って誰かしら?タカミムスビあたりかしら?一柱は寝てるし、一柱は敵対?してるし。
きっとタカミムスビよね!たぶんオモイカネを産みました~とかのうざい報告に違いないわ。
「こんにちわ、小さい皇帝さん」
ゆかりんでした。
え?なんでこのタイミングで?50年掛かった私の苦労は?
いや、魔法を使えば一発だったんだけど、魔法を使うと何となく負けた様な気がして‥‥‥。
って!そんな事はどうでもいいのよ!ようこそゆかりん!あなたに全部押し付けて私は旅にでるわ!
「開幕から随分なあいさつね、身の程を考えなさい」
「そのままの言葉でいたしますわ、皇帝さん?」
ゆかりんは流石にぶれない、それでこそゆかりん、私の最高傑作!
「月が綺麗ね、良く見ておきなさい?後悔するわよ」
いきなり口説かれた!?いや、待て待て待て、この世界に夏目漱石はいない。
これは、挑発よ!後悔という所から私を殺す気だわ!
ゆかりんってこんなに考えが浅かったかしら?
大した年数を生きていないから原作のような老獪かつ狡猾な考えが出来ないのかしら?
まぁ、私がやることといえば頭に付けてる王冠を紫に投げつけて、サッサと転移魔法を発動させることよ。
闇を散らせば世界の果てまで涅槃寂静以下の時間で移動できるけど、使わないわ。
「後でたっぷり見ておくわ、受け取りなさい」
王冠を無造作に投げつけ、無言で転移を済ます。
王冠に洗脳魔法を掛けて置いたから紫はそのまま人間に喧嘩を売るはずよ
私の部下達は王冠を持つ=主と考えているから支配体制も問題ないわ。
‥‥‥若干紫がアホの子だったから不安が残るけど、まぁ大丈夫よね。