普通の高校生活を送るはずの僕がハーレム計画の一環で女子校に通うことになった!   作:南雲悠介

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21.「天才プログラマー?藤森玲」

 〈私はどうやら世間では天才なんて呼ばれているようだ〉

 そんなふうに思われる謂れはないんだけどなぁ、全く世の中っていうのは本当にままならないものだ。

 理事長から学園のセキュリティ管理を任されてはいるけどここ最近寝不足気味なのはよくない……。

 カフェインを常に摂取しているせいか私は徹夜を続けても体が不調に陥るなんて事は無かった。

 人間慣れたら何でもできてしまうと改めて思うよ? 

 一日中PCのモニターと睨めっこしてるのが私の仕事、この仕事をやっていれば誰からも文句は言われないし、学園側もあまり干渉して来ない。

 食事は専らサプリメントと携帯食で済ませている、手軽に取れるのはありがたいし、作業をしながらの食事は時間を効率的に使えてるんじゃないかな? 

 さて、ここ最近は入学式やら学園の行事で忙しかった。

 もちろん一年の私も本来ならば入学式に参加しなければならないのだけれど理事長に頼んで参加しなくてもいいようにしてもらった。

 長ったらしい挨拶や長時間多くの人といなければならない空間は私にとっては苦痛なんだ。

 ここで一人で過ごしている方がよっぽど健全的だ。

 

 恋麗女子学園に入学してからの最初の仕事はとあるプロジェクトを成功させる為に力を尽くす事だ。

 そのプロジェクトっていうのはハーレム・プロジェクト(正式名称自然繁殖推奨プロジェクト)

 様々な計画を立案し、それなりの権力を持っていると噂されている小鳥遊美鈴女史が最高責任者として遂行される一大プロジェクト。

 その一因を私は担っている、正直そんな大それた計画に関わっている自覚はないんだけどね、自分に与えられた責務は果たさないといけないと思う。

 プロジェクトに関する情報は理事長から貰った資料がある、だけど私は紙の資料っていうのはイマイチ好きじゃないんだ。

 データ化した方が場所も取らないしいつだって確認することができる。

 学園内の機密に関する情報の持ち出しは禁止されているし契約書を書いた時に散々説明を受けた。

 ま、はなから持ち出す気なんて更々無いんだけどね。

 私の力が必要とされているのだから精一杯やる抜くつもりさ。

 今のところ順調に進んでいる〈ハーレム・プロジェクト〉私はその中心人物に俄然興味が湧いていた。

 

【小鳥遊勇人】

 小鳥遊美鈴女史の一人息子で女子校である恋麗女子学園に通う唯一の男子生徒。

 苦手な紙の資料に目を通して彼の情報を頭に入れていく。

 だけど、載っているのはほんの僅かなもので本当に必要な情報を得ることはできない。

 私は、彼に接触する事は別に禁止されていないから頃合いを見計らって一度会ってみようかと思っている。

 

「眠い……」

 まだやらないといけない仕事が残っている、私はシャワーを浴びる為に一旦立ち上がって下着を持って脱衣所へ。

 たまには湯船にお湯を張ってゆっくりと浸かって疲れを取るのも悪くない気がする。

 給湯器に電源を入れて湯張りスイッチを押す、一人で使うには十分な広さのある入浴場。

 湯張りが終わるまで下着姿でモニターの前に座る。

 なんともまあ、だらし無いかっこうだとは思うけれどこの部屋に出入りする人間は少ないから見られて困るものなんてない。

 一日中パソコンを使っていると部屋の中が暑くなる……。冷房も完備されているからそこは問題ないんだけどね。

 明日は久しぶりに校舎に顔を出してみようかな。私と同い年の子たちが学んでいる学び舎に。

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