カルデアの風来坊   作:トライデント

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導入部分のみで。もしかしたら登場人物とかの設定をまとめるかもです


炎上汚染都市ノ章 サーヴァントと風来坊
MISSION Order


遠い遠い銀河の彼方。宇宙のどこかに浮かぶ惑星O-50(オーフィフティ)

その秘境のどこかにそびえ立つ《戦士の頂》に、1人の男が訪れた

 

 

「また新しいミッションか」

 

 

その男は懐から1つの道具を取り出す。その道具の一部分が点滅していて、そこから光が漏れ出す

 

 

『新たなミッションを告げる』

 

 

その光は空に円を描き、宙に浮かぶ。その光の円から声が聞こえる

 

 

「またどこかに危機が迫ってるのか...」

 

『あぁ、キミには別の宇宙の地球に行ってもらう。その地球...いや、その地球に過ごす人類にかつてない危機が迫っている』

 

「地球自体ではなく、人類に?気になる言い回しだな」

 

『こういう言い回しになるのも当然だ。ある者たちの陰謀によって、その地球の人類が絶滅しようとしているのだから』

 

「人類が絶滅...!?それは大変だな...ある者たちということは、首謀者は分かっているのか?」

 

『...そうだ。私にそれを伝えた者は、その危機を既に防いだ後だからだ』

 

「なに...?もう危機は防がれたのか?ならどうして俺を行かせようとさせるんだ?」

 

『たしかにその者は仲間と共に人類の滅亡を防いだ。だが、それまでの犠牲はあまりにも大きかったのだ。何人もの大切な人を失った悲しみは、誰にも癒すことは出来なかった』

 

「......」

 

『そこでその者は願った。せめて別の世界の自分は、誰も失うことなく、みんなが笑顔でいられるように、と』

 

「その願いが、こっちに届いたってことか...だが俺が向かったところで何か変わるとはあまり思えないが...」

 

『...その地球に、魔王獣の存在が確認された』

 

「なっ、魔王獣だと!?その地球には魔王獣がいるのか!?」

 

『願った者の宇宙の地球と、その別の宇宙の地球とは異なる部分がある。これはどの世界にも言えることだが、その地球は僅かなズレが多く重なり、私たちの宇宙の地球と似たようなところが出てきている』

 

「過去に怪獣が現れて...それに続いて魔王獣も現れてたのか...じゃあ、その地球にも?」

 

『そうだ、過去にウルトラ戦士が訪れ魔王獣を封印した。その封印を破り、使役しようとしてるのが...』

 

「人類を滅ぼそうとする黒幕達というわけか...」

 

『そうだ。行けるか?』

 

「行けるもなにも、アンタが俺を呼んだなら行くしかないだろ。それに魔王獣が関わってるというなら尚更だ。アイツ等には因縁があるからな」

 

『...そうか。なら頼んだぞ』

 

「だがその地球までどうやって行くんだ?ゼロさんでもないと宇宙を超えることは簡単には...」

 

『その心配はいらない』

 

「なに?っと、なんだ!?」

 

 

男の足元が光り出し、身体を包み込もうとする

 

 

『向こうからお呼びがかかるようにしてある。キミが向かうのは彼らが初めて脅威と戦った場所だ。そこには彼らもいる。それと、必要な物は後から送っておく』

 

「必要な物!?リングもカードも俺の手元にあるぞ!?』

 

『もう時間がない。向こうについてしばらくしたら分かる。行ってらっしゃい』

 

「くっ、あぁ!行ってくる!」

 

 

光が身体を全て包み込むと、粒子となってその場から消える

 

 

『...頼んだぞ。彼らを護り、支えてやるんだ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...チッ、またアイツどこか行きやがったのか。しかもまた面倒なことになって...ホント、正義の味方ってめんどくせぇな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

—————————

 

 

『どうなってるんだ...!?そこにいる人...人?からは魔力が一切検出されない!英霊、サーヴァントじゃないぞ!!』

 

「じゃあ、この人は一体...!?」

 

「格好的に普通の人っぽいけど...」

 

 

あぁ...お呼びがかかるというのはそういうことか。しかし英霊、サーヴァントって言ったか?割り込んだ形になったのか...

 

 

「すまないな、俺はアンタらの言うサーヴァントってやつじゃない。けど、アンタらの力にはなれるはずだ。アンタらが置かれた状況は、少しは把握している」

 

「置かれた状況って...まさか、人類史の存亡について...!?なんで突然出てきたあなたが知ってるのよ!」

 

「俺も派遣された身でな。俺をここへ送ったやつから、ちょっと聞いたのさ」

 

 

ここにいるのは俺含めないで...4人か。あと声だけ聞こえるのが1人。初めて戦ったって言ってたから、ここから仲間が増え、そして誰かが消えていったのか...

 

 

「あの...あなたは一体...?」

 

 

見たところずいぶん若いじゃないか。仲間がいたとはいえ、こんな子達が人類の滅亡を防ぐために戦ったのか...

 

 

「あぁ、たしかにこんな状況だと名前も知らないと怖いか」

 

 

支えてやろう。その仲間と共に、彼らを最後まで

 

 

「俺の名はクレナイ・ガイ。遠い銀河からやってきた風来坊だ。これからよろしくな」

 




クレナイ・ガイ ★0
クラス:不明

銀河の彼方からやってきた風来坊
銀河の彼方、ということから宇宙人ということになるが...?

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