タイトルさ、未来の思い出って。なに?タイガが"日々の"不満を吐く場所で"未来の思い出"の話って
つまり日々の未来の思い出ってことでしょ?ヒビノミライの思い出でしょ?しかもトライガーショットだって。なんだよ、それ
泣かせに来るのも大概にしろよ、ホント。1話の感想を2行あたりで収めようと思ったのに、ボイスドラマの感想こんなに書いちゃってるよ
これFGOとウルトラマンオーブのクロスSSだよ?このままだとFGOの感想ぐだぐだ楽しい、とか、青空レス◯ランにしか聞こえねえ、とかの感想しか出せないよ
まだ1.5部の剣豪とセプテム残してるし2部もロシア突破しただけだぞ。頑張れよ、自分
ああ、こんな長くなってしまってからなんですけど。セイバーさんとライダーさん、近くに置いとくと口調の区別が付きにくい問題が発生してましたが、心眼で見極めてください
「告げる」
カルデアが藤丸達を送る数刻前。ある城内に、1人の女性がいる
「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意この理に従うならば応えよ。誓いを此処に。我は常世全ての悪を敷く者」
目の前には光を発する魔法陣が広がり、何かをしようとしているのは明白である
「されど汝はその眼を混沌に曇らせて侍るべし。汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手操る者」
詠唱の途中、その言葉を発した途端、目の前の魔法陣が発する光が白から赤へと変わる
「汝三天の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」
魔法陣から3つの光の輪が広がり、収束。辺りは光に包まれる
「–––––さい。せん––––」
風を感じる…心地の良い風を。このままこの風を浴びながら、昼寝でもしたくなるような…
「起きてください!立香先輩!」
「起きてよ!リツにい!」
マシュと立花の声が聞こえる…でも悪いけど、この心地よさには勝て…
「セブンさん」
「はい起きた!起きたから!起きたからそれだけはやめて!」
「ん、そうか。寝てるなら乗せて移動しようと思ったが、それならいいか」
「えっ、そ、そうだったんだ…俺はてっきり、ジープに紐を括り付けてオレを引きずり回すのかと…」
「フォウ…フォフォウフォウ…」
「ありゃ、フォウさんもいたのか。マシュのコフィンに紛れたな?というかこれフォウさんも同意してるな?」
「俺をなんだと思ってるんだ?」
「おっ、やっと起きたか立香。お前さん以外は見たから知ってるけどよ、空見てみろ」
「ん…?なにあれ、空に輪っか?」
空…というより、あの感じだと宇宙?よく分からないけど、なにやら輪っかの一部みたいなのが見える
「カルデアの解析はまだだが、おそらくなんらかの魔術式だろう。もちろん、この時代にこんな現象が起きたという記録はない」
「人理焼却に何か関係があるってこと…?」
「まあ十中八九…ってか確実にそうだろうな。ともかく、あれについてはカルデアに任せるしかない。俺たちは俺たちで、やることをやるだけだ。色々と多いからな」
「はい。周囲の探索、この時代の人との接触。それと龍脈の確保に召喚サークルの設置…山積みです」
「ひとつひとつこなしていこう。まずは街を目指そうよ。探索とかこの時代を知るにはちょうどいいでしょ?」
「立花の言う通りだな…よし、移動しよう。荒事にならなければいいけど…」
『ヤッホー、手が空いたから様子を観に…なんで武装集団に囲まれてるんだ!?』
「すみませんドクター!私がフランス語で挨拶しなかったせいです!」
「いやこれそういう問題じゃなかったと思うぞ!?」
「…たしかにこの格好で、休止中とはいえ戦時中じゃ怪しまれても仕方ないか。だがこうなっては仕方ない。ドクター!峰打ちで行くが構わんな?」
『あ、ああ!うん!その世界は隔離された状態だから、何が起きてもタイムパラドックスも彼らとの戦闘で問題も起こらないと思うけど、なるべくそうしてくれ!所長も同意してる!』
「現地人を傷付けるのはまずいもんね!それでいこう!悪いけどマシュとクー・フーリンは待機ね!炎と盾で峰打ちって無理でしょ!」
「まあ、ルーンで火力の調整も出来るっちゃ出来るが、しづらいのも事実だしな。分かったぜ」
「い、いえ!いけるはずです!問題ありません!」
「ホントかなあ!?」
「じゃあ俺とエミヤでほとんど抑える。マシュ、この先こういうことが必要になるかもしれないからな。マシュも頼んだ。エミヤ!」
「了解だ。
エミヤが自身の魔術、投影魔術により両手に剣を装備。戦闘に入る
「あれ、ガイさんは武器使わないの?」
「ああ、先輩たちの力は人間には使えない。それに彼らも、悪意から襲ってきたわけじゃないからな。お前たちを守るためとはいえ、悪意のない存在を傷付けるための力じゃない」
「………そうか。その力、大切にしてるんだな」
「当然だ。心を失った力は、ただの暴力でしかない。先輩たちは、強い力を使うための、正しい心をもってなきゃならないんだ。俺もそれに倣ってるだけだ。行ってくる!」
「……ガイさんの言い方だと、マシュやエミヤは違うって言ってるように聞こえるけど…」
「いや、んなこたねーさ。だったらマシュとアーチャーに援護を頼んだりしないだろうよ。アイツが譲り受けた力は、それほど強大だってことだろうさ」
「……うん。そうだよね。でも、そんな力を持ってるガイさんって、何者なんだろう」
「そうなんだよね。詳しく聞いても、ただの銀河の風来坊としか言わないし…クー・フーリン達は何か知ってるの?」
「ああ、知ってるぜ。アイツの名前はな」
「ん…?ガイさんの名前?それはオレ達も知ってるけど…」
「アイツとこの旅を続けてりゃ、いずれ分かるだろうよ」
「フォウフォーウ」
峰打ちした兵士が撤退し、後を追うとそこは…
「こいつはひでえな…これじゃ砦なんて呼べないぞ」
「外壁はそこそこ無事だけど、中がボロボロだ…しかも負傷者がいっぱい…」
「おかしいな…この時代はシャルル7世が休戦条約を結んだはずだ。いまのフランスで戦争は起こっていない。こんなことになるようなことは…」
「ひっ…!?お前らはさっきの…!」
「すまなかったな。さっきはああしたが、俺たちは敵じゃない。危害を加えるつもりはないから、その武器を降ろしてくれ」
「お、襲って来ないのか…?」
『…峰打ちとはいえ、さっき戦ったばかりの相手をずいぶん簡単に信用するわね。理性を取り戻したか、それとも…』
『戦う気力もないほど萎えきっているか…かな?多分後者だろうね。なにがあったのか聞いてみてくれるかな』
「シャルル7世は休戦条約を結ばなかったのですか?」
「なんだ、知らないのか?王は死んだよ。魔女の炎に焼かれた」
「シャルル7世が死んだ…?しかも、魔女の炎…?」
「ああ…ここにいるやつらほぼ全員が、あの姿を見れば分かる。聖女ジャンヌ・ダルクが蘇ったんだよ。悪魔と取引して、"竜の魔女"となって!」
「ジャンヌ・ダルクが魔女…どういう意味だ?」
「それは…クソッ!やっぱりだ!迎え撃て!奴らが来るぞ!!」
『魔力反応を確認した!この反応は…なんだって!?』
空を見ると、その大きな翼で空を飛び、こちらに向かってくる存在がいくつも見えた。あれってまさか…!?
「ドラゴン!?この時代のフランスに、ドラゴンなんていたの!?」
『そんなわけないでしょ!しかもあれはドラゴンの亜種、ワイバーンよ!もちろんワイバーンも15世紀のフランスに出現したなんて記録はないわよ!』
『竜の魔女…なるほど。その蘇った聖女さまとやらの仕業ってことか?それと、地上では冬木で確認されたスケルトンの反応もある。お前らがどうにかしないと、ここはどうなるかね…』
「ジャグラー、変に不安を煽るようなこと言うな。今回は先輩方の力を使わせて…ん?」
「兵たちよ、水を被りなさい!彼らの炎を一瞬ですが防げます!」
「えっ…!?」
「そこの御方!どうか、武器を取って戦ってください!私と共に続いてください!!」
ワイバーンの出現で混乱に包まれた砦の兵士たちに指示を飛ばす女性が現れた。あの人は…
『ほう。反応が弱いが、そいつもサーヴァントだ。正体は不明だが、好都合だ。兵士たちはあいつに任せて、お前たちはお前たちで迎え撃て』
『ジャグラーの言う通りよ。この状況下で、あのサーヴァントの正体を確かめる余裕はないわ。今はワイバーン達をどうにかしなさい!』
「立香、立花。マシュとアーチャー、キャスターに指示を出せ。俺は先輩方の力で迎え撃つ」
「分かった!アーチャーとキャスターは中距離で迎撃を!」
「アーチャーはある程度片付いたらマシュと一緒に地上を制圧!ガイさんは臨機応変にやってくれるだろうから、それにも合わせて!」
「はい!」
「任せとけ。はっ、お前さんと共闘とはね」
「たまにはこういうこともあるだろう。ルーン魔術の真髄とやら、見せてもらおうか」
冬木の時と違って、エミヤもいてくれてるんだ。負けるものか!
前書き見れば分かると思うんですけど、これ書き始めたの二ヶ月ぐらい前です。ええ、タイガだって折り返しですし、FGOも二回の水着イベントが終わってニューヨークなうです。しかも今回オリジナル要素ほぼ無いです。というか入れようがあんまないから、ちょくちょくカットしてるんですけどね…
まあ、オリジナル要素はもうちょっと進んでからとなりますので、もうしばしのお付き合いを
それと今更ですが、サーヴァントの呼び方についてです
カルデアにいるときや、敵や正体不明のサーヴァントがいないときなど、基本真名でガイさんや立香たちは呼んでいます。それ以外のとき、敵のサーヴァントとの戦いとなるとクラス名で呼ぶようにしています
ところでFateあんま知らない自分の疑問なんですが、アルトリアとかクー・フーリンが真名バレるとマズいってのは分かるんですが、エミヤの場合ってどうなんでしょう?魔術の秘匿がどうたらこうたらとかに引っ張られて〜って感じなんでしょうか?