彩side
さて麻弥ちゃんの家の前に来た訳だけど‥いないのかな?
さっきからチャイムを鳴らしてるんだけど、一向に出てこないな。
余りにも反応ないから日菜ちゃんが目にも留まらぬ速さでチャイムを連打して千聖ちゃんに本気で止めれられてたけど‥
イヴ「アヤさん、マヤさん出てきませんね。」
彩「うん、どうしたのかな?」
‥あ!そうだ!確か麻弥ちゃんって今日みたいな休日の前の日は遅くまで機材いじりしてお昼に起きてるって‥
絶対そうだ!
千聖「あら?日菜ちゃんは?イヴちゃん、日菜ちゃん知らない?」
それを聞き私も我に帰る。
あ、本当だ。辺りを見渡してると日菜ちゃんが歩いてきた。
手に針金を持って
日菜「確かこれを‥こうやって!」カチャン!
日菜「やった!開いた!」
千聖「日菜ちゃん?あとでお話しましょう。でも今は麻弥ちゃんに会いに行くわよ。」
日菜ちゃんと千聖ちゃんが入っていった。
えー!日菜ちゃん‥それは犯罪だよ‥でも‥今は仕方ないや。
彩「イヴちゃん、行こっか。」
イヴ「はい!いざ出陣です!」
そう言い意気揚々と入っていった。
多分違うと思うんだけどな〜
麻弥ちゃんの家の間取りは覚えてる。前に来たことがあるからだ。
そして二階に上がり、【MaYa】と書かれたプレートが貼られたドアをノックする。
彩side end
麻弥side
うーん、うん?あ!もう12時っス!?昨日は久し振りに機材チェックが盛り上がってしまって寝たのが3時。こんな遅く起きたらまた千聖さんにお小言言われるっス!
コンコン
うん?誰っスか?確か‥両親は二人とも買い物に‥まさか!?泥棒!?
ええと‥武器武器!よし!右手にスパナ、左手にモンキーレンチを持って‥
ガチャ!
彩「麻弥ちゃーん?起きてr‥」
麻弥「覚悟!」
彩「キャッ!ちょっ!麻弥ちゃん!私d‥!」
パシッ!
千聖「もう!麻弥ちゃん!急に危ないじゃない!」
麻弥「あれ?千聖さん?それに皆さんお揃いで。」
あれ?泥棒じゃなくてメンバーだったっす。ええと‥日菜さん、千聖さん、イヴさんがいて‥あー?彩さんは?
は!?と、いうことは!
私は下を見る。
そこには尻餅をついて半泣きっていうか、ちょっと泣いてる彩さんが‥
麻弥「すすすすいません!」
私はすぐに彩さんの手を取って立たせたっす。
それにしても彩さん‥パンツ丸見えっす。ピンク履いてるんすね。
そこから彩さんは洗面所に崩れたメイクを直しに行って、その間に私はみなさんの分のお茶を入れに行って、彩さんが帰ってきてから話が始まったっす。
それにしても‥千聖さん言うの早いっす‥
千聖「麻弥ちゃん‥単刀直入に言うわ。私達はアイドルよ。アイドルが恋愛ってダメなんじゃないかしら?」
彩「え!?ちょっ、ちょっと千聖ちゃん。応援するって言ったじゃ〜ん。」
イヴ「そうですよ!」
千聖「ええ、分かってるわ。」
麻弥「彩さん、イヴさん。いいんです。それに私なんかには恋愛なんて似合わないんす。」とシュンと落ち込む。
日菜「あ〜あ、千聖ちゃんが裏切った〜!」
千聖「な!?」
イヴ「む!チサトさん!謀反ですね!成敗です!」
彩「今回くらいは大目に見てあげようよ〜」
そうっすよね、自分なんか‥
そう思ってると頭に手の感触が。顔を上げると千聖さんがジブンの頭に手を乗せてたっす。
千聖(さっきのスパナを受け止めた事も、今の頭の上に手を置くのも。昔演技の為に殺陣習ったり、恋愛映画見たりしてて良かったわ。)
千聖「まあ、アイドルである前に私達は女子高生よ。別に好きな人がいようがいいじゃない!」
千聖「さて!日菜ちゃん?リサちゃんから聞いた?TAKUYAって人のこと。」
日菜「ううん。」
イヴ「私ツグミさんから聞いてきました!」
千聖「あら、そう?じゃあイヴちゃんお願いね。」
千聖さんから頼まれたイヴさんが急に机に五円玉を五つ並べだしたっす。なんすか?これ?
イヴ「押忍!的は新井拓弥。花咲川男子高校2年。部活は入ってなくて週4で駅で弾き語りしてるらしいデス!できる楽器はギターとトランペットとキーボード。趣味は楽器とゲーム。好きなものは炭酸飲料、嫌いなものはシナモンの匂いがキツイもの。らしいです!」
千聖「イヴちゃん?別に私達は仕事人じゃないし、新井さんを殺しに行くわけじゃないのよ?」
あ!必殺仕事人ですか。どおりで五円玉ばかり。
日菜「作戦はどうするの?彩ちゃん。」
彩「「え!?私!?ええと‥どうしよう‥」
千聖「とりあえずまず麻弥ちゃんに足りないのは女子力よ!」
麻弥「え!?」
な!?千聖さんそんなはっきり言わなくても。確かにジブンすぐクマ作るし、トリートメントしないし、肌の手入れしないし、化粧しないし、髪ボサボサだし。て、全部千聖さんに言われた事なんですけどね。
千聖「ふふ、麻弥ちゃん。そんなに落ち込まなくてもいいわよ?私達が麻弥ちゃんの女子力を高めるわ!」