フェアリーテイルのエルザがケーキの為に異世界へと行くお話です。
そこでは魔法が使えなくてすごいピンチ
だがそこまでしてなぜエルザはケーキを求めるのか?(エルザだからです)


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ケーキのために異世界へ

俺達はとある一件の依頼書を見つけた。

そうそれがすべての始まりだった。

時は少し戻り、ギルド内にてのことだ。

 

「ナツ、グレイ、ルーシィ誰だ私の大事にしていたケーキを食べたやつは」

「俺じゃねえよ、グレイとルーシィも一緒に居たからなそれよりもエルザ、自分で食って忘れたんだろ」

「はあ!!」

 

俺とグレイ、ルーシィともに委縮する。

エルザの圧が凄すぎる。

 

「誰だ、私のケーキを食べたやつは見つけ出して償わせねばな」

 

そういってエルザはギルドの奥へと進んでいく。

そしてエルザがずいぶんと遠くへ行ったときにリサーナがすうっと来た。

 

「ナツ、ごめん私がケーキ食べた」

「!?」

「だって名前書いてなかったしお姉ちゃんが買ってきてくれたものかと、でもよりにもよってあのエルザのケーキだなんて」

「おまえ、それは今すぐにでも誤ったほうがいいぞ」

「私もそう思う」

 

グレイとルーシィそしてリサーナも同意見だった。

だが俺達は知っているエルザのケーキを取ったものの末路を

 

「いや、駄目だ」

「おいおいナツ」

「それは私もどうかと」

「ちゃんと誤って買ってくればきっと大丈夫だよ」

「それができれば俺だってそうするだが今日のケーキ屋は閉店日なんだ」

「!!」

「諦めんな、リサーナ」

 

グレイの一言いってあたりが静まり返る。

 

「しょうがねえ、それじゃ俺がケーキ食ったことにすればいい、正直本気のエルザとも戦ってみたいからな」

「ほお、その心がけはよしだが私のケーキはどこの誰が食ったんだ」

「わた・・・」

 

リサーナが言おうとした瞬間に俺は口を挟む

 

「ケーキ一つで騒ぎすぎじゃねえのか」

 

するとエルザの顔が真っ赤になり怒る

 

「あのケーキはフィオーレでも三本の指に入るという職人からかったのだ。

しかも値段は一個50000J」

 

値段で一同びっくりした。

リサーナのほうを見ると頷いていた。

それほどまでに美味しかったのだろう

 

「いいやこの際値段はどうということはない、問題なのはフィオーレで五本の指に入る職人が作ったのが食べられなかったことだ」

「その犯人の正体をナツお前は知ってて隠しているんだな」

「まあ、そうなるんだよな」

「その覚悟はよし、死なない程度にボロボロにして償させてから犯人の名前を言ってもらおうか」

「いうじゃねえか、エルザ

だけど俺も昔のおれじゃねえ返り討ちにしてケーキの事は諦めさせてやる」

「だからさっきから言おうとしてたんだけど私がケーキを食べたの」

 

リサーナは正直にいったのだがヒートアップした場の空気が収まらない

 

「ナツ、リサーナが食べたそうだがまあそれは後だ私は今イライラしている」

「気が合うじゃねえかエルザ俺もイライラしていたところだ」

 

そして戦いが始まった。

エルザは鎧を換装で身に着ける

炎帝の鎧

 

「だけど、その鎧の上からならダメージが通るんだよな」

 

火竜の咆哮

火竜の翼撃

 

水神の剣で炎が無効化されエルザにはほとんどといっていいほど届いていなかった。

だったら

 

「モード、雷炎竜」

 

雷炎竜の咆哮

 

「セカンド・オリジン開放」

 

エルザのセカンド・オリジンは魔を切る装備

俺の雷炎竜の咆哮さえも切られ無効かされた。

だったら・・・と思い次の行動に入るとすると突然にルーシィが止めに入った。

こっちにはルーシィが来てやめるように言ったが向こうにはサタンソウル発動したミラが行っていた

 

「ほら、エルザ異世界のケーキですって」

「ほう、それもおいしそうだな、だがこのクエストなんだが怪しくないか?」

「ええそうなの、報酬はケーキだけしかも条件で魔法が使えないとあるのよ、どうするエルザ行くの?」

 

聞かれたエルザは当然の如く速攻で返した

 

「ああ、異世界のケーキともなればさぞおいしいだろう

そこでだ、連帯責任で、ナツ、グレイ、ルーシィ、リサーナ、私が行くとしよう」

「俺は行かねえぞ」

「私もよ、今月ピンチなのもっといい依頼書を」

「はあ!!!」

 

ケーキのことがかかったエルザの前では誰でもすくむ

だがそれすらも何事もなかったようにこちらに来る人が一人。

お前は・・・ジェラール

 

「この依頼には危険が伴うかもしれんのでな、すまないがリサーナ私と変わってもらえないだろうか」

 

リサーナは全力で頷いていた。

 

 

かくして俺達は異世界のケーキを得るために俺、グレイ、ルーシィ、エルザ、そしてジェラールとともに

依頼書に名前を書いた。

名前を書くと俺達は全く見たことがない世界に来ていた。

街の外には草原が広がっており魔物が住んでいる、まあこの辺はフィオーレでも変わらないんだが、よし事は試しだ魔法使ってみようあれが嘘だという可能性がないわけではない

 

「火竜の咆哮」

 

魔法は発動しなかった。

やはりここでは魔法は発動しないらしい

だったらルーシィは来なかったほうが良かったんじゃないかとも思った。

魔法がないと普通の女の子と大差ないからな

 

「なるほどな、ナツ見てみろああやってモンスターを狩るらしいぞ」

 

そういってエルザは遠くにいた青年二人を指さした

1人はベテランそうなやつでもう一人は教えてもらっているぽい

 

「だとするとよまずは剣が必要じゃないか?」

「そんなことしなくても俺達なら腕力でどうにかならないのかジェラール」

「まあそれでもいいがあまり悪目立ちはしたくない、他にもこの依頼を受けているギルドがいるかもしれないからな」

 

いや、それはいないと思ったグレイとルーシィだった。

 

「まずは剣を買うのか、エルザ剣はどんなのがいいんだ」

「そうだな、まず自分によくあう剣だな、下手に長いのを買ったり使いにくいのを買ったりしたら後悔するぞ、私も子供のころちっちゃいくせに凄く大きな剣を買って装備できなかったのはいい思い出だ

いまは当然装備できるがな」

「へえ、そんじゃ俺はこれで」

「こら、ナツそんな適当に選ぶんじゃないちゃんと選べ」

「ルーシィ、グレイ、ジェラールなんなら私が装備を選んでやろう」

 

選ぶっていっても品数少なすぎてえらべないじゃないだろ

俺がそう思っていると

エルザが言った、

 

「店主店の奥にいい剣があるな、それをもらおう五人分だ。」

「すいませんが、その額ではとても買えませんよ」

 

なに・・・ジェラールが居なかったら色仕掛けでどうにかするんだが・・・

ならしょうがない

 

「二本だけなら大丈夫か?こちらは全額だす」

「へえまあ二本だけでしたら」

「よしルーシィお前の分だとりあえずもっておけ」

「そしてこれは私が使う、異論のあるやついるなら出てこい」

「ナツ、グレイああなったエルザは止めようがないここはどうか俺の顔に免じて許してくれないだろうか、

こんなこともあろうかと最低限の装備は買えるようにお金は出さないでおいた」

 

そうジェラールだけ何故か出す金額が少なかったのだがここまで見ての事だろう。

そんなことがあって俺達はゴーンゴーンと音が鳴り響いたかと思うと中央の広場にいた。

 

「ナツ、これって転移魔法?」

「俺はわからねえ」

「ルーシィ、ナツにそんなことが分かるわけないだろ、まあ俺も分からないんだけどな」

「ジェラール気づいたか」

「ああ、こんだけの人数をここに転移させるなんてなんて大規模なことをするんだ、もしこれが敵だとすると相当大変なことになるぞ」

 

そんなことを話していて空に大きな人が映し出された。

まあ色んなことをいっていたが失敗すれば死ぬんだと

 

「キャー、凄い大変じゃない、

あ、でも私達ていつも命がけだし大差ないんじゃ」

「そうだな、ルーシィの言う通りだ」

「燃えてきたぞ」

「ルーシィ、グレイ、ナツ最速で最短で一直線にケーキを取りに行くぞここは第一層らしいがそれが100あるということだ」

「エルザ、そんな単純な話ではない、だが急いだほうがいいのも事実かもしれん、他の物に報酬を奪われるわけにはいかないからな」

 

そして俺達は速攻でモンスター処理しボス部屋前まで来た。

 

「やっぱり殴ったほうが早く倒せるな」

 

剣よりも拳のほうが圧倒的に強かった。

日頃から剣を使い慣れているエルザと腕力はあまりないルーシィはその限りではなかったがそれでも俺、グレイ、ジェラールはそうだった。

 

「ほう、名前が表示されているが異国語の文字は読めん」

「それには同意だな」

「そうね」

「やっぱりみんなそうだったんだな、エルザが当然のように買い物をしているから理解しているものかと」

「いやあれは違うぞナツ、私が理解しているのではなく向こう側が私たちの言葉を理解しているようだった」

「今、そんなことをはなしているばあいではない」

 

状況は今第一層の扉を開け恐らく第二層へと繋がっているであろう扉とそれを守るものがいたというところか

俺以外は皆結構この任務を楽しんでいる流石フェアリーテイルだ

 

「いいこと思いついたぞ、皆」

「どうしたの、ナツ」

「戦いが終わってから話せ」

「だってエルザ1人で余裕すぎだろ・・・」

「そうだな、でそのいいことっていうのはなんだ」

「わざわざ階段を使っていかなくてもぶっ壊せばいいんじゃねえのか」

「確かにな」

「そうね」

「フェアリーテイルといえばそういうところだったな、俺が過去評議員に居た頃も悪い噂を凄く聞いたぞ」

「よし、これを戦いが終わったらエルザに・・・ってエルザもう終わらしたのか」

「まあ、時間がかかったほうだな、で私もナツの意見に賛成だ、遠回りをするのは性に合わん」

 

各フロアにはそれを支える石柱があるはずだそれを壊し続けるとラスボスから俺達の前へと現れるといった感じだ。

一層にはジェラールにいてもらおう

他の奴が来た時に面倒だ。

 

「どうだグレイ」

「なんか赤い文字でて全然こわれねえな、エルザそっちはどうよ」

「私のところも一緒だなということは普通にクリアしないといけないということか・・・私のケーキ」

 

プチンとした音とともにエルザが走り出した。

この世界魔法はないが剣はある、剣があるということはエルザの得意分野だ。

だがストックしておける場所がなくエルザは泣く泣く強い剣の乗り換えしかなかったのだった。

そうこうしているうちに2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・16・17・18・19・20・21・22・23・24・25・26・27・28・29・30

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と半分をわずか30分ほどでクリアした。

よしあと半分、あと半分でケーキが食えるぞしかも異世界のだ、どんな味がするのだろうか

エルザはさらに上へ上へと進んでいき気づけば第100層

敵は攻撃、回復とまあしてくるのだが、それ以上に速いエルザの剣撃によりあっけなく第100層をクリアしそして1万人を人の命を救ったのだという

その後エルザは開催したもの茅場と名乗る人物からケーキをもらった。

「そのケーキを食べ終えたら君たちは元の場所にへと戻るだろう」

そういって茅場と名乗る人物は消えていった。

 

「なんということだ、これは本当にケーキなのか

ふわふわな生地に上質なクリームそしてなによりこのイチゴの美しさ」

 

「あんなエルザ見たことないね」

「だな」

「なんでもさっきの奴が言ってたんだが、ここは”でんのうせかい”?とかで本来ならありえないほどうまいケーキが作り出せるらしい」

「だが」

「それにしても」

「ねー」

「「「エルザ早くケーキ(食べなさい)食べろよな」」」

「ああ、そうだったな」

「エルザ、クリアおめでとう

これで俺が第一層でライバルを抑止していたのも少しは報われたというものだ」

 

だけどこれってもしかしてクリア時間以上に待たされるんじゃねえのかだってエルザの奴まだ一口すら食べてないのに凄い幸せって感じなんだからな

 



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