カルデアの風来坊   作:トライデント

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お久しぶりですー。こっちも投稿しないとね


予兆

「リヨンの町…。たしかに、そう言ったんだな?」

 

「はい。そこにドラゴンスレイヤーがいると…」

 

 

 

マルタの試練を乗り越えたカルデアの一行

次の目的地は、マルタが遺した情報によりリヨンという町へと決まった

 

 

 

「ドラゴンスレイヤー…最強の竜種…。たしか、マリーみたいなはぐれサーヴァントっていうのは、大体はなんらかへのカウンターとして呼ばれるんだったな?」

 

『ええ。その認識で大丈夫よ。マリー・アントワネット、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。両名とも、フランスにおいてその名を遺した、立香達に分かりやすく言えば、歴史上の偉人ということ。これぐらいは分かるでしょう?』

 

「えーと、要するにだけど…。たとえばここが日本だとして、街がピンチに陥ったときに呼ばれる英霊は、織田信長とか坂本龍馬だったり…ってこと?」

 

「カルデアの召喚式は縁召喚を基にしてるって言ってたから…。2人の場合は、場所の縁によって呼ばれたってことでいいですか?」

 

『………。貴方たちもやれば出来るじゃない』

 

「なるほど。ならアマデウスもだが、マリーが来るのは当然か」

 

「フランスのピンチとなれば、私は駆け付けるわ。アマデウス、あなたもでしょう?」

 

「僕?僕の場合は完全に無意識なんだけど。と言うより、マリアは自分から来たのかい?まったくマリアらしい。たしかに英霊召喚ってのは、縁が重要だけどこれほどとは」

 

『はぐれサーヴァントということもあって、知名度補正は入らない…のかな?2人ともまだ産まれてない時代だからというのがあるかもしれないけど。ただ仲間が増えるのは心強いことだ』

 

『ライダー・マルタによると、リヨンにいるサーヴァントは切り札になるそうだ。合流するなら早い方がいい。移動することをオススメするよ』

 

「ダヴィンチの言う通りか。マスター、構わないな?」

 

「うん。マルタが言うには、最強の竜が相手みたいだからね。なら、そのドラゴンスレイヤーは、引き込みたいところだね」

 

「グー相手にはパーってことだね。じゃあ、さっそく出発だね!」

 

「…………グー相手に、パー?」

 

「あー…立花は感覚で言うからさ。致命的な勘違いでもない限り、放っておいてよ」

 

 

 

「…………ジャグラー。頼めるか」

 

『チッ。お前がここに来たもう一つの理由だろ。だがな、実際にその場にいるワケじゃない。明確なことはお前にしか分からないぞ』

 

「分かってる。それと、頼むことは他にもある」

 

『それも分かってる。だから俺がわざわざ観てやってるんだろうが』

 

「………その時は頼むぞ」

 

『へっ』

 

 

 

 

 

 

 

リヨンの町に着くと、そこは…

 

 

 

「街の住民を、怪物に……か」

 

「……ガイにやらせるわけにはいかない。マスター、我々だけで、彼らを解放するぞ」

 

「…何故か、カルデアとも連絡が付かないけど、そうするしかないよね…」

 

「………うん。せめて、安らかな眠りを」

 

 

 

リヨンの町は、リビングデッドの巣窟となってしまっていた。

こうなってしまっては、元に戻すことは出来やしない。倒して、眠らせるしか……

 

 

 

「安らぎ、安らぎを望むか…」

 

「……これをやったのは、貴様か」

 

「私ではない。だが、この町は私の絶対的支配下にある。竜の魔女により、この町は地獄へと。彼らの魂に安らぎは無く、我らサーヴァントに確実性も、ない」

 

「……黒いジャンヌ、か。貴方もサーヴァント…」

 

「然様。人は私を、オペラ座の怪人(ファントム・オブ・ジ・オペラ)と呼ぶ。さあ、君たちは、どうする?安らぎはなく、死者が蘇る地獄となった、この町で」

 

「悪いけど、ぶっ飛ばすよ」

 

「ドラゴンスレイヤー…竜殺しを見つけないといけないんだ。邪魔するなら、突破させてもらう」

 

「竜殺し…竜殺しか……」

 

 

 

何か思うとこがあるのか、竜殺しに反応するファントム

ただ、さっきも言った通り、ここで時間を取るわけにはいかない

人数差とか関係ない。総攻撃だ

 

 

 

 

 

 

「報われない…あまりに報われないが…務めは果たしたぞ」

 

「…もう、喋るのも辛いでしょう」

 

「これは言葉ではない。これは歌だ。聖女ジャンヌ・ダルクよ。おまえの先を嘆き、憂うための」

 

「………心配してる、ということ?」

 

「おまえの邪悪は、おまえ以上に成長した。竜殺しは諦めろ…と、言いたいところであった。そう言うつもりでもあった」

 

「何が言いたい」

 

「果ての果てまで逃げ、運が良ければ、逃げ延びられる可能性はある。邪悪な竜だけであれば、それを薦めた」

 

「……究極の竜種だけではないと、そう言いたいのか」

 

「然様。あの獣は、災いをもたらすもの。邪悪な竜とは別の、災いそのものである。2つが揃ってしまっては、果ての果てまで辿り着くのは当然のこと。ならばせめて、邪悪な竜の明確な対処策である、竜殺しを見つける方が、救いがあるというもの」

 

「………その災いの名は、魔王獣か」

 

「………………然様」

 

 

 

それを言い残し、ファントムは退去していった

 

 

 

「やはり、魔王獣か…」

 

「ガイさん。その魔王獣って、冬木で言ってた?」

 

「ああ。地球を滅ぼそうとする災いそのもの。普通の怪獣とは、違うものだ」

 

「怪獣なら、ブリテンにも現れました。幸いと言いたくはありませんが、我ら円卓の騎士で対処が出来た範囲のものでしたが…」

 

「こっちにも出やがったぜ。ただこっちも、セイバーの時と似た感じだったがよ。となると、ギリシャにも出た感じか?」

 

「ええ、まぁ。ただ直接見たことはありませんから、知識でしか知りませんよ」

 

「日の本はなぁ…それはそれは、多くの怪獣が出たものだ。何か因果を感じるぐらいの、な」

 

「フランスでも出たようだよ。僕たちの時代では現れなかったけどね」

 

「……それらをどうにかしてたのって、たしか光の巨人だっけ?所長が言ってたと思うけど」

 

「ええ。そのように残っているはずです」

 

「じゃあ、ここにもいるのかな?光の巨人」

 

「……………ええ。いるはずです」

 

「それより、竜殺しを探さないとだ。二手に分かれるぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっちは…たしかリヨンって言ってたな。そっちの方に、何かが向かっている感覚が……どうするかな。ショウとも合流したいけど、そっちも気になるな…」




謎の男H、移動開始
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