錬金術師世に憚る   作:みずのと

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第10話 エ・ランテル

 

「いい村だったなぁ」

 

 雲一つない青空の下、ヘルメスはガゼフやエンリ、村人らに盛大に見送られ、カルネ村を後にした。

 いずれトブの大森林での素材集めの為に戻ってくる予定であったので、村の中に設置させてもらったグリーンシークレットハウスはそのままだ。

 ヘルメスは、エンリの母親に作ってもらった兎の肉を使った贅沢なサンドイッチを頬張りながら、徒歩でエ・ランテルという都市に向かう。

 《飛行/フライ》を使用しないのは、現実世界とは異なり自然溢れるこちらの世界の景色を眺め、所謂『旅』というものの気分を楽しみたいと思っていた為だ。

 この世界に来て、やや飛ばし気味では無いかと思える程に沢山のイベントが起こったカルネ村を去るのに、少しだけ寂しさが募る。

 ガゼフとは、いずれ王都で会おう――報酬の受け取りもある――と固い握手を交わし、エンリは涙を流して別れを惜しんでくれた。

 

 ズボンのベルトに括り付けた布袋に手を触れると、ちゃらりと硬貨の擦れる音が鳴る。

 ユグドラシル金貨しか持たないヘルメスは、村長にお願いして同金貨を少しだけ両替してもらい、この世界の通貨を手に入れていた。

 通貨はすべて歪な形の銅貨で、片面に車輪、裏面にシンボルが彫られており、譲り受けたのは500枚程だ。

 王国における所謂安宿の宿泊費が1日7銅貨くらいという話であったので、それなりの額を持っている計算になる。

 ちなみに通貨に関してはざっくりとしたものだが、価値の高い貨幣から順に、

 

 1白金貨=10金貨

 1金貨=20銀貨

 1銀貨=20銅貨

 

といった具合の価値で、流通しているという。

 露店で売られている焼き串等の相場が1銅貨位との事なので、日本円換算で1銅貨で約200~300円くらいであろうか。

 エ・ランテルに着いたら、早速仕事を探さなければならない。

 いちいちユグドラシル金貨を鋳潰したり、両替していては面倒この上ない。

 

 ヘルメスは、右手中指に嵌められた指輪、世界級(ワールド)アイテム『賢者の石』を眺めながらも歩を進める。

 虹色に光る石が、陽の光を受けて眩しく輝いている。

 

(それにしても、思わぬ収穫だったなぁ。露店で購入した『がっかりストーン』にこんな便利な能力が備わっていたとは)

 

 ユグドラシル時代、大した能力を持たない外れアイテムであった筈の賢者の石は、昨晩に謎の覚醒を経て、驚異の能力を獲得していた。

 曰く、『未知の理を術者に授ける』という。

 恐らくは、単なる雰囲気を出す為のフレーバーテキストであったその一文は、この世界では言葉そのままに適用され、未知の理を『ユグドラシルには存在しないスキル・魔法に類する現象』として解し、所有者にその知識・能力を付与する、というとんでも無い効果を発揮する事となった。

 ただし、テキストの頭には『錬金術を極めた者が持つことで真価を発揮する』とある事から、ヘルメス以外にはこの指輪の効力を発揮できない事が推察出来る。

 

(おそらくは古代の錬金術師(エルダー・アルケミスト)職業(クラス)持ちである事が条件なのかな?)

 

 現在指輪には、ニグンから写し取った『召喚モンスターを強化する』という異能(タレント)が宿っている。

 効果としては正直微妙であるが、召喚士でも無いのに召喚強化のスキルをデメリット無しで修得出来たと思えば、かなりのお得感がある。

 もしかしたら、複数のタレント、この世界固有のスキル、魔法等、様々なモノを修得し、更には自身の錬金術スキルと組み合わせ、それらをマジックアイテムに宿らせるといった事も可能かも知れない。

 ここ数日、まともに生産活動を行えていないヘルメスは、効果実験を含め、やりたい事がどんどんと増えていくこの状況に内心興奮し、ユグドラシル時代の終盤にはややマンネリ化していた創作意欲が大いに刺激されていた。

 昨日は血生臭い事が立て続き、嫌な思いをする事もあったが、今朝の目覚めと共にそれらは記憶の隅に追いやられ、これからの日々に思いを巡らせるヘルメスは明るい気分で舗装もあいまいな野道をただひたすらに歩いていく。

 

 人間種であり、カルマ値が中立のヘルメスは気付かない。

 異形種のそれとは異なり、緩やかではあるが、現実世界の頃の自分と少しずつ乖離していく自らの精神性に。

 人を殺したという事実に何の感情も生まれていない事実に。

 緩やかであるからこそ、その違和感に気付けない。

 ただ目の前にある無限の可能性に心を躍らせ、エ・ランテルへと向かうその足取りは軽やかであった。

 

 

 

 

 

 

 エ・ランテルはリ・エスティーゼ王国の東、トブの大森林の南端から離れたところに位置する三重の城壁に守られた城塞都市である。

 現国王ランポッサ三世の直轄領であり、王国、帝国、法国にとって中間点となる地理的な要所となっている。

 

 ヘルメスは、一夜の野宿を経てエ・ランテルに到着、今は巨大な関所の門前に立っていた。

 馬車を引く商人や、武器を帯びた冒険者と思しき人間達が引っ切り無しに出入りしており、なかなかの賑やかさを見せている。

 エンリらから聞いた話では、闇妖精である自分は非常に目立つであろうとの話であった。

 カルネ村では割とすんなりと受け入れられたヘルメスだが、この世界では種族による住み分けが基本であり、人間は人間、亜人種は亜人種でそれぞれ集まって暮らしているのが普通なのだと言う。

 その上、法国や帝国では森妖精(エルフ)が奴隷として存在し、そういった偏見の目に晒される事も多いだろうと忠告は受けていた。

 幻術による人間への擬態も一考したのだが、「面倒臭い」という一番の理由と、看破された時のリスクを考慮して取りやめた。

 

(それにしても奴隷ね……実際に会ったら同族意識から可愛そうとか思ってしまうのか……はたまた嫌悪感を抱いてしまうのか。ちょっとだけ気が重いな)

 

 商売として成立している以上、ヘルメスが口を出す事は出来ないのであろうが、幸いにしてここリ・エスティーゼ王国では奴隷制は廃止されたとの事なので、その心配はなさそうである。

 案の定、関所では珍しい人種であった事から、簡単な尋問を受ける事となったが、通行料を支払い出稼ぎである旨を告げると()()()()通過する事が出来た。

 ヘルメスの装備品を見て、勘ぐってきた魔法詠唱者の監督官がいたが、無詠唱化した《人間種魅了/チャーム・パーソン》で事なきを得る。

 魔法万々歳である。

 

 今日1日は観光に充てようと考えていたヘルメスは、王国随一と謳われる大都市をふらふらと見て回る。

 露店で羊肉の串を1銅貨で購入し、串を齧りながら露店を冷やかす。

 中世を思わせるレンガ造りの町並みは、見ているだけで楽しく、活気あふれる市場や、壁伝いに並ぶ露店に目を回しそうであった。

 商人、職人、冒険者、様々な人々が忙しなく行き交うが、ふと魔法詠唱者の姿がほとんど無い事に気付く。

 

(もしかして魔法詠唱者の絶対数がこの世界には少ないのかな。そういう意味でも目立ってたりして……とりあえず、もうちょっと大人しい服を買おうか)

 

 ヘルメスはフードを目深に被ってはいたが、すれ違う者皆が自分を不躾に覗き見、振り返るのに気付いていた。

 闇妖精である事も理由であろうが、いかにも魔法詠唱者然とした自分の姿は不気味に映りそうだ。

 手持ちの装備では、遺産級(レガシー)以上でしか揃えておらず、また見た目も派手なものしか無い為、適当な服屋を探すことにした。

 防御力や効果については、極端に落ちると予想されるが、郷に入っては郷に従えという言葉もある。

 一度広場に戻り、服屋を探して大通りを練り歩くが、文字が読めない為、どこに何があるのか判然としない。

 

(もういいや。適当に入ったれ)

 

 えいや、で木目調の両開き扉を構えた大きな建物に入ると、外の喧騒が遠ざかるのを感じた。

 店内は思いのほか広く、一番奥に受付カウンターの様なスペースがあり、入口から奥に向かっていくつものテーブルが並べられ、まばらではあるがそれらの席には複数人の姿があった。

 皆一様に、皮鎧や鉄製の防具を身にまとっており、ナイフを磨く者、防具の手入れをする者と、様々であったが、何れも堅気とは言いづらい雰囲気を纏った者達であった。

 全員の視線がヘルメスに集中するが、もはや「見る」どころではなく「睨む」と言った方が正確なそれは敵意以外何も感じられない。

 

(絶対、店間違えたわ)

 

 どう見てもアパレル関係の店では無い。

 なんせ客の顔のほとんどに荒々しい傷が走っている。

 完全に場違いの空気を感じ、回れ右をしようとしたヘルメスに声が掛けられる。

 

「あの、魔法詠唱者の方……ですよね?」

 

 振り返ると、そこには濃い茶色の髪の毛を短く切り揃え、落ち着いた色合いのローブを着込んだ中性的な少年がこちらを見上げていた。

 その華奢な両手には、種類は不明だが木製の杖が握られており、彼もまた魔法詠唱者である事を告げていた。

 

「えぇ。その通りです」

 

 少年は、ヘルメスの返事を聞いて僅かに苦笑すると、ヘルメスを店外に視線で誘導する。

 ヘルメスは少年に誘導に従い、店の扉を再度くぐって表の通りに出ると、少年に向き直る。

 

「あの……服屋を探しているんですが、何処か知りませんか?」

「え」

 

 少年はきょとんとした表情で此方を見ると、次の瞬間には噴き出した。

 

「えっと……」

「あはは……いえ、ごめんなさい。まさか服屋と冒険者組合を間違えていたとは思わなくて」

 

 変声期が未だなのか少年の声はやや高く、また明るい陽の下で見ると、なかなかの美少年と言える顔立ちをしていた。

 ヘルメスは、申し訳なさそうに声を殺して笑う少年をよそに、文字が読めない事でとんだ恥をかいたもんだと赤面しつつ、冒険者組合という聞きなれない言葉を反芻する。

 少年は、ヘルメスが田舎上りのおのぼりさんである事を察したのか、冒険者組合についての説明をしてくれた。

 クエストの受注、冒険者チームのランク付け、各種情報提供等、冒険者としての活動をサポートする組織であり、ここはエ・ランテルにおけるその組織の支部なのだという。

 

「成程。教えて下さり有難うございます。私はヘルメス……駆け出しですが錬金術を嗜んでおります」

 

 ヘルメスは普段のロールは()()()に、自己紹介をする。

 どんな職に就くにせよ、これからこの町では「下っ端の新人」として働くことになる為、いつもの大仰な「古代の錬金術師」ロールが邪魔になる可能性を考慮してだ。

 普段のロールで振舞うのは、この町で錬金術師として成功してからでも遅くない。

 

「失礼しました!わた……僕はニニャ。ここエ・ランテルの銀級冒険者チーム、漆黒の剣の魔法詠唱者をしています」

 

 ニニャは名乗ると、ヘルメスの顔を伺う様に上目遣いでフードの下を覗き込む。

 随分遠慮が無い子だなと思うが、普段人前には現れないらしい闇妖精が突然現れれば当然か、と特に気にしない事にする。

 

「……何か顔に面白いモノでもついていますか?」

「……ッ!ご、ごめんなさい。失礼でしたね」

 

 ニニャは途端に顔を赤くし、目を伏せながら謝罪する。

 

「あの……すごく立派な装備のお方だったので、ついお声を掛けてしまいました。えっと、この国には魔法詠唱者が少ないですから……」

「あぁ。やはりそうなんですね」

「それと……何かお困りの様だったので……」

 

 ニニャは親切心からヘルメスに話しかけてくれた様だった。

 都会とは冷たい所だ、とは村長の言葉であったが、なかなか捨てたものでは無いじゃないかとヘルメスは感動する。

 

「……実は遠方から来たために、文字が読めなくて。店の看板すら読めずにここに迷い込んだ訳です」

 

 ヘルメスは親指で冒険者組合の扉を指差し、溜息を吐く。

 

「そうだったんですね。あ、では近くの服屋までご案内しますよ。こちらです」

「え、よろしいんですか?何か用事があったんじゃ……」

「すぐ近くですから。仲間と待ち合わせしていただけなので、すぐに戻れば問題ありません」

 

(なんていい子……)

 

 ニニャはヘルメスの横に立ち、はにかんだ笑顔を見せると、服屋までの道中を案内してくれる事になった。

 良い機会とばかりに冒険者について色々と尋ねてみると、彼は快く回答してくれた。

 身の危険は常に付きまとうが、階級を上げていけば、かなりの高収入が期待できる職業である事。

 魔法詠唱者は希少であるため、どのパーティでも優遇され、特に第三位階を使用できる者であれば引く手数多である事。

 自身は第二位階まで到達した銀級の駆け出しであるが、メンバーに恵まれ、これから更なる躍進が目指せそうだ、という事。

 

「ふむ。では、ニニャさんは魔法詠唱者としての大成を目指しているんですね。うん、夢や目標は大事です」

「……目標、というと……少し違いますけど」

 

 ヘルメスの言葉に、何故か先程まで快活だったニニャの表情が曇った。

 

「……ヘルメスさん、はその……貴族に対して、思うところはありますか……?」

 

 ニニャがヘルメスの顔、正確にはフードに隠れた耳元を遠慮がちに見上げながら小声で尋ねる。

 無意識の動作なのだろうが、あぁそういう事か、とヘルメスは察した。

 

「私は奴隷であった事などありませんよ。お気になさらず。しかし貴族ですか……まぁいい身分だなぁ、と思う位ですか。特に興味がありませんね」

 

 ヘルメスは言葉通り、貴族というものには興味が無かった。

 確か、ニグンの話ではこの国の貴族は腐っている、という話であったが、実際の所は見たわけでもないので何とも言えない。

 

「す、すみません!僕ったらなんて失礼な事を……!」

 

 ヘルメスは思うところを述べただけなのだが、ニニャは顔を青くし狼狽した。

 エルフ種は奴隷という世界なのである。

 そして奴隷は多くの場合、貴族の様な資産を持った者達が売り買いする。

 彼は、自身の質問がヘルメスの人格を傷付けるモノである、とでも考えたのであろう。

 

「ですからお気になさらず。……ところでそんな質問をするという事はニニャさんこそ、何か思うところがあるのですか?」

「……」

 

 まだまだこの世界の情勢については分からない事が多い。

 人種的な問題や道徳等、あらゆる禁忌についてヘルメスは未だ無知であると自覚しているが、彼の持つ貴族に対する感情はそれらと密接にある様な気がした。

 それこそ、初対面の筈のヘルメスに話す様な話題では無い筈だ。

 

「んー。止めましょう!この話止め!変な事を聞いてすみませんでしたニニャさん」

「えっ!……えっと、いや、それはこっちこそ、その……」

 

 ニニャは気まずそうに顔を伏せ、今度は耳を真っ赤に染める。

 青くなったり赤くなったり忙しい人だな、と微笑ましく思うが、ころころと変わる表情はまるで女の子の様だ。

 しばしの間、二人の間に沈黙が続く。

 それを破ったのはニニャであった。

 

「あっ!そ、そうだ。僕ですね、こう見えて術師(スペルキャスター)なんて大層な2つ名があるんですよ」

 

 強引に話題を切り出したニニャであるが、自ら話し出したにも拘わらず、照れ臭そうに語りだす。

 

「スペルキャスター?」

「えぇ。所謂タレントってやつでして……例えば習熟に通常8年かかる魔法を4年で会得出来るというものなんです」

「……へぇ。それはそれは、すごい能力じゃないですか」

「はは……まぁまだまだ先は長いですが、魔法詠唱者としては有利に働くタレントだったので、運が良かったんですね」

「……まさに魔法詠唱者が天職という訳ですね。冒険者として名を上げても、こうして話をしてくれますか?」

「止めてくださいよ!あはは……すみません、自慢話みたいになっちゃって……」

 

 ヘルメスは、恥ずかしそうに俯いて横を歩くニニャの頭に軽く()()()

 

「……ヘルメスさん?」

 

 ニニャは頭を押さえて、不思議そうな表情でこちらを見上げる。

 

「失礼。ちょっとゴミが……ふむ、『魔法適性』?」

「あれ?僕タレント名言いましたっけ?そうなんです、魔法の習熟が効率化され早まるというものですね」

「成程成程……えぇ、とても勉強になりました。タレントとはとても奥の深いものなんですね」

「そうですね。……あっ、あそこです。あのお店でローブなんかの服が売っていますよ。正直、今着られているローブより立派なモノはないとおもいますが……」

 

 見ると、レンガ造りの店がもう目の前に迫っていた。

 ニニャは、再度非礼を詫びると、それではと立ち去ろうとする。

 ヘルメスは慌てて呼び止めると、ニニャに自身で青色に加工した下級治癒薬(マイナーヒーリングポーション)を差し出す。

 

()()()()()頂いたお礼です。お納め下さい」

「えっ……!いや、こんな高価な薬、受け取れませんよ!それにお店を案内しただけですし!」

 

 ニニャはポーション瓶を見て驚きの声を上げ、そして頑なに受け取ろうとしない。

 何であろうか、タダより怖いものはなんとやら、とでも考えているのだろうか。

 

「ニニャさん……。これは錬金術師としての私の成果の一つです。それとも駆け出しの錬金術師のポーションでは不安ですか?」

「そ、そんな言い方をされては……分かりました。命を繋ぐ貴重な薬……大切に使わせて頂きます」

 

 多少、卑怯な言い回しをしたが、こうでも言わないと受け取ってもらえそうになかったので良しとする。

 色々としてもらった挙句、そのまま帰してはこちらの気も晴れない。

 ニニャは受け取ったポーション瓶を、大事そうに布に包むと、懐に仕舞った。

 

「そんじょそこらのポーションより効果は保証致しますよ」

「……なんだか悪いなぁ。こんな高いもの受け取っちゃって……」

「まだ言いますか。これは投資です。将来有望な冒険者にお得意先になってもらう為のね」

「はは。それはプレッシャーですね」

 

 お互いに笑いあい、今度こそ二人は別れる。

 もう陽が傾きかけており、辺り一面はオレンジ色に染め上げられていた。

 ヘルメスはニニャの後ろ姿をしばらく眺めた後、案内された服屋の扉を手で押し開ける。

 その手にある指輪は、まだかすかな光を宿していた。

 

 

 

 

 

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