【再建中】気まぐれビルダーのコメディ風、~剣神の記憶を添えて~   作:シイナ リオ

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大地の精霊ルビス様、うっかりを添えて

 そこは、自然溢れる……というか、殆どもう自然しかない世界。

 だが闇の魔力によるものか、空気は重く、とても人が暮らしていけそうにない世界だった。

 

 ――ここはかつてメルキドと呼ばれていた場所。

 遥か昔、この地には固い城壁に囲まれた巨大な町がありましたが、魔物との争いでその全てを破壊され、今や見る影もありません――

 ――あなたが持つ物を作る力で、ここに新しいメルキドの町を作り上げ、アレフガルド復活への第一歩とするのです。 そのためにあなたにはこれを渡しておきま……ぁ……――

 空から一本の旗が……何処からか来た【キメラ】に攫われてしまい、遠くに飛んでしまった。

 

 ――さぁ、取りに行くのです!! その旗を持って、あそこに見える光さす地を目指しなさい。

 先ほどの旗はこの地で魔物と戦った人々が最後まで掲げていた旗なのです!!――

 「ルビス様ぁあああ!! あんた何てことしてくれたんだ!!」

 

 

 その後

 

 「くそ、見失った……ん? 洞窟……?」

 旗を持ち去ったキメラを追いかける中、洞窟を見つけた。

あまり深くなく、奥には宝箱が置いてあった。

 だが宝箱にはドラキー2匹が待ち構えていたように現れる。

これでも眠りに着く前は戦い慣れていた事だけは覚えている。

戦いの基本、相手の攻撃を避けると同時に背後へ廻り込んで攻撃を喰らわせる。

 2匹の体力がなくなり、同時に悲鳴をあげて消えた、

 

 「っしゃ、倒した!! ところで宝箱は……『いのちのきのみ』!!」

 食べると体力を増やしてくれるだけでなく、体力も完治させてくれる。 これは良い物を手に入れた。

 

 喜びながら洞窟の外へ出ると、目の前でキメラが通り過ぎた。

しかも口には『希望のはた』を持っていた……。

 

 「あいつぅ!!」

 追いかけて辿り着いた場所は岩がいくつかある広場。

中央には土や石で作られた高台がある……キメラの巣だ。

そこに『希望のはた』が置かれている。

 

 ある程度登っていけるが、高すぎる所は『土』を重ねて登っていく。

お、やっと手に入れ……。

 

 その時だった……

 

 背中に熱い弾丸……メラが撃ち込まれ、落下する身体。

咄嗟に起き上がると一斉に襲いかかってくるキメラの集団……。

 

 ヤバイ

 

 体力がもう僅かな危機を乗り切るには……

そんな時こそ、先ほど手に入れた『いのちのきのみ』だ。

 咀嚼し飲み込むと、先ほどまでメラを撃たれ、落下して、突《つつ》かれた体力があっという間に回復する。

 

 近くの岩に隠れて観察する。

奴らはメラを撃つ前に呪文を唱える、その時にできる隙と放った後の隙……そして突《つつ》く攻撃も目の前に二連続で突きの動作をするからこれもまた隙となる……。

 

 奴らの一匹がメラを放った瞬間、飛び出して隙ができたそいつを叩く。

一匹が倒されてもそれでも突きを放ってくる奴を避けて叩いて倒す。

そして近くでメラを放とうと呪文を唱える奴も倒した。

 

 こうして、何とか終わった事でやっとキメラの巣の頂上へ向かう。

そこにあったのは『いのちのきのみ』が入った宝箱と本来の目的である『希望のはた』。

 

 ――さぁ、あの地に“希望のはた”を立てれば、光があふれ、メルキド復興の拠点となるでしょう。

急いで戻りますよ――

 「そんな大切な物を【キメラ】に攫われるとか、何やってるのですかルビス様……」

 ――その……謝ります、ごめんなさい――

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