「・・・っつ!?ここは?」
アキラは目を覚まし周りを見渡したが先程の砂浜とは違う地形であることに気づいた。傍にあったはずの自分とルルーシュの無頼、そしてスザクの白兜がどこにも見当たらなかった。
(一体何が?)
通信機もなく今アキラの手元にあるのはショートショットガンとナイフだけであった。
(どこか見渡せる場所を)
アキラは今自分がどこにいるのか周りを見渡せる場所を探そうと森の中へと入っていった。
その頃アキラ達がいた式根島には行方不明になったユーフェミアの捜索を行っていた。
「神根島にいるというのかい?」
「おそらく、ハドロン砲の砲撃の直後奴らはあの島に転移させられたはず。」
「確かクロヴィスより以前にあそこの遺跡を調査していたみたいだね?」
「亡きクロヴィス前総督と同様我々もまだ分からぬことが多いのです。」
「しかし、何故ここから転移したと分かるのかな?」
「我々も同じ現象を目撃したことがあるからなのです。シュナイゼル・エル・ブリタニア。」
「ふふふ、やはり君を同行させてよかったよ。」
(やはりここは島か。式根島からそう離れてはなさそうだが)
アキラは島を見渡せる山の麓まで登った。海岸沿いに何かないか見たが変わったところはなかった。
(・・・紅月)
カレンがこちらへ走って来た直後航空艦から赤黒い光が発射され、また別の眩い光が自分達を覆った。
(無事なのだろうか?)
こうして自分が生きている。だとしたら彼女も無事なはず。
(元にいた場所に戻るか。)
ここが式根島ではないがここはまだ敵の圏内のはずだとすれば下手な行動はできない。
そう判断しアキラは砂浜まで戻ることにした。
照りつける太陽にアキラは熱さを感じ黒のパーカーを脱ぎTシャツ1枚の姿になった。途中、湧水を飲み喉の渇きを潤した。
もうすぐ最初にいた砂浜に戻る途中何か物音がした。
アキラは近くの木で身を隠した。よく聞くと何か掘っている音と誰かの声が聞こえた。
アキラはショットガンを持ち音の聞こえた所へゆっくりと近づいていった。
「ハァハァハァ」
「・・・大丈夫?」
「だ、大丈夫だ。このまま穴を掘れば・・ハァハァ。」
罠を作ろうと穴を掘ったルルーシュだが思うようにうまく掘れなかった。
「あの・・・私も何か」
一緒にいたユーフェミアは手伝おうと何か掘れる物を探そうとした。
「いや・・・君の手を煩わせることは・・・・!?」
茂みの中から音が聞こえた。
「え?動物?」
「っく。まだできてないのに。」
何か近づくのを見たルルーシュは銃を持ち待ち構えた。
「・・・」
何か茂みから出てきてルルーシュは銃を射とうとしたがその正体に手を止めた。。
「!?お前は、流崎!」
「ルルーシュ?」
アキラもルルーシュの姿に驚いた。
「お前もここにいたのか?」
アキラはルルーシュの隣にいた女性に目がいった。
「ユーフェミア副総督?」
「え・・っと、ルルーシュ彼は?」
「あ、あぁ彼は流崎 アキラ。俺の味方だ。流崎、彼女は俺の幼馴染だ。敵じゃない。」
「敵じゃない?だが副総督だぞ?」
「いいんだ。彼女は信頼できる。」
「・・・・わかった。」
アキラは銃をホルスターに収めた。
「ルルーシュ、紅月は?」
「いや、見ていない。この島にいるかどうか」
「そうか・・・ところでお前、ここで何をしていたんだ?」
「その・・・腹が減って、動物を捕まえる穴を掘ろうと」
「穴?」
アキラはその穴を見たがまだそんなに深く掘れていなかったがルルーシュはひどく疲れた様子だった。
「私、果物か何か探してきます。」
「待て」
アキラはユーフェミアの肩を掴んだ。
「俺も一緒に探す。俺はまだあんたを信用していない。味方に連絡する恐れがあるからな。」
「・・・・分かりました。ルルーシュは休んでください。」
2人は森の中へと入っていった。周りの木に果物らしき実がいくつか確認された。
「ダメだ。」
アキラはユーフェミアが実を手にした手を掴んだ。
「それはまだ食えない。腹壊すぞ。あれは大丈夫だ。」
ユーフェミアはアキラが指差した実を取った。
「詳しいのですね。」
「色々教えられたからな。」
「軍人ですか?」
「あぁ。」
「ルルーシュとはどこで・・・」
「あんたは適当に集めていてくれ。俺は別の物を探す。」
「あ、はい。」
どこか愛想がないなと思いながらユーフェミアは実を取ろうと手を伸ばした時、枝に蛇がぶら下がっていたのを気づいた。
「きゃあ!?」
後ろからアキラが手を伸ばし蛇の顔の部分を押さえた。アキラは蛇の柄、口を確認した。
「・・・こいつはいいな。」
アキラの手にはトカゲ数匹、蛇1匹が握られていた。
「そ、それをどうするつもりですか?」
「食べるんだ。」
「食べる!?」
ユーフェミアはトカゲや蛇を見て青ざめた。
「大丈夫だ。食べても害はない。」
「いや・・・そういうことではなくて。」
「副総督様はこういうものは食えないか。」
「うぅ・・!」
「持ってろ。まだいるはずだ。」
アキラは手に持っている蛇をユーフェミアに渡した。
「えっ?えぇ!!」
「すまない。流崎、ユー・・・うっ!?」
ルルーシュは戻ってきた2人を見ると果物の他にトカゲ、蛇数匹手に持っていた。
「な、なんだこれは?」
「食い物だ。」
「これが食い物なのか?」
ルルーシュは蛇、トカゲを指差した。
「心配ない。毒はない。」
「だが・・・見た目が・・・」
「はぁ、お前もか。悪いが魚が取れる道具はない。これで我慢しろ。」
アキラはトカゲと蛇を木の枝で差し始めた。
「変わった人ですね。」
「こんなもの本当に食えるのか?」
ルルーシュはトカゲを見たがとてもじゃないが食べられそうには見えなかった。
「ルルーシュは昔から苦手だったから。」
ユーフェミアは昔を思い出し笑った。
「あの流崎アキラさんとはどこで?」
「作戦中に偶然会ったんだ。それから傭兵として一緒に戦っている。」
「あなたの事は?」
「簡単だが説明した。」
「そう・・・ですか。」
しばらくしてアキラが串刺しにした蛇を火で焼いた。
「もういいだろう。食べろ。」
アキラは2人に差し出した。自分は串刺しにした蛇を食べた。
「どうした?食べないのか?」
「いや・・そうじゃないが。」
「焼けた蛇やトカゲを見るとちょっと食欲が・・・」
串で刺した蛇を食べているアキラの姿がとてもグロテスクに2人には見えた。
「何か食べなかったら明日持たないぞ。」
ユーフェミアは意を決して目を瞑りながらトカゲの尻尾の部分を口に運んだ。
「!・・・味は悪くは・・・ないですね。」
ルルーシュもユーフェミアを見て自分も口へ運んだ。
「うん・・・確かに。」
「俺達はいざという時は現地で食い物を手に入れるよう鍛えられた。」
「それも陽炎で教えられたことか」
「・・・あぁ。」
「陽炎?レッド・ショルダー!」
「知っているのかユフィ?」
「あ、はい。副総督の就任前に少しエリア11のことを調べて知ったのです。」
ユーフェミアは軍が記録した陽炎がこれまで行った目を背けるような残虐な行為を見たのだ。
(彼があのレッド・ショルダー)
アキラは立ち上がり海岸を歩きはじめた。
「流崎、どこに行くつもりだ?」
「少し周りを調べに行く。紅月がいるかもしれないしな。」
「あぁ~美味しかった。」
その頃カレンはスザクの捕虜となり一緒に食事をしていた。
「その姿が本当の君なんだね。」
スザクは普段、学園でのカレンとのギャップで苦笑いをした。
「悪い?どうせ私は名前負けのガサツで乱暴な猫かぶりだよ。」
「いや、学校にいるより、よっぽど生き生きして魅力的だよ。」
カレンはバツの悪そうな顔をした。
「カレン、騎士団を抜けるんだ。今ならまだ・・・捕まったテロリストの末路は悲惨だよ。」
「何それ、それが本音?お生憎ね。私はゼロの親衛隊隊長よ。ナイトメアであんたとも戦ったわ」
「あの紅いヤツ?」
「そうよ。刺し違えてでも、いつかあんたの白兜を仕留めてみせるわ。」
「ライもそうなのかい?」
「!?」
スザクの言葉にカレンの顔色は変わった。
「ライも君と一緒に黒の騎士団に?」
「なんでライの名前が?」
「あの時聞こえたんだ。紅月って叫んだ声が。」
「空耳じゃない?」
「近くにいた流崎って人がそうじゃないかい?」
「・・・・!?」
「やっぱり、そうなんだ。」
カレンの顔を見て自分の勘違いではないとわかった。
「流崎・・・・流崎アキラ。それが彼の本当の名前。」
「日本人だったのか。」
「私達が戦う前からアキラは日本開放戦線で戦っていたの。まだ12の時からだよ。」
「日本開放戦線に?まだ子供なのに!」
「ある作戦で味方から裏切られて偶然私達と会ったの。それから一緒に。」
「そうだったんだ。・・・・カレンなんで彼をアッシュフォード学園に?」
「・・・・なんだったかな・・・・最初は同情だったのかもしれない。」
カレンはアキラと初めて会ったことを思い出し少し笑みが溢れた。
「私は戦いながらでも学校を通ったり普通の生活もしてるけどアキラは違う。彼言ってたの。自分が物心ついた時から戦って、教わったのは人の殺し方だって。両親の顔を知らない。だからあんな風になってしまってなんか可哀想に見えて。」
スザクも初めてアキラと会った時のことを思い出した。
近寄りがたい雰囲気を出し、獣のような鋭い眼光。自分も軍人だが彼のような人間は見たことがなかった。
「会ってからそんな経ってないけど私、彼と一緒にいてわかるの。本当は優しい奴なんだって。ただ周りの状況が彼を変えてしまったの。だから私、同じ学園に通わせて会長やシャーリー、ルルーシュと一緒に生徒会の仕事をやらせたり、勉強させたりしたら本当の自分を取り戻せるんじゃないかって。でも相変わらず無愛想だけど。」
「そんなことないよ。今はライ、僕らと一緒に生徒会の手伝いをいつもしてくれるじゃないか。会長も喜んでいたよ。そんな嫌そうには見えなかった。 好きなんだ、彼のことが?」
「!?・・・どうなんだろう。よくわかんない。けど・・・」
スザクの言葉に困惑したがカレンは少し頬を染めながら答えた。
「アキラと一緒にいるとなんかもっと傍にいたいなって・・・・ってやっぱり好きなのかな私?」
カレンは苦笑いをした。
「って何であんたにこんな話してるの私!」
「ははは。」
カレンの慌てた姿を見てスザクは笑ったが真剣な表情に戻った。
「だったら尚更だよカレン。ライ、いや流崎と一緒に黒の騎士団を抜けて学園で静かに暮らすんだ。」
「何?あんたみたいにブリタニアの犬になって生きろって言うの。私は嫌だ。この間違った世界を変えてみせる!じゃないとじゃないと、そうじゃなきゃ兄さんが浮かばれない。・・・だから私は闘う。勝つためなら手段は選ばない!」
「カレン、僕は・・父を殺したんだ。」
「え?」
「父は自決したんじゃない。僕が殺したんだ。この手で。ゼロは僕の父と同じだ。世界は自分を中心に存在していると思っている。だから多くの血が流されることを承知で」
「だから今を受け入れろって?そんなのが平和なの?命より大事なモノってあるでしょ!」
「僕は知っているんだ。間違えたやり方で得た結果が何を残すか、その結果がライみたいな人間を生み出したんだ。」
「!!」
スザクの言葉がカレンの心を突き刺した。
「自分の浅はかな考えと行動でライみたいな子供まで戦わせることまでさせてしまった。そして彼の心に深い傷を負わせてしまった。」
スザクは自分の間違った行動で様々な人の運命を狂わせたのだと改めて感じた。
「諦めろとは言わない。けど君も戦い続けたらいずれライみたいになってしまう。」
「あんたに・・・あんたにアキラの何を知っているって言うの。間違っているとか正しいとか、誰が決められるっていうのよ。」
「カレン・・・・」
アキラがルルーシュの所へ戻った時は既にユーフェミアは眠っていた。
「いたかカレンは?」
「いや・・」
「さっき、軍の灯りらしきものが見えた。おそらく明日ここを捜索するだろう。」
「あぁ俺も見えた。」
アキラはユーフェミアの顔を見た。
「この女とどういう関係なんだ?」
「言ったろ、幼馴染だ。あの家では俺達の唯一の味方でもあった。」
「味方?」
「俺の母さんは庶民の出身で周りの貴族からよく思われていなかった。俺やナナリーも蔑まれていた。でもユフィや姉のコーネリアだけが俺達に優しく接してくれた。」
「そんな大事な奴とお前は戦っているのか。」
「彼女は別だ。俺が相手しているのは皇帝シャルル!母さんは俺が9歳の時何者かによって殺された。表ではテロの仕業と言ってるが嘘だ。母さんを目障りに思っている奴はたくさんいた。自分の母親が目の前で殺されるのを見たナナリーは目と足を・・・」
ルルーシュの話をアキラはただ黙って聞いていた。
「だがあの男はそんなナナリーと俺を日本へ送った。政治の道具として体のいい人質だ。俺達は日本国首相、柩木ゲンブの家に引き取られた。」
「そこで柩木と会ったんだな。」
「あぁ。そこで日本で俺達を監視していたのが井ノ本 寛司だ。」
「井ノ本?」
「そうだ。お前のいた陽炎の創設者だ。奴は俺達の生活をすべて監視していた。」
「そうだったのか。」
「監視されているとはいえスザクと過ごした日々は楽しかった。だがシャルルは俺達が日本にいるのを知っておきながら日本に宣戦布告し戦争に突入した。あの男は俺とナナリーの安住の地も奪ったんだ!」
ルルーシュは険しい表情になっていた。
「だから俺は決めたんだ。ナナリーが安心して生きていける優しい世界を作るために俺は今の世界を破壊すると!」
「それがお前の戦う理由か?」
「そうだ。例え卑怯者と罵られても俺は立ち止まるわけには行かない。でなければシャーリーや他の人犠牲が無駄になる。」
‐ルルーシュの戦う理由、この男も誰かのために戦っている。どんな犠牲を払っても果たせなければいけないものがある。奴の目には強い意志があらわれていた。
なら俺は何のために戦っている?『キミは人殺しが好きなんだよ。』死んだマオの言葉が脳裏に蘇った。
翌朝、ユーフェミアは目を覚ました。隣にはルルーシュが寝ておりもう1人いるはずのアキラの姿が見えなかった。少し散策しようとユーフェミアは海岸沿いを歩いた。
まだ陽が昇っておらず少し薄暗かった。
(スザクはどこに・・・)
しばらく歩いていると岩場で座っているアキラの姿がいた。上半身裸でいた。ユーフェミアは声をかけようとゆっくり近づいた。
「!?」
アキラは気配を感じ近くに置いていたショットガンを構えた。
「あっ!!」
「!・・・あんたか。」
アキラはショットガンを下ろした。
「ここで何を?」
ユーフェミアはアキラに近づき隣に魚数匹あるのがわかった。
「これあなたが獲ったのですか?」
「2日続けて蛇やトカゲはいやだろ。モリを作って獲ったんだ。」
「すごいですね。こんな朝早くからずっと?」
「その前に仲間を探していた。この島にいるはずだが。」
「紅月って人ですか?」
ユーフェミアは昨日アキラの話を思い出した。
「心配してるんですね。どんな方ですか?」
「・・・ただのお節介な女だ。俺を街へ連れ出したり、学校に行ったことがないと言えば勝手に入学させようとしたり、俺が行くところ勝手について来たり、女のクセにKMFを動かして戦って・・・」
アキラは自分がベラベラと喋っていることに気づきユーフェミアを見ると口をポカンと開けていた。
「ふふ、仲が良いのですね。」
ユーフェミアは笑ってしまった。
「言っただろ。お節介な奴だと。」
「好きなのですね。あなたのことが。」
「好き?」
「はい、あなたの事が好きだから何かしてあげたいと思っているのですよ。」
‐好き‐
聞き慣れないその言葉にアキラは不思議な感じがした。
「今まで、人を好きになったことがないのですか?」
「ずっと戦場で戦っていた。そんなこと考えたこともない。」
「では今は?あなたはどう思っているのですか?紅月さんに対して」
「・・・・よく分からない。ただ・・」
「ただ?」
「あいつと一緒にいると心が安らぐ。」
「安らぐ・・・・ふふふ。」
「何がおかしい?」
笑い出したユーフェミアを見てアキラはイラッとした。
「いえ、すみません。」
ユーフェミアは思った。レッド・ショルダーと呼ばれている陽炎にいたアキラを恐怖の対象として見ていた自分だったが今話すと実際は自分らとそんな変わらないと感じた。
「その人に対してそう思っているならあなたにとって特別な人じゃないですか?」
「・・・・」
アキラは初めてカレンと会った時から今までのことを思い出していた。不思議と悪い気持ちはなくどこか暖かみを感じた。
「あんたも・・・枢木の事をそう思っているから騎士にしたのか?」
「!・・・・そうかもしれませんね。大事な人がいると思うだけで人は生きていけますよ。」
「・・・あんたと話してると調子が狂うな。ナナリーもそうだが皇族の女はみんなそうなのか?」
「ナナリーが?ナナリーと何を話したのですか?」
「説教された。」
「まぁあ。ふふふ。」
気がづけば陽が昇り眩しい陽の光が差した。
「戻るか。ルルーシュも起きてるはずだ。」
「はい。」
シュナイゼルと高山は特派のロイドと共に神根島の遺跡の前にいた。
「思考エレベーターねぇ・・・考古学は得意じゃないんですがこんなことならセシル君も連れていけばよかった。」
「しかしロイド君、父もこの手のものには深く感心を持っていてね。バトレー。」
「はい、同様のモノが世界の数箇所で見つかっており、全て最近建造されたものではないということそしておそらく数百年前から存在していた物だと推測されています。」
「それと建造された目的も不明。ますます興味を持ったよ。」
「それでそんなオカルトのデータ解析にガウェインのドルイドシステムを使うんですか?まだ未調整の試作機を。」
隣には通常のKMFとはサイズが大きいKMFが立っていた。
「だからキミを呼んだんだよ。」
高山はじっと遺跡を見ていた。
(閣下はここ以外にも存在する似た遺跡の調査をしていた。閣下は何を調べていた?これが流崎と何か関係があるのか?)
食事を終えたルルーシュ達は昨晩見た灯りの確認をしようと行動を開始した。
「この辺りだと思うのだが。」
「ルルーシュ、彼女をどうするつもりだ?」
「まだ何とも言えないな。こちらは丸腰だ。もしかしたら人質として使うかもしれない。」
「・・・そうか。」
「ん?どうした?何か気に食わないのか?」
「いや・・・別に。」
「・・・そういうことだ。ユフィ、また敵同士に別れることになる。」
「ルルーシュ、もうこの時間も終わりなの?」
「仕方がないな。こんな頼りない騎士がお供じゃ食事もまともにすらね。もっともまたトカゲを食べたかったら別だけど。」
「ふふっ、そうですね。流崎さんありがとうございました。トカゲ意外と美味しかったですよ。」
「別にあんたから礼を言われるようなことはしていない。」
「いいんです。お礼が言いたいのです。お話楽しかったです。紅月さんのこと大事にして下さい。」
「・・・・・・」
「?2人で何を話したんだ?」
ルルーシュはアキラとユーフェミアの会話に頭を傾げた。
「ふふふっ、秘密です。」
「っつ!!誰か来る!」
アキラは2人を無理矢理、林の中へ入れた。
「あれはスザク、それと・・」
「紅月。」
「あれが紅月さん?」
「ユフィ、俺達に合わせてくれ。」
ルルーシュは仮面を被りユーフェミアの腕を掴みスザクの前に現れた。
「ユーフェミア様!?」
「動くな!彼女は私の捕虜だ。」
「ゼロ、それとアキラ?」
「ライ!やっぱりキミだったか。」
「枢木、大人しくしろ。」
「そうだ。人質交換だ。私の部下と交換だ。」
「ゼロ!お前は。」
「近づくな!・・・ふん、卑怯だと言うのかね。」
スザクがゼロに集中している隙にカレンは拘束を解き後ろからスザクを抑えた。
「スザク!おやめなさい!」
「黙ってろ、お人形の皇女が!!一人じゃ何もできないくせに。」
「なっ!かまいません、スザク。私のことなど気にせず闘いなさい。」
カレンの言葉にユーフェミアは腹が立った。
「流崎さん、あれが紅月さんなのですか?」
「ユーフェミア黙ってろ!」
「今なら!」
スザクはカレンの拘束を解いたスザクはユーフェミアの傍へ近づいた。
ゼロのほうもアキラ、カレンと3人が揃った。
「どうする?あいつは簡単には見逃してくれないと思うが。」
「・・・・」
お互い銃を構えて対峙したが突如地面が赤く光出した。
「「「なっ!?」」」
地面は割れ5人がいる地面だけが下へと下がっていった。
「な、何だ?」
突如空洞の天井崩れ落ち、遺跡の台座の上から大きな岩が落ちてきた。シュナイゼル達は遺跡から離れた。
岩の上には5人の人影が見えた。
「枢木少佐!?それと・・・ゼロ?」
「一体何が?」
「ゼロ、あそこにKMFが。」
「よし!あれを使わせてもらう。」
ゼロはKMFに乗り込み、カレンは兵士の銃を奪った。
ユーフェミアは兵士に保護された。
「アキラ何してるの!!」
「っ!!あ、あぁ。」
しばらく放心状態だったアキラはカレンの呼びかけで我に返りショットガンを撃った。
アキラは立派な服装をした男の隣にいた軍服を着た男に目がいった。
「あれは高山少佐!?」
「流崎・・・!!」
兵士はアキラを狙い発泡した。
「よせ!!ここで撃つな!」
「何を言ってる高山?」
「ここではダメだ!」
「??」
バトレーは高山の言ってる意味が分からなかった。
っがその時遺跡を中心に奇妙な光が走った。
「!?」
「え!?何?」
アキラとカレンは銃を止め周りの現象を見た。光はだんだんと大きくなり周りを包むようになっていった。
「!?」
光は爆発のように激しくひかり、周りが見えなくなった。
「うわぁぁぁぁ!!」
次にアキラの前にでた風景は砂浜だった。
「ここはさっきの場所とは違う。」
「ア、アキラここは?」
アキラの隣にはカレンがいた。近くにはゼロが乗っていたKMFもあった。
「ゼロ、無事ですか?」
「あ、あぁ。だがここは?」
「どうやらさっきの場所から移動したみたいだ。式根島と似たようなことが起こったみたいだ。」
「そ、そうか。」
「どうだそのKMFは?」
「大丈夫だ。ありがたいことに無人の上に起動もしていた。それにこれは空を移動できるみたいだ。」
「え?空飛べるのですか?」
「あぁ、とりあえずこれで島を脱出しよう。」
アキラとカレンはKMFの肩に乗り島を脱出した。
‐高山 昌克少佐。井ノ本の側近で陽炎の基地司令官。死んだと思っていたあの男が生きていた。何故あの島にいたのだ?‐
「ランスロットの整備はこれで終了っと。」
その頃セシルは式根島の基地でランスロットの整備を終えたところであった。
「あとはスザク君が戻ってくるのを・・・」
様子を見ようと外に出たが突如スザク達がセシル達の目の前の現れたのだった。
「うわぁ!」
スザクやロイド達は突然の事で受身も取れず倒れてしまった。
「ロイドさんにスザク君!?それにシュナイゼル殿下、ユーフェミア様?」
その他遺跡に配置されていたKMF数機も現れた。
「ここは?」
「我が君、お怪我は?」
「あ、あぁ大丈夫だ。皆は無事かい?」
「はい、ですがゼロ達がいません。」
「いない?」
「ユーフェミア様大丈夫ですか?」
スザクはユーフェミアのもとへ駆け寄った。
「はい、大丈夫です。一体何が?」
「私にもわかりません。突然何か光って・・・」
基地にいた兵士が銃を構えてスザクの周りを取り囲んだ。
「なっ!?」
「枢木スザク少佐、軍規違反の容疑で逮捕する!」
「!?」
スザクとユーフェミアは突然のことで驚愕した。
サンサ篇でキリコがフィアナに蛇らしき爬虫類を串刺しにして食べさせようとしたシーンを見て
「食い物がないからってもっと他になかったのかなぁww」っとツッコミを入れたのを思い出し使ってみました。
今話のラストはボトムズを知っている人は分かると思いますがあれを出してみました。