これから頑張って続けたいと思います。
この世界にはVRゲームという物が存在する。
このゲームはその名前の通り、画面越しでは無く仮想空間に入り込む事によってよりリアルな体験が出来るゲームの事を指す。
数年前にVR技術が確立されて以来、この技術は世の中で色々な事に変化をもたらす事になった。
娯楽であるゲームもその影響を大きく受けた物の一つである。
それが自然な流れであるかの様に様々なゲーム会社がこの技術を利用したゲームの製作に乗り出し始め、そしてそれぞれ違うジャンルのゲームを競い合いながら世界に配信し出したのだ。
これによりVRゲームはその姿を出現させると同時に世界中に一気に広まっていった。
そして今年、ある一つの新たなVRゲームが日の目を見ようとしていた。
そのゲームの名は『Gundam Wars Online』。
脈々と受け継がれてきた有名なガンダムシリーズ、その作品群の設定を題材として生み出された初めてのゲームである。
このゲームでは各シリーズに登場する勢力をそれぞれの勢力として分け、プレイヤーはそのいずれかの勢力に所属しながら互いに闘い、奪い、協力しながら地上を、宇宙を駆け巡る。
ゲーム内での戦闘は機動兵器モビルスーツだけでなく、戦車や戦闘機、はては歩兵としても参加できるようになっており、またプレイスタイルもパイロットとしてのみではなく整備兵としてもプレイする事ができる。
謂わばガンダム世界においての戦争の再現に挑戦したゲームなのだ。
そんな様々なシリーズが混ざり合ったゲーム世界に今、期待を胸に秘めた多くのプレイヤー達が飛び込もうとしていた………。
「いよいよ始まるのか……」
俺、西田真はそう言って今話題の新作VRゲーム『Gundam Wars Online』のサービスが始まるのを今か今かと待っていた。
既に登録も済ませており、準備は万端である。
専用のVRメットを手で遊びながらベットに腰かけている俺は、実は余りこのゲーム、というよりガンダムという作品をよく知らない人間であった。
有名な作品である為、流石に名前くらいは知っていたがあまり興味も湧かなかったので触れたことも無かったのだ。
そんな俺がこんなゲームを始めようとしているのは、大のガンダム好きな友人達の影響だ。
たまたまロボットの対戦ゲームを探していた時にその友人の二人に捕まり、二人の「俺達もやるからお前もやれ」的な意見の元にあれよあれよという間に話が進んで、気が付いた時にはこれを買うことになっていたのだ。
俺も特に括りがあった訳ではないのでその事について文句は言わなかった。
だが、まさかその後に「予備知識の為の勉強会」と称して行われた各ガンダムシリーズのアニメ総集編の上映会に連日に渡って付き合わされる羽目になるとはおもわなかった。
二人の解説付きだったおかげか、ある程度各作品やその機体に関する知識は身に着ける事が出来たがアレは本当にキツかった………。
因みに二人はまだ不満そうにしていたが、俺からすればあれでもう十分お腹一杯である。というかあれ以上は付き合えん。
「そろそろ時間だな」
部屋に備え付けてある時計を見て時間を確認、VRメットを深く被ってベットに横になる。
二人とは一緒にプレイする約束なのでゲーム内ですぐに落ち合う予定になっている。
あまり待たせるのも悪いだろう。
メットのスイッチをオンにして目を閉じる。
そしてそのまま俺の意識は暗転、仮想空間へとダイブしていった。
今回は初めなので文章短めです。