普通の高校生活を送るはずの僕がハーレム計画の一環で女子校に通うことになった!   作:南雲悠介

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14.「Lunch Break and Tomoka」

 午前中の授業も問題なく進む。

 先生に当てられても緊張することなくやれた。

 終わって自分の席に戻るまでの間、やはり女子達から視線集めてしまう。

 こればっかりはまだ慣れないや。

 僕は照れ臭くなってちょっと俯きかげんになって歩く。

 顔を上げると御崎さんと目があった。

 僕は彼女に自然な笑顔を向けたらなんか物凄い顔で睨まれた。

 僕が席に座ってもまだ何か気にしているようにこっちを見てくる。

 人から見られるのに慣れていない僕は気づいていないフリをして授業に集中した。

 

 お昼前に相倉さんからLIMEメッセージが届く。

『近いうちにまた一緒にお昼ご飯を食べようね』という内容だった。

 僕はすぐに返事をしてスマホをカバン中にしまい込んだ。

 今日は一人でご飯を食べることにしよう。

 財布の中から小銭を数枚取り出してそのままポケットへ——この時間だと学食は混んでいるだろうしどこか落ち着いて食べれる場所があればいいんだけど。

 なんてあれこれ悩んでいるうちに時間は過ぎていく、お昼ご飯を食べる事を飽きられかけていた時、「ちょっといい?」隣の御崎さんに声をかけれた。僕は彼女の方へ顔を向ける。

 

「御崎さん。どうしたの? 僕、これからお昼食べようと思ってたんだけど」

 僕がそう言うと御崎さんはキョロキョロと辺りを見渡した。

「今日は一人で食べるんだ」

「うん。そのつもりだよ」

 彼女の視線は廊下の方へと向けられている。

「あの子、来ないんだ?」

「もしかして相倉さんの事かな? 今日は行けないってさっきLIMEにメッセージが来たんだ」

「ふーん」

 御崎さんの方こそ今日も一人でご飯を食べるのかな? 

 僕が転入してから彼女が誰かとお昼休みを過ごしているところを見た事がない。

 まあ、単に僕が知らないだけかもしれないけれど。

「今日は教室で食べようと思ってるんだけどまだ何も用意していないんだ」

 僕は手ぶらな事をアピールする。

 これから何か買いに行こうとしてたところで御崎さんに話しかけられたからね。

 何か用があって僕に声を掛けてきたんだろうから彼女が口に出すまで待つことにしたら。

「良かったらこれ食べて」

 数分間悩んだ御崎さんはカバンの中から紙袋を取り出して僕に押しつけた。

 中には菓子パンがいくつか詰められていて甘い香りが漂ってきた。

「本当にいいの?」

「別にいいわよ。それくらい」

 紙袋を受け取って自分の席に座る。

 パンはメロンパン、クロワッサンにデニッシュ、クリームパンが二個ずつ入ってる。

 サイズが小さいから一人でも食べる分にはちょっと物足りない感じもするけど…………

 せっかく御崎さんに貰ったんだから贅沢は言ってられない。

「ああ、そうだ」

 僕は良いことを思いついて自分の机を御崎さんの机にくっつけた。

「ちょっと! 何してるのよ」

「いいじゃない。こうやって机をくっつけて一緒に食べようよ!」

 前はクラスの子達に誘われて初めて体験したけど今日は自分からやってみよう。

「もう! 強引じゃん」

 なんて文句は言うけど嫌じゃないみたいだ。

 本当に嫌ならもっと拒絶するだろうし。

 教室の一角でお互いに机をくっつけて向き合う形で食事を取る。

 ちょっと他の子達からの視線が気になるけど、まあいいか。

 なんだか照れくさいけどこういうのも悪くない気がする。

 恥ずかしそうにする御崎さん様子を見ながら僕はささやかな昼休みを過ごした。

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